2016年01月
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●2016年01月30日(土)
☆今日のニャンコ☆

外猫なので名前はありません。当院から貸し出したゲージの中の餌に釣られて入っちゃったのが運の尽き、避妊手術で連行されました。ゲージの入り口を開けると逃がしそうなので、外から写真を撮りました。手術が終わったら、元の場所で放される予定です。野生の顔してますね。

●2016年01月29日(金)
☆今日のニャンコ☆

セイラちゃんです。1歳くらいの男の子で体重は5kgです。去勢手術で来院しました。セイラちゃんは、外の出るので、退院の時に白血病の予防ができる7種混合ワクチンも打ってもらいました。肢写真は手術前のワンショットです。少しふくれているように見えますね。

●2016年01月28日(木)

☆今日のニャンコ☆

猫の去勢手術がありました。1か月前位から外で食事を与えている猫ですが、最近、抱っこできるまでになったので、去勢手術をしてください。良く食べるのですが、お腹が他の猫と比べてペッチャンコなので、虫がいるかもしれないので、検便もしておいてください、ということでした。

いつものように、鎮静剤→麻酔導入薬→ガス麻酔という順番で猫を眠らせて手術を終えました。ガス麻酔を切ると、猫は徐々に目覚めてきますが、この頃から急に呼吸の様子が変わりました。猫はハーハーと肩で息をし始め、チアノーゼが出て舌の色も悪くなってきました。明らかに呼吸困難の状態です。

危険状態になったので、すぐに気管に管を入れて、人工呼吸に切り替えました。容態が落ち着いたところでレントゲンを撮ると、このニャンコ、横隔膜ヘルニアでした。横隔膜というお腹と胸を分けている膜が、破れていました。生まれつき膜が欠損していたのか、事故にあって破れたのかわかりませんが、胸とお腹の仕切りがないので、呼吸困難になったのです。幸い、不妊手術と違って、お腹は開けてないので、このまま呼吸困難で死亡することはないと思いましたが、目覚めても、呼吸の状態があまり良くなかったので、一晩ICUに入れて様子を見てました。朝には手術前に状態にもどって、食欲もでたので、お家に返しました。

連れてきた方の「お腹がぺっちゃんこ」というのがキーワードでしたね。長毛種だったので、一見変わりなく見えました。当院で、横隔膜ヘルニアに気づかずに避妊や去勢手術で麻酔をかけちゃった猫は、この子を含めて2頭です。当院の手術件数から計算すると、750〜1000頭に1頭の確率ですが、術前にしっかり聴診しないといけませんね。

●2016年01月27日(水)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のポンタちゃんです。7歳の男の子です。狂犬病のワクチン接種で来院しました。シーズー犬は、最近、少なくなりました。明るい性格で活発な良い犬種だと思います。毛も抜けませんよ!!

●2016年01月26日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は雌猫の不妊手術の予約が入っていました。外で食事をもらっている猫です。アッチコッチでごはんをもらってるそうで、連れてきた方は1年前から面倒をみているそうで、他にも食事をする場所があるようで、1週間近く帰ってこないこともあるそうです。

来院した猫を見ると、栄養状態は良いようで、よく肥えていました。お世話をし始めた1年前も、今と同じ位の大きさだったそうです。ということは、1年前も成ネコ・・。生活はほとんど外・・。妊娠したり出産した様子なし・・。すでに、手術を受けているのでは??太り方も、避妊済みの子の体形と似ています。

外猫なので、触ると逃げるかも?ということで、ゲージの中でお腹の毛を刈って、傷を確認しますが、よくわかりません。触ると、なんとなく手術痕があるような感じです。

色んな要素を考えて、総合的に判断すると、やはり避妊手術を受けていると考えた方が良さそうです。猫は交尾の刺激で排卵しますから、妊娠の確率が高く、1年以上外で生活している雌猫が発情もせずに、妊娠もしないというのは考えにくいのです。

今、雌猫は発情期を迎えていますから、何か変化があったら、また連れて来てもらうことにして、今回は手術を中止しました。私の見立てに間違いがないと思いますが、今になって、少し不安になってます。「先生、お腹が大きくなったみたいですが・・」なんてことにならないだろうなぁ〜。

●2016年01月25日(月)
☆大寒波到来☆

昨日は宮崎から、やっとの思いで帰宅しました。宮崎空港で、予定の飛行機が欠航になった時は、「空港難民」を覚悟しましたから、4時間近く遅れた飛行機が福岡空港に着陸した時は、ホッとしました。

今日は、来院する方も少なく、午後の予定もありませんでしたから、奴らを雪の中に連れだしてやりました。2頭で丸まって寝てた彼らも、雪の中で放してやると、嬉しそうに遊んでました。Pは呼ぶとすぐに帰ってきますが、ポチはすぐにどっかに行っちゃうので、2頭をつないでいます。こうすると、Pを呼ぶと、ポチもPに引きずられながら、私の元に帰ってきます。雪の中のドッグランでした。二人三脚じゃなくて、二匹四脚ですね。

●2016年01月22日(金)
☆夜間病院☆

今夜は夜間病院の担当日、ソファーから飛び降りて、前足を骨折した小型犬、子供さんに踏まれて、前足を痛めた子犬、何か食べちゃったワンコ、アレルギーが出て顔が腫れちゃった子・・・。

帰宅したのが午前1時半、テンションが上がっているのですぐには寝られません。簡単なおつまみとアルコールでクールダウンしますが、相手になってくれるのは、やっぱりヤツです。

癒されるなぁ〜。明日(土曜日)はセミナーで不在です。宮崎まで行きますが、寒波で帰れるかなぁ〜、天気が荒れないと良いですね。

●2016年01月21日(木)
☆雪の日☆

昨日の朝は雪でしたね。散歩前にかなり降って来たので、どうしようかなと思いましが、ワンコたちが連れていけ!と騒ぐので、頑張って雪の中を行きました。

左前前足の関節炎で、一時は散歩もままならなくなっていたPも、ヒアルロン酸、コンドロイチン入りのサプリが効いたのか、先日から食べさせているヒルズ社のジョイントサポート(関節疾患のワンコ用フード)が効いたのか、冬が好きなのか?極めて調子が良くなって、私をグイグイ引っ張るので、こっちが雪道でこけそうになりました。

「こらっ!P引っ張るな!!」と叱りながらの散歩でしたが、元気になると嬉しいですね。

●2016年01月20日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は7歳のメスの小型犬の乳腺腫瘍の摘出と避妊手術でした。お腹の下の方の乳腺に1センチ位の腫瘍が2個できていました。乳腺腫瘍は10歳以降の不妊手術を受けていない雌犬に見られることが多く、今日のワンコは発病年齢は若いほうです。

犬の乳腺は10個ありますから、今回2個を摘出しても、今後残りの乳腺にまたできる可能性があるので、今回は再発予防を兼ねて、子宮と卵巣を摘出することにしました。以前、10歳以下で、乳腺腫瘍の部分的摘出手術を受けた子が、その後、また他の部分に出来たので、2年後に再び、手術をして、その後また2年後に、今度は子宮蓄膿症になったので、またまた手術を受けるという経験をしたので、最近は10歳以下で乳腺腫瘍ができた子は、子宮と卵巣も同時に取ることにしてます。

今日のワンコも、手術時間が伸びましたが、若くて元気な子ですから、麻酔の覚めも良く、明日の朝、退院予定です。

●2016年01月18日(月)

☆今日のニャンコ☆

今日はオシッコが出せなくなったオスのニャンコが来院しました。ここでも良く紹介していますが、「猫泌尿器症候群」という病気です。膀胱の中に砂が溜まって、それが原因で膀胱炎がおきて、膀胱炎による出血と砂がまざったものが尿道に詰まってオシッコが出なくなります。

今日のニャンコも来院した時にお腹を触るとパンパンに膨らんだ膀胱が確認されましたから、すぐに麻酔をかけて、尿道から細い管を入れて、詰まったものを取り除いて、尿道を開通させる処置をしました。

オシッコが詰まると、急速に腎臓が悪くなります。腎機能は、BUN,Crという検査項目でチェックします。正常値はBUN20以下、Cr2.5以下ですが、今日のニャンコの数値は、BUN175,Cr15.4と、今まで見たことがないような数値に上昇していました。尿道閉塞を解除して、腎臓の機能を元に戻すために点滴をしますが、はたしてここまで悪くなった腎臓が元に戻るかは2〜3日経過を見ないとわかりません。

こちらのお宅はこの病気で来院した子は、これで3頭目です。明らかに食事や飼い方に問題があるとおもいます。嗜好性ばかり見ないで、猫には良質なフードを与えて、複数で飼うときは、猫がトイレを我慢しないように、何か所かにトイレを置いてくださいね。

●2016年01月16日(土)
☆今日のワンコ☆

柴犬のももかちゃんです。5か月目の女の子で体重は4.4kg、今日は不妊手術の相談で来院されました。同居犬にオスのワンコが居るそうですから、早めの手術をお勧めしました。

●2016年01月15日(金)

☆今日のワンコ☆

1kgの乳腺腫瘍を切除した5kg体重の小型犬が無事に退院しました。

腫瘍の表面が破れて化膿して膿がドロドロ出てるような、悲惨な状態でしたから、術後は切除したあとの傷跡から少量の膿が出ていましたが、それも少なくなったので、今日の退院にしました。腫瘍が化膿していた時は食欲もなくて、1週間で体重が800g近く落ちていましたが、元々が食欲の旺盛な子だったらしく、術後は良くたべてました。


。食べたので、退院の時にた体重を測ると入院時よりも落ちている??「あれっ、よく食べたのになんで体重が落ちたのかな?」と一瞬思いましたが、よく考えたら、1kgの余計な物を取り除いていました(笑)。

無事の抜糸までいけると良いなぁ〜。抜糸は1週間後です。

●2016年01月14日(木)

☆夜間病院当番日☆

今日は夜間病院の出務日でした。獣医師2名と緊急時に呼び出される待機獣医師1名で対応しています。

昨日はタワーから落っこちて後ろ足を痛めた猫や、フライドチキンの骨を食べちゃって、それが口の中に引っかかった小型犬、急に元気がなくなった大型犬は、脾臓の腫瘍が破れてお腹の中の出血が原因でした。

脾臓出血のワンコは、緊急手術になりました。担当2名では厳しい手術でしたが、待機獣医師や他の有志の先生方が集まってくれて、数名の獣医師でのオペになりました。新進気鋭の獣医師が集まっていますから、ハイレベルの処置ができたのではないかと思います。
手術を受けたワンコは、麻酔が覚めて、飼い主と一緒に手術を担当した獣医師の病院に転院して、回復するまで入院治療を受けることになりした。

チーム医療の大切さと感じた夜でした。

●2016年01月13日(水)
☆今日のワンコ☆

今日もメスのワンコの乳腺腫瘍の手術でした。

体重が2kgの10歳の小型犬です。2年前に乳腺腫瘍で乳腺の一部を部分切除した子ですが、また、違う場所に腫瘍ができてしまいました。昨日の子とは違って、腫瘍は小さいのですが、パラパラと何か所かに出来ていました。

犬のオッパイは10個ありますから、腫瘍が出来て切除したところとは別のところに出来ても、転移→悪性というわけではないのですが、やはり、手術で切除ということになります。「痛がらないから・・」とそのままにして置くと、急に大きくなって、ワンコは食欲や元気がなくなります。犬や猫の食欲、元気がなくなるということは、彼らにとっては「オオゴト」なんです。野生で、食べられなくなって元気がなくなれば「死」ですからね。

愛犬の頭をコツンと叩いて、犬が「キャン」と泣くのは、痛いというより、「ご主人もう降参ですよ。やめてください」のサインです。本当に痛くて苦しい時は沈鬱になってます。

最近、良性の乳腺腫瘍は、腫瘍の切除手術の時に卵巣と子宮を同時に取り除くと再発を抑えることが出来ると報告されているので、今日のワンコはまだ10歳ですし、過去にも手術歴があるので、手術時間は延びますが、乳腺切除と同時に子宮と卵巣も摘出することにしました。

今日も、3時間近い手術になり、午前の外来の方も多かったので、昼食の時間がとれず、晩御飯の後はこんな状態になってしまいました。Pは若いころに、手術を受けていますから、乳腺腫瘍の心配はありません。「お前、良かったね!」なんて言いながら、疲れを癒されています。

●2016年01月12日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳のメスの小型犬の乳腺腫瘍の摘出手術でした。乳腺腫瘍は、不妊手術を受けていない中高年の雌犬に見られますから、当院でも摘出手術は時々行いますが、今日のワンコの腫瘍はデカい!!

来院したのは1週間前ですが、体重が4kg位のワンコのオッパイに大人のこぶし2個分位の腫瘍がぶら下がっていて、その重さで歩けないほどでした。手術の予約の関係で、手術が1週間後になったのですが。腫瘍表面の皮膚がもたなかったみたいで、表面に月のクレーターのよう穴が開いて、そこから細菌が感染して、膿がドロドロ出て、悲惨な状態になっていて、ワンコの具合も悪くて、食欲不振から体重も落ちていました。

ワンコは腫瘍の部分に血液が取られるのと、出血もしてますから、貧血が進んでいました。かなり手術が厳しくなることが予想され、経過次第では、安楽死も考える状況になる可能性もあるので、飼い主の方には十分にインフォームドして手術の臨みました。

ワンコは頑張ってくれて、3時間近い手術に耐えて、腫瘍は取り切れました。今は点滴を受けながらICUに入っています。摘出した腫瘍は1kg以上ありました。ワンコの体重の25%です。人に換算すると50kgの女性の胸に10kg以上のものがぶら下がっているわけですから大変です。まだまだ予断は許しませんが、最初の大きな山は越えたと思います。頑張れよ!!


●2016年01月09日(土)
☆今日のニャンコ☆

ラグドールのちくわちゃんです。9か月目の男の子です。ラグドールはおとなしくて、優しい性格の猫だそうで、体重は4.5〜9.0kgだそうですから、大きくなるかもしれませんね。

●2016年01月08日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日の午後は、雄猫の去勢手術と8歳の小型犬の歯石の処置がありました。

去勢手術を受けるニャンコが、とても人懐っこくて、普通は知らないところに連れて来られて、飼い主も居なくなって、警戒する猫がほとんどで、中には、飼い主が居なくなったら、とても手が出せないくらい怯えて、興奮する子もいるのですが、今日のニャンコは、麻酔の注射を打とうとすると、注射器を持った私の腕にスリスリ寄って来て、お腹を見せてコロン・・。

彼の気持ちを裏切るようで、注射を打つのが申し訳なかったです。麻酔が効いてきても、よろよろしながら、コロン・・。お酒を飲んでご機嫌が良くなった酩酊おじさんみたいでした。夕方、飼い主が見えて、ご機嫌で帰宅していきました。ここまで懐こいニャンコが初めてでした。

●2016年01月07日(木)
☆今日のワンコ☆

MDの太郎くんです。8歳の男の子(去勢済み)です。ワクチン接種で来院しました。カメラに向かって笑ってますね。去勢手術を受けていると、表情がいつまでもあどけなくて可愛いですね。

●2016年01月06日(水)
☆今日のニャンコ☆

ネットに入れられてご機嫌悪そうなのは雌猫のトラちゃんです。8歳です。今日はワクチン接種で来院しました。トラちゃん、体重が6kg以上ありますから、もし暴れだしたら、ヤマネコなみのパワーがさく裂しますからね(笑)。病院に猫を連れてくるときは、洗濯用のネットに入れてくると安全です。ネットに入れられると猫は安心するみたいで、大人しくなりますし、暴れる子はネットの上から処置できます。足だけをチャックの隙間から出して、バスタオルをかぶせて採血することもあります。

当院の駐車場は道路を挟んでいますから、以前、抱きかかえられて来院した猫が、怖かったのか、急に暴れて、飼い主の方の腕から飛び出して大変なことになったことがあります。特に家から出たことがない猫は怖がりますから、ご注意くださいね。

●2016年01月05日(火)

☆今日のワンコ☆

今年初の手術はメスの小型犬の不妊手術でした。1歳のワンコで、昨年の11月に一回目の発情がきています。雌犬の発情は1年に2回なので、次回の発情が来る前に手術することにしました。

通常、雌犬の不妊手術は生後半年くらいで行います。特に大型犬は成長して胸が深くなると手術が大変なので、4〜5か月くらいがベストです。今日のワンコも、その年齢の子と比べると、内臓に付着している脂肪が増えてきているので、少しやりにくいのですが、通常どおり終えることが出来ました。

今日のワンコは乳歯が抜けずに残っていましたから、同時に抜歯しました。これで将来の子宮の病気、乳腺腫瘍発病のリスクがなくなりましたし、犬歯の歯石付着も少なくなると思います。

今日は乳腺腫瘍が自分の胴体ほどになって、歩くのにも支障をきたすようになった小型犬が来院しました。飼い主の方は手術での摘出を希望されていました。かなりリスクの高い手術になりそうです。

●2016年01月04日(月)
☆謹賀新年☆

本日から当院の今年の診療がスタートしました。最近は、年末年始も通常どおり診察している病院もあるので、以前と比べると静かなスタートになりました。

今年の始めの写真は当院のPです。居間に入れてやるといつもはウロウロしてるヤツが「静かだなぁ」と思ってたら、私が椅子にかけていたトレーナーを布団代わりにして寝てました。お互い、アッチコッチ傷んできたけど、今年も楽しくやろうな!


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