●2016年08月27日(土)
☆今日のニャンコ☆ 「猫が帰ってきたら、口のところから血がでてました、ケンカしたのかな?」と3歳の猫が飼い主に連れられてやってきました。 確かに口から血が出てますが、「ケンカで口の中を怪我することはあまりないだけどな?」と思いながら、診察すると、下あごが右と左に分かれてグラグラしてました。 これはケンカじゃなくて、交通事故です。車かバイクにぶつかって、顔を打ったのですしょう。レントゲンを撮りましたが、あご以外には障害はなかったので、麻酔をかえて、折れたあごにワイヤーをかけて、グラグラしていた右あごと左あごをぎゅっとしばって固定しました。1か月くらいはこの状態で治るのを待つことになります。このタイプの顎の骨折が時々みます。どんなぶつかり方をすると、下あごを割っちゃうんでしょうね? 最近は室内で猫を飼う人が多くなったので、以前と比べると交通事故にあった猫を診ることが少なくなりました。悲惨な状況を診なくて済むのは、治療する側としても、ありがたいことです。
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