2014年11月
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●2014年11月29日(土)
☆今日のニャンコ☆

黒猫のタマちゃんです。生後3カ月位の女の子です。今日はワクチン接種で来院し、7種混合ワクチンを接種しました。白血病やクラミジア感染症が予防できるワクチンです。接種後に元気が無くなる子がたまに居ますが、外に出る可能性のある子や、多頭飼育の環境入る子は、7種を勧めています。

●2014年11月28日(金)

☆今日のにゃんこ☆

外で食事をもらっているメス猫です。お世話してる方から、「新しい飼い主が見つかったから不妊手術やワクチン接種をして欲しい、すべて済ませてから新しい飼い主の元に送り出したい」ということで、猫だけタクシーに乗ってやってきました。お世話してる方は多忙で一緒に来られなかったようです。

猫は人慣れしるようで、入ってきた段ボールから出す時も素直に応じてくれて、頭をなでてやると嬉しそうにスリスリしてきます。

来院翌日に不妊手術のために麻酔をかけて仰向けに寝かせ、お腹の毛を刈ると何やらうっすらとおへその下に傷らしきものが・・。手術を受けているメス猫かも?

電話で確認すると、3〜4週間前にやってきてその時は首輪をしていたそうですから、飼い猫だったのでしょう。いよいよ怪しくなりました。子猫の頃からお世話をしているメス猫だと年齢が分かりますが、今日のニャンコは大人になって来ています。

すこし考えましたが、今回は手術を見合わせることにしました。もし新しい飼い主の元に行って発情があったら、その時に手術することにしました。お腹を開けて子宮が見つからない時は、それを確認するためには、大きく開けないといけないので、文字通り「痛くもない腹を探られる」ということになりますからね。

麻酔を覚まして、昨夜から何も食べさせてもらってなかったから夕方食事を出すと美味しそうに完食でした。来週の月曜日には新しい飼い主の所に行きます。門司の子です。どっから来たのかなぁ〜。


●2014年11月27日(木)
☆人とノミ☆

体を痒がるということで室内で飼われている小型犬が来院しました。かなり痒がってるようで、体に後ろ足で掻いたであろう傷が付いています。体を見るとノミの糞がありますから、ノミの寄生が原因で痒がっているようです。フロントラインを全身に塗布して、体に傷もあったので、抗生物質も処方しました。

「ノミが寄生したので痒みが出て、自分で体を傷つけたみたいですね。今回の処置でワンちゃんのノミは駆除できますが、人も刺されると痒みの強い湿疹ができることがあります」とお話すると、「私も痒いんです!」
「ワンちゃんのノミから刺されたのかもしれませんね」

それから10日位後に再診で来院されました。ワンコの体にはノミの寄生のあとはなく、傷も良くなっていました。

「ノミもいないし、傷も良くなってますよ、もう大丈夫ですね」とお話すると、飼い主の方は少し不満そうです。
「私、まだ痒いんですけど・・」。

「ワンちゃんのノミは駆除できてると思いますが、私、獣医で皮膚科の先生じゃないので、皮膚科で診察してもらったらどうですか?」
「診てもらったんですが、皮膚科の先生も分からないそうなんです!」
「だから私は獣医だって・・。皮膚科の先生がわからないのに私が分かるわけないじゃん」←(これは心の中の声です)。

そういえば以前、犬に咬まれて当院に来た女性が居たなぁ〜。

●2014年11月26日(水)
☆今日の診察室☆

今日の午後の手術予定は、メスの小型犬の膀胱結石の摘出手術でした。事前の検査で、膀胱の中に1個の梅干しの種くらいの大きさの結石があることは分かっています。膀胱結石の手術は性別や結石の大きさで、その難易度が違います。一番大変なのは、小さな結石が沢山出来てて、それが尿道に詰まってオシッコが出せなくなったオス犬の尿路結石です。結石が取れないとおチンチンまで切り開かないといけなくなりますから大変です。

今日の結石は、一個だけですからそれほど大変ではありません。12時からスタートできれば2時には終わるはずでした。午前中の診療の受付は11時45分までで、ほとんどの方はそれまでに来院してくれますが、今日は12時直前に初診の方が見えました。この方の診察が終わったのが、12時45分くらいでしたから、手術が終わったのは3時過ぎでした。

4時から午後の診療に入りますが、その中に頭に小さなイボが出来て、そこから出血している中型犬が来院しました。治療はそのイボを切除しないといけません。通常ですと、日を改めて予約していただいてという手順を踏むのですが、このワンコ、かなり手ごわい子で、嫌なことをするとウ〜、ガウガウと反抗してきます。幸い、飼い主の方が怖がらずに押さえてくれますが、連れてくるのが大変で、仕事の都合もあるので、出来れば、今日、このまま麻酔をかけて切除して欲しいそうです。

この処置をスタートしたのが、午後5時半、天気も悪いし、多分、あまり外来の方は来ないだろうと判断してのスタートでしたが、ちょっと予想が外れて、外来の方の診察が終わったのは、午後7時半でした。処置したワンコは、7時過ぎに飼い主の方が見えて、まだ鎮静剤が効いてますから、抱っこされて帰って行きました。

あわただしい一日でした。晩御飯が終わってカルテ整理をしてて、今日はヤツが妙に静かだと思って振り返ると、バラバラになった牛乳パックのゴミの中で幸せそうに布団を敷いて寝てました。誰が片づけるんや((+_+))!

●2014年11月25日(火)

☆今日のニャンコ☆

「猫泌尿器症候群」という猫の病気があります。膀胱に砂が出来てそれが原因で膀胱炎を起こします。膀胱炎だけだとまだ良いのですが、その砂が尿道に詰まるとオス猫はオシッコが出せなくなって大変なことになります。治療しないと4〜5日で死亡します。ドライフード主体の食事を与えている猫に多いようですが、基本的には砂が出来やすい体質だと思います。

治療は尿道を開通させないといけないので、尿道から細い管を入れて閉塞を取り除きますが、細かい処置で猫は嫌がって抵抗しますから、麻酔下で処置することが多いようです。

オス猫の尿道はとても細く、そこに管を入れるのは大変です。色々なテクニックと薬を使って少しずつ管を入れて、そこから生理食塩水で圧をかけて閉塞を解除します。無事に閉塞が解除されて、パンパンにお膨らんだ膀胱からオシッコがビューンと飛び出したら第一番目の「ほっ!(^^)!」。

閉塞が解除されたら、そこから管を膀胱にまで入れますが、尿道が細かったり、経過が長くて尿道が腫れてるとなかなか入りません。潤滑剤や局所麻酔薬をいれたりしながら管を入れます。無事に入ると第二番目の「ほっ!(^^)!」。

その管を使って何度も膀胱の中を洗って溜まった砂を洗いだして、管を尿道に入れて皮膚にお縫いつけて、麻酔下の処置は終わりです。

管を入れっぱなしにして置いてオシッコを出します。いわゆる垂れ流し状態ですから、パンパンだった膀胱は小さく縮んでいます。2〜3日そのままにして置いてから、もう大丈夫だろうと管を抜きます。抜いた後、無事に自力で排尿出来たら最後の「ほっ!(^^)!」です。猫は夜オシッコをする子が多いので、気になって寝不足になります。

この第三の「ほっ!(^^)!」が来るまで、いつも猫の状態が気になり胃が痛くなります。循環器外科のお医者さんなんてどんな精神力をしてるんだろうと思います。大変だろうなぁ〜。チーム医療だから負担が分散するのかなぁ。

●2014年11月22日(土)
☆朝の散歩道☆

毎朝、ポチとPを連れて近くの中央公園に行きます。春は桜が綺麗で、その次が八重桜とつつじ、それが過ぎると新緑がまぶしくなり、秋には紅葉が楽しめ、いつも室内に閉じこもって仕事してると、ここに来ると四季を先取りできます。

写真は、落ち葉の上で佇んでいるポチです。彼は四季を感じてるのではなく、何かを見つけてロックしているようです。

●2014年11月21日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術が2件でした。1頭は飼い猫、もう1頭は外で飼われている猫です。

今日の外猫は大人しい子で、ゲージを開けて手を入れてもあまり警戒しませんでしたから、飼い猫と同じように麻酔をかえkることが出来ました。

この子、明日、また元の場所に放されますが、連れてきた方のご希望で、ノミの駆除と虫下しの投与を依頼されましたので、すべてを賄えるレボリューションを首の根元に付けてから麻酔を切って目覚めさせました。これからは、発情や繁殖から解放されて、楽になりますね。

●2014年11月20日(木)
☆今日のニャンコ☆

モアちゃんです。1歳くらいの女の子です。今日は不妊手術を受けに来院しました。手術前のワンショットです。大人しい子なので、入り口を開けてこんな写真が取れますが、「隙あらば逃げてやるぞ!!」って気合の入った子だと、とてもこんなこと出来ませんね。

●2014年11月19日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は体重20kgの大型犬の去勢手術でした。とても元気で人懐っこい若犬です。

飼い主の方がいなくなると少し不安そうでしたが、鎮静薬の効果もあって、手術前の処置は順調に進み、手術も予定通り終え、麻酔も順調に覚めました。ワンコは入院室に移って、明日の朝の退院を待ちます。

通常は、鎮静薬の効果が持続しますから、麻酔が覚めてもボンヤリ、ウトウトしてることが多いのですが、このワンコ、入院室に入れて2時間ほどすると、ほとんど普通の状態に戻りました。活発な犬種ですから、室内でのんびり過ごしている小型犬とは違って気合が入っているのかもしれません。

目が覚めると知らない狭い部屋に入れられています。「ここを出してくれ〜」と騒ぎ出しました。側に居てやると大人しくしているのですが、一人ぼっちになると「出せ〜!」。敷物もぐちゃぐちゃです。

「これだけ元気だったら大丈夫でしょう!」、ということで、夕方お迎えに来てもらってお家に帰りました。駐車場まで走って帰る勢いでした。活発なワンコなんですねぇ〜。

●2014年11月18日(火)

☆今日のわんこ☆

今日は1歳の小型犬の去勢手術でした。

去勢手術や不妊手術を受けるワンコは、ワクチン接種やフィラリアの予防で事前に来院してることが多く、初診で手術依頼をうけることがあまりありません。ニャンコの場合は、ワクチン接種がワンコほど浸透してませんから、初めて診る子の手術をすることが多々あります。

手術前にワンコを診たいので、事前に来院していただきますが、今日のワンコは、飼い主の方のお仕事の都合で手術当日しか連れて来れませんでした。すごくナーバスな子で、飼い主が居なくなったらパニックになって手がつけられなくなたらどうしようか?とか、まだ若いので大丈夫だとは思いますが、健康状態は良いんだろうか?とか、ワンコを診るまでは不安がよぎります。

心配は杞憂に終わりました。すごく人懐っこい子で、飼い主の方が居なくなって少し不安そうでしたが、怯えることなく、手術前の処置に応じてくれ、健康状態も問題なく、手術が終わって2時間後には、入院室で起き上がっていました。今は鎮静薬がまだ少し効いているのでボンヤリしていますが、声をかけるとひよひよと尻尾を振ってくれてます。明日の午前中に退院予定です。

●2014年11月17日(月)
☆今日のワンコ☆

柴犬のそらちゃんです。8ヶ月目の女の子です。今日は不妊手術を受けに来院しました。手術前だというのに笑ってますね。

●2014年11月15日(土)

☆幸せホルモン☆

オキシトシンというホルモンがあります。本来は出産の時に陣痛を促進したり、出産後、オッパイを出すのを助けるホルモンですが、このホルモンが脳から分泌されると闘争心や恐怖心を減少させ、相手を信頼させる作用があるので、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。親や恋人と手をつないだ時などにも分泌されるそうです。

ペットを飼うとこのホルモンの分泌が増えて心を落ち着かせます。欧米の調査によると、ペットを飼っている人は飼ってない人に比べて医療費が2割少ないそうです。良いパートナーや可愛いペットに囲まれて過ごせるのが、理想的老後かも・・。

高齢化になって、人の医療費が嵩み、高額な保険料が負担になっています。ペットを飼っている人は健康保険料2割減なんてなると良いですね。(読売新聞、11月17日朝刊記事より)。


●2014年11月14日(金)

☆今日のわんこ達☆

今日の午前は私用で休診にしました。ワクチン接種のワンコたちは後日きていただき、症状の重い子は、他院をご紹介しました。1時前には帰れましたから、それから、猫の避妊手術を去勢手術を済ませて、少し休憩をとって、午後の診療でした。

午後の診察の一番最後に交通事故のワンコが・・。股の付け根が大きく膨らんでいます。お腹の筋肉のどこかが裂けて、皮膚の下におお腹の中の臓器が飛び出してるようです。今日は受傷直後なので、少し様子を見ますが容態が安定したら早めに手術する予定です。

明日の手術の予約は猫の不妊手術が2頭、夜は、お世話になった大学病院の先生との懇親会で、翌日曜日は、朝からその先生のセミナー、月曜日も予約が2頭・・。スケジュールがパッツンパッツンです・・・。

●2014年11月13日(木)
☆今日のにゃんこ☆

12歳の猫の唇に出来た腫瘍を切除しました。唇の横から2センチ位の丸い腫瘍が出ています。室内だけで飼われている子ですから、飼い主とは親密な関係ですが、腫瘍が出来ているのに最近気付いたそうです。急に大きくなったことが予想されますから、早めに手術で切除することにしました。

口の近くの手術で出血が予想されましたが、幸い出血が少なく予想したよりも短い時間で手術を終えました。

写真は術後3時間くらいの時です。鎮静薬が効いているので、まだトロンとしてます。このニャンコ体重が9kgもあります。下の猫の写真と見比べると大きさが分かりますね。

●2014年11月12日(水)
☆今日のわんこ☆

プードルのプーちゃんです。3カ月目の女の子で体重は1.2kgです。ワクチン接種で来院しました。キャリーケースからちょこんと出してる顔の不安そうな表情が可愛いですね。

●2014年11月11日(火)
☆今日のニャンコ☆

今日、不妊手術を受けたメス猫たちです。外で食事を貰っている猫達です。多分、姉妹猫です。この子たちも同じ格好で休んでします。いつも仲良しなので、隣同士のゲージに入れています。

●2014年11月10日(月)
☆今日のニャンコ☆

ミューちゃんです。生後1カ月位の男の子です。3日前の保護されました。体重が300gととても小さいのですが、食欲はあるそうです。今日は健康診断で来院しました。しっかり食べて早く大きくなーれ!!

●2014年11月08日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の抜歯でした。

2歳のオスの猫で、外で飼われています。口を痛がって食事を食べなくなるので、そのたびに来院して痛み止めの注射を打って、鎮痛薬を処方していましたが、まだ若いので、この治療を続けるよりは、歯周炎が進んでいる歯を抜いた方が楽になるのでは?ということで、麻酔をかけて抜歯することにしました。同時に去勢手術もすることにしました。

去勢手術はすぐに終わりましたが、抜歯には少し手こずりました。歯周炎を起こしている歯と、将来起こしそうな歯を抜きますが、この起こしそうな歯が、猫が若いだけあって、歯根の一本は歯周炎ですが、もう一本はしっかりしてるなんて歯もあって、額に汗して抜きました。

それ以外に猫の不妊手術もありましたから、今日も、4時前ギリギリに処置を終えました。午後の診療開始時間に来院してきた方には、少し疲れた顔見せちゃったかなぁ〜と少し反省しています。

●2014年11月07日(金)

☆今日のワンコ☆

今日の午後の手術は、1)不妊手術、2)臍ヘルニアの整復手術、3)乳腺腫瘍の摘出手術、4)ソケイヘルニアの整復手術でした。あれっ、こんなに沢山の手術、午後の手術時間内に出来るの??
実は、この手術を受けたのは、1頭の5歳のメスの小型犬です。

ヘルニアは以前からあったのですが、昨年、一番下の乳腺にしこりが出来ました。まだ若いメス犬で、腫瘍ではないかもしないので様子を見てましたが、だんだん大きくなってきたので手術で取ることにしました。

若い子なので、今後残りの乳腺にも出来る可能性が高く、その予防のために不妊手術も同時にやることにしました。乳腺腫瘍が出来やすいメス犬は、卵巣から分泌されるホルモンの影響があるようで、それを切除することで再発を防止するのが目的です。将来の、子宮や卵巣の病気の予防にもなります。

前々から気になっていた、3センチ位の臍ヘルニア(いわゆる出べそですね)も治し、ソケイ部のヘルニアはまだそれほど大きくはなかったのですが、年齢が進んで、筋肉が落ちてきてヘルニアの孔が広がるとヘルニアが大きくなるので、そこの手術もしました。

昼ごはん抜きで頑張って、ギリギリ4時前にすべての処置を終えました。ワンコはお腹のデコボコがなくなって、スッキリした腹部になりました。まだ若いワンコです。きっと「あの時、手術を受けていて良かったねぇ」ってなるでしょうね。


●2014年11月06日(木)
☆今日のワンコ☆

「昨日は散歩に行ったけど、午後から様子がおかしくなって、立ち上がれません」と高齢の大型犬が来院しました。診察台の上で、ワンコは横たわっていますが、表情は安定しています。足の痛みを感じる反射はありますから、椎間板ヘルニアの重い症状とは異なっています。四肢が麻痺している感じです。人でいうと「脳卒中」か「脳出血」みたいなものかもしれませんが、MIR検査が出来ませんから、診断できません。

血液検査をすると、フィラリアに感染していることがわかりました。それが原因で肝臓や腎臓の機能が悪くなっています。フィラリアの寄生が原因で容態が悪くなっているのかもしれません。

神経病に関しては炎症をとるお薬、フィラリアに関して心臓の負担を軽くするお薬を処方しました。昨日まで元気で過ごしていたワンコです。治療の効果が出ると良いのですが、経過を見ないとわかりませんね。

写真は昨日のお月です。百数十年の一度の月だそうですが、どこが違うのかよく分かりませんでした(^.^)。


●2014年11月05日(水)
☆今日のニャンコ☆

朝、P&ポチと一緒に散歩に行きます。1時間近く歩きますから、Pとポチは帰ってくると一目散に水場に行きますが、今朝のポチは塀に前足をかけて一点を見つめてロックしてます。はて、何を見てるのかな?と、彼の視線の先を見ると、朝日を気持よさそうに浴びて日向ぼっこしている猫が居ました。どんなにポチがにらんでも隣の家の屋根の上ですから、猫は余裕しゃくしゃくで寝てましたよ。

●2014年11月04日(火)

☆今日のにゃんこ☆

今日はメス猫の不妊手術と、オス猫の去勢手術の予定でしたが、朝一番に外猫の不妊手術が飛び入りしました。餌を食べている時に捕まえたので、手術して下さいということです。今日は連休明けで忙しいのが予想されましたが、なんとか入れられそうなので、今日の手術で明日のお迎えにしました。

午前中の診察の合間を縫って去勢手術を終わらせて、午後から予定していたメス猫の不妊手術をしました。外猫の手術はその後です。まず鎮静薬を打って、それが効き出すまでに昼食を済ませてから、麻酔注射を打ちました。順調に進んでいます。今日の猫は外猫といっても人に慣れていますから、触ることができるので、スムーズに進みました。

猫が寝たので、手術台の上で仰向けにして、腹部の毛を刈ると、おへその下に白いスジが一本・・。「あらま、この子、手術受けてるわ!」

今日のニャンコは不妊手術済みでした。近所の猫だから、多分私がしてますが、猫の顔みても覚えてませんからねぇ〜。猫はノミ駆除のお薬を寝てる間にお付けてもらって、夕方「いったい何があったんだろう??」って顔して、元の場所に帰りました。

手術を受けた地域猫は、手術の時に耳の先を少しカットして目印をつけることがありますから、今後は相談して目印を付けましょうね。

●2014年11月02日(日)

☆今日のニャンコ☆

今日は、細かい砂が膀胱にできて、それが原因でオシッコが出せなくなったオス猫が来院しました。

麻酔をかけて尿道から細い管を入れて、潤滑剤を入れた生理食塩水で圧をかけて、閉塞を解除しますが、体重が3kgほどの猫の尿道ですから、とても作業が細かいのです。

本当はゆっくり時間をかけてやりたい処置なんですが、今日の午後は予定があって、どうしても午前中の診療時間内に終わらせなくてはいけません。そんな時に限って、このニャンコ、尿道が細くて、なかなかうまくいきません。その間に外来の方たちが来院して来ますし、今日は午後休診なので、一人スタッフが居ません。

尿道が完全に詰まってオシッコが出せないと急激に容態が悪くなりますから、先延ばしにも出来ないし、四苦八苦しながら、なんとか詰まった物を取り出して、オシッコが出るように処置できました。

この病気は、市販のドライフードばかり食べているオス猫に発病します。中高年の太ったオス猫が多いのですが、今日のニャンコはまだ1歳くらいの若いオス猫ですから、先天的に結石が出来やすい体質なんでしょう。再発しないためには、食事を変更して、結石が出来にくくする食事を与えないといけませんね。

●2014年11月01日(土)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のコロロちゃんです。10歳の男の子で、体重は6kgです。ワクチン接種で来院しました。カメラを向けられて「ムスッ」とした表情に貫録を感じますね。鋭い目線は、カメラじゃなくて、撮ってる人の顔に向けてるみたいですよ。


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