2015年01月
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●2015年01月31日(土)
☆今日のワンコ☆

チワワのレオ君とパンチ君です。7歳と8歳の男の子たちです。ワクチン接種で来院しました。時々ケンカもしますが、仲良しだそうです。

●2015年01月30日(金)

☆今日のワンコ☆

てんかん発作の治療のために入院していた8歳の小型犬がやっと退院できました。

てんかんの治療は、毎日飲むお薬でコントロールします。発作を抑えられる薬の種類と量を決めて、毎日飲ませてもらいます。種類も量もある程度決まっているガイドラインがあり、まずその量で処方して、効果があれば、少しずつ量を減らして様子を見ます。効果がないときは、量を増やしたり種類を替えたりしながら、様子をみます。

今日のワンコの発作は激しくて、単に倒れてケイレンするいう発作ではなくて、四方八方に走り回るというスゴイ発作が1時間に数回の頻度で起こりますから、お家で経過を見れません。入院させて、薬の量や種類を替え、発作が激しい時は、抗ケイレン剤を使いながら経過をみてました。

頭の中の病気で、花火や雷、工事現場の音などが発作のきっかけになることもあり、予想がつきません。

2種類の薬を調整しながらやってましたが、数日間、発作が起こらないので退院にしました。24日間の入院は当院最長でしたね。いつも様子を見てないといけなかったから、診察室につないでましたが、いつも居るから、来院した方から「センセイのお家のワンちゃんですか?」って言われてましたよ。

●2015年01月29日(木)
☆今日のワンコ☆

チワワの空ちゃんです。8ヶ月目の男の子です。今日は去勢手術のご相談で来院しました。手術を受けると、繁殖にかかわる行動が抑制され、将来オス犬特有の、前立腺肥大、肛門周囲の腫瘍、会陰ヘルニアなどの病気の予防になるので、手術をお勧めしました。当院のポチも手術を受けていますが、時期が少し遅れたので、マーキング行動は残りました。外で飼っているのであまり問題になりませんが、室内犬は早めに手術を受けた方が良いですね。

米国では、性成熟前の4〜5カ月齢の手術を勧めています。以前は生後半年以降の手術を勧めていましたが、特に医学的根拠はなく、早期の手術でも特に問題はなく、むしろ手術が簡単で、動物に対する負担も少ないようです。

当院の手術でも、子宮や卵巣がまだ成熟していない内に摘出した子と、生後7〜8カ月で成熟した状態で摘出した子を比べて見ると、早い時期に手術を受けた子の方が、術後の元気回復度が早い感じがします。

但し、成犬で体重が2kg以下の超小型犬は発育が遅いので、もう少し後の方が良いかもしれませんね。

●2015年01月28日(水)

☆今日のニャンコ☆

不妊手術でメス猫が来院しました。外に居た猫で、痩せていてカラスに襲われそうになていたので、3カ月前に保護したそうです。保護した時は痩せていて小さかったということで、連れてきた方は昨年の4月位に産まれた猫かも?ということです。

保護後は、室内で飼っています。最初は、フーフーと怒っていた猫も最近は慣れて、人懐っこい猫になってます。発情がきたみたいで不妊手術を受けることにしました。

いつもの様に麻酔をかけて、お腹の毛を刈ると、薄っすらと傷があります。手術の切開部と同じ位置です。指で触ると、皮膚の筋肉も少しでこぼこしている感じです。縫った痕かも・・。

手術で縫合に使う糸は時間が経過すると吸収されるので、傷がほとんど分からなくなります。開腹して調べても良いのですが、「ある物を取る」のと、「ない物を探す」のとでは、傷も大きくなりますし、猫の負担も大きくなります。

飼い主の方によると、保護した時は痩せて体が小さかったけど、子猫ではなかったということです。歯や体つきをみても、1歳未満の若い猫ではなさそうですから今回は手術を見合わせて、もし発情の兆候を繰り返す時は、開腹して調べることにしました。私の感触では90%以上の確率で手術を受けている気がしましたが、はたしてどうなるかな??

●2015年01月27日(火)

☆今日のワンコ☆

「右前足を少し痛そうにしていて、少し腫れているようです」ということで、14歳の大型犬が来院しました。歩き方を見ると少し歩きづらそうですが、ひどく悪い感じはしません。左右の足を比べて見ると、確かに少し腫れています。関節の部分に皮膚炎が出来て少し化膿しています。

腫れるほどの関節炎にしては、痛みがひどくないし、触っても嫌がりませんが、念のためにレントゲンを撮りましたが問題なさそうです。皮膚の表面が少し化膿したくらいでも、こんなには腫れないと思いながら、化膿止めと関節炎のお薬を処方しました。

お薬の説明していると、飼い主の方が「そういえば足の皮膚炎を舐めるので、昨晩までソックスを履かせて輪ゴムで止めていたんですけど・・・」。

腫れの原因は「輪ゴムによる圧迫」でした。皮膚炎があるので化膿止めの薬は出しましたが、関節炎の薬はやめました。飼い主の方は「あはは、先に話していれば良かったですね」と笑いながら、ワンコを連れて帰りました。

●2015年01月26日(月)
☆今日のワンコ☆

ミックス犬のもこちゃんです。3カ月目の女の子です。北九州市の動物愛護センターからやってきました。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。1回目は愛護センターで打ってもらってます。最近では珍しいミックス犬です。飼いたくても手に入りません。当院のポチもミックス犬、いわゆる「雑種」ですが、純粋種にはない逞しさを感じます。

●2015年01月24日(土)

☆今日のニャンコ☆

数ヶ月前から食事を与えている猫ですが、最近食欲が落ちてきたということで、4〜5歳の去勢済みの猫が来院しました。実はこの猫、飼い主は近くに居るのですが、なぜか食事だけ食べにやって来るのだそうです。飼い主が居るので、病院に連れていくことは言ってますが、自分の飼い猫ではないので、あまり治療にお金をかけられないということでした。

点滴や投薬をしていましたが、なかなか良くなりません。もう何日も食べてないので、お世話している方が手で食事を与えていますが、だんだん弱ってきたので原因を調べて下さいということになりました。

血液検査をすると、猫白血病を発病していることがわかりました。猫の難病です。発症すると死亡率の高い病気で、白血病ウイルスの感染で発病します。この病気の子との接触(グルーミング、咬傷、同じ食器からの食事の摂取)などで感染します。

こちらのお宅にも猫が居ますから、発病中の猫との接触や食器、トイレの共有は、感染防止のために避けてもらうことにしました。検査してみて良かったですね。

●2015年01月23日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は8歳のオスの小型犬の去勢手術でした。この年齢での手術は珍しのですが、今日のワンコは「てんかん発作」の持病があります。

3〜4年前からお薬で発作を抑えていますが、何かの拍子に発作が始まり、その時は当院でお預かりして、様子を見ながら、薬の種類や量を決めています。発作のない時は何カ月も無事に楽しく過ごしていますが、一旦発作が始まると、1時間に3〜4回という頻度で発作が始まるので、年配の飼い主の方では、お家で見れなくなります。

大人しい子なので、入院中は、入院室ではなくて、診察室につないで様子を見てますから、来院された方は、当院のワンコと思っている人もいるようです。

この子、タマタマの1個が所定の場所に降りてなくて、途中で引っ掛かってます。「陰睾」と言いますが、将来、腫瘍化することもあるので手術で切除した方が良いのと、去勢手術を受けているオス犬と、受けていないオス犬を比べると、受けている方がてんかん発作を起こす子が少ないという報告もあるので、今回、手術することにしました。

今のところ発作は起きていないので、来週早々にはお家に帰れると思います。今日の手術で、発作が完全に抑えられると良いですね。

●2015年01月22日(木)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のゴロチェンくんです。8ヶ月目の男の子です。去勢手術2時間後くらいの写真です。もうすっかり麻酔から覚めていますね。

●2015年01月21日(水)
☆今日のワンコ☆

飼い主の方の腕の中にしっかり抱かれているのは、Tpのモモちゃんです。2ヶ月目の女の子です。ワクチン接種後のワンショットです。初めての病院が怖かったんでしょうね(^.^)。

●2015年01月20日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は10歳位のメス猫の抜歯でした。長い間、外で生活をしていた猫ですが、大人しい子なので、昨年からお家に入れてもらえました。歯周炎や口内炎が原因で、口の痛みから食事が食べられなくなり、ヨダレも出るようになりました。痛み止の注射でコントロールしてましたが、歯周炎の治療のために抜歯をすることにしました。

歯周炎や口内炎は免疫力が低下した猫が発病するようで、外で生活している猫や、多頭飼育されている猫に多いようです。発病には猫エイズもかかわっていることが多いので、今日のニャンコも外生活が長かったから検査しましたが陰性でした。

口内炎で苦しんでいた猫の抜歯をすると調子良くなって、3〜4カ月後には体重が増え、口の中の衛生状態が格段に改善します。エイズと白血病は陰性でしたし、これからは良い環境で生活できますね。


●2015年01月19日(月)

☆今日のニャンコ☆

「猫を保護しました。1週間ほど世話してますが、お腹が大きいみたいなので、妊娠していないか診て下さい」と推定年齢6〜7歳のメス猫が連れて来られました。もし妊娠していたら、手術してから元の所に放そうと思っているそうです。

エコー検査で妊娠(−)でした。太ってるだけでした。保護した方は不妊手術を受けさせたいそうですが、どうもこの猫、飼い猫で手術を受けている感じです。保護した方のお家に近くに居て、呼ぶと寄ってきたので保護したんだそうです。猫は健康そうで、栄養状態も良いのです。外で長く生活している猫は、痩せていることが多く、表情に厳しさがありますが、今日の猫はのんびりしています。

「ひょっとしたら、外出する飼い猫を保護しちゃったんじゃないかな?、飼い主は探しているかも?」ということで、猫は元の場所に放してもらうことにしました。2〜3日様子を見て、まだそこらに居たら改めて保護してもらうことにしました。

「あのぉ、私、お家があるんですが・・」なんて猫は言えませんからね。

●2015年01月17日(土)
☆今日のニャンコ☆

今日は生後7カ月目のメスのワンコの不妊手術の予約が入っていました。余裕を持って手術したいので、基本的に手術の予約は1件しか入れません。午前中の診察が伸びると手術のスタートも遅れます。犬の不妊手術だと12時から準備に入って、手術を始められるのが12時半位で、手術時間が1時間から1時間半とすると、2時過ぎに終わって、麻酔が覚めるのが20〜30分後で、手術台から入院室に移せるのが遅くても3時前という計算になります。手術を受けるのは健康な子たちですから、ある程度計算が出来ます。

今日もその予定でしたが、急に発情が始まっちゃったメス猫の手術が飛び入りました。メス猫は発情すると、ニャーゴー、ニャーゴと泣きわめくので、飼い主の方も困って、出来るだけ早く手術して下さいということになりますから、予約なしでもご希望に添えるようにしています。

午後の手術時間に2件入れると、午後の診察時間に食い込む可能性があるので、午前中に猫の手術をしました。長年の経験上、1.午前9時の診察開始時間の来院数が少ない日はあまり混まない。2.電話の問い合わせが少ない日は来院数が少ない。3.午前中来院される方は、診療開始時間と終了間際が多い。というパターンがありますから、10時から11時の間に猫の手術を済ませ、予定通り、午後からは余裕を持ってワンコの手術が出来ました。

今、猫達が発情シーズンを迎えていますから、しばらくは飛び入り手術がありそうですね。

写真は、我が家の猫の松&竹です。今年で16歳です。生後半年位の時に不妊手術を受けています。今でも仲良く元気で暮らしています。

●2015年01月16日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は3歳のメスの小型犬の不妊手術でした。通常、メスの不妊手術は初回発情前後の生後半年〜1年ですることが多いのですが、今日のワンコは、3か月前に出産したメス犬でした。お相手のオスと子供のオスのオス2頭と同居しているので、また交配したら大変なので手術を受けることになりました。

予想していましたが、若い子と比べるとお腹の中の脂肪が多く手が滑るので、慎重に手術をしました。初回発情前の子宮や卵巣が未発達な子と比べると、術後のダメージが大きい様で、やはり切除する器官がしっかりしているのが関係してるかもしれませんね。

術中、術後に鎮痛薬を使ったので、今夜は当院でゆっくり休んで、明日は元気になっているでしょうね。出産、子育てが終わって、今度は手術を受けて、よく頑張りましたね!

●2015年01月14日(水)

☆今日のニャンコ☆

膀胱炎で来院する猫たちが増えています。当院には今日だけで4件来院しました。ちょこちょこオシッコをするとか、ピンク色の血尿をするということで来院しました。

寒くなると猫の活動性が落ちて、飲水量が減るのが原因のひとつと言われています。室内で飼われていて、市販のドライフード主体の食事を食べている大食漢なオス猫に多いようです。栄養価過多でマグネシウムの摂取量が多いのが原因になります。心当たりのある猫を飼っている方は、膀胱炎対策をとっている処方食を与えて下さいね。

今日は、不妊手術を受けたメス猫3頭が退院しました。皆、発情が始まって手術を受けました。猫の膀胱炎と不妊手術が、この時期の特徴ですね。

明日は急用ができたので、臨時休診します。ご迷惑をおかけします。

●2015年01月13日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。ご予約は来月の初めでしたが、発情が始まったようで、「とても寝てられない」ということで、急きょ本日の手術になりました。まだ体は2kgで子猫みたいでしたが、子宮と卵巣は立派に発育したました。

不妊手術は卵巣と子宮を取り除きます。手術を受けるとピタリと初発情は治まりますから、明日からは安眠できますね。

●2015年01月10日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は7歳のニャンコの抜歯でした。

口の左側が痛いみたいですが、怒ってなかなか見せてくれませんでした。麻酔をかけて詳しく見てみることにしました。左下の臼歯が歯周炎をおこしていました。痛そうです。

上顎の臼歯も歯周炎を起こしていましたから、上下2本の歯を抜きました。歯周炎が進んでいたので、30分ほどで処置を終えました。これで痛みから解放されると良いですね。

●2015年01月09日(金)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のソラたyんです。6ヶ月目の男の子です。体重は3kgです。去勢手術を受けに来院しました。脱走したらいけないので、こっそり撮ってるみたいですね。

●2015年01月08日(木)
☆デンタルシート☆

ハッチが使っているデンタルシートです。いわゆる、歯を拭くための濡れティッシュみたいなものですね。以前は歯ブラシを使ってましたが、嫌がるし、少し強くこすると歯ぐきから出血するのが可哀そうで、今はこれで拭いています。嬉しそうにはしませんが、歯ブラシよりは良いみたいです。

ハッチは「巨大食道症」という先天的疾患持ちで、食道が大きく拡張しているので、そこに食事が溜まり、かなりの頻度でそれが飛び出してきます。幸い、固形物は通過して液体の方が溜まり易いようで、痩せることなく元気で過ごしていますが、麻酔をかけると逆流性食道炎を起こすリスクが高いので、将来、麻酔下で歯石の処置をしなくて済むように、ほぼ毎日、この紙で拭いています。

歯石の処置を受けた子にはご紹介してますが、残念ながら、リピート率はそれほど高くないようです。


●2015年01月07日(水)
☆今日のワンコ☆

今日は8歳の小型犬の胸に出来た腫瘍を切除しました。体重8kgの子ですが、直径3センチくらいの脂肪の塊のような腫瘍が出来ていました。良性腫瘍だと思いますが、まだ若い子ですし、このままにしてても大きくなることはあっても、小さくなることはないので、歯石の治療といっしょにこの腫瘍も切除することにしました。

1時間程度で腫瘍の切除と歯石の除去を終えました。夕方退院する予定でしたが、ワンコの面会に見えた飼い主の方が、まだ鎮静薬の効果が残っていてボンヤリしているワンコの顔を見て、心配だから一晩入院させてくれということで、飼い主の顔を見て喜んでいたワンコは、再び入院室にもどされました。ワンコの顔が急に暗くなりました。

写真はハッチです。私のお腹の上に居ます。いつもこの体勢で歯磨きされるので、ハッチの顔も暗くなっています。

●2015年01月06日(火)
☆今日のワンコ☆

「朝、玉ねぎが乗ったピザパンを食べちゃいました」と体重10kg位の中型犬が来院しました。

犬や猫がネギ類を食べると赤血球が破壊されて貧血を起こします。食べてから2〜3日後に発症するようです。

「この子で玉ねぎ1/4個くらい食べると危ないけど、どの位の量の玉ねぎがピザパンには乗ってるんだろう?多分、量が少ないから大丈夫じゃないかなぁ」なんて話していると、飼い主の方がスマホで何やらチャカチャカやってます。

「ピザパンに使ってある玉ねぎが7gで、小さめの玉ねぎ1個の重さが150gですから、1/4が約40gですよ」。

恐るべし情報化時代、あっという間にそれぞれの重さが出ました。念のために吐かせる処置はしましたが、この量だったら大丈夫そうですね。

今年2枚目の写真は、爆睡中のスリーピーとハッチです。体重差は約15倍もありますが、ピーにつぶされることなく、仲良く寝ています。

●2015年01月05日(月)
☆仕事始め☆

今日が当院の仕事始めでした。最近は、年末年始診療している病院も近隣にあり、福岡市には救急病院もあるので、通常通りの診察で新年がスタートしました。おせち料理でお腹を壊した子が多かったかな?お正月のお客さんがやっちゃうみたいですね。

年頭の写真は当院のスリーピーです。寒い中、一緒に初詣に行きました。こいつは全く寒さは感じないみたいで、元気よく山をあがっていきました。今年で10歳です。

●2015年01月02日(金)
☆今日のワンコ☆

飼い主の方の腕の中にしっかり抱かれているのは、Tpのモモちゃんです。生後2カ月目の女の子です。ワクチン接種で来院しました。写真は接種後のワンショットです。病院初体験で怖かったんでしょうね。


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