●2016年07月28日(木)
☆今日のワンコ☆ 「先月発情があったばかりなんですが、また始まったみたいで、今回は量が多いんですが、大丈夫でしょうか?食欲や元気もいつもみたいにはなく、水ばかり飲んでいます。吐き気もあります」と5歳のメスの小型犬が来院しました。 ここまで聞くと、頭に浮かぶのは「子宮蓄膿症」ですが、「 蓄膿症にしては、発病年齢が若いなぁ」と考えながらエコーを見ると、やはり蓄膿症でした。お腹の中には膿で膨れ上がった子宮が見られました。 膿が陰部から出ていますから、お薬で様子をみることもできなくはないのですが、手術で子宮と卵巣を取り除くことがベストだとお話しました。ご家族と相談の結果、手術することになりました。 通常、この手術を受けると、その日は鎮静剤の効果もあるので、ワンコは横になってることが多いのですが、今日のワンコは麻酔の覚めが良い!術後は点滴してますが、ゲージの中をウロウロするので、点滴のラインが絡んで、すぐに止まってしまうので、目が離せません。しょっちゅう警告音が鳴ってます。 ワンコは手術翌日の午前中に退院しました。今まで当院で蓄膿症の手術を受けたワンコの中では最短の入院期間だったかもしれません。発病して早めに来院していただけたのと、発病年齢が早かったのも、早期回復の一因だったのかもしれませんね。
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