2018年07月
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●2018年07月31日(火)
☆今日のニャンコ☆

マンチカンの小雪ちゃんです。7か月目の女の子で体重は3kgです。不妊手術前のワンショットです。猫の不妊手術は、繁殖シーズンの12月から4月くらいまでが多かったのですが、最近は1年を通して依頼がありますね。以前は、「発情がきちゃったから手術してください」って感じだったけど、最近は、猫は去勢あるいは不妊手術して飼うものというかんじで、飼い主の方の意識が変わってきましたね。

●2018年07月30日(月)

☆今日のワンコ☆

土曜日の午後6時半過ぎ、「今日の診察も終わりだなぁ〜、明日は博多でセミナーがあるけど、台風どうなってるのかな?」なんて考えながら、終了モードに入ってると、小型犬がバスタオルに包まれて来院してきました。ワンコは横たわって具合が悪そうです。今日は吐いて、グッタリしているので来院したそうです。食欲は2〜3日前からありません。

ワンコがくるまれているバスタオルを見ると、血液が薄く混じった膿が付いています。ワンコのお尻尾あたりも膿で汚れています。連れてきた方はそれには気づいてしませんでした。このワンコ、飼い主のご家族がお世話をしていて、出張から今日の午後戻ったら、愛犬の具合が悪いので連れてきたそうです。

ワンコはお腹も張ってます。この時点でほぼこの子の病気がわかりますね。エコーで確認するとお腹の中に大きく膨らんだ子宮が見られました。

血液検査をすると、腎臓の機能が悪くなっていることが分かりました。脱水状態もかなり進んでいて、血糖値も下がってます。血管の張りも悪いので血圧も下がっているようです。この病気はなるだけ早く手術で子宮と卵巣を摘出するのが良いのですが、今日のワンコに麻酔をかけるのは危ない感じでした。幸い、少しづつ膿が陰部から出てましたから、子宮がパンクする心配はなさそうだったので、点滴で状態を良くしてから手術した方が良いと判断して、ね入院させました。

2日間の点滴で少し元気を回復し、血液検査のデーターも正常値に戻りましたから、今日の午後、手術で、膿でパンパンに膨らんだ子宮と卵巣を摘出しました。術後の経過が良くて、元気になってくれると良いなぁ〜、明日、食欲が戻れば大丈夫ですね。

●2018年07月28日(土)
☆竹とみん☆

18歳のばあさん猫に2か月半のやんちゃ坊主がちょっかい出しています。少々のちょっかいには耐えていますが、あんまりエスカレートすると、シャ〜っと叱られてますが、ぜんぜんへこたれずに、飛びついてます。めんどくさくなったばあさん猫の竹は、私に助けを求めてくるので、首のあたりをなでてやると、嬉しそうに目を細めています。

悠々自適の老後を送る予定だったのに、妙なヤツがやってきて台無しだわい、っと思ってるような気がします。せいぜい、可愛がってあげないとね。

●2018年07月27日(金)

☆今日のわんこ☆

今日は7か月目のメスのワンコの不妊手術でした。

ワンコの体重は1.7sです。通常、猫の不妊手術の時期を聞かれたとき、生後半年で体重が2kgを超えたころにしましょう。ってお話しますが、今日のワンコの体重は1.7s!でも、成犬に近づいています。種類はトイ・プードルです。

以前は、こんなの小さな子は「どっかにハンディキャップがあるかもしれないし、麻酔をかけても大丈夫だろうか?」と手術を延ばしたり、他院を紹介したりしてましたが、慣れとは恐ろしいもので、通常のワンコの手術と何だ変わりなく出来るんで、最近はあまり悩まなくなりました。それでも、術前の聴診や、全体的な健康度はかなり注意して診てます。

年齢的にまだ卵巣や子宮は発達途中ですから、細くて小さいのです。同じ位の月例の体重が5kg位の子と比べると、割りばしと竹ひごほど太さが違うので、作業が細かくて、拡大鏡が大活躍です。
手術用の拡大鏡は少し高額なんですが、今は、この力を借りてせっせと手術をしてます。

術後の回復は、小型犬の方が良いみたいで、夕方には立ち上がって尻尾を振ってましたよ。

●2018年07月25日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日も猫の抜歯をしました。まだ4歳の子ですが、2年くらい前から口内炎に悩まされてました。口が痛いので、食事もうまく食べられないし、ご機嫌も悪くなるそうです。

いつものように麻酔をかけて、口の中を見ると(通常の診療時には痛いので、あまりよく見せてくれませんでした)口の奥の方がかなり広範囲に炎症が起きてとても痛そうでした。

出来るだけ奥の歯は抜歯した方が良いのですが、まだ若い子なので、歯がしっかりしていて、1本抜くのに20分近くかかる歯もありました。前々回の抜歯した猫は、歯肉炎でぶよぶよになった歯茎に歯が乗っかってる状態でしたから、簡単に抜けましたけどね。

それでも、出来るだけ抜きました。お迎えに来た飼い主の方が、「ご機嫌が良くなってる」って言われてましたから、これから痛みから解放されて、美味しく食べられるようになると良いですね。

写真は当院の猫みんです、生後2カ月半になって、何にでも興味津々で、起きてる時はアッチコッチ走り回ってます。保育器の中で人工保育されている面影はもうありません。ガラスの向こうのイモリを初めて見て「これナニ??」って顔してます。

●2018年07月24日(火)

☆最近のP☆

当院のラブラドルP、以前は海に連れて行ったりしてたけど、13歳になって、朝の散歩も気が乗らないと出てこなくなりました。特に暑さは苦手みたいです。特に、今年の夏は暑くて、朝の8時前でも、外気温は30℃超えですから、行きたがっても留守番させてます。

オシッコのしまりも悪くなって、以前は病院に連れてきても朝までオシッコすることはなかったのですが、最近は、全然気にしないでやるようになって、大型犬なんで量も多いんで後始末が大変なので、連れてきてません。

昨夜、私は寝ようと布団に横になると、布団が広範囲に濡れてます。ハッチのしわざかと思いましたが、それにしては量が多い、私の寝床の横のベランダで、pとポチが休むことも多いのですが、仕切っているドアが開いてたみたいで、そこからpが侵入してやっちゃったみたいです。「こらぁ〜、p!!」って叫んだら、隣のベランダからすっ飛んで入ってきて、階段を駆け下りて、逃げていっちゃいました。

ボケたのか、マーキングしてるのか、さっぱりわかりませんが、いずれにしてもしまりが悪くなったのは間違いないみたいです。私の布団は廃棄処分になりました。外飼いだったからまだ良かったけど、室内飼いだったら大変だったなぁ〜。


●2018年07月23日(月)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのみるくちゃんです。2歳の不妊済みの女の子です。狂犬病のワクチン接種での来院です。ちょっと、おすまし顔ですね。

●2018年07月21日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の不妊手術でした。外で飼われている猫です。いつのまにかやってきて住み着いたそうで、最近、メス猫も来るようになったので、子供が出来たら困るので、オスを手術することにしました。

人馴れしてるそうですが、ゲージに入れられて来院しました。ゲージの外から麻酔の注射を打って、眠らせてから、外にだして手術台の上に上げました。で、お股を見ると「ない!!」、あるべきところにあるべき物がないぞ!

オスには間違いないので、どうも今日のニャンコ、去勢手術を受けているようです。精巣は胎児の時はお腹の中にあって、それが降りてきて所定の位置に治まるのですが、たまに降りてきてないオスも居ます。飼い猫ですとそれを探して摘出しますが、今日のニャンコが出生不明で、ととりあえず「子供と作らせない」のが目的ですから、仮に、精巣がお腹の中にあったとしても、子供を作る機能はないので、無理に探さないで、このまま、麻酔を覚ますことにしました。

今日のニャンコ、今の場所にやってきてから数年経つそうです。どっから来たのかなぁ〜。

●2018年07月20日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は16歳の猫の抜歯でした。

「食事を食べる時に口を気にして食べない」ということで来院してきた子です。高齢なので炎症を抑える注射で管理していましたが、「抜歯できるならしてほしい」という飼い主の希望もあり血液検査にも異常はありませんでした。しかし、やはり高齢で、最近は食欲も落ちているとのことで、麻酔下での処置の延期や中止も考えましたが、飼い主の希望優先で、今日の処置になりました。

高齢と言っても、特別な処置をするわけではなくて、静脈を確保して、そこから鎮静薬、麻酔導入薬と入れて眠らせて、気管に管を入れて麻酔ガスを流して、麻酔を維持し、点滴も同時に行いながら、処置を進めました。

抜歯は1時間半位で当初目的の歯はすべて抜きました。麻酔の覚醒は順調でしたが、点滴はまだ継続しています。日ごろから大人しい子なので、今もゲージの中でじっとしてます。一晩入院させて、明日退院予定です。当院の最高齢の猫は20歳です。この子も今日の処置で食欲が戻ってそれ位まで生きるといいなぁ〜。

●2018年07月18日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日は猫の抜歯でした。8歳位の猫ですが、若いころから口内炎に悩まされてました。口が痛くて、食べられなくなるので、痛み止めのお薬や炎症を抑える注射をしてましたが、最近はだんだん効果もなくなってきたので、麻酔をかけて口の中を良く見て、歯周炎の進んだ歯は抜歯することにしました。

いつもは痛いので、あまり良く見れませんでしたが、麻酔で眠らせてから見ると、想像以上に口内炎が進んでいました。炎症が強いので、肉芽組織が盛り上がって、腫瘍の様になっていました。奥の歯を見ると、歯周炎が進んで、グラグラになっていましたから、あまり苦労することなくすべての臼歯を抜歯することが出来ました。

猫の口内炎は幼少期の風邪が原因になることが多いようです。保護されて来たときに、目やにや鼻水でズルズルになって来る子も多いのです。今日のニャンコは、今回の処置でかなり口の中の衛生状態が良くなるので、長年悩まされた、痛みから解放されると良いですね。

写真は、生後2カ月が過ぎて、好奇心旺盛になってヤンチャぶりを発揮している当院の「みん」です。新生児の頃は、保育器の中でペットボトルで作った「湯たんぽ」を抱いて寝てばかりで、授乳の時に「み〜ん、み〜ん」と鳴いていたので、「みん」と名づけました。TVを付けると、じ〜っと見てます。

●2018年07月17日(火)
☆今日のワンコ☆

ミックス犬のポンズしゃんんです。14歳のメスのワンコです。狂犬病のワクチン接種で来院しました。暑い中来院したので、ハーハーいってますが、元気そうなワンコでしたよ。

●2018年07月14日(土)

☆今日のワンコ☆

先日、いつもお世話になっている福間海岸のサーフショップから電話がありました。ここで飼われている16歳の中型犬が横たわって、目もうつろになっているので、連れて行っても良いか?という連絡でした。いつもは元気なワンコですが、高齢なワンコは急に容態が悪化することもあり、熱中症も考えられるので、近くの病院を受診することをお勧めしました。このショップから当院までは40km以上あって、またその日は大雨の被害で高速が使えないので、かなりの時間がかかることが予想されました。

また、多分、入院治療になると思うけど、高齢ですし、入院中に容態が悪くなってもすぐには面会に来れないので、とにかく、近くの病院に行ってもらいました。予防関係は私が見てましたから、どうしても最後を私に見てほしいということであれば、受け入れますよと話しました。それくらい悪いのでは、と考えたのです。

その日の夕方に恐る恐る電話してみると、「ありがとう、元気になったよ!人で言うメニエール氏病みたいなものだったらしくて、今ははまだ横になってるけど、ガツガツ食べてるよ!」ってことでした。

当院でもたまに見ますが、前庭疾患といって、高齢な犬が突然フラフラになって歩けなくなります。目が上下や左右にフラフラと動いているのが特徴で、発病した時が一番症状が悪くて、徐々に治っていきます。

話を聞いてホッとしました。「そんな状態だったら、今夜か明日には、亡くなってしまうかも・・」て言っちゃったから、申し訳なかったですね。でも、診てないから、やはり悪い方、悪い方に言っちゃいますね。

●2018年07月13日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は10歳位のメス猫の抜歯でした。長年、口内炎と歯周炎に悩まされている猫です。鎮痛薬や炎症を抑えるお薬でコントロールしていましたが、今回、抜歯して様子を見ることにしました。

猫の口内炎の原因は、FVRという感染病が原因になるそうです。猫伝染性鼻気管炎という病気、いわゆる「猫風邪」ですね。保護された子猫が来院することがありますが、かなりの子が風邪をひいています。外猫が生んだ子ですから、生活環境があまり良くないのでしょう。目シル鼻シルでベトベトで来院する子もいます。点眼薬や抗生物質の投与で治療します。多くの子が治癒して元気になりますが、このような病歴のある子が、年齢を重ねると、口内炎や歯周炎が出てくるそうです。

治療は全臼歯抜歯が効果があるのですが、なかなか健康な歯を抜くのは大変ですから、今日のニャンコは、歯周炎の進んだ歯だけ抜歯しました。5本抜きました。これでもかなり良くなると思いますよ。

●2018年07月11日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。出産経験のある猫です。5月に4頭生んでいます。これ以上増えては大変だということで、今日の手術になりました。

犬や猫の子宮は2本あって、それがお腹の下で1本になります。まず、右側の子宮を引っ張り出して、血管を縛って取り出して、次に反対側を引っ張り出して、同じように血管を縛って取り出して、最後にお腹の下の方で1本になった部分の血管を縛って切り離して、子宮と卵巣を取り除きます。

今日のニャンコの子宮は、右側は普通通りなんですが、左側の子宮は長く伸びていて、引っ張っても卵巣が出てきません。卵巣を引っ張ってる靭帯を切らないと上がってこないので、糸で結んで切ったのですが、卵巣から出ている血管も切っちゃったみたいで、ドクドクと血が出てきます。こんな時は慌てないで、慎重に出血部位を見つけて、鉗子でつまんで血を止めて、糸で結んで止血して、無事に出血を止めてから、いつも通りに卵巣と、子宮を取り除きました。

老眼が進んで、細かいところが見えにくくなったので、半年ほど前から、光源付きの手術用の拡大鏡を付けて手術をしてます。今日はこの武器のおかげでバッチリ出血部位が見えました。これで投資した元は取ったかな?

●2018年07月10日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は超小型犬の不妊手術でした。生後8か月のトイ・プードルで体重は1,6sです。以前は、「こんな小さな子の麻酔は大丈夫だろうか?」と心配してましたが、何頭もやってるうちにそれほど心配しなくなりました。むしろ、20kgの子の手術と比べると、手術時間も短くて済むので、体力の減退が著しい昨今は(笑)、むしろ、小型犬の方が楽になりました。ただし、使う薬の量が極めて少量で、0.1ml増えても倍量近くになるので、そこは、慎重になりますね。

超小型犬は小さい犬種を選んで交配させて作っているので、先端的な心疾患など、ハンディを持っている子もいるので、術前の診察は大切ですね。

●2018年07月09日(月)
☆今日のワンコ☆

柴犬の隼人くんです。9歳の男の子です。フィラリアの検査と予防で来院しました。凛々しい表情です。名前に負けていませんね。

●2018年07月07日(土)
☆今日のワンコ☆

「カメラの方を向きなさい!」と、グイと首を持たれてるのはドンちゃんです。6歳の男の子で体重は17kgです。ドンちゃんは保護犬で、最近、今の飼い主の元にやってきました。狂犬病のワクチンを打って登録して、フィラリアの検査を受けました。フィラリアには感染してませんでしたから、昨年までどこかで予防されていたのかもしれませんが、それがどこなのかは、本人(本犬)以外はする由もありませんね。大人しくて、いい子でしたよ。まだ少し緊張気味ですけど、だんだん心を開いてくると、表情も緩んでくるでしょうね。

●2018年07月06日(金)

☆大雨☆

すごい雨でしたが、皆様の地区は被害はなかったでしょうか?当院は午前中は休診にしました。北九州獣医師会では、被災した動物を保護する体制ができてるので、お困りの方が連絡してみてくださいね。

●2018年07月04日(水)
☆当院の子猫☆

もうすぐ2か月齢になる当院の子猫、新生児の頃はず〜と私の手の中で哺乳してたから、妙に私の手に愛着があるようで、手を出すと、ぴょんと飛び乗って、腕から肩に上ってきます。ここで大人しくしていてくれると良いのですが、いきなり耳たぶに噛みついてきたりするから、要注意です。「手と耳たぶじゃぁ、痛みが違うんだってばぁ〜」、少し手加減(咬み加減)してくれよな。

●2018年07月03日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は台風が近づく中、小型犬の不妊手術でした。通常、メス犬の不妊手術は一日お預かりして、翌日の退院にしますが、今日のワンコは、飼い主の方のご希望もあったので、当日退院にしました。

メス犬の不妊手術は、お腹を切って卵巣と子宮を摘出します。いわゆる「開腹手術」なので、少し強めの鎮静薬を使います。術後はゆっくりと麻酔を覚ました方が、ワンコも楽じゃないかなと思うからです。あんまりしゃっきと覚めると、「あらま、お腹が痛いじゃないの!」って感じるような気がします。

そのため、術後数時間は、まだボンヤリしてるので、その状態を飼い主の方が見ると、心配されるんじゃないかな?ということで、一晩お預かりします。

今日のワンコは、そこのところを納得していただいたので、夕方お返ししました。飼い主の方があまり心配されないんであれば、ワンコも自宅でゆっくりと静養した方が良いかもしれませんね。

●2018年07月02日(月)
☆今日のワンコ☆

ププちゃんです。生後3か月目の男の子で体重は1.3kgです。健康診断で来院しました。写真ではムスッとしてますが、可愛いワンコでしたよ、ヨーキーとチワワのミックス犬だそうですから、可愛いはずですね。


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