●2015年05月31日(日)
☆今日のワンコ☆ 今週の半ばから具合の悪くなった体重1.7kgのメスの10歳のワンコが来院しました。初めて診る子ですが、診察台の上でぐったりしています。飼い主の方のお話によると、かなり吐いているそうで、一昨日の夜、アッチコッチの病院を回りましたが開いてなくて、今日当院に来院したそうです。 不妊手術を受けていないメスですから、まずエコーで子宮を診ると、子宮の中に液体が貯留していて、陰部からも漏れ出てるようでした。飼い主の方は、お尻の毛が汚れるので下痢と思っていたみたいでした。 すぐに手術したいところですが、ワンコの様態が悪いので、点滴などの内科治療で少し体調を戻してから手術することにしました。陰部から膿が漏れ出る「開放型」の蓄膿症なので、少し時間の余裕があると判断しました。子宮の中にどんどん溜まる「閉塞型」だと膿がお腹の中に漏れ出で腹膜炎を起こす可能性がありますから少々様態が悪くても、早めに手術します。 予定では、今日、明日、点滴で脱水を改善してやって、明後日に手術する予定です。それまでに、少しでも、ワンコの状態が良くなると良いのですが・・・。
|