2017年12月
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●2017年12月29日(金)
☆仕事納め☆

今日で今年の診察は終わりました。1年を振り返ると、交通事故や落下事故などの怪我の症例が減少し、糖尿病や心臓病などの慢性疾病が増えてきた感じがします。怪我が減ったのは、室内で飼うことが多くなったのが一因でしょう。特に、猫は内外で飼うのが普通でしたが、最近の方はほとんど完全室内飼育になってます。

我々の業界も、歯科、眼科、循環器、軟部外科、整形外科、ガン治療などを得意とする先生方が増えて、以前ですと、大学病院に送っていた症例が、地元でかなり対応できるようになりました。飼い主にとっては、ご負担が少なくなりましたから良いことですね。

来年も皆様のペットたちが元気で過ごせることを願っています。どうぞ良い年をお迎えください。新春は4日から診察します。

●2017年12月28日(木)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのチビちゃんです。5歳の女の子です。耳のお掃除で来院しました。体重は4kgです。

●2017年12月27日(水)

☆今日のにゃんこ☆

今年も残り少なくなり、当院も30日から3日まで休みますから、手術は昨日が今年最後の予定でした。実は昨日の手術も、歯石の処置だけのはずでしたが、マーキングが始まったオス猫の去勢手術が飛び入りました。

で、今日の午後と明後日の午後は、大掃除の予定でしたが、「メス猫が発情して、ニャーゴ、ニャーゴと鳴いてて困ります、このままだと、お正月が静かにすごせんので、手術してもらいませんか?」ということで、本日も2頭のメスのニャンコの不妊手術でした。

明日の午後は休診ですが、明日の午後を使って、一人でシコシコと掃除をするはめになりそうです。

●2017年12月26日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は生後7か月のオス猫の去勢手術でした。この子、今月半ばに去勢手術で来院しましたが、タマタマが両方とも、袋の中にない「陰睾」でした。タマタマは胎児の時はお腹の中にあって出生後成長とともに降りてきて、納まるべきところに納まるのですが、途中で引っかかることがあって、納まるべきところにない子がまれにいます。今日のニャンコもそんな感じで、前回見たときは「あれっ、メスだったっけ?」と思いました。

注意深く触ると、オチンチンの両脇にそれらしきものがありますが、もう少し体が成長して、はっきりと分かる様になってから手術しましょう、ということで、延期しました。

ところが、マーキングに困ってるので早くしてくださいということで、前回から二週間後の今日、手術することになりました。指で触るとタマタマはオチンチンの横にありそうだったので、そこにメスを入れると、まだ成長していない小さな睾丸がありましたから、皮膚を切開して、2個とも取り出しました。これで、無事にマーキングをしなくなると良いですね。ご家族が集まるお正月に、アッチコッチにマーキングされると困りますからね。

●2017年12月25日(月)

☆今日のワンコ☆

「水を沢山飲んで、オシッコも一杯します。食欲はありますが、最近痩せてきたのが気になります」と14歳の小型犬が来院しました。2か月前の体重が5.7sで今が4.5kgですから、確かに痩せてきてます。ここで疑われるのが糖尿病です。そこで血糖値を計ると、正常値が200以下なのに、この子は400近くありました。予想通りでした。血糖値のコントロールにはインシュリン投与が必要です。投与量を決めるために、これから自宅でインシュリンを注射してもらいながら定期的に来院していただいて、血糖値を測定して、投与量を決めないといけませんね。

今日は、この子以外に、9歳と13歳のワンコの飼い主の方、15歳のニャンコの飼い主の方が、インシュリンを取りにみえました。この子たちは投与量が決まって、血糖値が安定してるので、それほど頻繁に検査はしてませんから、インシュリンの注射だけ取りに見えてます。今日は、糖尿病がまとめて来院した日でしたね。

●2017年12月22日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のミナミちゃんです。1歳半で体重は3.5sです。不妊手術を受けるために来院しました。知らないところに連れてこられて、ゲージに入れられて、緊張気味です。美人さんですね。

●2017年12月21日(木)
☆津屋崎干潟☆

今日の午後は天気が良くて暖かかったので、福間海岸に行きました。帰る途中にある津屋崎干潟に、沢山の鳥が集まっていました。干潟には餌が一杯あるんでしょうね、ここで越冬してるのだろうか?餌が豊富だから山から下りてきたんだろうか?

●2017年12月20日(水)

☆今日のワンコ☆

今日はオスの小型犬の「会陰ヘルニア」の手術でした。会陰ヘルニアをいうのは、去勢していない中高年のオス犬にたまに見られる病気で、直腸を取り囲む筋肉が萎縮して、腸が曲がってしまって、便が出にくくなる病気です。昔からある病気ですが、まだ原因ははっきりとはわかっていません。良く吠える犬が多いような気もします。

今日のワンコは、今年の5月に同じ病気で手術を受けました。この時は右側に曲がったので、そこを手術して、再発防止のために去勢手術も同時に行いましたが、今度は、左側が同じ病気になりました。

ワンコは排便のたびに苦しむので、ワンコにとっても、飼い主にとっても切ない病気です。薄くなった筋肉を寄せ集めて縫い合わせて、曲がった直腸をまっすぐにします。排便困難などの症状が出始めたら、なるだけ早く手術しないと、症状が進行するばかりで、ヘルニアの穴から膀胱などが出ると、排尿もできなくなって、気管な状態になります。

今日のワンコは、早めに連れてきてもらったので、筋肉がそこそこ残っていて、あまり苦労せずに縫い合わせることが出来ました。順調に行ったら、今年の診察最終日に抜糸出来ますから、スッキリとお正月が迎えられますね。

●2017年12月19日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の乳腺腫瘍の手術の予定でした。胸の部分と下腹部に親指の頭位の大きさの腫瘍があります。以前からあったのですが、だんだん大きくなってきたので、手術で切除することにしました。
犬の乳腺腫瘍は、悪性の乳がんと良性の乳腺腫の割合は半々と言われてますが、小型犬に限ると、3対7位の比率の様です。今日のワンコも事前にレントゲンを撮ってますが、転移の所見はありませんでした。

以前は乳腺腫瘍の手術は腫瘍だけ取ってましたが、最近は、再発を予防する目的で不妊手術も同時に行うようにしてます。今日もその予定でした。

手術を受けるために来院したワンコを前に、「この子、まだ発情があるそうですね」と雑談程度にお話ししました。1週間ほど前に来院されたときに、まだ発情出血があるのは聞いていました。前回、いつだったかは、はっきりと覚えてないようでした。

「この子、まだ発情があるそうですね」
「はい、3日前に終わりました」
「えっつ!!」

不妊手術するときは、発情中は避けます。子宮が充血してもろくなっているのです。1週間前に診察した時は兆候がなかったので、予約を入れたんですが、まさか、その直後には発情が始まるとは・・。

で、手術は延期になりました。年明早々に入れましたから、この子の手術が新春の一番初めのオペになりそうですね。


●2017年12月18日(月)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のチョコちゃんです、生後半年の女の子です。フィラリア予防で来院しました。久々におシーズー犬の登場です。可愛いですね。

●2017年12月15日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の抜歯と歯石の処置でした。全身麻酔で行いますが、歯石の処置は当日の夕方お返ししますから、あんまりドッカンと強くかからない方が都合がいいのです。同じ全身麻酔でも、不妊手術や乳腺腫瘍の切除手術は、お腹を開いたり、乳腺を大きく切ったりするので、麻酔が覚めても、一晩はウトウトしてた方が良いので、効果が持続する鎮静薬を使います。

以前は同じ方法で鎮静してましたが、新しい薬を夜間病院で若い先生が使ってたので、早速購入して、短時間で終わる処置の時に使ってますが、夕方退院するころには、ほとんど覚めているので、飼い主もあまり心配しなくてすみます。

「50の手習い」ではなくて「60の手習い」」ですね(^^♪

●2017年12月14日(木)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのパンナちゃんです。生後3か月目の女の子です。体重はまだ1kgです.ワクチン接種で来院しました。

●2017年12月13日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は便秘のワンコ2頭が来院しました。両方ともミニチュア・ダックスです。

まず1頭目は、食欲、元気はあるのですが、朝ごはんを吐いてしまいました。嘔吐は昨日から始まったそうです。この子、先週、綿棒を20本ほど食べちゃったそうで、一部は便に出たみたいですが、吐いたので心配になって来院してきました。レントゲンを撮ると、胃や小腸に詰まっている感じではないのですが、大腸に、大きな便が沢山たまって、ガスも出て、腸が膨れていました。いわゆる便秘状態ですね。指を入れて掻きだそうとしましたが、猫だとなんとかなりますが、さすがに体重が7kgのワンコですから、指が奥まで届きません。生理食塩水で浣腸して、お預かりして様子を見ることにしました。

次の1頭もMDです。この子はお尻の横の筋肉が薄くなって、直腸が曲がってしまって、「便の道」が曲がってるので、そこにうんちが溜まって出なくなってました。「会陰ヘルニア」という病気です。溜まった便は肛門のすぐ横にあるので、指で掻きだして、一件落着です。このままにしてたら同じことを繰り返すので、来週、手術することになりました。

最初の子は、浣腸の効果が出て、2時間後位には、お腹の中の便が出て、便秘が解消され、与えたフードを美味しそうに完食したから大丈夫でしょう。

今日は、ワンコのお尻によく指を突っ込みましたね。

●2017年12月12日(火)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のかえでちゃんです。生後5か月目で体重は2kgです。不妊手術を受けに来院しました。手術前のワンショットです。身の危険を察してか、ゲージの奥に逃げていますね。顔が不安そうです。頑張れ!

●2017年12月11日(月)

☆今日のニャンコ☆

「吐いて元気がありません、3〜4日前からです」と生後7か月位の若い猫が来院しました。確かに来院した猫を診ると、まだ若い猫の割には、活力がありません。室内で飼われている猫でワクチンも打ってあるので、事故や伝染病は考えられません。お話をお伺いすると、かなり吐いてるようです。

後考えられるのは異物の誤食です。猫で一番多いのは、糸や紐です。若い猫は、紐や糸で遊ぶのは好きですが、それを食べちゃう子がいます。食べた紐が腸に絡むので、腸がアコーデオンの様になって、吐き気が続きます。今日の猫も、飼い主に聞くと、紐が好きで、吊るしてある紐を取って遊んでることが多いそうです。

猫に造影剤を飲ませて、時間を追ってレントゲンと撮っていきます。もし、異物があれば、それに造影剤が付着するのでわかります。

15分後、30分後、1時間後、2時間後と撮っていくと、造影剤が流れていきます。結果は、大丈夫でした。造影剤は小腸に残ることはなく、綺麗になくなってました。

お預かりしているとき、下痢もしてることが分かり、急性の胃腸炎診断しました。異物だと外科手術になりますが、内科だとお薬中心の治療になります。レントゲン写真が出てくるたびにドキドキした半日でした。

●2017年12月09日(土)
☆年賀状☆

平成30年は戌年なので、年賀状の絵柄はこれにしましたが、喜んでるのは飼い主だけで、もらった方は、別になんちゃないんだろうなぁ。さすがに夫婦の名前の下に、ピー、ポチは入れませんでしたけどね(笑)・・。

●2017年12月07日(木)
☆今日のニャンコ☆

レッドちゃんです。生後4か月の男の子です。去勢手術で来院しましたが、もう少し多大きくなってから手術することにしました。

●2017年12月06日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は年齢8か月位のオス猫の去勢手術の予約が入ってました。去勢するには丁度いい年齢です。

来院した猫のお股を触ってみます。オスの手術は去勢手術で、メスの手術は避妊手術ですが、時々間違っている方がいて、オスを連れてきて「避妊手術してください」とか、メスで「去勢手術」で予約を入れる方がいるので、来院時に確認するようにしてます。特に、6〜8か月位だと、オスもメスもまだあどけなさが残っているので、顔つきだけでは、間違うこともあるからです。過去に麻酔で眠らせてから、オス、メスが間違ってって、慌てて飼い主に連絡を入れても連絡が付かず、猫はすでに眠っているし、手術していいものやら、どうやら、こうやらで困ったことがあるからです。特に外猫は、「オスだったらしなくていいです」という方もいらっしゃいます。

今日のニャンコは、今日が初めての来院ではなくて、子猫の頃から来院していて、ワクチンもうってますから、カルテの記載はオスでまちがいありませんが、一応念のために触ってみると、「あれっ、タマタマがない!」。

オチンチンはありますが、タマタマがあるべきところになくて、股間がスッキリしています。「あらま、この子、陰睾だわ」。タマタマは胎児の時はお腹の中にあって、成長とともに降りてきますが、それが途中で止まっちゃう子がいます。それが陰睾です。犬にも、猫にも見られますが、猫で両方ともない子は初めてでした。

良く触ると、オチンチンの横に小さなタマタマがあるのが分かりましたから、お腹を開けて探すことはなさそうですが、もう少し待って、もっとはっきりと分かるくらいになってから手術することにしました。手術は2か月後かな?

●2017年12月05日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。外で飼われている「地域猫」のようでした。外猫の手術は、捕まえるのが大変で、外猫は猫ひっかき病の原因菌の「パスツレラ菌」という細菌を爪や口の中に持ってることが多くて、咬まれたり、かじられたりすると、発熱したり、患部が腫れたり、しばらくして腕の付け根のリンパ腺が腫れたりして、場合によっては、入院治療が必要になることもあるので、相談を受けたときは、無理して捕まえないようにお話してます。私も仕事柄咬まれたことがありますが、腕が腫れて、赤ちゃんの腕みたいになります。痛みと発熱で3〜4日苦しみました。

今日のニャンコは、地域の人たちから可愛がられているようで、ほとんど警戒心がなく、普通の飼い猫と同じようにできました。術後は家で飼ってあげるそうです。良かったね。


●2017年12月04日(月)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のののちゃんです。生後半年の女の子です。不妊手術で来院しました。写真は、手術前のワンショットです。ゲージの隅っこで警戒してますね。

●2017年12月02日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の抜歯でした。1週間ほど前に左の目の下を腫らせて来院した子です。多分歯根炎が原因だろうということで、抗生物質を処方して、腫れが引いたので、原因となった歯を抜くことにしました。

奥歯は3本の根っこがありますが、それの1本が悪いようなのですが、残りの2本はしっかりしていて、なかなか歯がぐらつかないので、電動ドリルで歯をカットして2分割してから抜きました。

それ以外にも、グラついている歯や歯石が付着して歯周炎を起こしている歯もありましたから、それぞれ治療して、口の中に衛生状態が格段に良くなりました。今後、歯磨きをしていただけると、この状態が維持できるんですけど、なかなか難しいんですよねぇ〜。

当院のハッチは私が子供用の歯ブラシでせっせと磨いてますが、かなり嫌われています。私の顔を見ると、ソワソワと逃げて行っちゃいます。

12月2日は当院の開院した日です。今日が25回目・・、気が付けば四半世紀、早いですねぇ。これからも頑張ろう!!

●2017年12月01日(金)
☆今日のニャンコ☆

トラちゃんです。1歳の女の子です。今日はワクチン接種で来院し、1週間後に不妊手術を受けることになりました。どこ見てるのかな?

●2017年12月00日(木)



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