2019年08月
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●2019年08月31日(土)
☆今日のワンコ☆

コーギーのごくちゃんです。7歳の男の子です。ワクチン接種とフィラリアの予防で来院しました。診察台の上でヤンチャそうな表情をしてます。活発そうなワンコでしたよ。

●2019年08月30日(金)
☆Pの入浴☆

今年で14歳になるPの入浴風景です。体重が30kg以上あるので、二人ががりで抱えて入れて、シャワーをかけますが、当院のシンクそれほど大きくないので、いっぱいいっぱいで、シャワーのホースもいっぱいいっぱいです。それでも、気持ち良さそうにして、嬉しそうです。
このところの長雨で、またドロンドロンになっているので、近いうちにシャンプーしますが、半乾きの状態で土の上に横になるので、すぐに汚れます。

●2019年08月28日(水)

☆きょうのワンコ☆

今日は4歳の中型犬の不妊手術でした。毎年、狂犬病のワクチン接種で来院してくる子です。毎年、不妊手術の話が出て、丁度、発情中だったりして、「では、一か月後くらいに、お電話で予約してくださいね」ということが、毎年続いて、今日の手術になりました。

一般的に、メス犬の不妊手術は、生後1年位に行います。成犬で30kg位か以上になる大型犬は、生後半年で行います。グレートデンの手術は生後4か月くらいでやりました。この子は今、50kg以上になってますから、今だったら、一人では絶対無理です。

なぜ早めるかというと、犬が大きくなればなるほど、難易度が増すのです。小型、中型犬でも、2〜3歳位からお腹の中の脂肪が増えて、血管が見えにくくなったり、脂肪組織が邪魔して、大事な血管を縛りにくくなります。

今日のワンコも、ある程度は予想していましたが、やはり、付着している脂肪が多くて、ズルズルと糸が滑って緩むので、通常の手術と比べると、かなり神経を使いました。

手術は予定通りに終わって、明朝退院です。飼い主の方にはこんな苦労はわからないでしょうね(笑)。


●2019年08月27日(火)

☆感染病にご注意☆

ダニが媒介するウイルス性の感染病に重症熱性血小板減少症(SFTS)と言う病気があります。この病気に感受性が高い(感染すると重症化する)のが、人と猫科の動物です。ダニが媒介します。他の動物は、感染しても一時的に体調を崩す程度で、死亡することはありませんが、人の死亡率は20%以上ですから、感染すると5人に1人は死亡するということです。

この病気に感染した猫に触れると人が感染します。感染した猫も病気になってますから、一番危険なのは、その猫の飼い主と動物病院のスタッフで、実際、獣医師や看護師が感染しています。西日本の発生が多いので、地域によっては、体調を崩した外に出る猫の診察は、自分たちの身に危険が及ぶので診ませんという病院も出てきてます。猫は外に出さないのが一番ですが、出る猫は、ノミ&ダニ対策は必須ですよ、猫もそうですが、自分の身を守ることになります。

○重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

 マダニによる「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、届出によると、現在のところ西日本で発症しています。しかし、東北に生息するシカやイノシシなどの野生動物からもSFTSに感染したことによってできた抗体が見つかっており、将来は人への感染も北上することが予想されます。

 2012年に国内で初めて死亡例が出てからは、今年4月までに届出があった感染者404人のうち65人の死亡が確認されています。これまでの研究とあわせて致死率はおおむね20%程度とされています。



●2019年08月26日(月)
☆長寿犬と猫☆

毎年、9月23日の動物愛護デーのイベントで、長寿犬と長寿猫の表彰があります。各病院から推薦を受けたワンコ、ニャンコが対象です。当院も、18歳の小型犬と19歳の猫を推薦しました。大きな病気もなく元気で過ごしている子たちです。

でも、ここにも一頭、大きな病気もなく元気で過ごしているヤツが居ます。生年月日は1999年10月ですから、あと2カ月で20歳です。体重は少し落ちてきましたが、近々の血液検査でも大きな異常はなしで、毎日、マイペースで老後を過ごしています。

いつもはお気に入りの寝床に居ますが、一日に何回が降りてきて、ニャーというので、頭をなでてやると、スリスリして、満足して、また寝床に戻っていきます。気が向いた時に、ポリポリとドライフードを食べています。朝いちばんにもらえる、缶詰が楽しみみたいです。私もこんな老後を送りたいなぁ〜。

●2019年08月23日(金)
☆危険なペットフード☆

ネット上のニュースに以下の記事がありました。ペット用のジャーキーなどに使われるお肉は、どこからきてるんでしょうね?人の口に入るものは、生産段階から衛生状態には注意が払われているし、食肉に処理されるのも、獣医師である食品衛生監視員がチェックしたものがお肉として店頭に並び、店頭でも、衛生状態には厳しいチェックが入ってますけど、ペットフードはどうなんでしょう?時々、今回のような事故が起こりますね。

犬の歯を丈夫にするために噛ませる「牛のひづめ」とか、食道に詰まる事故が多い「ササミジャーキー」とか「砂肝ジャーキー」とか、もうたいがいにしてよ!って感じです。ペットは自分で食品を選んで食べることはできないので、飼い主がきちんとした情報の基づいて、フードやおやつを選ばないといけませんね。


生協の組合員向けに食品などを販売する生活クラブ連合会(東京)が扱っていた犬や猫用のペットフードから、サルモネラ菌や大腸菌群が検出されていたことが23日分かった。すでに販売は中止しているが、14匹の犬が死ぬなどの被害が出た。仕入れ先の製造工場などを調べたが、汚染の原因は分かっていないという。

 問題があったのは「犬・猫用ササミ姿干し 無塩」で、北海道栗山町の工場で製造されていた。18年4月から約4万7千個を販売し、19年1月以降、ペットに嘔吐や下痢などの被害の相談があり、3月に販売を中止した。

 調査によると、計68匹の犬と猫に症状が出て14匹の犬が死んだ。

●2019年08月21日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワのタロウ君です。3歳の男の子です。タロウ君は保護団体から今の飼い主の元にやってきました。前年の予防歴が分からなかったので、フィラリアの検査をしましたが、感染していませんでした。狂犬病のワクチン接種を受けて、予防薬を処方しました。可愛がってもらえそうですね。

●2019年08月19日(月)

☆今日のワンコ☆

3日前にオモチャの車のタイヤを食べちゃったみたいなんですが・・と体重5kgの小型犬が来院しました。翌日に病院を受診して検査してもらいましたが、異常はなかったようで、少し様子を見てくださいということだったそうです。その後、元気、食欲はありますが、便がでてないのと、今日、胃液のようなものを吐いたので、心配になって、当院に来院されました。

食べたのと同じものを持参していましたが、直径が1.5センチ位で、中が空洞になってます。噛んで食べてくれていたらまず大丈夫だと思いますが、丸呑みしてると、ちょっとまずいかな?という感じです。

異物を食べて、それが詰まると、主訴は「激しい嘔吐と食欲不振」です。便がでなくなることはありません。食べてから3日経過してますが、食欲や元気には異常ありませんから、異物が詰まってることはなさそうですが、一応、吐かせる処置をしました。事前に少し食事を与えてから、嘔吐させる注射を打ちます。15分くらいすると、食べ物を吐きましたが、残念ながら、オモチャは出てきませんでした。

異物がボールや梅干しの種などで、食べたことに間違いなければ、内視鏡のある病院をご紹介して、そこで摘出してもらいますが、今回は時間も経過してるし、すでに胃の中にはないかもしれないので、様子を見ることにしました。

以前、数か月前に食べたボールが、十二指腸に詰まった事故がありました。やはり小型犬でしたが、激しく嘔吐するようになり、検査で異物が疑われ、開腹して取り出しましたが、出てきたボールを見て、飼い主の方は、「半年くらい前に、この子がよく遊んでいたボールがなくなったなぁ〜と思っていたら、食べちゃってたんだ!!」。

今回は、物が小さいので、多分大丈夫・・、だと良いんですけどねぇ〜

●2019年08月17日(土)

☆今日のにゃんこ☆

今日は飛び入りで猫の不妊手術が入りました。1か月ほど前から外で食事を与えてる雌猫のお腹が大きくなってきたので、来院しました。始めは警戒心が強くて触ることができなかったそうですが、今は慣れて抱くこともできますから、連れてくることができました。

猫の繁殖期は、12月から2月くらいで、この頃は、ニャーゴー、ニャーゴーと猫が騒ぎ始めて、雌の奪い合いから、オス猫がけんかの傷の治療で来院したり、雌猫が発情してうるさいので、不妊手術で来院したりの、猫の来院が多い時期でした。

3〜5月くらいになると、生後1〜2か月の子猫の来院が増えます。外で生まれた子猫が保護されて来院してきます。劣悪な環境で、母猫が感染病にかかっていたりすると、風邪をひいたり、目やにで目がほとんど潰れそうになった子猫が来院するのも、この時期です。うちの眠も、新生児の状態で工事のおっちゃんが小さな箱に入れて連れてきました。

最近は、このパターンがはっきりしなくなって、今の時期に子猫が来たり、妊娠中の母猫が来たりします。当院の近くでも、母猫のまわりを子猫が走り回っている姿を見かけます。温暖化と何か関係があるんですかね?

猫を外にださないで、室内飼いの猫が多くなって、ケガや交通事故にあう猫や、伝染病にかかる猫が少なくなったのは、良いことですね。

●2019年08月16日(金)

☆お盆明け☆

11日から15日までの5連休でしたが、14日は夜間病院の出務が入ってましたから、4.5連休くらいでしたね。

夜間病院の一日の平均来院数は6〜7件くらいだと思いますが、私が担当した14日は16件の来院がありました。呼吸器系の疾患をかかえている子は、この暑さで、それが悪化して来院してきます。体を冷やすためにICUに入れて、酸素を吸わせて容態を安定させてから検査に入ります。

飼い主が旅行などでホテルに預けられて体調を崩すことも多いみたいです。下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状が出ることが多いようです。

今朝はちょっとドキドキしながら病院に来ましたけど、夜間病院や近隣に年中無休で診察してる病院もあるので、以前みたいに、診療時間前から患者さんが並ぶようなことはなくなりましたね。嬉しいような、チョット寂しいような・・(笑)。


●2019年08月10日(土)

☆今日のにゃんこ☆

食欲がないということで、10歳くらいの雌猫が来院しました。半年ぶりの来院ですが、体重はあまり変わってないので、長く患っている感じではなさそうです。

診察の流れで、口の中を見ると、奥歯の歯周炎が進んでいて、歯がぐらついているように見えます。おとなしい子ですが、さすがに、大きく口を開けると嫌がるので、猫をバスタオルで巻いて、前足がでないようにしてから、助手に口を開けてもらって、ぐらついている歯をつかんで、引っ張ると、ポロリと抜けました。ほとんど、歯茎の上に乗っかってるだけだったようです。

2〜3日食べてないそうですから、皮下に点滴をして、抗生物質を打って終了です。これで、また食べれるようになるでしょう。

●2019年08月08日(木)
☆福間海岸☆

木曜日の午後と休日は福間海岸で過ごしていますが、夕焼けに、少しだけ秋の気配があるような、ないような??、日中は「灼熱」ですけどね。

●2019年08月07日(水)

☆今日のワンコ☆

「先ほど夕飯を吐いてしまいました」と、2歳の柴犬が来院しました。最近、少し食欲も落ちてるそうです。

来院したワンコはとても活発で元気良さそうです。私や看護師に尻尾を振りまくって、喜んでます。「大丈夫そうだなぁ」と思いながら、聴診器を当てたり、体温を計ったり、粘膜の色を見たりしながら診察を進めます。レントゲンを撮ったり、血液検査をするほどでもないかな?

「暑くなったのも食欲が落ちた原因かもしれませんね、嘔吐は一時的なものかも?胃薬を処方しますからそれで様子を見てみましょうか?と、飼い主に話ながら、ワンコから注意がそれると、いきなりワンコが私の口元から鼻にかけて、べろべろべろっ!!

さっき吐いたばっかしって言ってたよなぁ〜、注射を打たれなかったから嬉しかったんでしょうかね(笑)

●2019年08月06日(火)
☆夏だけのペット☆

毎年、夏だけ顔みせるイモリちゃんです。事務室の窓に集まる小虫を狙って、夕方から深夜まで、狩りに励んでいます。窓のこっち側から見れるのですが、案外、失敗が多いんですよね、ジワリ、ジワリと近づいて行って、動きを止めて飛びつこうとした瞬間に、サッと逃げられてます。やはり、相手も命がけですからね。簡単には捕まらないみたいです。

●2019年08月05日(月)

☆今日のワンコ☆

14歳の中型犬が食欲不振で来院しました。全体を見る限りではそれ程弱ってる感じはしませんでしたし、散歩も行きたがるそうですが、食事を食べないそうです。

血液検査をすると特別異常ありません。お腹の中をエコーで見ると、脾臓に腫瘍があることがわかりました。脾臓の腫瘍は高齢犬ではたまに見ることがあります。腫瘍の30%が悪性の可能性があると言われています。

この腫瘍は以前からあると思われます。今回の食欲不振とは関係ないかもしれません。とりあえず、皮下に点滴をして経過をみることにしました。

2日ほど点滴すると、少し食欲が出てきたそうです。来院時の体温も9度台だったのが8度台にまで下がっています。どうも、軽い熱中症だったみたいです。

今日も、同じ処置をして様子を見てもらうことにしました。散歩の時間の短縮と、好物を食べさせて栄養をつけるようにお願いしました。まあ、安静にして、涼しいところでゆっくり休ませて、おいしいもの食べてくださいね・・、ということですね。

腫瘍の摘出が、9月以降、少し涼しくなってから考えることにしました。

私事ですが、先週は「感染性胃腸炎」という病気になり、4日間ほど、まったく食事が取れませんでした。スポーツ飲料と、ゼリー状のサプリでつないでました。やはり、この暑さによる体力低下が原因のようです。皆様、ペット共々ご自愛くださいね。



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