2021年08月
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●2021年08月30日(月)
☆天と眠☆

天はポチと一緒にほとんど外で生活してますが、時々、事務室に連れてきます。ポチは天がつきまとうと、嫌がって、ギャンと威嚇して、時には押さえつけたりしますが、天は、その時はキャンなんていってるけど、ほとんどめげてなくて、また、ポチにちょっかいを出して、ポチはトボトボと去っていきます。「もう、相手にできないや」ってな感じです。

事務室には猫の眠がいます。天が追いかけると、すっ飛んで逃げていきますが、最後には、眼光鋭くにらみつけて、猫パンチを出します。爪は出してないので、天を傷つけることはありませんが、その迫力には、天も一目置いてるようで、それ以上ちょっかいは出しません。

眠が上から目線で天をにらみつけてます。写真から、眠の気合が伝わるかな?体格は倍くらい違うけど、この力関係は継続しそうです。

●2021年08月28日(土)
☆初海散歩☆

休診日だった木曜日、曇り空で気温もそれほど高くなかったので、天を初めて福間海岸に連れて行きました。10mのリードを付けて、海岸を散歩します。人気もそれほど多くなくて、散歩日和でした。ある訓練士の方が「愛犬家と同じだけ、犬が嫌いな人も居るから、人の多いところに連れて行くときは、そのことを忘れないように!」と言ってました。確かに、自分も含めて周りの人たちはみんな動物好きですが、友人の中には、嫌いな人も居ますからね。

呼ぶと戻ってくるし、私からあまり離れないのですが、一応安全のために今日も10mのリードを付けています。散歩中、何かに夢中になって探索を始めると私から注意がそれるので、いじわるをして、走って逃げてやると、すぐに気づいて、走って追っかけてきます。

レトリバーの本能なのか、水鳥を見つけると、ダッシュして追いかけますが、海上に逃げられて、残念そうに見送ってます。私が海にはいると付いてきて、足が付かない深みにはまると、真剣な表情で泳いでます。彼女の初泳ぎです。

私が海で遊んでる時は、海岸に置いたゲージの中で大人しく待ってました。3時間ほど海ですごし、1時間かけて帰宅しました。夕食を食べたら、さすがに疲れたのか、爆睡してました。活動的な犬と海で遊ぶのは楽しいですね。若さを少し分けてもらった気がします。

●2021年08月27日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は8歳の中型犬の歯茎にできた腫瘍を取りました。2年くらい前から小さな腫瘤があるのが分かってましたが、少しずつ大きくなって、小指の頭大になったので、手術で切り取ることにしました。

口の中の腫瘍は悪性のものが多いのですが、今日のワンコの腫瘤は、丸くてコロンとしていて、歯茎との付着部位も小さかったので、良性腫瘍でしょう。麻酔をかけて眠らせてから、電気メスで、チョコンと切って止血しておしまいです。折角麻酔をかけたから、歯石の取って、歯をきれいにしておきました。

すべての処置は30分ほどで終わり、夕方、ワンコは何事もなかったような顔で帰っていきました。

●2021年08月25日(水)
☆今日のワンコ☆

今日は、生後7か月の小型犬の不妊手術でした。まだ初回発情は来てませんから、手術には丁度いい時期ですね。この時期の手術は、手術がやり易いのです。まだ、お腹の中には脂肪もあまりなくて、子宮をや卵巣が見やすいし、じん帯も緊張してないので、子宮を引き出しやすいのです。

生後2年くらいになると、体もしっかり出来上がって、腹筋も強くなり、お腹の中にはそこそこに脂肪がついているので、手術がやりにくくなります。大型犬だと、ちょっと私一人と助手一人でやるのは、難しいかもしれません。

メスのグレートデンは、生後4か月位で手術しました。4か月というとまだ子供で、体重は10数キロだったと思います。お腹を開けると、すぐに子宮が見つかって、まだ小さくて細くて、猫の不妊手術みたいな感じでできました。当然、傷も小さくてすみました。

このワンコ、今は体重が50kgを超えています。早くやってて良かったです。体重50kgの不妊手術なんてできる病院は限られているでしょう。

当院の天も来月で4か月になります。今の体重は10kg位かな?この子も早々に手術することになるでしょうね。歯が乳歯から永久歯に変わるころをめどにしてます。

●2021年08月24日(火)
☆天のお散歩☆

今日の午後はネコの不妊手術が手術がキャンセルになって、時間が空いたので、天と散歩に出ました。いつもの散歩は長さが1m位のリードですが、今日は、特製の10m位のリードです。リードといっても、ホームセンターで買ってきたロープです。いつもはアッチコッチ引っ張りながら散歩する天を、フリーにしたらどうなるかという実験散歩です。

人気のない広い場所で、フリーにします。とは言っても、ノーリードではなくて、長さが10m位のリードはつけてます。これだけの長さがあると、いきなり走り出しても確保できますからね。

フリーになって天は、どっかに行っちゃうかな?と思いましたが、案外と私の傍をはなれません。少し離れて先に行くと、私を待ってから、また散歩を始めます。私が逃げると追っかけてきます。

10m位離れても呼んだら来るので、その時は、ご褒美におやつをあげます。呼ばれていったら→オヤツをすりこんで、何かに夢中になった時でも、呼んだら帰ってくるようにしつけます。

次のハードルは、人が居る場所で同じことができるようになるかどうかです。いつもの散歩のときには、人とすれ違うと、その人に付いていきそうになります。これは、人が居る広い場所でやらないと出来ないので、少し涼しくなったら、10mのリードとオヤツドを持って、福間海岸に行くことになりますね。

●2021年08月21日(土)

☆今日のワンコ☆

12歳のメスの小型犬の乳腺腫瘍の切除手術でした。1年ほど前のワクチン接種時におなかに2個の腫瘍があるのが分かってましたが、それが人の親指大位に大きくなったので、手術することにしました。

「手術した方が良いですか?」とよく尋ねられます。飼い主としても、「しないで済むならばしない方が良いな」と思うでしょうから、その気持ちは良くわかりますが、このままにしておいて、15〜6歳になって、子供の握りこぶし程になって、「ちょっと可哀そうだから、切除してください」と言われても、麻酔のリスクが出てきて、「ちょっと、難しいですね」ってなった時に、「あの時、センセイ少し様子を見ましょう」って言ったじゃないの・・。となると、困るので、腫瘍が1センチ程度になったら手術をお勧めしています。

乳腺腫瘍は、良性のものが多いのですが、やはり大きくなると困りますからね。乳腺腫瘍は1歳くらいまでに不妊手術を受けている雌犬には見られませんから、ホルモン依存性の腫瘍です。腫瘍を摘出するときに、同時に卵巣と子宮も取ると、再発や、他の乳腺に腫瘍ができるのを予防できると報告されてます。

当院では、10歳以下の子で乳腺腫瘍の手術をする時は、不妊手術も同時お勧めしていますが、今日のワンコは12歳でししたから、腫瘍だけ取り除きました。ワンコは当院で一泊して、今日の午前中に帰りました。

●2021年08月18日(水)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのラッキーちゃんです。体重は4.5sです。狂犬病のワクチン接種で来院しました。14歳です..

●2021年08月17日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は生後半年の小型犬の去勢手術でした。オスの去勢には丁度いい時期です。まだ、足を上げてオシッコはしないので、この時期に手術をするとマーキングの予防にもなります。当院のポチは、すでに足を上げてオシッコをし始めた時の手術でしたから、去勢してもマーキングはおさまりませんでした。

今日のワンコは臍ヘルニアがあったので、去勢と同時にヘルニアの整復も行いました。お腹を少し切って、穴を見つけ出して、そこから出ている脂肪をお腹の中に戻して、穴を縫合して塞いで終了です。

多分、今日のワンコにとっては、生涯最大のイベントですね、夕方、お迎えに来た飼い主の方とお家に帰りました。次の来院は今週末に傷の様子を見ます。

●2021年08月16日(月)

☆今日の診察室☆

お盆の連休明けで、少し忙しい一日でした。幸いに、容態の悪い子の来院はなかったのですが、連休前に保護された猫が2頭、みんな元気で育っていました。寄生虫の駆除や耳ダニの治療での来院でした。

皮膚病や外耳炎の治療で定期的に来院してる方、心臓のお薬を取りに見えた方、フィラリアの予防やワクチン接種などでした・以前は「病院が開くのを待ってました」なんて方もいましたが、今は日祭日も診察している病院や夜間病院があるので、そんなことも少なくなりましたね。ペットを飼ってる方にとっても、良いことですね。


●2021年08月11日(水)

☆今日のニャンコ☆

最近、保護された子猫の来院が続いています。家の前に横たわっていた子猫は脱水が酷くて衰弱してたので、点滴治療と強制給餌のために3日ほど入院して、自力で食べられるようになったので退院し、保護した方が飼ってくれてます。退院3日後に虫下しの投薬のために来院した子猫は、まだ少し痩せ気味でしたけど、すっかり元気になって、体重も増えていました。

いつも思うんですけど、この子猫にも兄弟猫がいたと思いますが、弱っていたので保護されて、優しい動物好きな方に飼ってもらって、家猫として将来安泰・・、他の子は、元気だったばかりに、これからも過酷な野良猫生活・・、当院の眠も、仮死状態で生後すぐに当院に連れて来られて、ミルクで育てられて、今では、極楽生活・・。これ正に「災い転じて福となす」ですね。

当院は明日から15日まで休診です。御用のある方は、留守電にメッセージを入れておいてください。夜間は、北九州夜間救急病院をご利用ください。

●2021年08月10日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳のワンコの抜歯と歯石の処置でした。

今年の初めに歯石を取る処置をして、歯が綺麗になったので、これからは、歯石が付かないように、歯のお手入れをしていただくことをお願いしていました。最近、痛がって、歯を拭かせてくれなくなったということで、口の中を診ると、歯周炎が進んで、歯茎から出血しているみたいでした。痛いせいか、良く見せてくれませんでした。

麻酔をかけて精査すると、歯周炎が進んでグラついている歯が何本ありましたから、抜きにくい歯はカッターでカットして、抜歯しました。体重が10kgのワンコだったので、歯が大きくて、カットしないと、とても抜歯できませんでした。

カットするに直径1.5センチくらいの、丸鋸みたいな道具を使いますが、近くには、歯茎や舌がありますから、かなり神経を使います。カットしたり、歯肉を縫合するときは、照明付きの拡大鏡が大活躍しています。

●2021年08月07日(土)

☆今日のニャンコ☆

「暑いから毛をカットしてあげたんですけど、お尻の横をケガしてます、間違って、切っちゃったのかも?」と11歳のニャンコが来院しました。診てみると肛門の横が1センチほど切れて、赤みが出ています。これは、間違って切っちゃったんじゃなくて、肛門の横に左右対称にある「肛門腺」という袋が化膿して、破れちゃったんです。

肛門腺は、袋状になっていて、肛門の近くに細い管が開口していて、液体を分泌してますが、何だかの原因で、肛門腺の管が詰まって、液体が出にくくなると、化膿して、おできの様に赤くなって、最後には、皮膚が破れて、ケガしたみたいになります。肛門腺は犬にもありますけど、ここが破綻するのは、猫の方が多い感じです。

破れた部位を消毒して、化膿止めの注射を打ちますが、この注射2週間ほど効果が持続するので、ほとんど、この注射一本で治ります。

私が開業した当時は、まだこんな都合の良い薬はなかったので、麻酔をかけて縫合してましたが、薬が飲めなかったりして、感染がコントロールできないと、また縫ったところが破れたりしてました。

使う薬も人薬を使うことが多かったのですが、最近は、動物に特化した薬が多くでてるので、人薬を使うことが少なくなりました。

●2021年08月06日(金)
☆今日のワンコ☆

不安そうな表情で飼い主にに抱っこされているのは、ココちゃんです。MDとチワワのミックス犬です。生後8か月ですから、まだ子犬ですね。今日はフィラリアの予防で来院です。2週間後には不妊手術を受ける予定です。丁度いい時期ですね。

●2021年08月04日(水)
☆今日のワンコ☆

柴犬のコロちゃんです。2歳の男の子で体重は10kgです。狂犬病のワクチン接種で来院しました。

今日の新聞で読んだのですが、ペットの忌引き休暇や、ペットを病院に連れていくための休みを認める「ペット休暇制度」を、社員の福利厚生として認める会社が増えてきてるそうです。また、ペットが病気で家においておけないときは、職場に連れてきてもいい制度のある企業も出てきました。ペットたちを取り巻く環境も変わっていきますね。

●2021年08月03日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の歯の治療でした。「食事の時に歯がカタカタいってる」ということで来院した12歳のワンコです。口の中を診ると、歯石がガッチリと付いてて、歯自体は良く見えませんでした。「こりゃー歯石を取ったら、ほとんどの歯は抜けるかも・・」。

麻酔をかけて、口の中を診ると歯石がガッチリ、中には、すでに抜けて歯茎にかろうじて引っ付いてプラプラしてる歯もあります。歯石を取って、歯を脱臼させて抜いて、抜き難い歯はドリルでカットして抜きます。以前は、あまり無理はしてませんでした。そのような歯を残すと、歯根炎が起きて目の下が腫れたり、犬歯が歯根炎をおこすと青っ洟や、くしゃみが頻繁に出て、「あの時、抜いときゃ良かったなぁ、もう年だから麻酔をかけづらいし・・。」なんてことがあったので、最近は抜けそうだったら、積極的に抜歯してます。

抜いた後の歯茎には大きな穴ができますから、歯茎を寄せて縫合して、穴を塞ぎます。今日のワンコは全部で20本以上抜歯しました。元々、歯周炎、歯根炎でグラついている歯なので、抜歯したからと言って、食事が取れなくなることはありません。むしろ、口の中の環境が良くなるので、食欲が増す子が多いみたいです。

口臭もなくなるので、飼い主の方にとっても、良いことです。今日のワンコはまだ数本残ってますから、これから、歯をふいてあげれば、今の良い状態が保てるでしょう。おとなしい子だから大丈夫そうです。


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