2021年01月
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●2021年01月27日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は7歳の中型犬の上顎の歯茎にできた腫瘍を切除しました。

先日、「口に中になにか出来てます」と来院してきたワンコです。大きさは3センチほどありますが、歯茎に引っ付いている部分は小さくて取りやすそうです。

いつも通り麻酔をかけて、眠らせてから、電気メスで切除しました。ついでに歯石のついていたので、それも取りました。両方の処置にかかった時間は30分程度でした。

口の中の腫瘍は悪性のものが多いのですが、今日のワンコの腫瘍は「エプリス」という良性腫瘍でしょう。これが悪性だと、腫瘍ごと上顎切除なんてすごい手術になります。

●2021年01月26日(火)

☆昨日のニャンコ☆

昨日、不妊手術を受けた保護猫、連れてきた方が、エイズと白血病の検査をして、感染してなかったら、家にいれてあげようということでした。お家には、すでに猫が1頭いるので、感染してたら、うつすと困るから、今まで通り、外で飼うことになるので、手術を受けていることが分かる様に、耳をカットしておいてください。ということでした。

検査結果は、両方とも陰性でした。お迎えに来たときにそのことをお伝えすると、とても嬉しそうで、これからは家の猫として飼うので、ワクチン接種も済ませることにしました。

昨日までは、外猫、今夜からは飼い猫、暖かい寝床と十分な食事が確保され、不妊手術を受けて、ワクチン接種もしてもらって、差し詰め「シンデレラキャット」ですね!猫の恩返しがありそう・・。

●2021年01月25日(月)

☆今日のニャンコ☆

月曜日の午後は運動不足解消のため、1時間半ほどテニスのレッスンを受けているので基本的に手術は入れてませんが、猫の去勢手術は短時間で終わるので、受けています。今日もそんな感じで猫の去勢手術が一件入ってました。

そこに飛び入りで猫の不妊手術が入りました。朝一番に外猫の手術の相談の電話があり、今週だと土曜日に出来るので、捕まえれたら土曜日に連れてきてくれるように返事していたところ、「今日、捕まりました〜ぁ」と猫がやって来ました。

去勢手術を少し早めに始めたら、猫の不妊手術を終わらせても、ギリギリレッスンに間に合うかもしれないけど、そう慌てることもないから、今日のレッスンはキャンセルしました。

1時半位に2頭の手術を終えて、麻酔が覚めるのを待ってると、なにやら猫を連れた方が待合室に入って来ました。「午後の診察は4時からです」と受付に大きく出していますが、「我関せず」ってな感じで、待ってらっしゃいます。

猫が怪我して帰って来たそうです。手術着のまま猫を診ると、背中に傷が2か所あって、一か所の穴から膿がでてます。喧嘩の傷が化膿してて、気づかないうちに、膿がたまってきて、穴から排膿して気付いたんでしょう。傷を消毒して、化膿止めのお薬を入れて、注射を打って終了です。

今日、予定通りレッスンに行ってたら、外傷の猫の治療は、4時以降に出直してもらはなくてはいけなかったから、虫の知らせというか、レッスン、キャンセルしてて良かったですね。

●2021年01月23日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日も慢性腎臓病の高齢猫が来院しました。2018年9月の検査で腎機能が衰えてきてるのがわかり、投薬で管理していました。半年に一回の検査で数値の上昇がなかったので、投薬を継続していましたが、今回の検査で体重の減少と食欲不振、数値の上昇がみらえたので、皮下補液主体の治療に変更することになりました。

飼い主の方は、自分でできそうだということなので、やり方を伝授して、補液一式をお渡ししました。一回に100mlの補液を2日に1回やっていただきますから、500mlの補液で5回分、1パック10日分になります。

まだ食欲はないから、強制給餌も同時にやってもらいます。17歳のメス猫です。もう少し、飼い主の方と一緒に元気で過ごせると良いですね。

●2021年01月22日(金)

☆当院の竹☆

今年で22歳になる当院の竹ちゃん、院内で飼っていたのですが、トイレに間に合わないで廊下でオシッコをしてしまったり、ドーム型の寝床の場所がわからなくなったりするようになったので、入院室に入れて飼育しています。広めの部屋にペットシーツを敷いて、ドーム型の寝床をいれてやってます。食事もドライフードを入れてやってますが、自分の食べたいときに食べてるようです。

慢性腎臓病を患っているので、飲水量と尿量が多いので、入院室に入れる前は、オシッコが付いた足で、ウロウロするので、困ってましたが、入院室にいれることで解消されました。時々、お腹をこわして下痢をしたり、嘔吐することもありましたが、入院室は暖かいし、寝床に迷うこともなくなったので、ストレスがなくなったのか、下痢も嘔吐もしなくなりました。

ほとんど寝床で過ごして、トイレと食事の時だけ這い出してきてるみたいです。高齢動物にとって、ささいなことがストレスになるんですねぇ〜。

●2021年01月20日(水)

☆今日のニャンコたち☆

今日も17〜20歳の高齢猫たちが来院してきました。高齢化に伴う慢性腎臓病で治療中のニャンコたちです。血液検査の腎機能の数値で、食事療法や投薬、皮下点滴で治療していきます。治すというよりは、今の状態を保って、QRLを維持する治療です。

1か月前の血液検査の成績がそれほど悪化してない子は、今と同じ治療、数値が悪化してる子は、皮下点滴を週に3〜4回することをお勧めします。色んな都合で定期的に来院できない子もいますし、自宅で飼い主さんにお願いすることもあります。

以前は「週に3〜4回の点滴ですか・・!」と難色を示す飼い主さんもいましたし、それも理解できたんですけど、最近は、皆さん、来てくれたり、自宅でやってくれたりするので、以前と比べると、猫の寿命が延びましたね。

●2021年01月18日(月)
☆今日のワンコ☆

MDのミナちゃんです。4歳の女の子です。診察台の上でカメラを向けられて、ちょっと不安そうですね。

●2021年01月16日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳のワンコの歯石の処置でした。このワンコ、メッチャ元気で、お預かりした時からワンワン、ギャンギャンとずっと吠えていて、鎮静→麻酔の間は、当然ですが、スヤスヤ寝てくれて、ガス麻酔をオフにすると、すぐに目が覚めて、入院室に移すとすぐから、ワンワン、ギャンギャン・・、私が顔を見せると、尻尾振って大人しくなるのですが、顔が見えなくなると、ワンワン、ギャンギャン・・、通常は退院まで点滴をしていますが、今日のワンコはくるくると回りながら、吠えているので、管が絡んで外れそうなので、早めに外しました。

先日、同じような処置をした小型犬は、翌日まであまり元気がなくて、食事は口元まで持って行ったら食べるけど、水は飲まないということで、心配されてお電話がありましたが、ワンコの性格や年齢で、同じようにやってるんですが、個体差がありますね。

今日のワンコは、帰ったらすぐに食事を食べそうでしたよ。

●2021年01月13日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は推定15歳の小型犬の歯の治療でした。途中から飼い主が変わったので、推定年齢です。聴診で心雑音もなく、血液検査にも異常なく、元気も良くて食欲もあるということなので、麻酔下で処置することにしました。

歯周炎がおきてる歯は抜歯しますが、ほとんど、歯茎の上に歯が乗っかってるような状態でした。歯根炎の炎症が下顎の骨にまで及んでいる可能性がありますから、慎重にエレベーターという器具で脱臼させてから抜きました。経験はありませんんが、無理して下顎に力を加えたら、骨が折れてしましまった!と言う話や、硬いものを咬んだらあごの骨が折れちゃった、なんて子も居ましたからね。

抜歯した後は、歯茎を縫い居合わせて閉じます。止血にもなります。犬歯も抜いたので、鼻血がでましたが、それも、夕方の退院の時には止まってました。

残りの歯は2本しかありませんけど、抜いた歯も歯としては使えてなかったから、ものが食べられなくなることはありません。むしろ、口の中の衛生状態が良くなったから、かなり快適になったはずです。当院のハッチも抜歯後は調子よくなってますし、口の中の匂いが気にならなくなったのも、飼い主としてはうれしいですね。

●2021年01月09日(土)

☆雪二日目☆

昨夜から降り続いた雪が今朝も溶けずに、当院の前の道路は積雪の下がアイスバーン状態になってました。車通勤のスタッフには「無理して出勤しなくても良いよ」と連絡し、今日、予約の入っていた猫の不妊手術は連れて来られるのかな?と思っていたところ、この飼い主さんから連絡が入りました。「今日は開いてますか?」。

飼い主さんのお宅は歩いてくるには少し遠い距離です。「開けてますけど、雪対策した車じゃないと、道路は走れそうにないですね」と話すと、「予約入れてることだし、タクシーで連れて行こうかと思ってます」とのことです。猫の不妊手術は当日の夕方にお返ししますが、今日、手術すると、夕方またタクシーで迎えに来ないといけません。相談の結果、日にちを延ばすことにしました。

継続治療の方がポツポツと来院してくるなか、オス猫を連れてきた方が、「猫の去勢手術をしてくれませんか?」通常は、手術は予約制で受けてますけど、この雪の中を折角連れてきていただいているし、朝ごはんはそれほど食べてないみたいだったから、この子は受付ました。車は雪道使用になってましたから、夕方、道路が凍っていても大丈夫そうでした。

今日も、夜間救急病院は雪で休診のファックスが入りました。天候次第では明日も休診になるそうです。

●2021年01月08日(金)
☆雪☆

今日は大雪警報が出て、夜間病院は休診、獣医師会館も午後4時に閉鎖の連絡がFAXできたので、当院の車通勤のスタッフも早めに上がってもらいました。午後7時ころより降り出した雪が積もり始めて、午後9時くらいには一面の銀世界へ・・、Pも含めて歴代のワンコたちは雪が大好きだったので、ポチをを近くの公園に連れ出しました。風はなくて、月明りで明るくて、雪はサラサラで気持ちいい雪の夜の散歩でした。

散歩を終えて帰宅すると、Pがむっくりと起きだしても行きたそうにしてるので、今度はPも連れて2頭で再び近くの公園まで行きました。いつもはヨロヨロ、ヨレヨレのPも、雪道が気持ち良かったのか、しっかり歩きました。Pは今年で16歳になるから、多分、雪の中の散歩は、これが最後かな?

●2021年01月05日(火)

☆Pの手術☆

今年の6月で16歳になるラブラドルのPの太ももにピンポン玉くらいの大きさのできもの(腫瘍)ができていました。根っこの部分は細いので良性腫瘍だと思いますが、表面がただれて、ジュクジュクして、周囲の毛も滲出液で汚れて不衛生なので、今日の午後は予定がなかったので切り取ることにしました。さすがに、人に例えると90歳以上ですから、全身麻酔はかけられないので、局所麻酔で処置をすることにしました。

根っこの部分は直径が5ミリくらいだから、一瞬でチョンを切ってしまえるように見えるけど、出血を止めないといけないので、そう簡単にはいかないのです。痛みだけは押さえないと、痛い→暴れる→止血できない・・、なんてことになります。全身麻酔はやりなれているけど、局所麻酔の経験はあまりありませんが、自分では、外科で局所麻酔を打たれた経験もあるし、抜歯も局所麻酔だし、麻酔の効果は経験済みです。

最近は便利なもので、ネットで調べると、局所麻酔のやり方がでてますから、それを参考に腫瘍の周囲に注射を何か所が打って、3分ほど待って、Pを横にして、スタッフに頭でも撫でてもらって、気を散らして、電気メスを入れるましたが、ジッとしててくれました。上手く効いてるみたいです。

切除、止血、縫合まで20分程度で終わりました。Pは自分の犬だし、日ごろから大人しいし、最近は四肢が弱くなってますから、やってみたけど、よそのワンコには、飼い主の方の強い希望がないとできませんね。多分、「悪性じゃないし、ワンちゃんも高齢だし、暴れると大変だから、局所麻酔下での手術は、あまりお勧めしません」ということになるでしょうね(笑)

血液検査もしましたが、どこも悪くないのには驚きました。頑張って、自分で歩いていてくれよ!

●2021年01月04日(月)

☆謹賀新年☆

皆様、明けましておめでとうございます。今日から当院の診療が始まりました。とは言っても、1月2日が夜間病院の担当でしたから、すでに私自身は始動体制に入ってますけどね(笑)

当院では、いきなり初診の方が急患で・・なんてことはほとんどありません。いつも来院されていたり、来院してきたことがある方のペットが具合が急に具合がわるくなって、というのはあります。

夜間診療は全く初診の方がほとんでですから、やはりかなり緊張します。1月2日は毎年、その年の一番診療件数が多い日なんです。そんな日に当たるとは、私はかなり強運です。今年は良いことがあるかも?

ピアスを食べた、倉庫の釘がなくなってた、近くに犬を繋いでいたから食べたのかも?チョコレートを食べちゃった、などなど、レントゲンを撮ると、しっかりピアスや釘が写ってました。ピアスはまだ胃の中にあったから、吐かせて、釘はもう大腸の方へ行ってたから、ウンチに出るのを待つことになりました。しかし、なんで、こんなもの食べちゃうんでしょうね?

当院の方は、皮下点滴で来院してきたのは、慢性腎臓病のワンコやニャンコたち、後は風邪を引いたニャンコ、少し高いところから飛び降りたら、腰を痛めて歩けなくなったMDでした。こんな感じでいつも通りスタートを切りました。今年も皆元気で過ごせると良いですね。

今年は、第2、第4木曜日が終日休診になりますから、ご注意くださいね。


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