2022年05月
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●2022年05月30日(月)
☆今日のワンコ☆

Tpのモカちゃんです。2か月目の男の子で体重は2.5sです。ワクチン接種で来院しました。カメラに興味津々ですね。

●2022年05月28日(土)
☆最近の天☆

ボール投げが大好きな天、うまく投げてやると、スパッと口でキャッチするので、ひょっとしたらフリスビー取れるかもとやってみたら、これも、私がちゃんと投げれたら、うまくキャッチできるようになりました。

フリスビーはソフトタイプですから、咬んでも割れることはありません。先代のPもフリスビーで遊んでましたが、咬んだり、足で踏みつけたりするので、すぐに割れて使い物にならなくなってました。

回転をかけて、滞空時間を長くして、まっすぐに投げるのですが、風の影響をうけるので、これがなかなか難しい・・、でも上手く投げられると、私が投げるとほぼ同時にダッシュして、目で盤を追いながら、フリスビーが失速する直前に空中でキャッチ!、ソフトタイプなのであまり遠くまで飛ばないので丁度いいみたいです。夜の公園でやってますが、公園を散歩してる人から「おぉ、カッコいい」なんていわれると、飼い主としてすこし鼻の下が伸びてます。

昨夜は、鉄棒で懸垂してるひとがいるのを気づかずにそっちに投げてしまい、黒い犬が、ダッシュで近づいてきたので、驚かせてしまいました。長い手製のリードを付けているので、なんとか手繰り寄せることができました。

前任のPはすぐに飽きてしまってましたが、天は延々と取ってきます。同じラブラドルでも、性格が違って面白いですね。

●2022年05月24日(火)

☆土曜日のワンコ☆

土曜日にフィラリアの予防で来院した10歳のワンコです。一昨年までは予防薬を飲ませていたそうですが、昨年は飲ませていませんでしたから、検査をしました。

当院の近隣では、フィラリアに感染してる犬はほとんどいない状態です。屋外で飼われていて、予防してない子も検査をすると陰性のことが多いのです。だからと言って、予防しなくていいということではなく、万一感染したら、治療する決定打はないので、やはり、愛犬のことを思う方は、予防薬を飲ませています。

「予防薬は昨年一回空いただけで、一昨年までは飲ませていたそうだから、多分大丈夫じゃないかな?」なんて思いながら、検査結果を見ると、弱陽性で、血中にはフィラリアの子虫の、ミクロフィラリアが出ていました。今回は、同じ八幡東区からの来院ですが、当院からは少し離れた地区です。まだ、場所によっては、汚染されている地域もあるんですね。

ワンコにはフィラリア症の症状は出ていませんから、これから予防をしていけば、来年か、再来年には、陰転していることでしょう。予防薬は成虫にも少しずつダメージを与えますから、通年を通して与えると、1〜2年で、虫は心臓からいなくなります。今年、検査を受けて良かったですね。

●2022年05月21日(土)

☆今日のワンコ☆

10歳の中型犬がフィラリアの予防で来院してきました。初診の方です。フィラリア予防薬を処方して欲しいということです。お話をお伺いすると、毎年予防していましたが、昨年だけ飲ませていないそうです。

初診の方ですし、昨年の予防してないので、事前に、フィラリアの感染の有無を調べることにしました。寄生してるのに、気づかずに予防薬と与えると、犬の具合が悪くなるのです。私が大学生の頃ですが、ボスといいう秋田犬の雑種を実家で飼っていました。今みたいに、月に一回飲ませる予防薬がまだない頃でしたから、外で飼われている(当時はまだ犬は外で鎖につながれて飼われていました)ほとんどの犬にフィラリアが寄生していました。

夏に帰省したときに、知り合いの獣医さんから、「アメリカで月一回の投薬でフィラリアの予防が出来る良い薬がでて、手に入れたから、一錠飲ましておきなさい」といただいて、喜んで飲ませたところ、犬がフラフラになってショック状態になりました。2日ほど、酷い状態になりました。今思うと、フィラリア陽性犬に予防薬を飲ませたので、こんなことになったんですね。フィラリア陽性犬の血中には、ミクロフィラリアという、小さなフィラリアの子虫がいますが、予防薬を飲ませると、この子虫が一気に死滅して、その時に子虫から毒素がでるので、犬の具合が悪くなるのだそうです。


●2022年05月18日(水)


昨日は8歳の小型犬の抜歯、今日は10歳の猫の抜歯でした。

ワンコの方は、先日のワクチン接種の時に口臭の相談を受けてました。歯石の付着による歯周炎だろうということで、麻酔下の処置を勧めていました。口の中は痛みなのか、よく見せてくれませんでした。

ワンコを眠らせてから、口の中をよく見ると、かなり歯周炎が進んでいて、歯には歯石がついて、歯茎が下がって、歯が浮いていましたから、エレベーターという器具を使って、歯を脱臼させながら、ドンドンぬいていきました。根っこが3本ある臼歯は、ドリルでカットしてから抜きました。処置が終わってから、抜いた歯を数えると20数本ありましたから、半分以上抜いたことになりますね。

抜歯をすることは、術前に飼い主の方に承諾をとりますが、皆さん「抜歯の後、歯がなくなるけど、食事は普通にとれますか?」と心配されますが、元々の歯が歯周炎でグラついているので、歯としては使えていませんから、食事は処置前と同じように食べれます。むしろ、痛みから解放されるから、調子よくなりますし、口臭は激減しますから、飼い主も喜んでくれます。

猫の方は、口が痛くて食べれないということで来院してきてる子です。昨年も2回ほど、麻酔下で抜歯をしました。抜歯後は調子よくなるのですが、しばらくすると痛みが出だします。この子も口の中をよく見せてくれませんでしたから、眠らせてから見ることにしました。

昨年、2回抜歯しましたから犬歯を除けば残りの歯は4本しかありません。歯周炎はあまり進行してませんでしたが、「口が痛くて、食べるのを途中でやめてしまう」という症状があるので、残りの歯を抜くことにしました。猫の口内炎の治療に、全臼歯抜歯という方法があります。すべての臼歯を抜いてしまうことで、口内炎を治そうという治療方法です。今回はこの効果を期待することにしました。歯周炎があまり進んでいない歯を抜くのは、なかなか大変でしたが、1時間半ほどで処置を終えました。今回の処置で、痛みから解放されると良いですね。

●2022年05月16日(月)
☆今日のワンコ☆

GLのみかんちゃんです。生後1年目の女の子で体重は35kgもあります。狂犬病のワクチン接種と登録で来院しました。

●2022年05月13日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は3歳の大型犬にマイクロチップを入れました。入れるといっても、少し太めの注射針で注射を打つ感じです。打った後は、専用の読み取り機でちゃんと入ったか確認します。

今日のワンコはラブラドルですが、山に放すことがあるので、マイクロチップを入れておこうということです。

6月からは、ブリーダーさんや、ペットショップが取り扱う犬や猫には、マイクロチップの装着が義務づけられます。ペットショップから来た子には、マイクロチップ装着証明書がついてきますから、飼い主になった方は、専用のサイトから、所有者の変更手続きをしないといけません。

すでに飼っている子への装着は、義務ではありませんが、努力事項になってます。まあ、「出来るだけ入れてね」みたいな感じですね。費用は病院によっていくらか差がありますが、当院では5000円(消費税別)で入れてます。当院の犬や猫たちも、リビングから一歩も出ないヨーキーのハッチを除いて、みんな装着してます。

●2022年05月11日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は1歳のオスのLLの去勢手術でした。実はこのワンコ、当院の天の兄弟犬です。昨日、写真に載せましたが、生後1か月位の時に、ブリーダーさんの所に子犬を見に行った時、ぞろぞろと(多分7〜8頭いたんじゃないかな?)出てきた中に居たはずです。

やはり兄弟犬は似てますね。体臭や毛並みのさわり具合や、表情もそっくりでした。でも、顔つきはオスだけあって、ガッチリした感じでした。当院の入院室は2階にあります。退院のために、入り口を開けてやると、始めは少し警戒して、自分から出てきませんでしたけど、首輪を持って引っ張ってやると、トコトコとお階段を下りてきてくれました。夕方お迎えに来た飼い主の方と、歩いて帰宅していきました。

●2022年05月10日(火)
☆天の誕生日☆

今日は天の1歳の誕生日です。昨年の2月に先代のLLのPが15歳6か月で亡くなったて、しばらくは「ペットロス」状態になっていました。当院には、雑種のポチ10歳とヨーキーのハッチ12歳が居ますが、海で遊ぶ犬が欲しいなぁ、でも、次に、子犬をむかえいれて、15年生きたら、私は80歳越え・・、ちょっと、LLは無理かなぁ〜、なんて思ってたんですが、知り合いのブリーダーさんと一杯やってたら、ついその気になって、「LLの子犬が産まれたら、知らせてね!」と言っちまって、昨年の7月に、天が生後50日位でやってきました。

同じ犬種でも、Pと天は大違いで、盲導犬候補だったPはおっとりしてて甘えん坊、体形もポテッとしてましたが、天はアスリート系で疲れ知らず、始めは院内で飼おうと思ってましたが、一晩入れておくと、室内を破壊されるので、早々に室内飼いはあきらめました。

ボール投げが大好きなので、ためしにフリスビーを投げてやると、私が上手に投げれたら、ダッシュ、ジャンプでキャッチします。Pもボール投げが好きでしたけど、天は、飽きずに延々とエンドレスで取ってきます。両犬を比べると、天は一世代前の使役犬のような感じです。

私も元気でいなくっちゃですね。写真は、生後1か月目位の時の天です。ここまで活発で、ヤンチャになるとは思いませんでしたよ、

●2022年05月09日(月)

☆今日のワンコ☆

GWも昨日で終わり、通常の日々がもどってきました。当院はカレンダー通りなので、6.7日は診療してました。

6日は、10歳のオスのワンコの肛門周囲線腫の手術でした。去勢手術を受けていないワンコが中高年になると、肛門の近くに腫瘍ができることがあります。大きくなると、直径が数センチになることもあり、表面が破れて、ジクジクと出血して、飼い主の方は、愛犬が痔になったと来院してくることがあります。

手術で腫瘍を切除して、再発防止のために去勢手術も同時に行います。今回のワンコの腫瘍はまだ小さかった(良く気づいたなぁ〜、というレベルでした)ので、電気メスでチョイと切って、一針縫合して終了でした。

少し怖がりの子だったので、強めの鎮静薬を使いましたが、覚醒に時間がかかり、お迎えを1時間ほど遅らせましたが、まだ、ぼ〜とした状態で帰っていきました。一晩寝たら、明日にはすっかり覚めていることでしょう。



●2022年05月06日(金)
☆眠の誕生日☆

4年前の5月7日、雨の中を作業着を着たおじさんが小さな段ボールを小脇にかかえて、来院してきました。「現場にこれが居て・・」と、段ボールを開くと、まだへその緒が付いた、ビショビショに濡れた新生猫が入ってました。体は冷え切ってました。体長は8センチ位、体重は100gでした。

とりあえずお預かりして、体を拭いて、タオルでくるんで、ペットボトルで作った湯たんぽを入れて、保育器にいれておきました。鳴く力はありません。やっと呼吸してる状態でした。「多分、無理だろうなぁ〜、明日の朝までこのままにしておいて、亡くなってたら、庭にうめてやるかな?でも、ポチとPがいるから、深く掘らないと掘り出すとこまるな」なんて思いながら、一晩経って、恐る恐るタオルを開くと、まだ呼吸してました。少しゴソゴソしてるから、昨日よりは良いみたいです。

それからせっせと、一日のミルクの量を決めて、数時間おきに注射器を使って与えました。一回に飲める量は少ないので、何回にも分けてあたえました。1週間をすぎたころから、一度に飲める量も増えて、2週間目くらいからは、注射器のポンプを押さなくても、自力で吸えるようになり、1か月過ぎて、離乳できました。

工事のおじさんが連れてきたのが、生後1日だと思うから、今日は眠の誕生日です。今では、マイペースですが、親代わりの私について回ってます。人に対して不信感がないので、誰にでもスリスリして懐きます。ポチと天には毅然として立ち向かいます。

●2022年05月02日(月)

☆今日のニャンコ☆

「午前中まではどうもなかったんですが、午後、帰ってきたら顔が腫れてしまって、違う猫かと思いました」ということで、1歳の外に出るオス猫が来院しました。確かに、顔が腫れています。鼻の周りに外傷もあるので、始めは、ケンカによる腫れかとも思いましたが、外傷の腫れは咬まれた部分だけですが、今日のニャンコは顔全体が腫れています。何かのアレルギーかとも思いましたが、この顔、どっかでみたことあります。

犬の、マムシによる咬傷がこんな感じになります。咬まれたワンコの飼い主も、「違う犬かと思った」と言ってたのを思い出しました。猫のいる場所にはヘビもいるそうです。「ひょっとしたら、マムシかも?」と話して、マムシに咬まれた、犬の写真を探して、持って降りると、一緒にきてた、飼い主の子供さんが、「センセイ、これそそっくりです」とスマホの写真を見せてくれました。スマホの画面には、来院した猫と同じ顔した猫がいました。便利な時代になったものです。

抗生物質を投与して、ステロイド剤を処方しました。犬や猫は、マムシに咬まれても、人ほど酷いことにはならないようです。抗血清など使わないでも治りますが、舌などを咬まれると、呼吸困難で致命傷になることもありますし、ショック状態になると危険です。ほとんど顔をやられますから、顔をマムシに近づけて、やられるんでしょうね。お大事に。


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