●2018年08月29日(水)
☆今日のニャンコ☆ 抜歯をした14歳の猫が今朝、退院しました。 食べるときに口を痛がるということで来院した猫です。口の中を診ると奥の方の歯に歯周炎が見られます。自然に抜けた歯もあるみたいで、歯は全部そろっていません。元々、歯の弱い猫みたいです。 高齢ですが、諸検査に異常なかったので、麻酔をかけて抜歯することにしました。痛み止めの注射で対処することも考えましたが、この薬、ステロイド剤で炎症を抑える効果がありますが、効果はそれほど長くは続きません。定期的に打つことになります。 抜歯は1時間ほどで終わり、麻酔も若い猫と比べると覚醒に少し時間がかかりましたが、順調に覚めました。当日の夕方に帰っても良いかなと思いましたが、鎮静薬がまだ完全には抜けてないので、猫はいつもより大人しいようです。この様子を見て、飼い主の方が一日入院させてくれとご希望されたので、点滴をしながら一晩預かりました。 翌朝の今日、猫は普通の状態に戻りましたから、予定通り退院となりました。昨日の深夜、猫の様子を見ると、トロンとした表情で、少量の血液が混じったヨダレが垂れていましたから、この表情をみると心配されたかもしれないので、入院させて良かったかもしれませんね。一晩点滴できたから、コッチも安心でしたしね。手元で診れましたしね。
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