●2019年08月28日(水)
☆きょうのワンコ☆ 今日は4歳の中型犬の不妊手術でした。毎年、狂犬病のワクチン接種で来院してくる子です。毎年、不妊手術の話が出て、丁度、発情中だったりして、「では、一か月後くらいに、お電話で予約してくださいね」ということが、毎年続いて、今日の手術になりました。 一般的に、メス犬の不妊手術は、生後1年位に行います。成犬で30kg位か以上になる大型犬は、生後半年で行います。グレートデンの手術は生後4か月くらいでやりました。この子は今、50kg以上になってますから、今だったら、一人では絶対無理です。 なぜ早めるかというと、犬が大きくなればなるほど、難易度が増すのです。小型、中型犬でも、2〜3歳位からお腹の中の脂肪が増えて、血管が見えにくくなったり、脂肪組織が邪魔して、大事な血管を縛りにくくなります。 今日のワンコも、ある程度は予想していましたが、やはり、付着している脂肪が多くて、ズルズルと糸が滑って緩むので、通常の手術と比べると、かなり神経を使いました。 手術は予定通りに終わって、明朝退院です。飼い主の方にはこんな苦労はわからないでしょうね(笑)。
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