●2021年12月24日(金)
☆今日のワンコ☆ 当院では、患者さんが来院すると、スタッフが診察室にご案内して、来院の用件をおたずねします。私が降りてくると、カルテに「ワクチン」とか「下痢」とか書いたメモが貼ってあるので、それを元に診察を始めます。 夕方小型犬が来院してきました。カルテには「同居犬とぶつかって目をケガ」と書いてありました。「検査して、目に傷が入ってたら抗生物質を処方しようかな?」なんて考えながら、小型犬の目を見ると、「あらま、目が飛び出している!」 ぶつかった拍子に、その衝撃で目が脱臼して戻らなくなっていました。かなり凄い顔貌になってますから、飼い主の方は慌てて連れてきたようです。 麻酔をかけてから、飛び出して乾燥してる眼球に、軟膏の目薬をつけて、滑りやすくして、ゆっくり押してやると、スポンと戻りましたから、再脱臼しないように、上まぶたと下まぶたを縫合しました。縫合は3〜4日後に取る予定です。 早い来院だったので、比較的簡単に戻せましたが、時間が経過すると、眼球のダメージも進むので、最悪の場合、眼球摘出なんてことにもなりかねませんでした。 しかし、どんなぶつかり方したら、目が飛び出しちゃうんでしょう、過去に、同居犬から咬まれて飛び出した子は見たことあるんですけどねぇ〜。
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