2015年05月
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●2015年05月31日(日)

☆今日のワンコ☆

今週の半ばから具合の悪くなった体重1.7kgのメスの10歳のワンコが来院しました。初めて診る子ですが、診察台の上でぐったりしています。飼い主の方のお話によると、かなり吐いているそうで、一昨日の夜、アッチコッチの病院を回りましたが開いてなくて、今日当院に来院したそうです。

不妊手術を受けていないメスですから、まずエコーで子宮を診ると、子宮の中に液体が貯留していて、陰部からも漏れ出てるようでした。飼い主の方は、お尻の毛が汚れるので下痢と思っていたみたいでした。

すぐに手術したいところですが、ワンコの様態が悪いので、点滴などの内科治療で少し体調を戻してから手術することにしました。陰部から膿が漏れ出る「開放型」の蓄膿症なので、少し時間の余裕があると判断しました。子宮の中にどんどん溜まる「閉塞型」だと膿がお腹の中に漏れ出で腹膜炎を起こす可能性がありますから少々様態が悪くても、早めに手術します。

予定では、今日、明日、点滴で脱水を改善してやって、明後日に手術する予定です。それまでに、少しでも、ワンコの状態が良くなると良いのですが・・・。

●2015年05月29日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のチビちゃんです。生後1年で体重は3kgです。不妊手術を受けに来院しました。神妙な表情で手術を待ってます。

●2015年05月28日(木)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のハナちゃんです。生後半年くらいの男の子です。去勢手術で来院しました。鼻の模様がチャームポイントですね。

●2015年05月27日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳の小型犬の胸に出来た直径3センチくらいの腫瘍を切除しました。触った感じではプニョプニョした感じで、良性の脂肪腫が疑われましたが、2年前の大きさが1.5センチくらいでしたから、大きくなるのが早いので、手術で切除することにしました。

当初の予想では、皮膚を切開すると白いプニョプニョした腫瘍が見えて、付着部位を鉗止で探りながらポコンと簡単に取る予定でしたが、腫瘍自体は予想した通り白くてプニョプニョしたものでしたが、胸の筋肉の中に埋まっていましたから、筋肉の一部を切開して取り出しました。

今日の午前中は、ワクチン接種やフィラリアの予防で来院するワンコが多く、手術のスタートが1時間以上遅れましたから、昼食を取る時間がなくて、「あ〜ぁ、ドッグフードでも良いから食いたい」なんて思いながら午後の診療を続けました。繁忙期は時々こんな事になりますね。

●2015年05月26日(火)
☆今日のワンコ☆

YKのNANAちゃんです。6歳の女の子で体重は1.8kgですから、小柄なほうかな?狂犬病のワクチン接種で来院しました。

●2015年05月25日(月)
☆Pとポチ☆

仲が良いのか、悪いのか、ポチはいつもPにひっついています。Pは迷惑そうです。ポチは母親に甘えるわがまま小僧です。ポチはPと一緒だと強気になるのか、外を散歩してるワンコに吠えかかりますから、早朝はご近所迷惑なので、夜、Pは事務室に移します。私と一緒に居られるからPは喜んで行きますが、置いてかれたポチは悲しい声で一声鳴いて、急にしょんぼりとなります。やつらはいつも楽しませてくれます。

●2015年05月23日(土)
☆今日のワンコ☆

YKの鈴音(レオン)ちゃんです。生後9カ月目の男の子で体重は3.7kgです。今日は狂犬病のワクチン接種と登録で来院しました。良い名前ですね。

●2015年05月22日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のマロンちゃんです。生後7カ月位です。今日は不妊手術を受けに来院しました。手術前のワンショットです。身の危険を察して警戒してますね。術後に鎮痛薬を使うようになって、元気の回復が良くなったので、手術当日に帰る子が多くなりました。早く帰って、お家でゆっくりした方が良いですからね(^.^)。

●2015年05月21日(木)
☆今日のP☆

今日の午後は福間海岸にPと行きました。最近の福間海岸は人気スポットになって、休日は結構人出がありますが、平日の今日はゆっくりしていて、Pとのんびりとビーチを散歩できました。

若いころのPは、興味があるものに遭遇すると、すっ飛んで行ってましたが、最近は、あまり私の側を離れません。デッキチェアーに座って本を読んでいると、側でのんびりと横になっています。私も膝が痛くなって、前みたいにPとビーチを走ることが出来なくなり、「お互い、年取ったねぇ」と話しています。

写真は、散歩の後のワンショットです。久々の海が嬉しそうですね(^.^)。

●2015年05月20日(水)
☆今日のワンコ☆

アイちゃんです。6歳の女の子で体重が3.7kgです。今日は狂犬病のワクチン接種で来院しました。アイちゃんは、他院の閉院で当院にやってきました。チワワかな?と思ったら、ミックス犬だそうですよ。

●2015年05月19日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は5歳のオス猫の抜歯でした。

「口を気にして、前足で口をかきむしる様な行動を頻繁にする」ということで来院しました。口の奥の方を診ると歯周炎がかなり進んでいるようでした。口内炎はなさそうなので、抜歯をすると症状が改善するのでは、ということで、麻酔をかけて、良く見ることにしました。

奥の方の歯は少し触れただけでグラグラしていましたから、あまり苦労することなく抜歯できました。悪い歯はすべて抜いてくださいという飼い主の方の希望だったので、奥の歯と犬歯で9本抜歯しました。奥歯はすべてなくなりましたが、今までも歯としては、ほとんど使えてなかったか、むしろ痛くて、不快感の方が多かったかもしれません。今日の処置で、今から先の長い猫生が快適に過ごせますね。

●2015年05月18日(月)
☆今日のワンコ☆

PMのモモちゃんです。6歳の女の子で体重は4kgです。今日はワクチン接種とフィラリアの予防で来院しました。診察台の上で、くつろいで・・・?は、いないですね。ちょっと怒ってるかも・・。

●2015年05月16日(土)

☆今日のワンコ☆

13歳のメスの中型犬がフィラリアの予防とワクチン接種で来院しました。日頃から元気な子で、不妊手術以外で来院するのは、この時期だけで、1年に一回の来院ですが、今年は、昨年と比べて痩せていました。昨年は15kgだった体重が、今年は9kgです。食欲はあるそうなので、体の中に何かが起きてることが推測されましたから、今日のワクチン接種は中止にして、健康診断を兼ねて血液検査をすることにしました。

検査の結果、糖尿病になっているのがわかりました。犬の糖尿病は遺伝的な要素が強く、インシュリンの投与で治療します。飼い主の方に1日2回、食後に注射してもらうことになります。

ワクチン接種で来院されて血液検査を受けたら、「糖尿病です。これから、生涯を通じて1日2回、ワンちゃんに注射して下さいね」ということになり、飼い主の方は、始めは戸惑っていましたが、慣れると、投薬よりも簡単なので、頑張って下さいね。

●2015年05月15日(金)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のキヨシロウ君です。8歳の男の子で体重は3kgです。今日は去勢手術で来院しました。手術前のワンショットです。身の危険を感じてるようです(笑)。

●2015年05月14日(木)

☆ポチとP☆

Pとポチを連れて散歩に行きます。Pは放してやると嬉しそうに走り回って探索を始めますが、ヤツは弱虫なのであまり遠くには行きません。リードを見せるとすっ飛んで帰ってきますし、意地悪して、ヤツと反対向きに走って逃げると、半泣きになりながら血相を変えて追ってきます。全力で帰ってくるから、すぐに追いつかれます。

ポチは放すと、すぐにどっかに行っちゃいます。体が小さくてスバシッコイので物陰に隠れると、どこに行ったのか分からなくなりますし、ヤツは呼んでも帰ってきません。「座れ!」って命令すると、その場にチョコンと座って待ちますが、私の声が届く範囲までです。

そこでポチを放す時は、リードで2頭を繋ぎます。2頭の距離は3m位になるので、そこそこ自由に動き回れますし、2頭を呼びたい時には、Pを呼ぶと、ポチはPに引っ張って連れて来られます。体重差が3倍以上ありますから、さすがにヤンチャなポチもパワー負けするのでどこにも行けずに戻らざるを得ません。

ポチの好奇心が尽きるまで、2頭を放す時は2頭連結することになりそうです(^−^)。


●2015年05月13日(水)

☆今日のワンコ☆

「昨日の午後くらいから急に容態が悪くなって、嘔吐を繰り返し、食欲もなく、いつもの元気もありません。体に湿疹ができてます」と5歳のメスの小型犬が来院しました。

まだ若い子ですし、不妊手術を受けてますから「子宮蓄膿症」の心配はないし、それでも、いつも元気にモリモリ食べている子が全く食欲がなくなるというのは、何か重大なことが体の中に起きていることが推測されました。

いきなり検査はしないで、まず、口の中の色調や、体の表面を見たり触ったりしながらワンコの様子を見ます。ワンコは全身に赤い斑点が出ていました。飼い主の方が湿疹と思ったのは、ジンマシンの様です。検温すると少し発熱していますが、血液検査には異常ありません。

人の病気で「ヒスタミン中毒」というアレルギー疾患があります。食材が古くなると、食材の中にヒスタミンが増えてきて、それが原因でジンマシンが出たり、嘔吐や下痢を起こす病気です。ヒスタミンアレルギーのある人が発病するので、食中毒とは少し異なります。皆が発症するわけではありません。

実は私がこの体質で、日頃から古い食材には注意していますが、何年かに一回は飲食店から出されたヒスタミンをたっぷり含んだ食材にやられています。

ワンコに同じ病気があるかどうかわかりませんが、何かが原因のアレルギー疾患が疑われましたから、その治療をしました。診察を終えて、高カロリー栄養食のa/d缶を少し与えると、美味しそうに食べましたから、峠はこえているかもしれませんね。




●2015年05月12日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳の小型犬の腫瘍を切除しました。ワクチン接種の時にお尻の横に出来た直径3mm位の小さなイボの相談を受けました。電気メスでチョンと切ったらすぐに取れそうなイボでした。

去勢手術を受けていないオス犬が中高年になると、肛門の周囲にイボが出来ることがあります。「肛門周囲腺腫」という腫瘍で、大きくなるのが早いので、表面が破れて出血してあんばいが悪くなることがあります。

今日のワンコのイボは、まだ小さいし、「このままでも良いかな?」とも思いましたが、未去勢のオス犬ですから、何年かして大きくなって、「あの時取ってればなぁ〜」ってなことになると困るので、ワンコが元気なうちに麻酔をかけて取ることにしました。

腫瘍は予想通り電気メスでチョンと取れましたら、寝てる間に、歯石の処置もしました。奥の歯に歯石がしっかり付いていて歯周炎を起こしていました。今回の麻酔下の措置は、腫瘍の切除よりも、歯石の処置と歯周炎の治療が、今後のこの子の健康度に貢献したかもしれませんね。

元気なワンコでしたから、麻酔を切るとすぐに目覚めて、夕方お家に帰りました。

●2015年05月11日(月)
☆今日のワンコ☆

チワワの心ちゃんです。生後6ヶ月目の男の子で体重は3.4kgです。ワクチン接種で来院しました。

●2015年05月09日(土)
☆今日のワンコたち☆

五月に入って、フィラリアの予防や狂犬病のワクチン接種で来院するワンコが多くなりました。当院の周囲は、フィラリアの汚染地区ではなく、室内で飼われている子が多く、毎年きちんと予防している子は、感染してることはないので、予防薬だけ出してますから、それほど時間はかかりませんが、9時から10時までに来院が集中すると、駐車場に入れなかったり、待ち時間が長くることもありますから、お時間に余裕のある方は、11時前後に来院されると、あまりお待たせしないで、処置が出来ますよ。

写真はメス猫のミーコちゃんです。大人になって今の飼い主の方の元にやってきて、不妊手術を受けました。今日は術後の傷の確認で来院しました。

●2015年05月08日(金)

☆今日のニャンコ☆

「お尻から何かが出てる」ということで、10歳くらいのオス猫が来院しました。尻尾を上げて見てみると、確かに、肛門から子供の小指の頭大のものが出ています。指を入れて調べると、肛門のすぐ奥にキノコの様なものが出来て、それが飛び出しているようです。茎のあたる部分は細いので、ここを切ると簡単に取れそうです。来院されたのは連休前でしたから、連休明けに手術することにして、予約を入れていただきました。

今日が手術日でした。ニャンコをお預かりするときに、指を入れて確認すると「あれっ、ないぞ?」。手術で取ろうを思っていたキノコの頭の部分がなくなってました。どうも、茎の部分が細かったので、排便の刺激で取れちゃったようです。切除予定の部位がないので、今日の手術は中止にしました。根っこの部分はまだ残ってる感じですが、ここを根こそぎ取るのは大変そうなので、少し経過をみることにしました。次の診察の時に大きくなってなければ大丈夫ですね。色んなことがおこりますなぁ〜。


●2015年05月07日(木)
☆連休明け☆

4日間の連休が終わり、今日から診療が始まりました。連休中に体調を崩した子たちが来院しました。お腹を壊したワンコが多かったですね。家族と一緒にいる時間が増えたり、お客さんが来たり、どっかに出かけたりするので、おやつをもらう機会が増えるのが原因かもしれませんね。

写真は、オス猫の○○ちゃんです。2日前に保護されて、今日は健康診断とワクチン接種で来院しました。体重は3kgですから、生後半年は過ぎているでしょうね。保護されがばかりなので、まだ名前はありません。良い名前がつくと良いですね。

●2015年05月02日(土)

☆今日のワンコ☆

狂犬病のワクチン接種で往診に行きました。ここのお宅は、体重が40kg近くありそうなオスのシェパードを飼っています。まだ若くて元気が良く、車でワクチン接種に連れて来られないので、私がお伺いして接種しています。

毎年行ってるので、少しは顔見知りになってるとは思うのですが、やはりよそ者がテリトリー内に入ってくるので気に入らないらしく、ワンワンと吠えています。歯は剥いていませんが、あまりフレンドリーな感じの吠え方ではありません。飼い主の方がつないでくれて、首輪を持ってくれてますが、力が強いので、私が近づくと頭をこっちに向けて、ガウガウと吠え、太くて大きな牙がむき出しになりますから、正直、かなり怖いです。「この口でガブリをやられたら、腕が折れるな」なんて思いながら、飼い主が気合を入れて持ってくれた瞬間を逃さずに打つことができました。

打ち終わって、お会計を終えて門から出ようとした時、後ろの方で「あ〜っ」という声がしたかと思ったら、何かがぶつかってきました。鎖が切れて、離れたワンコが私に突進してきたのでした。

幸い、あまり敵意はなかったようで、無傷でしたが、腕にはヤツのヨダレがべったり・・。腕に威嚇射撃されたようでした。ワンコをお庭から逃がさない様にして、速攻で門から外に出て逃げかえりました。あぁ、怖かった・・。

●2015年05月01日(金)
☆今日のワンコ☆

YKのひまわりちゃんです。13歳の女の子です。ワクチン接種で来院しました。当院の近くの動物病院が閉院したので、そこからの転院です。閉院した病院の院長は70代後半で、まだまだお元気ですが、健康なうちに好きなことをしたいと、閉院されました。先日、ある会合でお会いしましたが、なんと狂犬病の集合注射には51年間出務したそうで、休んだのは1日だけだそうです。私なんてまだその半分以下ですからねぇ〜。長い間、本当にご苦労さまでした。


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