2018年02月
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●2018年02月28日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は1歳のオスのニャンコの去勢手術でのはず(?)でした。

来院した猫を連れた飼い主方が、「この子、怖がりで、前回予約入れた日はどっかに逃げちゃって、捕まらなかったんですよ」なんて言ってます。

オス猫の去勢手術は短時間で終わるので、来院の様子を見ながら午前中に済ませることもあります。今日のニャンコは怖がりだということなので、飼い主の方が居るときに鎮静剤を打ちました。今日の手術を午前中に済ませてしまおうと思いました。

鎮静薬打ってから、猫をキャリーバッグから出して、当院のケージに入れるときにお股を触ってみると「あれっ、ない??」。

たまーに、陰睾(睾丸が袋の中降りてなくて1個あるいは2個とも所定の位置にない)オス猫がいるので、お預かりした時に必ず確認してます。

今日のニャンコは全く両方ともないのです。今日のニャンコは陰睾ではなくて「メス猫」でした。飼い主の方は1年間、ずっとオス猫を思ってたそうです。幸い猫の名前は「チビ」でしたから、名前には問題なさそうでした。「タロウ」とか「コテツ」だと困りますからね。

鎮静薬を打ったので、今日のメス猫の不妊手術は、午前中になりました。幸い、来院する方も少なかったので、当院も特に問題はおこりませんでした。色んなことがあるなぁ〜。「不妊手術をお願いします」と飼い主から言われて、メスと思って、お腹を切っちゃったオス猫の話を聞いたことがあります。これは、飼い主が「避妊」と「去勢」を間違ったアクシデントですね。獣医師には当たり前の単語でも、一般のヒトは生涯に一回使うか、使わないかの単語ですからね。

●2018年02月27日(火)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のキイコちゃんです。体重は1.4kgです。ワクチン接種で来院しました。大きなお耳がチャームポイントですね。

●2018年02月26日(月)

☆今日のニャンコ☆

「オシッコが出なくて、嘔吐してます」と、6歳のオスのニャンコが来院しました。お腹を触ると、パンパンに膨らんだ膀胱があります。オス猫の尿道閉塞です。血液検査をすると、腎機能を示す数値が跳ね上がっていて、危険な状態です。オシッコが出せないと、短時間で腎機能が急激に悪くなります。腎機能が悪くなると、血液中のカリウムの数値が上がります。そうなると心停止の危険性がでてきます。以前点滴にカリウムを入れて、患者さんを殺してしまった看護師さんが居ましたね。

麻酔をかけて眠らせて、尿道に管を四苦八苦しながら入れて、尿道を開通させて、膀胱の中を洗って、管を留置して、点滴入院治療・・、いつのパターンですね。

カルテを見ると、この猫2年前も同じ病気で、同じ治療を受けています。退院の時に、この病気の処方食を必ず与えてくれるように言ってたけど、履行されてなかったようです。

驚くことに、このお宅では猫はオス3頭、メス1頭が飼われていますが、オスは全頭この病気で麻酔下の治療を受けていますし、メスは尿道閉塞はおこしませんが、膀胱炎を起こしています。

多分、兄弟猫たちでしょうから、体質的に膀胱に砂が溜まりやすい体質なんでしょうねぇ〜、全頭で処方食を食べれば大丈夫なんですが、価格の問題もあって、生涯続けてくれるかなぁ〜。

●2018年02月24日(土)
☆今日のニャンコ☆

マンチカンのなつちゃんです。6か月目の女の子です。今日は不妊手術を受けに来院しました。この猫種の特徴の短い手が写真から分かりますか?愛らしいんですよねぇ、手が短くて、点滴の管入れるのは少し大変ですけどね(笑)。

●2018年02月23日(金)
☆今日のワンコ☆

ネネちゃんです。15歳くらいの女の子です。ワクチン接種で来院しました。15歳というと高齢ですが、ネネちゃんは、不妊手術を受けているので、表情があどけなくて、若々し感じです。飼い主の方の腕の中で落ち着いた表情ですね。

●2018年02月22日(木)
☆今日は猫の日☆

2月22日はニャンニャンニャンということで「猫の日」だそうです。

ネットから得た情報ですが、「うちの猫は、食事の横に新鮮な水を置いてやってるのに飲まないで、風呂場の水やプランターの水を飲むんですよ」という話を良くききます。野生の猫科の動物は、食事と水場は別で、基本的に食事(捕獲した動物)のすぐ近くにある水は不潔なことが多いから飲まないんだそうです。いわゆる、食事を取る場所と水を飲む場所は別なんですね。

その習慣が残っているので、飼い猫も、食事のすぐ横にある水は飲まないんだそうです。真偽はいかに??でも、なんとなく納得出来ると思いませんか?

当院の松は、食事の横にある水も平気で飲んでますが、寝床を私の椅子の上に決めてる様で、いつも場所取りを私と争ってます。ヤツが背中側に回ると深く座れないので、横に持ってくると、膝に上がってきます。膝にあがると、ものを読んだり書いたりするときは邪魔で、お互いに、狭い椅子の上を取り合ってます。困るのは、親愛の情なのか、時々、私の手をザラザラしたベロでペロペロ舐めてくれることです。よだれも付くので、気持ち悪いですからねぇ(笑)

●2018年02月21日(水)
☆今日のニャンコ☆

10日程前に保護されて、当院にノミの駆除と健康診断で来院してきたのは、チャトランちゃんです。体重が1.7sの男の子です。推定年齢4〜5か月齢かな?まだ警戒心満々なので、診察台の上からの脱出を試みてもらうと困るので、ネットに入れて診察を終えたワンショットです。私に不信感一杯の表情ですね。

●2018年02月20日(火)

☆内視鏡検査☆

内視鏡検査といってもペットの方じゃなくて、自分の内視鏡検査に午前中2時間ほど休みをもらって行ってきました。特に胃の調子が悪いわけじゃなくて、健康診断のひとつとして、初めて受診しました。

犬や猫に内視鏡を入れるときは、全身麻酔下でおこないますが、私が受診した病院は、麻酔するかしないかは、患者本人が決めるシステムでした。私は、自分の胃の状態がリアルタイムで見たかったので、無麻酔を選択しました。

内視鏡のスコープが喉から、食道、胃の中に降りていきます。「人も犬も、あまり変わらないなぁ」なんて思いながら見ていると、ドクターが時々、画面を止めて写真を撮りますが、この時はドキドキ・・、「何かあったんだろうか?、そういえばなんか黒いところが見えたような?」。犬や猫に内視鏡を入れる症例のほとんどが、異物の誤食です。犬や猫は食道がんや胃がんはほとんどありません。当院の規模で25年間に、犬の胃がんは1例、食道がんは経験ありませんから、ガン病変は、ほとんど見た経験ないのです。「大丈夫かなぁ〜」。結果は、「異状なし」でした(笑)。

何名か検査を受けてましたが、麻酔下での検査を希望された方は、検査終了後もベットで点滴を受けながよら、まだ眠っている人もいました。麻酔は何を使ってるんだろう?と興味がわきましたが、さすがに聞けませんでした。さて、これでまた元気に仕事ができますな。遊びもね。

●2018年02月19日(月)
☆災害時救援隊員☆

地震や水害など大きな災害があると、お医者さんにはD-MATという組織があって、災害発生48時間以内に現地に入って、救護に当たるというシステムが阪神大震災後に出来ました。それに準じて、獣医師も同じような組織を作りましょうということになり、研修を受けて、無事(笑)V-MAT修了証書をいただき隊員に登録されました。。

災害時に、犬や猫が人と同じように傷つくことは少ないようですが、飼い主と同伴避難したペットのケアとか、避難所でのペットの取り扱いやシェルターの紹介などが主な仕事になるみたいです。犬や猫は怪我や骨折などよりも、ストレスからくる下痢や嘔吐などの消化器疾患が多いそうで、点滴セットは現地では必須だと熊本地震を経験した獣医師が話してました。

でも出動の機会がこないのが一番ですね。

●2018年02月17日(土)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのニコちゃんです。9歳の男の子で体重は4,6sです。小型犬は年齢を重ねてもあどけなくて可愛いですね。

●2018年02月16日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのたくろう君です。1歳の男の子で体重は4kgです。ワクチン接種で来院しました。少し緊張気味な表情ですね。

●2018年02月14日(水)
☆春一番☆

今日は久々に暖かな一日でしたね、南風が吹いて、春一番ですね。早く春にならないかなぁ〜と思ってますが、彼らは雪の日も楽しそうです。足の裏、冷たくなんだろうか?犬にも「しもやけ」があるんですよ。犬のしもやけは、足ではなくて、耳です。ダルメシアンやポインターなど、耳が大きくて、垂れていて、あまり耳に毛がはえていない犬種は、冬になると、耳の先端が冷えて、血行障害が起きて、カサブタになることがあります。飼い主に温めて、マッサージしてもらいます。

●2018年02月13日(火)
☆嬉し顔☆

診察台の上に上げられて不安になったポチに、おやつでも食べるか?と声をかけたらこんな顔になりましたよ。

●2018年02月09日(金)
☆不安顔☆

当院のポチは明るい犬なんですが、診察台の上に上げると、こんな顔になります。ワクチン接種、血液検査、去勢手術のための注射や採血などがこの上で行われましたから、あまり良い思い出ないもんね(笑)。

明日は、別府市で開催される学会に参加します。午後1時までに到着したいので、10時過ぎには病院を出ますので、よろしくお願いします。

●2018年02月08日(木)
☆福間海岸☆

寒さがゆるんだので、久しぶりに福間海岸に行きました。朝は砂浜も雪だったらしいけど、午後にはすっかり溶けて、日差しで温められて暖かい砂浜になってました。浜に居るのは、カモメと私だけでした。春になったら、Pを連れてきてやろうかな?


●2018年02月07日(水)
☆今日のニャンコ☆

らんちゃんです。生後6か月の女の子です。体重は3kg、去勢手術を受けるために来院しました。昨日の「行先が病院とわかった時の猫」の表情と、なんとなく似ているような・・。

●2018年02月06日(火)
☆病院は嫌いだ!☆

ネットで見つけた、行先が動物病院だとわかった時の動物たちの表情だそうです。こんな顔するのかどうかわからないけど、笑えますね、確かに、連れてこられるときは四苦八苦してキャリーバックに入れた猫が、診察が終わるとスタスタと自分から入るし、ズリズリ引っ張られて診察室に入った犬も、出て行くときは、速攻ででますからね。我が家犬たちも、病院に来るのはみんなが居るから嬉しいのですが、診察台の上に上げた途端にしょんぼりなります。

●2018年02月05日(月)
☆暖房機争奪戦☆

今年の冬はめっちゃ寒いので、足元を温めるのにセラミックファンヒーターを使ってますが、この前で私の足と猫が争奪戦を繰り広げています。私の足元を温めるのに置いてるんですが、ここに無理やり入ってきます。ここの次は、椅子の上に来ますが、コイツが椅子の上にいると、私が深く腰掛けられません。チョコンと座ってるとつらくなるので、猫を下に下すと、しばらく恨めしそうに見上げてますが、今度は、私の膝の上に・・、そうなると、事務仕事の支障が出るので、横っちょにやると、居心地が悪いのか、また膝の上に・・、じゃまだから下すと、今度はファンヒーターの前、争奪戦はしばらく続きそうです。

●2018年02月03日(土)
☆今日のニャンコ☆

元気よく前足を開いているのは、オス猫のゴローちゃんです。生後7か月で体重は2.2kgです。今日はワクチンを接種して、去勢手術の予約をしました。丁度いい月齢ですね。

●2018年02月02日(金)

☆僕のワンダフルライフ☆

昨日の午後は街の映画館に犬が主人公の「僕のワンダフルライフ」という映画を見に行きました。飼い主と別れて老衰で亡くなった犬が、何度も生まれ変わって、4度目に(3度目だったかな?)別れた時が20歳位だった飼い主の40年後に、初老になった元の飼い主と再会するという、愛犬家にとっては琴線に触れる映画で、何度か目がウルウルになって、見てる時、早く帰って、我が家の犬たちに会いたくなりました(笑)。

主人公の犬は3回亡くなるわけですが、その内2回が老衰です。元気だった子が、だんだん衰えていって、運動も好まなくなって、食欲も落ちて病院に連れていかれるというシーンがありますが、2回とも病院で行われる処置は「安楽死」でした・・。獣医が診察するんですが、「この子は、腎臓の機能も落ちてるし、お腹の中には何か塊もあるし・・」なんて話しながら、「皮下点滴でもするのかな?」なんて思いながら見てると、「ちょっとチカっとするだけだから・・」なんて言いながら、次のシーンは、「そして僕はまた蘇った!」と子犬のシーン・・。

私もあまりに動物が苦しんでいるようだったり、飼い主がお世話を放棄してしまって、あまりにも犬が気の毒な状態になっているときは、「安楽死」を提案することもありますが、欧米の安楽死の判断は早いですね。

価値観というか人生観が日本とは違いますねぇ〜、スイスなんて人の安楽死だって認めてるわけですからね。


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