2018年05月
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●2018年05月30日(水)
☆夏だけのペット☆

毎年夏になると、事務室の窓に出てくるイモリくん、私が子供の頃、同じ位置にあった両親の部屋の窓に居たから、イモリの寿命はしりませんが、もう50年近く前ですから、ずっと何代か住み続けているんでしょうね。

事務室の光に寄ってっ来るコムシを捕ってますが、失敗することもあって、見てて楽しいですよ。そ〜っと近づいてパクッと飛びついて、間一髪で逃げられて、飛びついた弾みで窓から落っこちたりして、それにもめげずに、また二階の窓まで上がってきます。

今年は出現が例年に比べて早いようです。梅雨入りも早かったから、夏はどうなんでしょうね?

●2018年05月29日(火)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのハナちゃんです。1歳の不妊済みの女の子です。体重は1.8sです。ワクチン接種で来院しました。不妊手術を受けていると将来、子宮卵巣の病気はなくなりますし、乳腺腫瘍の発病も押さえます。今日も4歳の小型犬の手術をしましたよ。

●2018年05月28日(月)
☆今日のニャンコ達☆

今日は子猫の来院が続きました。それも生後1週間から1か月位の子ばかり・・。

カラスに襲われていたところを助け出された生後1か月位の子が1頭、猫伝染性鼻気管炎とういう感染症にかかって、目やにで目がバリバリで青っぱなを垂らした、生後1か月位の猫2頭、先週の木曜日に、保護されてやってきた、生後1週間くらいの子猫・・。

一日のこれだけの子猫が来院してくるのも珍しいですね。みんな優しい方に保護されて、育ててもらってるから、病気やケガを克服して元気に育つと良いですね。

当院で育てている子猫も3週間目に入って、目覚めて活動している時間が少し長くなりました。目は開きましたが、まだよく見えてないようです。毎日、スポイト代わりの注射器でミルクをもらっています。離乳まで、もう一息です。

●2018年05月26日(土)
☆今日のわんこ☆

ポメラニアンのコテツちゃんです。今日はワクチン接種で来院しました。丸いカットが可愛いですね。去勢手術を受けているとあどけなさが残るので、ずっとこんな感じで年を重ねて行くでしょうね。

●2018年05月25日(金)

☆今日のわんこ☆

ダニが付いたということで11歳のワンコが来院しました。飲ませるタイプのダニ駆除薬を処方しようと思いカルテを見ると、3年前からフィラリア予防の薬が投与されてませんでした。外飼いのワンコで、ダニが付いていることから、山林ややぶが近いことも想像できたので、フィラリアの検査をお勧めしました。

検査結果はフィラリア陽性でした。ワンコは元気も良く、健康状態も良さそうなので、フィラリアが寄生してるとはいえ、フィラリア症にはなったなさそうでした。

今後は投薬プログラムに添って、予防薬を投与して、新しい感染の予防と心臓に居る虫の駆除を行っていきます。

ダニの寄生で来院して、フィラリアの感染がわかりましたから、ワンコにとっては、ダニの寄生がある意味でラッキーだったかもしれませんね。

●2018年05月23日(水)

☆今日のわんこ☆

14歳の中型犬がフィラリアの予防で来院しました。

当院は、前年の予防がきちんと6月から11月まで投薬されてるワンコは、フィラリアに感染することはないので、検査しないで予防薬だけ出してます。その年に予防薬を投薬するときには、フィラリア感染の有無をチェックするために、血液検査をすることが推奨されてますが、人出不足(獣医不足?)の当院はすべてのワンコの採血をして検査するのは時間的に厳しいのです。

今日のワンコは7年前に当院に初めて来院した時に検査をすると、フィラリアに感染していることが分かり、成虫にもダメージを与えるということで、通年通して予防薬を投薬し、4年前に寄生がなくなりました。

それから毎年予防薬を投薬してましたが、昨年だけ、このワンコのお世話をしてる方が変わって、投薬が出来ていませんでした。「当院の近隣はそれほどフィラリアの汚染地区ではないから、1年開いても多分大丈夫なんじゃないかな?」なんて思いながらも検査をすると、フィラリア陽性でした。飼われている場所が山の方ですから、蚊も多くて、1年開いただけで、また感染してしまいました。

また通年予防して成虫をやっつけます。昨年一年だけの感染ですから寄生してる虫の数も少ないと思うので、来年までには駆除できると良いですね。

●2018年05月22日(火)
☆今日のわんこ☆

チワワのコロンちゃんです。3か月目の男の子で体重は1.6sです。2回目のワクチン接種で来院しました。可愛いですね、ビックリしたような表情です。

●2018年05月21日(月)
☆子猫保育記☆

2週間前にビショビショに濡れて冷たくなって運び込まれた新生猫の目が開きました。まだ良く見えてはいないようですが、3〜5時間毎の授乳で、少しづつ成長してます。誰ですか「コウモリの子みたいだ!」って言ってるのは(笑)。

●2018年05月19日(土)
☆今日のニャンコ☆

もずくちゃんです。7か月目の女の子です。不妊手術前のワンショットです。これから鎮静剤を打たれて、15分ほどでウトウトなりますから、麻酔の導入薬を注射して眠ってから、ガス麻酔用の気管チューブを気管に入れて、ガス麻酔を流して手術が始まります。

●2018年05月18日(金)

☆今日のニャンコ☆

元気がなくなった17歳の猫が1か月前に来院しました。高齢なので血液検査をすると腎臓の機能が低下してるのが分かりました。

多くの猫が腎不全で寿命を全うします。今日のニャンコはまだ食欲はありますし、腎機能の低下は中程度だったので、猫の慢性腎不全用のお薬を処方しました。近年出た液体の薬で、毎日、体重に応じた量を飲ませます。

投薬1か月後の今日、再診で来院しました。元気も食欲も出て、体重も少し増えてました。血液検査をすると、腎機能がほぼ正常値に戻ってました。

この薬が出る前は、「腎機能が落ちてますねぇ、年齢的にもそういう年ですから、食欲がなくなったり、調子悪そうだったら、点滴に来院してくださいね」とお話して、次に来院してきたときは、体重も落ちて、腎機能も悪化してる・・。という経過を取ることが多かったので、良い薬が出て良かったです。

中高年の猫を飼ってる方は1年に1回は健康診断を兼ねて、血液検査をすると良いですね。猫は腎機能が落ちると、多飲多尿になりますから、その点も注意していて下さいね。

●2018年05月16日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は15歳の小型犬の歯の治療でした。飼い主の方からワンコの口臭の相談を受けていました。ワンコの年齢も考慮して、歯周炎用の抗生物質を処方しましたが、あまり効果はなく、麻酔下での治療をご希望されました。15歳ですからかなり高齢で、麻酔をかけて良いものか考えましたが、ワンコは年齢の割には元気が良くて、毛づやも良く、筋肉も付いていて健康そうで、各種検査結果にも異常なかったので、麻酔下で処置することにしました。

処置時間を出来るだけ短くしたいのと、ワンコの年齢や出血のリスクを考えて、抜歯は、簡単に抜けるものだけにして、1時間弱で処置を終えました。

この子を可愛がっていた飼い主の奥様は入院中だそうですが、今週末には退院だそうで、「口の中が綺麗になって、口臭がなくなったので、家内が喜ぶだろうな〜」って嬉しそうにしていた旦那様の姿が印象に残りました。今日もなかなかいい仕事したぞ(←自画自賛ですね(笑))

●2018年05月15日(火)
☆新生子猫☆

連休明けの月曜日、大雨の日に生まれたばかりと思われる子猫が拾われて来ました。雨に打たれて外で鳴いていたそうで、工事関係のおじさんが段ボールに入れてきました。

まだ生まれたばかりで体重は100グラムしかなくて、雨に濡れて体温も下がっていて、弱弱しく鳴いていました。母猫は弱い猫は見捨てて、強い子を残すことがあるので、ポツンと置いて行かれた子猫は生命力が弱いこともあって、「多分育たないだろうなぁ〜」と思いながら、体を拭いて、ペットボトルにお湯を入れて即席の湯たんぽを作って、保育器に入れておきました。

翌朝、「冷たくなってるだろうなぁ〜、どっかに埋めてやっかな?」なんて思いながら、かけていたタオルをめくってみたら、か細い声で鳴きながら、モジモジと動いていました。ミルクを作って哺乳瓶で与えますが、飲む力は弱くて吸えないので、注射器を使って、少しずつ口に入れてやると、少しだけ飲みました。

一日の必要量を飲むには、一日に10回近くの哺乳が必要です。飲めなくなったら、それでおしまいです。命の火は消えます。それから1週間、少し体重も増えましたがまだ哺乳瓶で飲む力はありません。まだしばらく、注射器を使った保育が続きそうです。ここまで頑張ってくれたから、無事に離乳までもって行きたいですね。

●2018年05月14日(月)
☆今日のワンコ☆

ポコちゃんです。3か月目の男の子です。ポコちゃんは、トッコちゃんと一緒に飼われています。ヤンチャ盛りのオスの子犬が2頭・・、きっと、アッチコッチ破壊されるだろうなぁ〜、飼い主の方は大変そうです(笑)。

●2018年05月12日(土)
☆今日のわんこ☆

診察台の上で両足を踏ん張って、きりっとした顔でこっちを見てるのは、トッコちゃんです。最後3か月位の男の子です。トッコちゃんは愛護センターからやってきました。今日は健康診断で来院しました。

●2018年05月11日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのあられちゃんです。生後7か月目の女の子です。今日は酔い止めのお薬を取りにきました。気持ち良くドライブに行けたかな?

●2018年05月09日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術とオス猫の去勢手術でした。メス猫は家から出たことがない室内猫、オス猫は、家には入ったことがない屋外(外)猫です。外猫の方は、網でできた罠の中に入って連れてこられました。このような外猫は手を出せないから、網の外から麻酔の注射を打つことがありますが、今日のニャンコは人に慣れているようで、罠の入り口を開けると、逃げるそぶりもなく、懐っこく近づいてきます。鎮静薬を打つのが何かだましているみたいで、申し訳ないほどです。

手術を終えた猫は、今晩は一晩室内で過ごしますが、明日の朝には、元の場所に放されます。普通は話すと脱兎のごとく逃げますが、今日のニャンコはスリスリしそうですね。

写真は不妊手術前のメス猫のワンショットですが、名前が「村上先輩」です。かなりユニーク名前です。いつか名前の由来を聞いてみたいですね。

●2018年05月08日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は13歳の小型犬の前足に出来た腫瘍を取りました。前足の内側に長さが数センチのコブがぶら下がっていました。前足の三分の一位の長さと大きさです。ずいぶん前からあるそうですが、そのままにしてたら、こんなに大きくなったそうです。

手で触った感じでは、下の組織とはそれほど広範囲に付着していない感じでしたから、多分、それほど苦労しないで取れそうな感じなので、手術することにしました。

メスを入れて皮膚を切開するとその下の筋肉がありますが、腫瘍は、筋肉にべたりと付着して、奥の方まで入っていってました。血管に注意しながら、慎重に腫瘍を剥がしていって、正常な組織と異常な組織を分離しながら、切除しました。腫瘍を取り残すと、またそこから再発する可能性があるので、ここまで取れば大丈夫だろうというところまで進んでから切除しました。切開部位は小さかったので、縫合には時間はかかりませんでした。

乳腺にも2か所腫瘍があったので、こっちも切除しました。乳腺腫瘍が散りやすい部位に孤立してたので切除は簡単でしたが、切開部位が広かったので縫合に時間がかかりました。

2時間以上かかりましたが、ワンコは良く頑張りました。予定通り手術を終え、今は入院室で休んでいます。

ワンコが高齢化してるので、体表の腫瘍の相談をよく受けますが、取れる場所だったら出来るだけ切除することをお勧めしています。「様子を見ましょう」って言うと、飼い主は出来るだけメスを入れたくないので、どんどん様子を見て、次に来院したときには、とても大きくなってたり、もう、取れなくなってたりしますからね。

●2018年05月07日(月)

☆夜間病院☆

連休明けの日は夜間病院の出務でした。

休み明けですから、来院する方は多いのですが、ほとんどが、ワクチン接種や、フィラリアの予防ですから、それほど体力は使わないので、深夜勤務でしたが、大丈夫でした。一日に沢山の方の診察を終えて、晩御飯を食べて、また夜間病院での診察は、疲れますからね、ちなみに、夜間出務獣医師の中では、私が上から2番目です。

夜間病院には板チョコを一枚近く食べてしまった体重4kgほどの小型犬が来院しました。チョコレートの中に含まれれるテオブロミン、カフェインなどの成分が過剰に摂取されると中毒を起こします。これらの成分が多い、調理用のチョコや、ビターチョコが、ミルクチョコやホワイトチョコよりも危険です。体重2kgの小型犬が、ビターチョコを一枚食べると死亡率が50%になります。

昨夜のワンコの食べた量も危険水域でしたから、すぐに嘔吐の処置をすると、大量のチョコが食事に混ざって出てきました。来院してきたときから、ワンコの口からチョコの匂いがしてましたから、沢山食べちゃったんでしょうね。

その後、ワンコは2時間ほど点滴を受けて、異常なかったので帰りました。飼い主の方がチョコの危険性に気づかずに、来院しなかったら、ケイレンや昏睡などの中毒症状が出てたかもしれません。有毒物質が吸収されてしまうと、もう出させることは出来ませんからね。

●2018年05月02日(水)
☆雨の連休中日☆

今日は雨で朝の散歩にも行けず、犬たちがつまらなそうにしているので、院内で少し遊んでやりました。錠剤を投薬するのに使うトリーツを診察台の上の乗っけると、目の色を変えてましたよ、投薬に使うだけあって、美味しいにおいがするんでしょうね。

●2018年05月01日(火)

☆昨夜のワンコ☆

連休の始めの昨夜は夜間病院の出務日でした。

私が担当したのは、頭を打った若い小型犬2頭でした。1頭目はまだ子犬のチワワです、子供さんの足が頭に当たって、グッタリなったので来院しました。来院したワンコはまだ意識がもうろうとした感じで、目の焦点が定まってない感じでした。若いチワワで、頭のてっぺんにある大泉門という部位がまだ閉じていない子がいます。そこを触ると、ぶよぶよしています。今日のワンコの頭頂部もそんな感じでした。骨が形成されていないから、頭の皮膚の下はすぐ脳ですから、ちょっとぶつかっただけでもダメージが大きいでしょうね。ショックを和らげる注射を打って、日付が変わることまで、ICUの中で観察して、来院時よりも少ししっかりしていたので、翌朝、かかりつけの病院に行ってもらうことにして、お帰ししました。

次の小型犬も頭部打撲です。エプロンにピョンピョン飛びついて遊んでたら、そのまま後ろにひっくり返って、頭を打って脳震盪をおこしたようです。直後はベロンと舌が出て意識を失っていたようですから、飼い主の方はビックリしたでしょうね。来院したときには、普通の状態に戻ってましたから、無処置で自宅で安静にしとくように指示してお帰ししました。

夜間はいろんな子が来院しますね。当院では、脳震盪のワンコなんて、診た覚えがありませんからねぇ〜、覚えてないだけかな?


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