2015年04月
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●2015年04月30日(木)
☆今日のワンコ☆

今日で今年の狂犬病集合注射が終わりました。集合注射は、全く知らない犬にワクチンを打ちます。50頭以上のワンコが集まる会場もあり、ドンドン打たないと時間内に終わらないので、接種前の検温や聴診も出来ません。ハガキのチェック項目に問題なければ接種しますし、健康状態に不安がある子は病院で打つことをお勧めして、現場では打ちませんが、打って具合が悪くなるワンコが出ないか心配です。事故もなくて無事に終わるとホッとしますね。

写真は、福間海岸でのワンショットです。海岸にはオシャレなカフェが出来て、ゴールデンウイークは若い人が沢山やってきます。お客さんが沢山いるオープンカフェの前でPがう〜んとしゃがみこむとかなり焦ります(@_@。

●2015年04月28日(火)

☆今日のワンコ☆

歯周炎の手術をH動物病院に依頼しました。13歳の小型犬です。当院で3年位前に、歯石の処置をして、歯周炎が進んだ歯は抜歯しました。抜かなかった右奥の臼歯の歯周炎で、目の下が時々腫れて、そのたびに抗生物質を処方していましたが、今回、なんとなく腫れ方がいつもと違う感じがしました。もし鼻腔の奥に腫瘍が出来てたら、抜歯しても腫れはなくなりませんから、H動物病院でCTを撮ってもらうことにしました。

動物は動くのでCTやMRIを撮る時には麻酔が必要です。CTで見るとやはり歯根炎が原因の腫れで、腫瘍ではなかったので、そのまま、歯の治療で抜歯と、抜いた後の歯ぐきの縫合をしてもらいました。原因になった歯は大きかったので、歯をカットしないと抜けませんでした。

これで、長年悩まされていた歯周炎、歯根炎から解放されますから、口の中が快適になりますね。当院で長く診ているワンコです。腫瘍じゃなくて良かったですね。

●2015年04月27日(月)
☆あらま(';')☆

土曜日に「何とか無事に・・」なんて書いたのに、自分が咬まれちゃいました(;_;)。体重20kg位のワンコでしたが、連れてきた方は年配の女性で、うまく押さえられないだろうなぁ〜と思いましたが、大丈夫だろうと中途半端なまま肩のあたりに打つと、クルリと首を曲げてガブリ・・。打った後だったから、すぐに腕を引っこめたので、前歯が当たった程度で極めて軽傷で済みました。犬歯が入ったらこの程度では済みませんからね。後2日、気を引き締めて、注意して打たないとね。

●2015年04月25日(土)

☆狂犬病集合注射2☆

体重が15kgの中型犬を年配の方が連れて来てますが、犬は嫌がって抵抗しています。「首輪がゆるいから抜けそうだなぁ」と見てると予想通り首輪が抜けて、犬は逃げちゃいましたが、それほど遠くには行ってません。呼び寄せると近づいてきますが、首輪を付けようとすると逃げるので捕まえることが出来ません。

こんなこともあろうかと、リードを一本準備してきました。リードで輪ッカを作ってこれを犬の首にかけて引っ張ると、輪が閉まって抜けませんから、それを渡して、無事捕獲できました。

「しっかり持ってて下さいね」と言いながら近づくと、受付している女性が、「あ〜、咬まれてる!」飼い主は捕まえるときに咬まれたみたいで、腕に歯型がついて、皮膚が破れて出血していました。

こんなこともあろうかと、消毒薬、ガーゼ、テープを準備してきましたから、怪我の応急処置をして、病院に行くようにお勧めしました。犬や猫の口の中や爪には細菌がたくさん付いていますから、ガラスなどで切った傷などと違って化膿しやすいのです。

「どこの病院に行けばいいんですか?」と言われるので、「外科でしょうね、動物病院に行っちゃいけませんよ!」なんて冗談を言いながら、無事にワンコにワクチンを打つことができました。

私の出務はあと3日、無事に終わって欲しいものです。

●2015年04月24日(金)

☆狂犬病集合注射☆

公園などで行われる狂犬病の集合予防注射が始まっています。何十年も続いている事業です。狂犬病の予防注射は、犬を飼っている人は必ず一年に一回は打たないければならないワクチンです。接種率を上げるために八幡東区で20か所以上の会場が設けられています。

我々開業獣医師が出向いて接種します。現場での接種事故を考慮してワクチンの他に点滴やショックに対応できる薬剤を準備して現場に行きます。15歳以上の高齢犬が飼い主に引きずられて来院し、嫌がって暴れるのを引っ張って抑えつけて・・、という打ち方になる場合もあり、病院で打つよりも事故が多いのです。

犬は暴れる、首輪がゆるいので逃げそうになる、飼い主が咬まれそうになる、連れてきてる飼い主は、高齢化地区なので年配の方が多いのでこけそうだ。「危険だから病院に行ったら?」とい言うと、そんな子に限って行きつけの病院はないから、ここで打ってくれと言われるが、飼い主は犬をコントロールできない。春休み中だと、子供さんが連れてくることもありますが、最近の中高生の子供たちはスマホ以外は持ったことがないようで、極めて非力です・・。

この歯をむいて暴れまわる中型犬に、どうやって注射を打とうか・・。

●2015年04月23日(木)
☆新緑の季節☆

この前、散歩コースの桜が満開になったと思ったら、あっと言う間に新緑の季節になりました。毎朝、ツツジの花や新緑の山を見ながらワンコとの散歩は、良い気分展開で、リフレッシュしますね。今はまだ大丈夫だけど、これから暑くなると、Pはついて来られるかなぁ〜。

散歩中に信号が青の点滅になると走って渡りますが、Pは後ろから私に引っ張られて付いて来ます。砂浜で放すと元気に走っていますから、好きなことにはどん欲なのかも?

●2015年04月22日(水)

☆今日のワンコ☆

天気が良いと狂犬病のワクチン接種をするワンコたちが来院します。狂犬病は日本には50年以上発生がありませんが、世界的に見ると清浄国は少なく、オーストラリア、ニュージーランド、北欧など一部の国に限られていて、長い間発生のなかった台湾でも、一昨年、野生動物に狂犬病が出ました。

狂犬病は怖い病気で、人に感染しても文字通り「狂い死に」します。啓蒙ビデオを見ましたが、もし自分がこうなったら「安楽死」させてほしいと真剣に思いました。もし日本で発生したら、我々が一番危険なので、愛犬のワクチン接種を励行してくださいね。

明日から1週間、八幡東区の集合注射が始まり、私も4日ほど出務しますので、不在の日がありますからご注意ください。

●2015年04月21日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は1歳の小型犬の不妊手術でした。手術する子をお預かりする時に、飼い主の方も初めての経験で不安だと思うので、「手術が終わったらご連絡ましょうか?」とお尋ねします。ほとんどの方が「お願いします」ということになりますが、今日の飼い主の方は、買い物に出てるかもしれないし、奥さまと外食するかもしれないので家にいないかも?と言ってます。

飼い主の方のお話によると、今日お預かりした子は、お留守番が出来ないのだそうで、一人で置いとくと、お家の中が大変なことになるので、車で買い物の時も一緒に出るのだそうです。それも車中に誰かが居ないと、こんどは車の中が大変なことになるので、今日は、一晩当院に入院するので、久し振りに奥さまと外食でもしようか?ということです。

先ほど術後のワンコの様子を見に来院されました。今頃は安心して奥さまと食事中かもしれませんね。

●2015年04月20日(月)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのホロちゃんです。生後2カ月の女の子です。今日はワクチン接種で来院しましたが、まだ新しいお宅に来て3日目だったので、そう少しお家に慣れてから接種することにしました。今まで、ホロちゃんは、お母さんや兄弟犬と一緒にいましたから、環境が変わってストレスがあるかもしれませんからね。

●2015年04月18日(土)

☆今日のわんこ☆

昨日と今日は、小型犬の体に出来た腫瘍の切除手術でした。昨日のワンコは10歳、今日のワンコは8歳です。昨日の子は前足の指に3センチくらい、今日の子は後ろ足の内側に2センチくらいのイボが出来てました。

どちらもゆっくりと大きくなってきたようで、見た感じは良性のものだと思いますが、これ以上大きくなると厄介なので、早めに切除することにしました。どちらも、麻酔は安定していましたから、寝てる間に歯石の処置も出来て、スッキリしたお口になって退院しました。

今日の午後に狂犬病のワクチンで来院した12歳の子は、先月、肝臓に出来た腫瘍を他院で切除してもらった子です。それまであまり元気のなかった子が、術後はすっかり元の様に走り回るようになって、食欲も出て、飼い主の方はとても喜んでいました。

ワンコが高齢になると、だんだんこんな症例が増えていきますね。

●2015年04月17日(金)

☆幸せホルモン☆

下垂体からでるホルモンにオキシトシンというホルモンがあります。出産の時に子宮を収縮させたり、オッパイを分泌させたるする作用のあるホルモンですが、このホルモンは神経にも分泌されて人を幸せな気持にさせる作用があるので、別名「幸せホルモン」とも呼ばれます。出産直後の女性は、分娩時にこのホルモンが多量に分泌されるので、初めて赤ちゃんを抱いた時に、とても幸せな気持になれるんだそうです。

子供や恋人など、好きな人とのスキンシップでも分泌されるので、幸せな気持になります。

人が犬と目を見つめ合うと分泌されて、犬とスキンシップしたくなり、スキンシップされた犬もまたこのホルモンの分泌が促進されて、幸せな気持になるそうです。

愛犬とベタベタして、みんなで幸せな気持になりましょう!!

●2015年04月16日(木)

☆今日のワンコ☆

最近、草を食べさせて具合が悪くなったワンコが続けて来院しました。

1頭は体重25kgの大型犬です。「嘔吐して食欲がない」ということで来院しました。嘔吐したのは1回だけです。血液検査をすると、肝臓の酵素の値が非常に高くなって黄疸も出ていました。急に悪くなっていて、エコー検査では異常がなかったので、薬物の中毒が疑われました。さらにお話をお伺いすると、犬が吐いたので、胃が悪くなったと思って、草を食べさせたそうです。今までも同じ場所で時々、草を食べさせていました。

どうも、この草が原因の様な気がしたので、点滴主体で中毒に準じた治療をして回復しました。

同じような症例が体重7kgの小型犬でも見られ、この子も草を食べて食欲不振になり、肝臓の酵素が上昇していました。草自体に毒性があったのか、除草剤か何かがかかっていたのか分かりませんが、この時期の植物の新芽には毒性が出るものもあるので、ご注意ください。

●2015年04月15日(水)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のクマちゃんです。今までは外で飼われていましたが、お家の中に入れることになり、今日は健康診断で来院しました。年齢不詳ですが、表情から「野性味」を感じますね。次に会う時は、表情が柔らかくなっているかもしれませんね。

●2015年04月14日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の抜歯でした。口を気にするということで来院した10歳の猫です。口の中を診るとグラついている歯が何本かありそうでした。この子、診察前に逃げだして、診察室の隅っこで飼い主の方に捕まえてもらったので、また逃げてはいけないので、口の中をしっかり見れませんでしたが、今日の午後は時間に余裕がありましたから、麻酔をかけて抜歯することにしました。

麻酔をかけて口の中を診ると、歯周炎が進んでグラついている歯があり、その周囲の歯ぐきが化膿していましたから、4本の歯を抜き、歯ぐきを縫いましたから、口の中がスッキリして口臭も少なくなりました。身の危険を感じて逃げたのかな?

●2015年04月13日(月)
☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。外猫だそうで、先週一回捕獲に失敗して手術が延期になった子です。目をランランと輝かして、隙あらば逃げてやろうを気合の入ったヤツが来るだろうと予想しいたところ、洗濯用ネットに入れられて神妙な顔した子がゲージに入れられて来院しました。外猫といっても、連れてきた方には慣れているみたいでした。そうじゃないと、とても捕まえてネットには入れられませんからね。

写真は昨日の福間海岸です。春の爽やかな風が吹いて、マリンスポーツを楽しむ人や、海岸を愛犬を散歩する人達、カフェでランチやお茶を楽しむ人達で賑わってましたよ。

●2015年04月11日(土)
☆今日のワンコ☆

今日は体重が2kgの小型犬の不妊手術でした。生後9カ月位です。このワンコ、あまり散歩が好きではないみたいで、ほとんどお家の中で過ごしています。そのせいかどうか分かりませんが、腹筋が薄くて、子宮や卵巣をと引っ張り出すのが楽で、十分な視野を確保することが出来ました。

腹筋が強くて苦労したのは、当院のPでした。手術が少し遅れて1歳を過ぎてからのオペでしたが、ほぼ毎日4kmくらい走ってましたから、腹筋がガチガチで、卵巣が引っ張り出せずに、お腹の中で処置しました。

そのPも10歳の中年オバサンになり、寝てる姿を見ると「トド」みたいです。お腹をコチョコチョするとこんな姿になります。初老の私と、毎朝仲良くウォーキングしてます。

●2015年04月10日(金)
☆今日のワンコ☆

タオルケットにくるまっているのはYKのヤマトくんです。2カ月目の男の子で、体重はまだ600gです。今日は1回目のワクチン接種で来院しました。凛々しいお顔でカメラをにらんでいます。「山椒は小粒で・・」という感じですね。

●2015年04月09日(木)
☆今日のP☆

当院のPは炭酸系の飲み物も飲めますが、発泡酒を見せたらこの表情になりました。やっぱり飼い主に似るんですかね。中身は私が消費しましたが、空缶をやるとしばらく遊んでましたよ。良い香りがしたんですね。

●2015年04月08日(水)
☆今日のワンコ☆

柴犬のきなこちゃんです。1歳の女の子で体重は7.5kgです。ワクチン接種で来院しました。ちょっと不安そうな表情ですが、大人しくて良い子でしたよ。

●2015年04月07日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は9歳のニャンコの抜歯をしました。食欲不振で来院した子です。食べたそうに餌の前まで行くけど食べなかったり、食事中に口を気にしているというお話でした。まだそれほど高齢というわけではないし、血液検査でも異常ありませんでしたから、歯周炎か口内炎で口が痛くて食べられないのかもと思って、口の奥を診ようとしますが、嫌がって診せてくれませんでした。

麻酔をかけて口の中を診ると、右の下の奥の歯がぐらついていましたから、鉗止で引っ張るとすぐに抜けました。他の歯は歯石の処置をしましたが歯周炎はなかったので10分位で処置は終わりました。

口の中が診れたら、無麻酔で抜歯できたかもしれませんが、やはり痛いので、猫にとっては眠っている間に終わって良かったかもしれませんね。

●2015年04月06日(月)
☆今日のワンコ☆

Tpのココアちゃんです。3カ月目の女の子です。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。ちょっと不安そうなお顔ですね。

●2015年04月04日(土)
☆今日のニャンコたち☆

今日の午後はニャンコの不妊手術の予約が2件入ってました、1頭は外で食事を与えているニャンコ、もう1頭は、出入り自由な室内飼いの猫の様でした。

外で飼われている猫は上手く捕まえられなくてキャンセル、内外出入り自由猫は、危険を察知して脱走してキャンセルになり、午後がぽっかりと空いたので、自転車で街まで買い物に行きました。

帰りの桜並木道が桜の絨毯になっていました。桜舞う並木道を自転車でのんびり走るのは気持良かったです。今日は、手術がキャンセルになったおかげで、1年に1回しか見られない綺麗な景色が見れましたよ(^.^)。

●2015年04月03日(金)
☆今日のワンコ☆

今日は体重2kgの小型犬の歯石の処置と抜歯でした。まだ3歳と若いワンコですが、前の方の歯に歯石が付いて、歯周炎が進んでいました。

顎が小さな小型犬は、歯が密集して生えていて、歯と歯の隙間がないので、そこに歯石がつきやすいのです。今日のワンコは、乳歯が抜けずに残っていたので、それも歯石付着の原因になったようで、歯周炎が進みました。

乳歯を含めて、グラついていた歯を10本以上抜歯しましたから、口の中がスッキリしました。奥の歯は歯石の処置だけで済みましたから、食事を食べるには問題ないでしょう。

飼い主の方は愛犬の口の臭いが気になっていましたから、これで解消されましたし、ワンコも食欲にむらがありましたから、今日の処置でどんどん食べられるようになると良いですね。

写真は抜歯した歯です。小さくて可愛い歯が並んでいます。

●2015年04月02日(木)
☆桜満開☆

毎朝の散歩コースの桜が満開になりました。桜以外にも菜の花や色々な花が咲いていて、ワンコ2頭と気持の良い朝の一時をすごしています。日の出が早くなって、ポチの起床時間も早まりましたが、Pの起床時間は早まっていません。やはり名前通り、sleepy(スリーピー)ですね。

●2015年04月01日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳の小型犬の去勢手術でした。去勢手術を受ける子は1歳未満の子が多いのですが、今日のワンコは、ワンコのケアに詳しい方から、「将来の健康のためには、手術を受けさせた方が良いよ」と助言されて、手術を受けました。

比較的簡単な手術ですし、この年齢で受けても、前立腺の病気など、オス犬特有の病気の予防になりますから、手術の意義はあると思います。

今日のワンコは健康な子でしたから、若い子と同じように手術を済ませることが出来ました。余裕があったので、歯石を取り除いて綺麗な歯になりました。今日の手術で少し若返ったかもね!


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