●2019年01月29日(火)
☆今日のわんこ☆ 今日は生後8か月の中型犬の不妊手術でした。 不妊手術は、健康な子に行いますが、通常、鎮静薬を皮下注射して、少し大人しくなってきたら静脈を確保して、そこから麻酔導入薬を静脈注射します。血管から直接薬が入るので、すぐに全身に回って、入れるスピードと同時進行でワンコは眠っていきます。 ワンコが眠ったところで、気管に管を入れて(気管挿管)麻酔ガスを流して、手術が終わるまで眠らせます。手術が終わって、ガスの濃度をゼロにすると10分程度で意識が戻ります。麻酔中に流すガスの濃度は2〜3%です。 ところが、今日のワンコは凄い怖がりで、鎮静薬を打って、鎮静が効いても、カラーを付けようとすると、大暴れして、カラーにかみついてつけることができません。これを付けないと、前足の血管に管をいれることが出来ません。我々が咬まれる危険がありますからね。 そこで作戦を変更して、静脈ではなくて筋肉注射でワンコを眠らせることにしました。これは少し古い麻酔導入のやり方です。ブスリと打ちますから、少しスマートさには欠けるのですが、注射を打たれて10分後には、意識がもうろうとなって、もう触っても大丈夫になったので、それから、静脈を確保して、点滴を入れて、通常の麻酔に入りました。 手術は予定通り終わり、夕方、飼い主の方がお迎えに来て帰っていきました。次は、抜糸の時が問題だなぁ〜。また怖がって暴れるかな??
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