●2018年04月28日(土)
☆今日のワンコ☆ 「昨夜、晩御飯を食べた後から、なんか様子がおかしいのです、舌をペロペロして、口を気にしてるみたいで、今朝は朝ごはんを食べません」ということで、14歳の小型犬が来院しました。食事の後に毎日「歯みがきガム」を与えてるそうで。「そのガムがどっかに引っかかったのかなぁ〜、ガムの太さは割りばし大だそうだから、食道に詰まることはないと思うけど、もしそうだった大変だなぁ〜麻酔下で内視鏡コースになるけど大丈夫だろうか?」なんて考えながら、診察に入りました。 見た感じは普通で、確かに舌をペロペロしてますが、苦しそうな感じはありません。とりあえず口の中を見ます。この子、怒るのでなかなか中を詳しく見せてくれませんが、歯みがきガムが引っかかってることはなさそうです。 スタッフがワンコを押さえてくれているから、「君の方が目が良いから、一緒に見てくれよ、オレ老眼だから」とお願いすると、「先生、上あごの一番奥の歯がグラついているみたいです」。 確かに、奥の歯がグラついているようなので、ピンセットでつまんで引っ張ると、ポロリと捕れました。 多分、昨夜ごはんを食べた後に、今までもグラついていた歯が抜けかかって、ワンコをそれを気にして、ベロで押し出そう、押し出そうとしてペロペロやってたんでしょうね。猫では、抜けかかった歯が歯茎に接触して気にしてる子は何度か診ましたが、ワンコでは初めてでした。長くやってると、色んなことがありますね。
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