2015年03月
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●2015年03月31日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の中型犬の膀胱の中に出来た結石を取りました。

1か月ほど前に、「動きが悪くて、腰のあたりを触ると痛がって鳴く」ということで来院した子です。「腰椎に病変があるかも?」とレントゲンを撮ると、膀胱結石が見つかりました。散歩に行くと何回もオシッコの格好をするという症状もあり、飼い主の方は、腰が痛いからかも?と思っていた様ですが、結石が原因だったのかもしれません。その後、腰痛の症状はすぐに良くなり、今のうちに結石は取り除いた方が良いのでは・・。ということになり、今日の手術になりました。

改めてレントゲンを撮ると、結石は尿道にもあることが分かりました。尿道の入り口から細い管を入れて、尿道の中の結石を膀胱に戻します。膀胱に戻れば膀胱切開だけで済みますが、戻らないと、尿道も切開しないといけないので、手術が大変になります。始めは管を入れても結石は動きませんでしたが、潤滑剤を入れるとなんとか動かすことが出来て、無事に膀胱内に落ちましたから、膀胱切開だけで、結石を取り出すことが出来ました。

尿道内の結石はギザギザしてましたから、1か月前のワンコの症状は、結石が膀胱から尿道を降りてきているときに痛みが出たのかもしれません。私は尿管結石の経験があるので、この痛みは他人事(他犬事?)とは思えませんね。あれは痛かったなぁ〜。


●2015年03月30日(月)
☆春爛漫☆

桜が満開になって、ワンコとの散歩が気持よい良い季節になりましたね。今日は天気が良かったので、昼休みにハッチを近くの公園に連れて行きました。外で食べるお弁当は美味しかったですよ。ハッチも楽しかったかな?いつも室内でゴロゴロしてるから、良い運動になったかも?

●2015年03月28日(土)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のシマちゃんです。生後5カ月の女の子です。ワクチン接種で来院しました。シマちゃん、保護された時は100gしかなかったそうです。大きく育ちましたね!飼い主の方の肩にしっかりつかまっています。

●2015年03月27日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のムーちゃんです。不妊手術で来院し、翌朝の退院の時にはワクチンも打って、フロントライン(ノミ駆除薬)も付けてもらいました。もうこれで完璧ですね。

●2015年03月26日(木)
☆昨日のニャンコ☆

嘔吐を繰り返していた猫は翌日の午前中に来院して来ました。昨日までと比べると、嘔吐の回数は減りましたが、相変わらず食べないしあまり動かないそうです。一度排便しましたが、ウンチの中に枯れた猫草が固まって出てました。「嘔吐の回数が減ってるから、容態は良くなってきたのかな?ウンチに出たこの猫草が嘔吐の原因かなぁ〜、それにしては固まりが小さいが・・・?」。

レントゲンも撮りましたが、特に異常はなさそうです。症状は改善傾向なので、昨日と同じ治療をしました。「嘔吐が止まって、食欲が出れば大丈夫だと思いますが・・」。

夕方、飼い主さんからお電話が、「お尻から紐の様なものが5cmほど出てたので、ハサミで切りましたが、まだ残ってるみたいなので連れてっても良いですか?」

来院した猫のお尻からは何も出てなかったのですが、指を入れてみると何かに触ります。手前に引っ張って来て、指でつまんでゆっくり引っ張ると、ゾロゾロと7〜80cmほどの紐がお尻から出てきました。犯人確保!一件落着!(^^)!。

飼い主の方によると、紐で遊ぶことはあっても、まさか食べてるとは思わなかったそうで、そう言えば、3本あった同じ紐が2本しかなかったそうです。紐好きな猫を飼ってる方、ご注意くださいね。


●2015年03月25日(水)

☆今日のニャンコ☆

嘔吐を繰り返している若いオス猫が来院しました。ここ3日くらい、まったく食べないで、黄色い胃液の様な物を繰り返し吐いているそうです。いつもは元気な子ですが、ジッとしてるそうです。以前来院した時を比べて体重も落ちています。3日前まで元気だったそうですから、猫に大きなストレスがかかっていることが想像されます。

血液検査をすると、脱水状態になっているのが分かりました。やはりかなり吐いてるみたいです。室内飼いの猫ですから、事故や伝染病は考えられず、一番頭に浮かんだのが「異物の誤食」です。紐や糸を好む猫がいて、それを食べてしまうと、小腸に絡んで腸閉塞を起こしてしまいます。早めに手術で取り出さないと死亡することもあります。何例か「ひも状の異物」を食べた猫を診たことがありますが、症状は酷似しています。

飼い主の方のお話では、紐で遊ぶことはあっても、食べることはないそうです。今までも、紐やビニール片などが便に混ざって出たことはないそうです。

「とすると、殺虫剤か何かの薬物が足や体に付いて、それをなめてしまったんだろうか?そうすると、何かの中毒かな?」と考えて、脱水改善のための補液と、小腸の動きを良くして嘔吐を止めるお薬を注射して、一日様子を見てもらうことにしました。

さて、この顛末は・・。明日に続く・・。

●2015年03月24日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は13歳の中型犬の耳の内側に出来た腫瘍の切除手術でした。

先週、耳を血だらけにした来院したワンコです。耳の内側に出来た腫瘍が破れて、そこからの出血でした。自分で腫瘍の表面を掻いてしまったようです。来院した時は、出血は治まっていましたから、また掻かないように、エリザベスカラーを付けました。根本的に治すには、腫瘍を手術で切除しないといけないので、手術の予約を入れていただきました。

ワンコが掻いたことで腫瘍が破れたのですが、その時に、飼い主の方は、腫瘍の中から飛び散った肉片を取ってましたから、それを持ってきていただいて病理検査にだすと、「転移することはないが、手術部位に再発する危険性は30%以上で、術後2年以内に再発」という病理医からのコメントが帰ってきました。

今日、手術する時には、そのコメントを参考にしながら、再発防止のために、通常より少し大きめに切り取りました。ワンコには出来れば再発することなく、長生きして欲しいものです。

飼い主は女性の方でしたが、来院時のワンコの出血はかなりのもので、その中から肉片を拾えたというのは、度胸が据わった方なんでしょうね。そのおかげで、術前に検査が出せて、結果が手術に反映されたわけですから、良かったですね。

●2015年03月23日(月)
☆夜間救急病院☆

昨日の日曜日は、八幡東区東田で今年の6月初旬に開院予定の「夜間救急病院」の内覧会でした。今まで夜間の診察は、福岡市の夜間病院しかありませんでしたが、6月からは市内で受診できるようになります。今までご要望が多かったので、やっと・・・って感じですね。。

●2015年03月21日(土)
☆今日のニャンコ☆

黒猫のてんちゃんです。7ヶ月目の女の子です。不妊手術で来院しました。てんちゃんは、北九州市の動物愛護センターで今の飼い主の方にもらわれたニャンコです。

●2015年03月20日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は11歳の中型犬のお腹に出来た腫瘍を取りました。横腹に親指の頭大のイボが出来ていました。、飼い主の方の意向もあって、しばらくお薬で様子を見ていましたが、小さくならなかったので、麻酔をかけて取ることにしました。我々は毎日のように犬や猫に全麻酔をかけていますが、飼い主の方にとっては一生に一回か二回のことなので、いきなり「全身麻酔下で手術!!」と言うと、迷われるかたも多いのです。

今日のワンコはとても元気な子で、麻酔の覚めが良くて、麻酔が覚めかかってきたので、ガス麻酔のために気管に入れていた管を抜くと同時に、ガバッと目覚めしたから、少し慌てました。「もう少し寝ててくれよぉ〜」って感じでした。

入院室に入っても普通に立ちあがってましたから、早めにお迎えに来てもらいました。退院の時、入院室から診察室に降りる階段もスタッフに抱かれることなく、軽い足取りで降りて行き、元気に帰って行きました(^.^)。

●2015年03月19日(木)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のうみちゃんです。6ヶ月目の女の子で体重は2.6kgです。今日は不妊手術を受けに来院しました。うみちゃんは手術当日の夕方に退院しました。

●2015年03月18日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の抜歯でした。口臭が気になるということで7歳のメス猫が来院しました。口の中を見ると奥の方の歯に歯周炎がありそうですが、なかなか大人しく見せてくれません。麻酔をかけて抜歯をすることにしました。

歯周炎の猫の治療で抜歯をすることがありますが、なかなか抜けなくて時間がかかることがあります。今日のニャンコもそうかもしれないと思って、処置にかかる時間は1時間から1時間半で、抜歯したあと出血することがあるので、1日入院になるかもしれないとお話していました。

麻酔をかけて口の中を見ると、右奥の下の歯が歯周炎でグラグラしていました。鉗止でつまんで引っ張るとすぐに抜けました。歯石も取りましたが、他の歯はしっかりしていて、歯周炎は起きていませんでした。

口の中の処置は15分ほどで終わり、出血もなく、夕方帰りました。抜いた歯の周囲は歯周炎で膿んでいましたから、口臭の原因はそこだったのでしょうね。簡単に済んで良かったですね。

●2015年03月17日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の外傷の治療をしました。

重症の猫です。外出する猫が帰ってこなくなって数日後に、近くで倒れているのを発見されました。猫はひどい怪我をしていました。手足を骨折して、受傷してから少し時間が経過しているようで、受傷した部分が化膿していました。交通事故にあったのでしょう。怪我の程度がひどいので、化膿止めの処置をして様子を見ることにしました。この状態では、麻酔をかけて積極的な治療は無理でした。

幸い内臓にはダメージはなかったようで、少しすると食欲も出て元気になっってきたので、今日は麻酔をかけて、傷の処置をしました。綺麗に消毒して、皮膚がなくなっている範囲が広いので、傷を再生させる特殊な成分が塗ってあるガーゼをかぶせてテーピングしました。断脚も考えましたが、化膿が治まって傷の状態が良くなったので、なんとか再生させる方法を選択しました。

皮膚が再生するかどうかは、1カ月位経過を診ないと分かりません。まだ若い猫ですから治癒力は強いと思うので、なんとか治って欲しいですね。

●2015年03月16日(月)
☆今日のワンコたち☆

今日は所用で午前中の診察が11時までしか出来なかったので、午後が混雑しました。

ウンチが出にくくなった小型犬は、直腸の蛇行が確認されましたから「会陰ヘルニア」で、このままにして置くと病気が進行する一方なので、早めの手術をお勧めしました。

糖尿病で治療中の高齢犬は、状態が悪い時は入院させて治療していましたが、インシュリンを投与しながらの自宅療養で、だいぶ調子が戻りました。もう少しでインシュリンの投与量が決まりそうです。

咳が出るということで来院した子は、心肥大と肺に影が見られました。肺の影は腫瘍の疑いが濃いのですが。これに関しては当院では手術などの積極的治療は出来ないので、心臓病の治療を主にしていくことになりそうです。肺の治療は、CTのある病院をご紹介することになるかもしれません。

慢性の嘔吐を繰り返している体重37kgの大型犬は、当院での検査には限界があるので、スタッフが多くて大型犬の診療には定評のある病院を紹介したところ、担当医から腸捻転の疑いがあるという連絡があり、「ひょっとしたらお腹を開けていみないといけないかも?」ということでした。快く転院を受け入れてくれて助かりました。

顔面を血だらけにして来院した中型犬は、耳の付け根に出来た腫瘍をワンコが後ろ足で引っ掻いて破ちゃったのが原因でした。とりあえず出血は止まっていましたが、来週早々に手術で腫瘍を切除することにしました。

ワナに入れられて連れて来られた野生ネコは、予約なしの飛び入り不妊手術でした。

こんな感じでバタバタした1日でした。写真は、日曜日のPです。春の海で楽しそうに遊んでいました。海に浸かってビシャビシャになってましたが、寒くないんでしょうねぇ〜。

●2015年03月14日(土)
☆今日のニャンコたち☆

今日は猫の不妊手術2頭と去勢手術1頭でした。不妊手術の1頭は外で飼われている猫です。当院からお貸したゲージの中に餌を入れて、中を覗き込んだ時にお尻をポンと押してゲージの中に入れたんだそうです。だまされた猫は、眼をランランとして怒っていました。

午前中に手術予定のニャンコ達が連れて来られて、午後に順番に麻酔をかけて手術に入ります。いつも行っている手術ですから、時間通りに進み、3時半位にすべての手術が終わりました。

術後に鎮痛薬を使うようになって、手術を受けた猫たちの回復が良くなったので、最近の猫の不妊、去勢手術は当日退院することが多くなりました。

午前中に手術予定の子達が続々と来院し、午後に順番に手術を受けて、夕方お迎えにみえた飼い主の方たちと帰っていきました。今日の当院は、大学のメディカルセンターみたいでした。

写真は、ゆずちゃんです。生後半年の男の子です。去勢手術で来院しました。気品のある綺麗な猫ちゃんですね。

●2015年03月13日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は8歳のオスの小型犬の「会陰ヘルニア」の手術でした。
「会陰ヘルニア」というのは、直腸を押さえている筋肉が委縮して、腸を支えられなくなるので、直腸が曲がってしまって、ウンチが出しにくくなる病気で、主に去勢手術を受けていないオス犬に見られますが、はっきりとした原因はまだ分かっていません。

曲がった部分に便が溜まるので症状は進みますから、病変が軽いうちに手術するのが大切です。手術しても再発することもありますから、獣医師が手術を延ばしていると墓穴を掘ることになります。

今日のワンコも直腸の近くにある筋肉や靭帯などを使って、なんとか穴をふさいで、直腸を真っすぐにしました。再発防止と反対側のヘルニア予防のために、去勢手術も同時に行いました。今日の手術で、これからスッキリとウンチが出せるようになると良いですね。

●2015年03月12日(木)

☆昨夜の研究会☆

毎月第二水曜日は北九州の有志の先生方の研究会で、不肖富下も参加させていただいています。以前は、市内でも大手の病院の院長達がみえて、症例を発表され、「凄いなぁ、こんな手術もやるんだ」と聞いていましたが、ここ2〜3年で皆さん研究会を引退されて、30代後半から40代の先生方が主体になりました。

この先生方も皆優秀で、やはり私は「凄いなぁ」と聞いています。最近は特に腫瘍の発表が多く、外科的切除や抗がん剤治療の発表がメインです。飼育環境が良くなって、伝染病や怪我、事故が少なくなってペットたちが高齢化すると、ガンを含めた内科的な病気が多くなったんでしょうね。

研究会に行くと、新進気鋭の先生方からパワーと元気をもらってますよ。技術と知識はどうかな??


●2015年03月11日(水)

☆今日の診察室☆

今日の手術の予定はオスの小型犬の去勢手術でした。麻酔などの前処置を入れても1時間半位で終わるので、午後は少しゆっくり出来そうでした。ところが、前日に「メス猫の不妊手術をしてください!お腹が大きいみたいなので、早くして欲しいです!」と、猫の不妊手術が飛び入りで入りました。午後の手術時間内に終わりそうなのでお受けしました。

午前中の一番にオシッコが出ないオス猫が来院しました。お腹を触るとパンパンに膨れた膀胱が触ります。尿道に細かい砂や血液が詰まってオシッコが出せなくなってます。発症したのは昨夜からですからまだ時間があまり経っていません。以前にも同じことが起きたことがあるので、飼い主の方は早めに気付いたようです。この処置は急がないといけないので、すぐに麻酔をかけて、おチンチンの先から細い管を入れて、尿道を開通させました。

今日は寒くなって、外来の方は少なかったので、診察台の前に立つより、手術台の前に立つ時間の方が長かった1日でした。

●2015年03月10日(火)

☆今日のワンコ☆

動物病院で行う手術のほとんどは、ワンコやニャンコの不妊、去勢手術です。若い子たちの手術ですから、手術時間もある程度分かってますから、午後の手術時間に出来る頭数もおおむね決まります。

当院は私一人で診療してますから、猫の去勢手術3頭、不妊手術は2頭、犬の不妊、去勢手術はできれば1頭が、余裕を持って手術できる頭数です。手術は予約制ですから、この頭数で予定を入れていきます。

先週の週末、9歳のメスの小型犬が食欲不振で来院しました。諸検査の結果、子宮内膜炎が疑われました。お薬を処方しましたが、内膜炎が蓄膿症に移行したら手術になることお伝えしました。今日、その子が来院しました。体調は回復したようですが、子宮の中の貯溜物が増えていました。スッキリとしないので、手術で子宮と卵巣を取ることにしました。

今日はワンコの去勢手術とニャンコの去勢手術の予約が入っていましたから、「想定外」の手術になり、1日3件の手術デーで、当院のキャパを超えてましたが、思った以上に子宮の病気進行していましたから、手術を延ばさなくて良かったです。

●2015年03月09日(月)
☆今日のニャンコ☆

ナナちゃんです。8歳の女の子です。ワクチン接種で来院しました。当院は初めての子で少し緊張気味ですね。

●2015年03月07日(土)
☆同窓会☆

今日は午後からお休みをいただいて、博多で開催された大学の同窓会に行きました。県内の獣医師が30名近く集まり、そのほとんどが動物病院を開業、あるいは勤務している人たちでした。記念写真を撮ると自然に前列から年配の先生が並ぶ状況になり、私は前から2番目の列でした。もう少しすると最前列が回ってきそうです

●2015年03月06日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は15歳のメスの小型犬の体表にできた腫瘍を取る手術でした。

体重8kg位のワンコの体のアッチコッチに2〜4cm位の大きさの腫瘍ができていて、一部はその表面がジュクジュクしてあんばいの悪い事になっていました。それぞれの腫瘍は、下の組織との付着部は小さいので取り易そうでしたが、個数が多いので2時間以上の手術になりそうで、麻酔が心配でした。

術前の検査には異常なく、ワンコも元気が良いということなので、手術することにしました。手術は2時間程度で終わり、術中の麻酔も安定していて、麻酔を切るとすぐに目覚め、術後の容態も安定していましたから、夕方お家に帰れました。腫瘤は頭や顔、前足に出来ていましたから、帰る時はスッキリとした容貌になりました。

このワンコは若い時に不妊手術を受けています。一概には言えませんが、受けてない子と比べると、受けている子の方が、年を取ってからの健康度が良いような気がします。

●2015年03月05日(木)
☆今夜のP☆

Pはいつもポチ君にいじめられているので、夜は事務室で私と過ごしています。気持よさそうに寝てるから足でつっついてやると、お腹を見せて悶えてました。10歳になるのに、いつまでたっても甘ったれですね。だからポチからバカにされるんだぞ!

どうも犬の序列というのは、大きさや気性ではなくて、野性味ではないかと最近思います。野性味が強くでしっかりしたヤツは、小型犬でも一目置かれるみたいです。

●2015年03月04日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の来院が多い一日でした。

午後の手術は、オス猫の去勢とメス猫の不妊手術でした。不妊手術は9歳の女の子でした。通常不妊手術は生後半年くらいですることが多いのですが、今日のニャンコは今まで発情兆候がそれほど気にならなかったので、手術しませんでしたが、今年はかなり強い発情兆候があるんで、手術を受けることになりました。術前の血液検査に異常なく、通常通りに手術を終えました。

夕方に、「今、捕獲器に外で食事だけ与えている猫が入ったので不妊手術してください!」と飛び入りでメス猫が来ました。寒いと夕方にお来院される方は少ないので、明日の午後は休診ですし、今日手術を終わらせようと、猫に麻酔を打ちました。

そうしてると、怪我した猫が来院しました。先月の半ばから行方不明になってた猫が見つかったのですが、事故にあったようで、ひどい怪我をしてました。先ほどの猫の麻酔の進行と同時に、怪我の子のレントゲンを撮ったり傷の処置をしてますと、スタッフが「先ほど来た猫ですが、オスなんですが・・」。「えっ、オス??」。

急きょ、連れてきた方に連絡を入れて、オスだったら手術しなくて良いをいうことだったので、今度は急きょ、麻酔を覚ます処置をして、そうこうしていたら、腎不全で点滴で通院している子が来院し皮下点滴してると、膀胱炎が疑われる猫も来院し・・・。

夕方は、大変なことになってましたよ。

●2015年03月03日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は1歳の小型犬の不妊手術でした。1年ほど前に帝王切開で取り出したワンコです。

朝、ジョギングから帰ると私の友人が小型犬を抱いて心配そうな顔をして待ってます。「トミシタ、うちの犬が昨夜から様子がおかしくて、震えていて、今オシッコも漏らしたみたいでズボンがビシャビシャだ」。
「なんかお腹大きくないか?」。同居犬に同じ犬種のオスがいます。

「うちの犬」はお産が始まってました。震えていたのは陣痛で、オシッコと思ったのは破水でした。レントゲンを撮ると胎児は1頭で、骨盤と胎児の頭の大きさを見ると、胎児が大きくて正常分娩は無理と判断し、すぐに帝王切開で胎児を取り出しました。同居犬のオスがいるので、また間違いを犯してはいけないので、帝王切開と同時に不妊手術もしました。

生まれてきた子はメスで、そのメスがお年頃になって、節操のないお父さんがまた良からぬ行動に出て、同じ間違いを犯してたらいけないので、今日の手術になりました。

これで、親子3頭が平穏無事に過ごせますね(^.^)。

●2015年03月02日(月)

☆今日のニャンコ☆

ボール箱に入れられて怪我した猫が来院しました。前の晩に道端で血を流して倒れているところを保護したそうです。猫は後ろ足を痛めているようで歩くことが出来ません。レントゲンを撮ると骨盤を骨折していることがわかりました。手術が必要ですが、いくつかのハードルがあります。

まず、この子をこれから飼ってくれるかどうか?整形外科を得意とする病院を紹介することになると思いますが、治療費の問題もあります。骨盤骨折以外にも痛めているところがあるかもしれません。尿道や膀胱を傷つけていたら、治療が難しくなります。治療しないと骨盤の折れ具合からしてウンチが出せなくなる可能性が高いので猫は苦しむだけですから、楽にしてあげるということも考えないといけません。

そんなお話をすると、今日はとりあえず連れて帰りますということになったので、その日は応急処置だけしました。その方から連絡があって、猫を飼ってくださるということになりました。整形ではいつもお世話になっているY動物病院に連絡を入れ、受け入れてもらえることにもなりました。

猫は動けませんが食欲もあって排尿には問題ないそうですから、骨折が治ると生きていけます。性格の良い、立派なオス猫でしたから、元気になって、保護してくれた方から可愛がってもらえると良いですね。



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