2020年07月
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●2020年07月31日(金)
☆今日のワンコ☆

ちょっと不安そうな表情で写真におさまっているのは、ポテトちゃんです。1歳半の去勢済みの男の子です。狂犬病のワクチン接種とフィラリアの検査で来院しました。

●2020年07月29日(水)

☆今日のニャンコたち☆

今日は雌猫の不妊手術が1件入ってました。ところが、朝、「外猫が捕まったので2頭連れて行っても良いですか?」というお電話が入りました。外猫はいつ捕まるかわかりませんから、「捕まったら、いつ連れてきても良いですよ、手術のスケジュールはこっちで立てますから・・」とお話してます。

しばらくすると、その方が猫を連れて来ましたが、3頭います。「もう一頭捕まったから、ついでにこれも・・」。

当院は、一人でやってますから、午後の手術時間に、余裕をもってできる猫の手術は2頭です。午前中の診察が定時に終わって、1頭目と2頭目の間に、速攻で昼食を食べると、ギリギリ3頭できます。今日は4頭だから、1頭は明日に回すか、夜オペにするか・・、というところです。

1頭目を終えて、その子がまだ意識がもうろうとしてる時に、次の子に鎮静薬を打ちます。オペを終えた子が、手術台から降りたら、次の子が手術台に乗ります。こうすると、あまり時間差なく、2頭目の子の手術に入れます。

2頭目を眠らせて、手術台に寝せると、スタッフが「センセイ、この子オスです!」、若い外猫ですから、まだタマタマがあまり大きくなってないので、連れてきた方は分らなかったようです。連れてきた方に連絡を入れると、オス猫だったら手術しなくていいということなので、麻酔を覚ます注射を打ちます。

次の子は当初予定してた子です。室内で飼われている子です。この子も多頭飼育になかの1頭です。麻酔をかけて、手術台に横になってる猫を見て、「センセイ、なんかこの子もオスみたいです」。この子は「陰睾」でした。タマタマは胎児のときはお腹の中にあります。生後2〜3か月くらいで、下りてきて、袋の中に入りますが下りてこない子がいます。「陰睾」と言います。股の付け根あたりに見つかることもありますが、お腹の中にあることもあります。この子もまだ生後半年くらいですから、もう少し待ってから、タマタマの場所がはっきりしてから、手術します。飼い主の方は、こんなこと知りませんから、タマタマがないので「メス」と思ったのでしょう。

この子も覚醒させる注射を打って、オペは中止です。「今日は雌猫4頭の手術だったけど、残りは1頭だから、今日の夕方には、みんな帰れるな」と思いながら、最後の子に麻酔をかけて、手術台に上げると、「センセイ、この子もオスです」。

今日はひたすら、麻酔をかけちゃ覚まし、かけちゃ、覚まし・・、こんなことは、20数年で初めてでしたよ。

●2020年07月28日(火)
☆今日のワンコ☆

ミックス犬のダンちゃんです。10歳の男の子です。狂犬病のワクチン接種で来院しました。今年は、コロナの影響で公園などで行われる集合注射がなかったので、病院で受ける子が増えましたから、ダンちゃんも、初めて会うワンコです。病院で打つ方が、時間をかけてワンコの健康状態を、飼い主の方とゆっくり話せるし、良い感じです。値段も変わりませんしね(笑)

●2020年07月22日(水)

☆今日のニャンコ☆

最近、生後1〜3か月くらいの子猫の来院が多いですね。ほとんど、外猫が保護されてやってきます。どんな経緯で生まれるんでしょうね?外で餌だけもらって生活してる猫も多いので、その子たちが産んで育てて、離乳すると親はもう面倒を見なくなりますし、まだ幼いので親と同じ食事は食べられないので、ウロウロ、よろよろしてるところを、優しい方に見つけられて、保護されて、来院してくるのでしょう。

その子たち、ノミは必発です。すべての保護された子猫にノミがいます。風邪をひいてる子も多いですね。目やに、鼻水、くしゃみなどが主な症状です。中には、耳の中が真っ黒で耳ダニが寄生してたり、お腹の中に寄生虫がいる子もいます。栄養状態もあまり良くないので、痩せていて、毛もパサパサで、なんとも哀れなんですが、この子たちが、治療してもらって、1か月くらいしてワクチンで来院してきたときには、見違えるように綺麗で可愛い子猫になってますよ。

明日から連休で、土曜日お休みしますので、診察は月曜日からになります。小倉北区の病院は休日診療をしてるところもあるので、診察をお急ぎの方は、そちらに来院してくださいね。夜間救急病院(093-661-8822)は年中無休で午後9時から12時まで診療してます。

●2020年07月20日(月)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のゴスペルちゃんです。生後8か月で体重は4kgです。去勢手術後のワンショットです。もう麻酔はほとんど覚めてますね、「何かボクにしたでしょ!!」と言う顔でこっちを見てます。

●2020年07月17日(金)
☆福間海岸☆

昨日の午後は休診日だったので、前日の夜間病院の疲れが残ってましたが、久々の晴れ間だったので、海を楽しみに行きました。海上に出ると、自己責任です。一番小さなヨットとはいえ、船長さんです。自分の実力を見極めながら、安全に楽しんで、無事に帰着しなければいけません。

前日の夜勤は来院される方が多くて、仕事が終わったのが午前1時過ぎ、それから帰宅しますが、テンションが上がってるのですぐには眠れませんし、眠っても、緊張感が残ってるので、眠りが浅いのです。すべての方が初対面で、皆さんが深刻な顔で来院されます。

当院に来院される方はほとんどが顔見知りで、各種予防や、皮膚病や外傷、下痢などの治療が主で、皆さん、笑顔でリラックスされてますから、こっちも笑顔で仕事が出来てます。

寝不足で体力の低下が気になりましたが、海上に出ると、いつも通り元気いっぱいで、良いコンデションでウインドサーフィンを楽しめました。

どうやら仕事と遊びは「別腹」のようですね(笑)

●2020年07月15日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワのレオちゃんです。生後9か月の男の子です。初めての狂犬病のワクチン接種で来院しました。初めてですから、登録の同時にしました。これで正真正銘の飼い主の方の「飼い犬」ですね。

●2020年07月14日(火)

☆今日のワンコ☆

10歳の小型犬が、ワクチン接種で来院しました。来院時に、顎に出来た赤いイボの相談をうけました。直径5ミリくらいのイボが出来ていて、その表面が赤く炎症がおきてるみたいでした。

悪性な感じはしなかったのですが、どうしたらいいですか?と尋ねられると、やはり切除した方が良いのでは?という返答になります。悪性じゃなさそうだから、しばらく様子を見ましょうと答えて3〜4年後に大きくなっていて、あらま!!なんてことになると困ります。「センセイが大丈夫って言われたから、様子をみてたんですけど??」私にとってのしばらくはせいぜい半年程度ですが、飼い主の方にとってのしばらくは3〜4年になるのです。だれでも、手術はしなくてよければ、しない方がいいですからね。

今日のワンコは歯石もかなり酷くて、歯周炎もあるようでしたし、飼い主の方も、ワンコの口臭が気になってるみたいでしたから、同時に歯の治療をすることにしました。

それで、今日の来院になったんですが、顎の下にあったハズのイボがなくなっていました。ポロリと落っこちたのか、ただの皮膚炎だったかわかりませんが、何もありません。

それで、今日のワンコは歯石の除去と抜歯だけの処置になりました。それでも、将来、歯根炎をおこしそうな歯が何本かありましたから、それらをすべて抜歯しました。イボはなくなったけど、歯の治療が出来たので、今後のこの子の健康度には、今回の処置がかなり貢献してくると思いますよ。

●2020年07月11日(土)

☆今日のワンコ☆

15歳の柴犬を連れて年配(というか、かなりのおじいさん)がフィラリアの予防で来院しました。昨年の予防が不確かだったので、まず血液検査でフィラリア感染の有無をチェックしてから、予防薬を処方することにしました。

ワンコもかなり高齢なので、フィラリアの検査と同時に、一般的な血液検査をお勧めしました。健康診断ですね。

「この子も人に換算すると80歳を超えていますから、採血した血液を使って健康診断をしたらどうですか?」とお勧めすると、「お願いします、私ももうすぐ90歳ですから・・」。

「お元気ですね〜」と言うと、「この犬のおかげですよ」

ご近所の方で、時々、ワンコと一緒にゆっくり、ゆっくり散歩してる姿をお見掛けします。この方の健康にワンコがかなり貢献してると思います。

血液検査の結果は、フィラリアも含めてすべて異常なし、「お前、良かったのう〜」と、自分のことにように、嬉しそうでした。

ワンコも飼い主の方もずっと元気で、この良い関係が長く続くと良いですね。なんか、この仕事してて良かったなぁ〜。


●2020年07月10日(金)
☆今日のワンコ☆

ルナちゃんです。3か月目の女の子で体重は1.6sです。ワクチン接種で来院しました。ルナちゃんは、トイプードルとマルチーズのミックス犬だそうです。可愛い子になるでしょうね、今も可愛いか(笑)

●2020年07月08日(水)


各地で豪雨災害が出てますが、幸いにして、当院の近隣は大きな被害はなかったみたいですが、明日の夜から、また豪雨警報が出てますから気を付けてないといけませんね。

その大雨の中、毎週火曜日は同じお宅の猫の不妊手術をしてます。猫を多頭飼育してます。当然、その中で出産が続きますから、その結果多頭飼育になってしまったようです。あまり多いと、飼育環境が悪くなって、感染病や膀胱炎などにかかる猫が増えてきます。いままではオスとメスを別々の部屋で飼うなどして対策をたててきましたが、さすがにそれでは追い付かなくなり、飼い主の方も一念発起して、猫に手術を受けさせることにしました。

毎週火曜日が猫の手術日です。毎週1頭ずつ手術を受けています。雌猫が発情すると、オス猫も興奮します。このような環境での妊娠、出産、子育て雌猫にとってはかなりのストレスです。当然、生まれてくる子猫にとっても、良い環境ではありませんから、慢性的な感染病の温床になります。

手術をしてるうちに、飼い主のためというよりも、猫のために手術してる気になって来ました。

●2020年07月04日(土)

☆夜間病院☆

今週の木曜日は北九州夜間救急病院の出務でした。その時のお話です。

夜間病院は、お電話で問い合わせてから来院する方が多く、その時に看護師が料金などの説明をします。初診料が8000円ですから、それに血液検査、エコー、レントゲンなどを撮ると診療費が3万円近くになるからです。でも、中には、いきなり来院してくる方がいます。

看護師が少し困った顔で私に相談します。「お電話なしで来院してきた方で、子猫のお尻から細い虫が出たということです。夜間病院は救急病院なので、駆虫薬はありません、先生、診察しますか?」。

診察室に入って診察を受けると、何も処置しなくても初診料が発生しますし、虫は多分回虫だと思いますが、特に緊急性はありませんから、待合室まで行って、子猫を連れてきた方に、そんなお話をして、翌日、便を持って近くの病院に行って検便をしてもらって、駆虫薬を処方してもらうようにお話しました。

飼い主の方は虫がでたので、ビックリして連れてきたみたいですが、私の話を聞いて、「それで安心しました」と帰っていきました。待合室で話しただけですから、診察代は発生しませんでしたよ(笑)。

●2020年07月02日(木)
☆今日のニャンコ☆

ラクドールのラグちゃんです。生後7か月目の男の子で体重は5kgですから大きいですね。今日は去勢手術を受けに来院しました。この猫種は大きくなります。過去に10kgの子が来院したことがあります。毛も長いので貫禄十分でした。お家を訪問して、こんな子が出迎えてくれたらちょっとビックリするかもしれませんね。

●2020年07月01日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日で今年も半分が過ぎ、本来だったらオリンピック開催を楽しみに浮足立っていたハズが、こんなことになるなんて、誰も予想できませんでしたね。在宅(私はいつも在宅勤務ですが・・)でペットと過ごす時間が増えて、ただひたすらに飼い主を慕うペット達に癒されている方も多いんじゃないかな?

犬や猫の病気も、飼育環境が良くなって、特に猫は室内飼いが増えて、伝染病や事故がほんとに少なくなりました。犬もフィラリアの予防をしてもらってる子がほとんどで、フィラリア症も見なくなり、犬も猫も長生きするようになりました。

そうなると、高齢になって腎臓や肝臓、心臓などが悪くなる慢性疾病の子が多くなり、毎日の投薬が必要な高齢犬や猫が多くなりました。病気によっては、点滴も必要で、治療は長期戦になりますから、通院の負担を減らすために、自宅で点滴してもらってるワンコやニャンコもいます。ペットにとってはあまり楽しくはないでしょうけど、みんな大人しく自宅で治療を受けています。今まで、10数年間の絆があるんでしょうね。一日でも長く、一緒に過ごせると良いですね。

当院の猫の竹は20歳、ラブラドルのPは15歳、若いと思ってたヨーキーのハッチももう10歳を過ぎました。竹は慢性腎臓病があるので2日に一回点滴を受けています。Pは歩くのが極めて遅くなりましたが、足腰が衰えないように、夕方ゆっくり、ゆっくり散歩してます。元気なポチがお供してますが、Pに合わせてゆっくり歩いています。ハッチは先日歯の治療を受けて、ほとんど歯がなくなりました。日時が過ぎるのは早いですね。おっと、私も年取ってるんだ!!


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