●2017年07月27日（木）

☆今日のワンコ☆

夜に咳をするということで4歳の中型犬が来院しました。当院に来院する方たちはご近所の方が多いのですが、この子は少し遠方の方です。一見するとそれほど体調が悪い感じではないのですが、予防等はほとんどしてないようだったんで、血液検査をしました。

その結果、フィラリアに感染してることがわかりました。フィラリアの寄生が原因の咳のようです。当院のフィラリアの検査は、予防が不十分だと判断したワンコだけ行っていますが、今期、フィラリア陽性になったのは、この子を含めて2頭だけです。もう１頭は、予防歴のない猟犬です。地元ではなくて山で感染したのでしょう。それくらい、当院の近郊では、寄生率が落ちています。多くの方が予防してくれているおかげだと思います。

今日のワンコは、フィラリアの成虫駆除を兼ねて、これから予防計画を立てていくことになります。

●2017年07月21日（金）

☆今日のニャンコ☆

「外で飼ってる猫ですが、昨夜仕事から戻ると、倒れてました。一晩見てましたが、横たわったままで、時々ケイレンを起こします。撫でてやるくらいしかできないので、一晩看病してました」と若いオス猫が来院しました。来院した猫は横たわったままで、時々、ぶるぶると痙攣のような発作がみられます。

今回のように、容態が悪い動物が来院したときは、それが、外科的治療を要する状態なのか、内科的治療を要する状態なのかを把握しないといけません。特に、外に出る猫は、事故にあうことがありますから、その見極めは大切です。

今日のニャンコの状態は交通事故とは違う感じです。外傷もありませんし、呼吸状態も普通です。血液検査をすると、肝機能、腎機能を示す数値が跳ね上がっていました。腹部打撲で、内臓にダメージを受けえるとこんな数値が出ることもありますが、体はきれいですから、事故は考えにくいのです。

ケイレンなどの神経症状もありますから、何かの中毒ではないかと診断し、解毒のために入院させて点滴主体の治療をすることにしました。除草剤か農薬がまかれた場所に行って薬剤が付着した草を食べたか、体についた毒性物質を舐めちゃったか？？

今日は、この他にも、昨日の朝までは元気だったのに、その後出て行って夕方帰って来た時は、へたりこんでうまく歩けないという猫も来院しました。

ここでいつも書いてますが、猫は外に出さないようにしましょうね！

●2017年07月19日（水）

☆今日のニャンコ☆

今日の猫の診察です。

まず始めは、子猫3頭の健康診断をとワクチン接種でした。2週間ほど前に保護した猫たちです。愛護センターの譲渡会やボランティア団体を通じて新しい飼い主を見つけようとしましたが、なかなか見つからないので、ご自分が飼うことになるかも・・、ということでした。

次は、「ダニが顔についたかも？」ということで来院した長毛種のニャンコ、ダニを取る器具を使って取ろうとしましたが、上手く取れず、鉗子で引っ張ったところ、ダニではなくて、小さなイボだったみたいです。我慢強い猫で、ほとんど表情を変えずに治療を終えました。無理やり引っ張られて、痛かったんじゃないかな？

次は、昨日嘔吐して、今朝は食事を食べないという2頭のニャンコ、脱水もなく、少し様子を見ても良いと思い、吐き気止めの注射をして、経過をみることにしました。

その次は、口臭が気になるというニャンコ、口の中を見ると、猫によくある口内炎もなく、歯周炎もそれほどひどくなかったので、口の中を細菌を減らす目的で、抗生物質の注射をうちました。

実は、この6頭の猫は、二人の飼い主の方が飼っていて、そのうちの一人が連れてきました。連れてきた方一人で6頭の診察・・、当院、最多記録かもしれませんね。

●2017年07月14日（金）

☆今日のニャンコ☆

今日はオシッコが出せないオス猫が午後1番に来院しました。先月膀胱炎で来院した子ですが、完全に良くなってなかったようで、今日は、尿道閉塞をおこしていましたから、麻酔下で尿道を開通させました。

今日は、猫の不妊手術が急きょ入りましたから、午後の手術を終えて麻酔器を片付けてから、また準備することになりました。

猫は腎機能がかなり悪くなってましたから、そのまま尿道に管をいれたまま、入院治療になりました。しかし、この病気はいつまでもありますねぇ〜、そろそろフードメーカーも考えてくれないかなぁ〜。ドライフード主体の大食漢のオス猫で、太ってて、「食って寝る、食って寝る」を繰り返しているオス猫は要注意ですよ！

●2017年07月12日（水）

☆今日のニャンコ☆

今日は外傷の猫の傷を縫合しました。先週末に怪我で来院した猫です。左足の膝あたりが大きく裂けていました。喧嘩で受けた傷が化膿して、皮膚が落っこちてしまったのでしょう。2週間ほど効果が持続する注射を打って、３〜４日してから来院してもらうことにしました。ある程度化膿を押さえてから縫った方が、傷の治りが良いのです。
するんだろう
外で食事をもらってる猫で、ほとんど外で生活しているようなので、傷を舐めないためのエリザベスカラーを付けるのが難しそうおだったから、縫合する力は劣るのですが、抜糸しないでいいように、溶ける糸で糸がでないように傷の内側を縫いました。

今晩一晩キャリーバッグの中で過ごしてから、明朝、元の場所に放されます。またいつか、怪我するんだろうなぁ

●2017年07月11日（火）

☆ここ3日間のワンコ、ニャンコたち（笑）☆

先週の土曜日から日曜日は2日間のVMATの研修会で博多泊まりでした。災害時に駆けつけるお医者さんのチームがDMATで獣医さんがVMAT、その組織を九州地区でも作ろうという研修会でしした。災害時に避難している方のペットを預かったり、心のケアをしようという趣旨でです。災害が落ち着いた後には大切な支援だと思います.

月曜日は、ニャンコの去勢手術、この子、元は外猫だけど、優しい方に拾われて、お家で飼ってもらえることになって、手術を受けることになり、ワクチンも打ってもらいました。

火曜日は、10歳のワンコの歯の治療、もうドンドン抜きます。このままにしてたら、絶対、将来、歯根炎が原因で、目の下が腫れたり、くしゃみ、青っ洟や鼻血がでたりするから、ぐらついている歯はバンバン抜きました。抜きにくいのは、カットしてバンバン・・、口の中がきれいになって、ホントに気持ちいい、多分、ワンコも快適になてるハズです。

ここ３日間の近況でした。

●2017年07月06日（木）

☆居候犬たち☆

飼い主が自宅で倒れて病院に搬送され、残された犬と猫を当院で預かってましたが、飼い主が自宅に戻るということで、看護師さんが飼い主一緒に来院されて、犬と猫を引き取っていきました。

これにて一件落着、めでたし、めでたし・・、というわけにはいかず、飼い主が健康を取り戻して退院したわけじゃなくて、病院の言うことを聞かないので、これ以上入院させても、病院としても何もできないということで、帰されました。

自宅には、区役所の地域包括センターの方も来てましたから、必ず近い将来、またこの方の犬と猫をどうしようか？という問題が起こるから、その時は、行政として、愛護センターの協力を求めるようにお願いしておきました。

私個人が相談しても、「犬や猫も飼い主の財産ですから、こっちが勝手に引き取るわけにはいきません」の一点張りでしたからねぇ〜、今、福岡県は大雨で被害が出ていますが、福岡V-MATはいち早く被災動物の受け入れを出してます。窓口は、福岡県獣医師会です。少しは見習ってくれないかなぁ〜。

●2017年07月03日（月）

☆今日のワンコ☆

半年前に歯の治療をした小型犬がお腹を壊して来院しました。検便のためにお尻から棒を入れて採便したり、体温を計ったり、治療のために注射を打ったりして気づいたのですが、以前は、いつも怒ってました。飼い主にも噛みつきそうになるので、私が首根っこをギュッと押さえて、検査や治療をしていましたが、今日は、穏やかな表情で、検査や治療をさせてくれます。

この子、半年前に歯の治療を受けています。歯根炎が原因で、いつも目の下を腫らしてくるので、飼い主を説得して、麻酔をかけて、抜歯することにしました。それ以降は、口臭や歯の痛みから解放されました。そのことが、性格の温厚化につながったのではないかと思います。我々も、歯が痛いときは不機嫌になりますから、ワンコも一緒ですね。

●2017年07月02日（日）

☆今日のワンコ☆

夜に咳をするということで4歳の中型犬が来院しました。当院に来院する方たちはご近所の方が多いのですが、この子は少し遠方の方です。一見するとそれほど体調が悪い感じではないのですが、予防等はほとんどしてないようだったんで、血液検査をしました。

その結果、フィラリアに感染してることがわかりました。フィラリアの寄生が原因の咳のようです。当院のフィラリアの検査は、予防が不十分だと判断したワンコだけ行っていますが、今期、フィラリア陽性になったのは、この子を含めて2頭だけです。もう１頭は、予防歴のない猟犬です。地元ではなくて山で感染したのでしょう。それくらい、当院の近郊では、寄生率が落ちています。多くの方が予防してくれているおかげだと思います。

今日のワンコは、フィラリアの成虫駆除を兼ねて、これから予防計画を立てていくことになります。