2016年11月
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●2016年11月30日(水)
☆今日のワンコ☆

柴犬のチコちゃんです。3か月目の女の子で体重は2.4kgです。ワクチン接種で来院しました。笑ってますね。

●2016年11月29日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は15歳の雌の小型犬の乳腺腫瘍摘出手術でした。

前回の来院は今年の3月で、その時左胸に2センチ程度の腫瘍がありました。以前からあった腫瘍で、増大傾向はなかったので、ワンコの年齢を考えて、手術を見合わせてました。

8か月ぶりに来院したワンコの胸を診ると、以前あった腫瘍の上に7〜8センチの腫瘍が新に出来て、雪だるまみたいになってました。大きい方の腫瘍は、表面が柔らかくて、エコーで見ると内部に液体が溜まっているのがわかりました。急に大きくなってますから、このままにしておくと、いつか腫瘍の表面が破れて、胸が火山の噴火口のようになる可能性があります。そこから、汁がジュクジュク出て、悲惨なことになり、ワンコの全身状態も急激に悪くなります。

ワンコは元気で食欲もあるそうで、体重の減少もなく、血液検査、レントゲン検査では異常なかったので、手術で切り取ることにしました。腫瘍は胸の筋肉に引っ付いていましたから、切除には時間がかかり、手術前に、おなかの毛を刈ると、おなかの下の方にも親指の頭大の乳腺腫瘍が見つかったので、それも同時に切除しました。麻酔が安定していたので、歯石も取りましたから、すべて終えるのに3時間以上かかりました。当院でやる手術では長時間の部類に入ります。

ワンコの右に行ったり、左に行ったり、腰を曲げたり、伸ばしたり、椅子に座ったり、立ち上がったり・・。終わって、麻酔が順調に覚めてホッとした途端に、膝痛や腰痛が一気にやってきました。ワンコはICUに入ってますが、明日には退院できそうだから、少々アッチコッチが痛くても、まあいいかな(^^)/。

●2016年11月28日(月)
☆今日は健康診断☆

年齢のせいか、ピーの皮膚の状態が酷くなってきたので、血中の甲状腺ホルモンを計ることにしました。甲状腺ホルモンが下がると脱毛、皮膚の色素沈着、活力の低下などの症状が現れます。午前中に皮膚病で来院した柴犬が、甲状腺ホルモン剤の投与がかなり良く効いたので、「もしやピーも・・?」ということで調べてやることにしました。

太っとい足から厚い皮膚に埋もれた血管を探して採血しますが、身内が抑えてるわけで、「何で私にこんなことするのぉ、いじめないでよぉ〜」と35kg暴れます。採血、大変です。

結果は、ホルモン値は正常値でした。ほかの項目も検査しましたが、おおむね正常値に入ってました。お腹が大きいので、ひょっとしたら腹腔内に肝腫瘍でもあるかも?とエコー検査もしましたが、ただの「デブ」でした(笑)。

来年で12歳、まだまだ頑張れそうです。「こいつ、能天気で良く寝るし、ストレスなさそうだもんなぁ〜」。


●2016年11月26日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術とメス猫の不妊手術でした。

メス猫は北九州市と獣医師会が協賛で実施している「捨て猫、捨て犬防止キャンペーン」助成金対象でした。手術を受けると1万円の助成金が出ます。この事業、当初は獣医師会単独で、補助対象は100頭でしたが、努力が認められたのか、その後北九州市からも助成金が出るようになり、今は、犬猫合わせて300頭が助成を受けられるようになりました。応募総数が1000件くらいですから、当選確率は3倍くらいかな?

12〜3月が猫の繁殖期ですから、いまから、猫の手術が増えますね。手術予定のあるかたは、早めの予約をお願いしますね。

●2016年11月25日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は11歳の雌の中型犬の不妊手術(子宮卵巣摘出術)でした。この年齢で不妊手術をすることはありませんが、今日のワンコの手術目的は、乳腺腫瘍の再発防止のための不妊手術です。

乳腺の一つに小指の頭大の腫瘍があって、少しづつ大きくなってきたので手術で取ることにしましたが、まだ将来がある子ですから、子宮や卵巣の病気の予防と、乳腺腫瘍の再発を抑えるために、子宮と卵巣も切除しました。

健康上は問題ない子でしたから、若い子と同じような経過で手術は進み、順調に覚醒しました。

先日、子宮の病気で手術した子は16歳でした。この子は、12歳のころに乳腺腫瘍の手術をしましたが、卵巣子宮の摘出はしなかたので、16歳で蓄膿症になってしまいました。子宮を切除しないといけないのですが、腎機能も悪くて、手術はかなりプレッシャーがかかりました。手術で元気になりましたが、「乳腺腫瘍の手術時に卵巣と子宮も取ってたらよかったなぁ〜」と思った症例でした。

●2016年11月24日(木)
☆今日のワンコ☆

パグ犬のアレクサンダーくん、2か月目の男の子で体重は1.8kgです。立派な名前ですね。

●2016年11月22日(火)
☆今日のワンコ☆

Tpのローワちゃんです。2か月目の女の子で体重はまだ700gです。健康診断で来院しました。

●2016年11月21日(月)
☆アメリカンズカップ☆

昨日は博多湾で開催されたヨットレースを見てきました。知り合いの船に乗せてもらって、海上からみることができました。ヨットがたくさん停泊しているハーバーで待ち合わせましたが、犬を連れている人も何人か居て、ヨットに乗せられて、ワンコと一緒にクルージングを楽しんでいるようでした。泳ぐのが好きな子だったら、海に飛び込んじゃうかもしれませんね。さすがに、猫を連れて乗る人は見ませんでしたけど、居住スペースがあるヨットだったら、猫もアリかもしれませんね。船酔いはどうなんでしょうね?

●2016年11月19日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日もオス猫の去勢手術でした。今日のニャンコは、ノミが居たのでノミの駆除と、ノミの寄生が原因で感染する猫条虫が居たので、同時に駆虫薬も処方しました。

「猫ひっかき病」という人の病気があります。猫の爪や口の中のある細菌が、猫から咬まれたり、ひっかかれたりすると、人に感染してひどい目にあいます。私も仕事柄、何度か感染したことがありますが、手がパンパンに腫れて、赤ちゃんの手みたいになり、熱も出て、痛みと熱で3〜4日は苦しむことになります。私の場合はまだ軽い方で、入院したり、回復するまで1か月近くかかる人もいるみたいです。特に、子供さんや年配の方に重症化することが多いようです。

パスルツレラ菌という細菌が原因ですが、ノミが寄生している猫にこの菌を持ってる猫が多いそうですから、人のためにも定期的なノミ駆除をしましょうね。

●2016年11月18日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術でした。外に居ることが多い子だそうで、手術と同時に、猫白血病と猫エイズの検査をしました。どちらにも感染していなかったので、猫白血病の予防ができる7種混合ワクチンを打って退院しました。これからも、健康に過ごせますね。

先日のNHKの番組「クローズアップ現代」で猫の多頭飼育の問題が出てました。オスとメス2匹を保護してお家の中で飼ってたんですが、不妊、去勢手術をしてなかったので、数年後には80頭!!家の中は凄いことになってました。猫たちの健康にも問題がるように見えました。感染病も蔓延してるんでしょうね、痩せてる子が多く、表情も殺伐としてました。こんな環境で飼われている猫たち、幸せっていえるのかなぁ〜。

●2016年11月17日(木)
☆今日のワンコ☆

Tpのらいちゃんです。生後2か月目の女の子です。昨日の総二郎くんと兄弟犬です。少し不安そうな表情ですね。お兄ちゃんと離されて怖かったかな?

●2016年11月16日(水)
☆今日のワンコ☆

Tpの総二郎くんです。生後2か月目の男の子で体重は400gです。一回目のワクチン接種で来院しました。

●2016年11月15日(火)

☆夜間病院出務☆

昨日は北九州獣医師会夜間救急病院の出務日でした。専任の獣医師が2名決まりましたから、以前は毎週出務してましたが、今は月に一回で済むようになりました。

昨日診たのは、足を怪我した猫ちゃんと、急に後ろ足を痛がった小型犬でした。

外猫(と飼い主は言ってましたが・・)が、帰ってきたら足から出血していたので、すぐに連れてきたそうで、猫は興奮しているので、どの程度の怪我なのかよく見ていないそうです。幸い、猫はネットに入れられての来院でしたから、猫を興奮させないようにしながら、ネットの間から、順番に診ていくと、左後ろ足をかぎ状に切っていました。切ってるのは、皮膚だけですから、何かに引っ掛けたのでしょう。出血はすでに止まってましたが、傷を寄せておいた方が治りが早いので、消毒したあとは、外科用のホッチキスで縫いました。簡単に縫えるので、無麻酔で大丈夫でした。

わんこの方は、元々膝の関節が緩いようで、何かの拍子にねじったかどうかしたので、痛みが出たようでした。鎮痛薬を打ってお返ししました。

この他に、交通事故なあった柴犬、お尻のあたりを気にしている中型犬、急に元気がなくなったウサギさんなどが来院してました。

いつも一人で診察していますから、もう一人の獣医師と相談しながら診察を進めるのも、学ぶべきことも多くて、新鮮ですね。月に、1〜2回だったら、夜間勤務も良いかな??

●2016年11月14日(月)
☆今日のニャンコ☆

子猫のマメちゃんです。体重はまだ500gです。健康診断とノミの駆除で来院しました。右目と左目の色が違うのがチャームポイントですね。

●2016年11月12日(土)

☆昨日の国際会議☆

昨日と一昨日は、小倉のホテルでOne Hleathの国際会議に出席しました。人に感染する病気の60%は動物から感染するので、感染病を防ぐためには、人と同じように、動物の健康や環境にも配慮しないといけないので、そのためには、医療従事者、獣医師、環境に詳しい専門家が協力しないといけない。宇宙から見ると、地球は一つ、生物の健康は一つですよ、のOne Healthでした。

世界で一番清潔で安全な日本に居るとピンときませんが、アフリカやアジアはエボラ出血熱、テング熱、狂犬病などが出て、たくさんの人が亡くなっています。コンゴ、ブラジル、インドなど全世界の専門家が来てて、熱く議論されてました。600名位の専門家が世界から集まってました。

来賓は秋篠宮ご夫妻、基調講演はノーベル化学賞受賞者の田中耕一さん、市民公開講座は宇宙飛行士の毛利衛さん、夕食会には、知事と市長が最後まで同席するという、なかなか経験できない2日間でした。

●2016年11月09日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワにイブちゃんです。4歳の女の子で体重は3.5kgです。狂犬病のワクチン接種とフィラリアの予防で来院しました。隣に同居犬がいますね。少しびっくりしたみたいです。

明日と明後日は、小倉で開催される日本獣医師会と日本医師会が開催するOne Healthに関する国際会議に参加するので、休診になります。皇室の方が来賓でみえて、ノーベル賞受賞者の方が基調講演されるという一生に一回あるかないかの大きなイベントです。

「動物から人に感染する病気も多く、人の健康と動物の健康は一つで一緒だよ」というコンセプトに基づく会議です。興味深い情報をゲットしたら、お知らせしますね。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。


●2016年11月08日(火)
☆今日のワンコ☆

Tpのボニーちゃんです。10か月目の女の子で体重は3kgです。フィラリアの予防と、不妊手術の相談で来院しました。

●2016年11月07日(月)
☆最近のP☆

涼しくなって元気が出てきたP、朝の散歩の時間になっても小屋から出てこなかったのに、最近は、ポチに引っ付いて出てきます。特別喜んで・・、てわけじゃないけど、「一緒に行く?」と言うと、「それじゃ行くか!」って感じで、出てきます。足の調子は良いみたいで、悪いときはピョコタン、ピョコタンと歩いてましたが、今はサクサク歩けます。膝の悪い私と一緒ですね。

相変わらずぬいぐるみ好きで、夜、事務室に入れると、早速、お気に入りのヤツを持ってきて、投げては取りに行く、投げては取りに行くを繰り返して、最後には、ポチに横取りされてます。

Pを下にひいて、勝ち誇ったような「どや顔」のポチですが、二匹を引き離すと、Pのとこにすっ飛んでいくポチです。母親にあまえてるヤンチャ息子みたいに見えます。

●2016年11月04日(金)

☆今日のニャンコたち☆

今日は猫の来院が多い一日でした。

胸に水が溜まって呼吸が苦しくなった子は、注射器で胸水を抜きました。200ml以上溜まっていたから、呼吸しずらかったでしょうね、抜いた後はずいぶん楽そうでしたよ、この状態が続くと良いですね。

オシッコが出にくくなったオス猫は、尿道に細かい砂が詰まっていましたから、細い管を入れて砂を取り除きました。早めに来院していただいたので、大事に至らなくて済みました。

糖尿病の治療中の猫は、糖尿病食とお薬で下がりましたから、しばらくはこの治療を続けることになります。お薬でコントロール出来なくなったら、インシュリン注射が必要になります。

手術は、飼い猫と外猫の不妊手術・・。今日はニャンコデーでしたね。

明日は、還暦同窓会で上京しますから、休診になります。大学の同窓会ですから、クラスメートはみんな獣医師ですが、職業は、公務員や企業の研究者、私みたいな開業医、農業団体で牛や豚の診察をしてる人・・。みんなジジババになってるだろうなぁ〜。

●2016年11月02日(水)

☆今日のニャンコ☆

「3日ぶりに帰ってきたら口が閉じなくなってました、あごが外れたかも?」と年配の女性の方が猫を連れて来院しました。確かに、口が開きっぱなしになってます。猫は、左の下あごを骨折していました。交通事故にあったのでしょう。全身のレントゲンを撮りましたが、あご以外に問題なさそうです。外にいた期間を入れると4〜5日は飲み食いができてないようです。まず点滴ですね。

丸一日点滴をしてから、あごの骨折の手術をしました。骨折は整形外科を得意とする病院を紹介することが多いのですが、今日の飼い主の方は車がないので、連れていくことができませんし、連れて行っても、術後の通院が難しいだろうということで、当院で手術しました。当院のスタッフは骨折の手術の助手は初めてということですから、数年ぶりの手術です。

細かい部分の手術でしたが、ワイヤーとスクリュー(ねじ)で、なんとか固定することが出来ました。まだ安心はできませんが、1週間ほど入院させて、固定がしっかりできていれば、退院できます。うまくいくと良いですね。




●2016年11月01日(火)
☆今日のニャンコ☆

子猫のジジちゃんです。1週間前に今の飼い主に保護されました。今日は健康診断で来院しました。体重はまだ400gしかありませんけど、食欲は旺盛だそうですから、これからドンドン大きくなるでしょうね。知らないところに連れてこられて不安そうですね。


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