2018年01月
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●2018年01月31日(水)

☆最近の診察室☆

寒い日が続いていますが、寒くなると、ワクチン接種などで来院する方は少なく、ワンコの胃腸炎やニャンコの風邪で、ぽつりぽつりと来院されてます。午後の手術は、ほとんどが、猫の去勢、不妊手術です。これは、ほぼ毎日1〜2頭を手術してます。最近は、外猫が捕獲されてくるケースが多いようです。寒くても、猫は活発に繁殖活動をしてるみたいですね。

●2018年01月30日(火)

☆プロフェッショナル☆

狂暴犬専門の訓練士・・、この方の迫力もすごかった。咬むのがチワワとかポメラニアンとかだったら分かるけど、ロットワイラーにシェパード、秋田犬、正に「命がけ」です。

足にはキャッチャーが付けるようなプロテクターを付けて、ひたすら、待て、伏せ等の号令に従わせる訓練をしてましたね。それでも咬む犬には、力で押さえつけて、大声を出して、圧倒的な力の差を見せつけてました。でも2割位の子はダメなんだそうです。元々、人になじめない性格の子と、子犬の頃いじめにあった子、飼い主があまりにも厳格にしつけたので、人といっしょにいることに喜びを感じることが出来なくなった子・・。

目をギラギラさせて反抗してた子が押さえつけられて、目から攻撃性が消えて、逆に、哀しみで一杯になって、その子が褒められて、嬉しそうな表情を目に浮かべているのが印象的でした。犬は基本的には人好きなはずですから、こんな幼少期をすごして、人に甘えられなくなった子は可哀そうですね。

何か月もかけて咬む犬を矯正させるみたいですけど、お家に帰ったときの飼い主の犬に対する接し方も大切でしょうね。ちゃんとやらないと、元に戻りそうですからね。

当院のポチも叱ると歯をむき出します。最初は咬まれるかとビックリしましたが、咬んだり反抗することはなく、「コラーっ」って怒るとニ〜て歯をむき出します。「くそ!また叱られる」って顔が面白いのですが、ボロボロの子犬でしたから、いじめられたときに、この表情で難局をのがれてきたのかな?って思ってます。

●2018年01月29日(月)

☆プロフェッショナル☆

今夜のNHKのプロフェッショナルはワンちゃんスペシャル、犬と生きるプロの現場ということで、カリスマ美容師、スゴ技獣医師、狂暴犬専門の訓練士が出ていました。

獣医師は全国的にも有名な小林先生という腫瘍の専門医でした。私も何度かセミナーを聞いたことがありますが、飼い主の側に立ちながらも、ガンと戦う立派な先生です。小林先生が勤務するのは一般の動物病院じゃなくて、開業医からの紹介症例のみを診る二次診療の病院で、腫瘍専門の病院です。

外科手術ができるかどうか?できるんだったら、やるかどうか?再発を押さえるための放射線療法、抗がん剤治療を選択するかどうか?など、飼い主の方とじっくり話し合いながら、治療を進めていました。その中で「何もしないで、このままお家で過ごさせる」というのも選択肢の一つですよ」って言ってました。

ガンという不治の病にかかった動物を、どう助けていくか?その時の飼い主の方の心のケアも獣医師の大切な仕事ですね。人の終末医療を同じですね。

●2018年01月26日(金)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のコマちゃんです。生後2か月目の男の子です。1回目のワクチン接種で来院しました。久々にシーズーの子犬の登場です。シーズー犬は抱くと、体重を預けてくるので、フニャフニャして抱き心地が良いんですよね。また飼いたくなったなぁ〜。

●2018年01月25日(木)

☆殺処分ゼロ☆

クローズアップ現代で、各自治体が犬猫の殺処分ゼロを報道してましたが、そのしわ寄せが民間の動物愛護団体にきてるようです。

北九州市も飼い主から依頼される不用犬の引き取りは今してません。処分されるのは、犬よりも猫が多く、特に、子猫(まだ目も空いてないくらいの年齢)の持ち込みが多いようです。民間からミルクボランティアをつのって、ある程度大きくしてから引き取りてを探しているみたいだけど、どれくらい、引き取ってもらってるんでしょうね?

その受け皿になってるのが、民間のボランティア団体ですが、そこも許容範囲を超えてきてるみたいです。

愛護センターの職員がインタビューを受けて、「殺処分ゼロになると、我々もイヤな仕事をしなくて済むし・・」なんて言ってたけど、そのしわ寄せが民間の愛護団体に来てるんだったら、嫌な仕事をしないで済むように、公務員である君たちがアイデアを出しなさい!!って言いたいですね。

●2018年01月24日(水)

☆今日の診察室☆

スタッフ2名がインフルでダウンとなりましたが、何とか1名が回復したので、今日も通常診療が出来ました。外は雪で、来院する方は少ないだろうなと思ってましたが、「雪の中を必死の思いで、山を下りてきました」とワンコを連れた年配の女性や、点滴で定期的に通ってる方などが来院しました。ニャンコの去勢手術も1件こなしましたよ。

当院のポチは、フカフカの毛で寒くないのか、降り落ちる雪をボンヤリながめてました。Pはひたすら小屋の中で丸まってねてました。室内犬のハッチはエアコンの前から動きませんでした。猫の松は、ずっと私の膝の上をあっち行ったり、こっち行ったりしてました。明日も寒そうですね。

●2018年01月23日(火)

☆インフルエンザ☆

私が2週間前にインフルエンザに感染して、1週間ほど絶不調の中で何とか診察と手術をこなしましたが、今日からは、当院の数少ないスタッフが二人ともインフル感染でダウンしました。それで、今週は、通常の診察が出来なくなってます。ご迷惑をおかけします。一応病院は開けますが、診察をご希望の方はお電話でお問い合わせください。


●2018年01月22日(月)
☆今日のワンコ☆

ミニチュア・シュナウザーのメイちゃんです。生後半年の女の子です。ワクチン接種で来院しました。カットがカッコ良いですね。

●2018年01月20日(土)

☆今日のにゃんこ☆

今日は外猫の不妊手術でした。外で飼われている猫でしたが、お世話してる人には慣れているみたいで、通常どおりキャリーバックに入れられて来院しました。当院のケージに移して、見てましたが、やはり警戒心満々です。全く触れない猫はゲージの外から麻酔の注射を打ちますが、今日のニャンコはそうでもなさそうだったので、ゲージの入り口をそ〜と開けて、猫の頭にバスタオルをかけて落ち着かせて、お尻にそ〜と鎮静剤を打ちました。猫は特に暴れたり怖がることなく注射を打たせてくれました。

手術を受けた猫は、まだうつらうつらしてる間に入れてこられたキャリーバックに入れて、夕方、そのままお世話してる方が連れて帰りました。今夜は一晩この中で過ごして、明朝、元の場所に放されます。明日は天気も良さそうだし、気温も高そうなので、丁度良かったですね。厳寒の雪の日なんかだと、やはり心配になりますからね。

●2018年01月19日(金)
☆今日のニャンコ☆

キキちゃんです。生後4か月位の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。体重は2.8kgですから、大きな方ですね。将来は5kg超えですね。

●2018年01月17日(水)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のエマちゃんです。体重は2.5kg、今日は3種混合ワクチンの接種で来院しました。3種混合ワクチンは風邪や下痢の伝染病を予防するワクチンです。最近の猫はほとんどが室内飼いなので、以前と比べると、伝染病の治療をすることが少なくなりました。猫たちが健康に過ごせるのは良いことですね。

●2018年01月16日(火)

☆今日のニャンコ☆

「いつもの元気がなくて、吐いています」ということで若いオス猫が来院しました。ヨダレも出てるということで、何か舐めたんだろうか?外には出ない子ですから、事故や怪我はありません。

お腹を触ると、大きく膨らんだ膀胱に触りました。「この子、オシッコ出てますか?何回もトイレに行ったり、おちんちんの先を気にして舐めてませんか?」等々お尋ねします。

トイレは砂の下の落ちるタイプだそうで、毎日取り換えなくて良いので、オシッコしてるがどうかは確認してませんが、何度もトイレに入る行動はあるそうです。エコーで確認すると間違いなく膀胱で、血液検査をすると、腎臓の数値がすごく悪くなってましたから、尿道閉塞が原因で嘔吐が始まったのでしょう。

猫に麻酔をかけて、おちんちんの先から細い管を入れて尿道を開通させて、そのまま管を縫い付けて、入れっぱなしにして、点滴主体の入院治療になりました。

嘔吐ということで、胃腸炎の治療をしてお返ししてたら、大変でした。この病気はオシッコを出してやらないと、猫はすぐ死んじゃいますからね。

●2018年01月15日(月)
☆ナマコ☆

毎年、この時期に福間海岸に大量のナマコが上がる日があります。ここのところ、ポツポツと捕れていましたが、土日に大量にあがりました。採るというよりは、拾うという感じです。今夜は5人前位のナマコをいただきました。

●2018年01月13日(土)
☆今日のワンコ☆

サチちゃんです。3歳の女の子です。サチちゃんは、マルチーズとシーズーものミックス犬だそうです。

●2018年01月12日(金)

☆今日のワンコ☆

不安そうな表情で椅子の上に不安そうな表情でチョコンと座っているのはエアちゃん、生後2か月半の女の子です。エアちゃんはトイプードルとヨーキーもMIX犬だそうですよ。大きくなるのが楽しみですね。

●2018年01月11日(木)
☆おこげ猫☆

最近寒い日が続き、インフル感染もあって、事務室のエアコンだけでは足元が寒いので、電気ストーブを入れてました。診察で下に降りて、また上がってくるとなんとなく室内が焦げくさい、おかしいなぁ、燃えるようなものストーブの前には置いてないんだけど・・、なんて思いながら、事務仕事をしていると、またもや焦げ臭い、ストーブの前には我が家の猫の松が鎮座してます。

「ありゃ、お前、毛が焦げてるじゃん!!」

いつもは私の椅子の上で、私と張り合ってる松が、ちゃっかり、ストーブの前で毛をチリチリと焼きながら居座ってました。熱くないんですかねぇ〜?、皮膚が焼けるまで気づかないんだろうか?年取って鈍感になってるんだろうか?

ヤケドの傷は治癒するまで1か月以上かかることもあるので、診察のために事務室を空けるときは、ストーブを切ることにしました。
「それで何か?」ってマイペース顔の松ちゃんです。焦げた場所が茶色になってます。

●2018年01月10日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は寒い一日でした。さすがに来院数は少なかったけど、12歳のオス猫の抜歯がありました。2年ほど前から、痛みが出て食べづらくなったり、ヨダレの量が多くなった時に来院していただいて、炎症を軽くする注射を打ってました。概ね月に1〜2回程度でしたが、最近は注射の効果も短くなって、ヨダレの量も増えたので、事前の血液検査や元気、食欲に問題はなかったので、麻酔をかけて抜歯しました。普通は痛いから、なかなか口の中を見せてくれませんでしたが、歯周炎、歯肉炎はかなり進んでいて、歯がグラついていたので、あまり苦労しないで、治療を終えることが出来ました。

犬や、猫の歯の治療というと、どの病院も同じことをやってるように思いがちですが、当院の様に、必要最低限の検査だけで、抜歯する歯も歯周炎進んでいる歯のみを抜歯する獣医師と、歯科用レントゲンやCT検査を事前に行って、歯根炎が疑われる歯をすべて抜歯する病院もあります。

将来、悪くなる可能性のある歯まで治療すると、抜歯にも時間がかかりますし、検査等を含めると、治療費にかなりの差が出ることもあります。

今日のニャンコも2年前に当院で今日と同じような処置を麻酔下で受けています。術前に歯科用レントゲンやCT検査を実施する病院で処置されていたら、2回目はなかったかもしれませんね。

●2018年01月09日(火)

☆インフルエンザ☆

先週の金曜の夜から、なんとなく調子が悪くなって、「風邪かな?」とは思ってたけど、土曜日が夜勤病院に出務で、この日に限って午前2時までだから、誰かと交代してとも言い難く、「まあ、1〜2日寝てれば治るだろう」なんて思っていたけど、月曜日の夕方に熱が40℃近くまで上がったので、病院にいったところ、インフルエンザでした。

インフルの検査の結果を待つ間、診察室の隣の部屋に居たんだけど、隣で診察しているお医者さんの話声が聞こえます。

「何も二つも貰わなくてもね」なんて話しています、「となりで診察を受けてる人は何貰ったのかな?」なんて思いながら検査結果を聞くと、貰ったのは私で、A型とB型が同時感染でした。この病院では、今期初発だそうです。2つ感染した人は・・。

しかし、休診するわけにも行かず、今日は休み明けで20名以上の方が来院し、猫の手術も2軒なんとか集中力を切らさずに無事に終えることが出来ました。しかし、A,B両方感染してる私は、最強の感染源になってるわけで、マスクをして、診察室内では、出来るだけ咳しないようにしてたけど、今日、当院に来院した方たちに移してないといいですけどね。

伝染病の怖さを話して、犬や猫の飼い主さんにはワクチンを接種するように勧めている私自身が、ワクチンを打たずに病気にかかるとは、シャレにもなりませんね。来年はワクチン接種を励行します!

●2018年01月06日(土)

☆今夜は夜勤☆

土曜日の夜は夜間病院の出務日でした。夜間病院は専任の獣医師が2名いますが、週休2日の関係で、どちらかが出れないときは、我々。北九州市と近隣の獣医師が出ています。出務は義務ではなくて、あくまでも有志一同です。

夜間病院は午前2時まで開いてますが、我々開業医は翌日の診察が朝からあるので、特に忙しくなければ、12時で帰ります。

6日の土曜日は、お正月休みの関係で、専任の獣医師2名が両方とも休日になり、小倉南区の先生と私の二人で午前2時までの勤務となりました。こんな日は1年に1回あるかないか・・、が、ドンピシャで私に当たりました。

幸い、それほど忙しくもなく、12時以降に診察したのは二件で、私と南区の先生がそれぞれ1件ずつ診ました。

夜間病院の出務は大変だけど、新進気鋭の院長クラスの診察を目の前で見れるのは、なかなか刺激的です。

●2018年01月05日(金)

☆今日のワンコ☆

年末から食欲がだんだん無くなったメスの小型犬、始めは好きなものは食べていたのが、一昨日から、好物も食べなくなって、陰部から出血が・・、元気もなくなってきました。もう、この場面のお話だけでほとんど診断がつきます。後は、内科でなんとかなるか、外科でやるか、体調は、手術に耐えられるか・・。

エコーを見ると、子宮の中に液体が、陰部からは血膿が出てます。お薬でなんとかなる状態ではなさそうです。血液検査をすると、なんとか手術に耐えれそうということで、今日の午後はメスの小型犬の「子宮蓄膿症」のオペでした。

手術を終えたワンコは今は入院室で休んでいます。明日の朝、元気になって、食事も食べることが出来たら、早めに退院できるかもしれませんね。

今年の当院の初荷は「子宮蓄膿症のオペ」でした。今年もまた、色んな事があるんだろうなぁ〜、お手柔らかにお願いしますよ(笑)。

●2018年01月04日(木)
☆謹賀新年☆

明けましておめでとうございます。今日から当院の診察が始まりました。最近は、夜間救急病院や年中無休の病院もあるので、それほど混みあうこともなく、重症症例もなくて、静かなスタートが切れました。今年も、皆様のペット達が元気で健やかな1年を送れることを願っています。今年もよろしくお願いします。


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