●2021年04月27日(火)
☆今日のニャンコ☆ 今日はオス猫の去勢手術でした。連れて来られた猫は、当院のゲージに移し替えます。ゲージは網でできていますから、飼い主がいなくなって、猫が豹変しても、なんとか鎮静薬をゲージの隙間から打てます。 今日のニャンコも、私が診察室の入ったときは、すでに飼い主がゲージに移し替えていてくれてましたが、私の姿を見た途端に「シャー」と威嚇してきます。目はランラン、耳は後ろに伏せて、体中の毛を逆立てて、近づこうとすると、強烈な猫パンチが襲ってきます。 猫の向かい側にスタッフを立たせて猫の注意をそらしながら、一瞬の早業(笑)で鎮静薬を打ってから、ゲージを大きなビニールの袋に入れて、麻酔ガスを流して、眠らせました。 手術を終えて、麻酔が覚めかかった頃を見計らって、キャリーバックに移しました。飼い主の方が迎えに来たら、このまま連れて帰ってもらいますが、麻酔が覚めた猫は、私が近づくと、キャリーバックの中から襲ってきますから、安全のために、そとからバスタオルを被せて対応しました。 今日は麻酔下の処置だったから良かったけど、麻酔なしの診察は多分無理なので、尿路結石に対応した上質なフードを与えて、健康管理には、十分気を使ってもらうことをお願いしました。このタイプの猫は、お家では可愛いペットですが、外に出ると「野獣」ですからね。
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