●2018年06月27日(水)
☆今日のワンコ☆ 今日は小型犬の乳腺腫瘍の摘出手術でした。 1か月ほど前に胸の皮膚病で来院してきた子です。胸の乳首のまわりがただれて皮膚炎が起きてました。いつも洋服を着てる子なので、飼い主も方も気づくのが遅れたようです。 病変部周囲の毛を刈って、抗生物質を処方しましたが、ただれている皮膚が濡れています。乳頭の周囲にはいくつかの腫瘍が見られ、乳頭から分泌物がでています。この分泌物が皮膚と毛に付着して、皮膚炎を起こしたのでしょう。皮膚病の回復を待って、乳腺腫瘍を切除することにしました。 切り取る部分にマーカーで印をつけて、それに沿ってメスを入れます。腫瘍を切除するとまわりの皮膚が伸びるので、切り取った部分の倍くらいの大きさの傷になりますから、縫合に時間がかかります。大型犬の乳腺腫瘍を取った時は、ひたすら、1時間以上も縫ってたことがあります。 傷は大きいのですが、術後の回復は早く、今日のワンコも夕方には立ち上がって、尻尾を振ってました。ワンコは1日預かって、明朝退院します。
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