2021年04月
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●2021年04月27日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術でした。連れて来られた猫は、当院のゲージに移し替えます。ゲージは網でできていますから、飼い主がいなくなって、猫が豹変しても、なんとか鎮静薬をゲージの隙間から打てます。

今日のニャンコも、私が診察室の入ったときは、すでに飼い主がゲージに移し替えていてくれてましたが、私の姿を見た途端に「シャー」と威嚇してきます。目はランラン、耳は後ろに伏せて、体中の毛を逆立てて、近づこうとすると、強烈な猫パンチが襲ってきます。

猫の向かい側にスタッフを立たせて猫の注意をそらしながら、一瞬の早業(笑)で鎮静薬を打ってから、ゲージを大きなビニールの袋に入れて、麻酔ガスを流して、眠らせました。

手術を終えて、麻酔が覚めかかった頃を見計らって、キャリーバックに移しました。飼い主の方が迎えに来たら、このまま連れて帰ってもらいますが、麻酔が覚めた猫は、私が近づくと、キャリーバックの中から襲ってきますから、安全のために、そとからバスタオルを被せて対応しました。

今日は麻酔下の処置だったから良かったけど、麻酔なしの診察は多分無理なので、尿路結石に対応した上質なフードを与えて、健康管理には、十分気を使ってもらうことをお願いしました。このタイプの猫は、お家では可愛いペットですが、外に出ると「野獣」ですからね。

●2021年04月26日(月)

☆今日のニャンコ☆

「ここ3日間ほど、トイレでオシッコをした形跡がなんですけど・・」と8歳のオス猫が来院しました。元気、食欲も普通で、何度もトイレに入るような行動もないということです。お腹を触っても、小さな膀胱にしか触れませんから、オシッコは溜まってないようです。

「どっかでオシッコしてませんか?、外に出るんだったら、外でしてるとか・・」とお伺いしても、そとには出ない猫だそうです。触診だけではなく、エコーを当てて直径以センチほどの膀胱をお見せすると、納得していただきました。

猫が3日もオシッコしなければ、めちゃめちゃ具合が悪くなりますから、この猫、どこでオシッコしてるんでしょうねぇ〜、オス猫のオシッコはかなり臭いますから、どこかに残っていればすぐわかると思うので、ひょっとしたら、お風呂とか水場でやってるのかもしれませんね。

●2021年04月24日(土)
☆今日のわんこ☆

MDのマリンちゃんです。3歳の不妊済みの女の子です。今日は狂犬病のワクチン接種で来院しました。昨年はコロナ渦で開催されなかった集合注射も今年は、会場を少なくして開催されました。日曜日に東田の獣医師会館(夜間救急病院)が注射会場になって、私も駆り出されましたが、午前中の2時間くらいで100頭以上のわんちゃんたちに注射を打ちましたよ。獣医師の一人は、注射を打たずに、交通整理してました。

●2021年04月23日(金)
☆今日のにゃんこ☆

雌猫のキーちゃんです。10日前に不妊手術を受けて、今日は術後の経過を見せに来院しました。経過は順調で、傷を保護していたネットを脱がせてもらいました。これで、もう、発情に悩まされることから解放されますね。

●2021年04月20日(火)

☆狂犬病集合注射☆

今週から、八幡東区の狂犬病の集合注射が始まりました。昨年はコロナ禍で中止になりましたが、今年は、会場数を少なくして実施しています。午前、午後で出務しますから、不在のこともあるので、来院時はお電話で確認してくださいね。

以前は、雑種の中型犬が多くて、平日に開催されるので、女性の方や子供さんが連れてくることも多くて、犬を押さえられなくて打つのが大変でしたが、最近は小型犬が多く、女性でも抱っこできるから、抱っこしたまま打てるので、安全に楽になりました。それでも、どうしても打てないときは、病院に行ってくれるようにお願いすることもあります。不思議と、病院だと大人しいんですよね。

●2021年04月17日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は便秘の猫の来院が続きました。

便秘の猫の処置は、指で便を掻き出してやることです。ほとんどの子がカチカチに固まった便が、大腸に詰まっています。あまりに硬い時は、浣腸して、便を柔らかくして掻き出しますし、嫌がって暴れる子は麻酔をかけることもあります。私は、左手で大腸を圧迫しながら肛門方向に便を押し出しながら、右手を肛門に突っ込んで掻き出します。

ところが、1頭目のニャンコは太っていて、左手で大腸の中の便を押し出すことが出来ません。お腹の中の脂肪が邪魔して、指で便を触れないのです。浣腸をして、本当でしたら、お腹をもんで、便と浣腸液をなじませるのですが、今日のニャンコは、浣腸液を大腸に入れて、しばらく指でフタをして、液が出ないようにして、お返ししました。便が緩んで、自力で出せると良いのですが・・。

次の便秘の子は、左手でお腹を圧迫して便を押し出してやると、ぽトン、ポトンと肛門から出てきました。大きな塊が何個か出て、残りは柔らかそうだったので、何とかなりそうでした。指を肛門に突っ込まなくて良かったので、猫もそれほど嫌がりませんでした。

しかし、何でこんな病気になるんでしょうねぇ〜、そのうち出るかも・・、と飼い主が思ってるうちに重症化するのかなぁ〜。

●2021年04月16日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は体重が10kgのメスのワンコの不妊手術でした。室内で、とても可愛がられている子です。午前中に来院されてお預かりしますが、お別れの時、飼い主の方も辛そうです。「頑張ってね、〇〇ちゃんのためだからね!」なんて声をかけています。

こんなに可愛がられている子は、飼い主の方がいなくなって、ケージに入れられると不安で怖くて怖くて、触れなくなることがありますが、今日のワンコは、確かに不安そうな顔(嬉しそうな子はいませんけどね・・)してますが、声をかけて、チョンチョンと触ってあげると、少し不安が和らぐようです。

静脈に麻酔導入や点滴用の管を入れられるときも、注射を打たれるときも、おとなしく暴れることなく処置をさせてくれました。以前、とても怖がるから、事前に鎮静薬を皮下注射してから、静脈に管を入れようとしたら、フラフラしながらも大暴れして、失神されたことがあって、これには驚きました。

手術は予定通り進み、麻酔から覚めたあとも、入院室で静かにしています。明日は多分、当院が開くと同時に、飼い主の方がお迎えに来ることでしょう。今、ワンコは「なんで、私がこんな目に合ってるの??」って思ってるでしょうね。

●2021年04月13日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は雌猫の不妊手術でした。当院では、雌猫の不妊手術は、生後半年で体重が2kgを超えたらという基準で、手術を受けています。今日のニャンコは保護猫で生年月日はハッキリしませんが、体重はギリギリ2kgでした。

まだ少し早いかな?と思って歯を見ると、もうすでに永久歯に生え変わっています。飼い主もなんか最近変な声で鳴いているということなので、手術することにしました。

当院の基準をクリア―していても、お腹を開けると、まだ小さくて細い子宮のこともあるのですが、今日のニャンコは立派に発育した卵巣と子宮をもってました。小柄な猫もいるんですねぇ〜。

●2021年04月10日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は雌猫の不妊手術の予約が入ってました。猫を連れてくる時は、できるだけ「洗濯用のネット」に入れてきていただくことにしてます。猫の性格は千差万別で、大人しいと思っていたら、飼い主の方がいなくなると、文字通り「豹変」する子が居て、襲ってくるので鎮静の注射を打つだけでも大変ということもあります。

最近の病院は、診察室が独立してて、診察だけおこなうので、比較的狭くて、検査等は別な部屋でやるので、診察台以外は診察室内にはないという環境なところが多いのですが、当院は、ワンフロア―ですべてやってるので、ここで猫を逃がしたら大変です。そこら中のものを蹴落としながら逃げ回るので、悲惨なことになるし、なかなか捕まりません。猫は三次元の動線で逃げるのです。

今日のニャンコもネットに入って来院しました。猫の性格がわかりませんから、ネットにいれたままお預かりして、手術時間になって鎮静薬を打って、大人しくなったところでネットから出して手術台の上にあげました。体重は4kg以上で、雌猫にしてはガッチリした体形だなぁ〜なんて思いながら、おまたを触ってみるて、「あらま、何かがついてるぞ!!」

預かるときも飼い主の方に「メス猫ですね」とお尋ねしたんですが「はい」というご返答でした。長毛の猫だったから、飼い主はずっと雌と思い込んでいたみたいです。不妊手術が去勢手術になりました。幸い、猫がオスメスどちらでも使える名前だったのが幸いでした。「花子」なんて名前だったらちょっと困ったかもです(笑)

●2021年04月09日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は体重3kgの小型犬の不妊手術でした。おとなしい子です。ワンコをお預かりして、飼い主の方が帰ると、とても悲しそうな顔になりました。大きな目から、今にも涙がこぼれそうです。鎮静薬や麻酔の導入薬を入れるために、静脈に管をいれますが、その時も不安いっぱいで「私に何をするの??」って悲しそうな顔してますが、大人しくしてくれてます。中には怖がって暴れる子も居ますが、今日は大人しく処置をうけてくれるので助かります。体重が3kgのワンコの血管に管をいれるというのは、かなり細かい作業ですからね。

鎮静薬等を投与するとウトウトし始め、手術中は眠ってますが、麻酔が覚めて、意識がはっきりしてくると、また不安そうな顔で起き上がって、悲しそうな目で私を見つめます。「ご主人様はどこ?私、なんでこんな目にあってるの?」という声が聞こえて来そうです。

言葉が通じれば、「大丈夫だよ、明日の朝帰れるよ」って伝えられるんだけどなぁ〜

●2021年04月07日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は15歳の中型犬の肛門にできた腫瘍を切除しました。「肛門周囲線種」という良性腫瘍で、未去勢の中高年の雄犬に見られます。良性腫瘍ですが、大きくなると、表面が破れてびらんになって、ジュクジュクと出血するようになります。飼い主は愛犬が「痔」になったと思って連れてくることもあります。

手術で切除しますが、再発を予防する目的で去勢手術も同時に行います。「この年になって去勢まで??」と思う飼い主の方も多いのですが、再発予防で・・、とお話すると、ほとんどの方が納得してくれます。ワンコも高齢なので、1〜2年後にまた麻酔をかけたくないですからね。

以前は、15歳というと麻酔に躊躇してましたが、最近は、15,6歳でも、健康なワンコが増えましたね。若い子に比べると、少し麻酔の覚醒に時間がかかりますが、いつも予定通りに処置を終えてます。

今日のワンコも腫瘍の切除と去勢手術で2時間弱かかりましたが、夕方にはおうちに帰れました。車までは、自分で歩いて行けます。以前と比べると、鎮静薬や麻酔の導入薬も良くなりましたからね。

●2021年04月06日(火)
☆今日のワンコ☆

ラブラドル・レト・リバーのレイちゃんです。5歳の女の子です。
体重は28KGです。久々の大型犬の登場です。開業した30年前は、レトリバーとハスキーが多かったなぁ〜、35KGまでだったら、一人で抱えて、二階の入院室に搬入してました。元気でしたねぇ、私も・・。

●2021年04月03日(土)

☆今日のワンコ☆

4月の最初の土曜日、今日は狂犬病のワクチン接種での来院が続きました。子犬はワクチン接種や、不妊、去勢手術、ノミダニの予防で来院することが多く、その年齢を過ぎると、健康な子は、この時期のワクチン接種やフィラリアの予防での来院になります。10歳を過ぎると、健康診断(人の成人病検診みたいなものですね)で、心臓病や腎臓病などの慢性病が見つかって、定期的に来院することになります。

ですから、3〜10歳位の健康なワンコは、この時期だけの来院で、会うのは1年に一回だけの子たちですが、将来のこの子たちの健康が私の双肩にかかってると思うと、責任重大です。コロナ禍でセミナーなどもなくなって、同業者に会うことも以前より少なくなりましたが、新しい情報に乗り遅れないように、アンテナをしっかり立てておかないといけませんね。
毎年、この時期だけ会うワンコたちがいます。

●2021年04月02日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳の小型犬の抜歯をしました。歯石が付着して、歯周炎が進んでいる体重3kgのワンコです。処置前の血液検査で異常なく、心臓にも問題なさそうだったので、麻酔下で処置することにしました。歯石を取って、グラついている歯は抜歯することにしました。以前、処置前にきちんと話してなかったので、「グラついている歯は抜きました」と話すと、「歯を抜かれちゃった!!」と飼い主がかなり落ち込んでしまったことがあったので、最近は、抜歯の承諾を受けることにしてます。歯としては使えてないし、早めに抜いたほうが、顎の骨や歯茎に与えるダメージも少なくて済むし・・、と思っても、飼い主はそう考えてないこともありますからね。

今日のワンコは結局10本抜けちゃいました。引っ張ったら抜けたみたいな感じの抜歯で、しっかり脱臼させて抜いたのは、2〜3本でした。

当院のハッチも2年前にほとんどの歯を抜きましたが、それまでは、いつも歯磨きをしていたにも関わらず、歯石の付着で口臭が酷かったのですが、抜歯して以降は、歯がないから、歯周炎も起きようがなくて、歯磨きもしなくて良くなったので、ハッチも嬉しいし、口臭もなくなったので、コッチも喜んでます。

今日のワンコも、今日の処置で、これからかなり快適になると思いますよ。


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