2014年10月
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●2014年10月31日(金)
☆今日のニャンコ☆

今日不妊手術を受けた姉妹猫たちです。今は1歳ちょっとかな?
写真は手術を終えて1時間位経った時のワンショットです。まだ麻酔が少し残っているので、横になって休んでいますが、2頭で同じ格好してるので、撮ってみました。体位は時々変えてますが、いつも2頭は同じ格好です。

●2014年10月30日(木)
☆今日のニャンコ☆

ムッタ君です。生後3カ月位の男の子です。体重は1.5kgですから大きい方ですね。今日は1回目のワクチン接種で来院しました。ヤンチャ坊主になりそうですね。

●2014年10月29日(水)

☆今日のわんこ☆

今日は12歳の20kgのオスのワンコの首に出来た腫瘍の切除手術でした。

首に直径3センチくらいのイボが出来て、表面が少し薄くなって破れそうな感じになっています。3週間ほど前に気付いたそうです。腫瘍自体は下の組織とは離れていて、切り取り易そうでした。このままにして置いてだんだん大きくなってくるといけないので(「しばらく様子を見ましょう」、って言うと2年位様子を見る人がいて、次に来たときはビックリするほど大きくなっていることがあります(';')、麻酔をかけて切除することにしました。

大型犬は小型犬と比べると年をとるのが早いのですが、今日のワンコは元気良さそうで、麻酔も問題なさそうでしたが、術前の血液検査でフィラリアが感染していることがわかりました。今はフィラリア症の症状は出てませんが、心臓に寄生虫が居るのは間違いありませんから、麻酔をかけて、血液の流れが変わると、虫が移動して急に容態が変わるかもしれません。

少し考えましたが、処置は短時間で済みそうですし、飼い主の方も手術を望んでいましたから、予定通り処置することにしました。幸い、麻酔から処置、覚醒まで順調で、夕方無事退院しました。

このワンコ、以前は予防薬を飲ませてもらってましたが、ここ数年は予防歴がありませんでした。外で生活している子ですから、その間にフィラリアが感染したのでしょう。今回の治療が一段落したら、次はフィラリアをやっつけないといけませんね。

●2014年10月28日(火)
☆昨夜のP☆

海で遊び疲れたPは事務室で寝袋にくるまって爆睡中です。つついても目覚めません。加齢と共に警戒心が無くなっていくようです。

●2014年10月27日(月)
☆昨日のP☆

昨日の日曜日は久々にPと海に行きました。

海の近くの市場で焼き芋を買って、仲良く焼き芋デートでした。長い海岸線なので、人気の少ないところで放してやります。若い頃はかなり遠くにまで行きましたが、最近は私の近くをウロウロしています。私と焼き芋を分け合いながら、ぶらぶらと浜辺を散歩してましたが、やはりレトリバーですね、私の制止を振り切ってザブザブと入っていって夏気分で海を楽しんでいました。

びしょ濡れのまま擦り寄られると大変だから、ヤツが寄って来るとヒャーヒャー逃げながら車に戻りました。海岸には、海に入ったあと砂の丘を転げまわって遊んでいる子供たちがいました。文字通り「泥ん子」です。久々に腕白小僧たちを見ました!(^^)!

●2014年10月25日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は16歳のメス猫に出来た腫瘍を取りました。後ろ足に2cm位の腫瘍が出来て表面からポタポタ出血しています。飼い主の方はかなりきつめに包帯を巻いてくれてますが、それを外すと、ジワジワと出血します。腫瘍自体は、皮膚に付着している範囲は少ないので、比較的簡単に取れそうです。

16歳というと人に換算すると80代後半くらいになるかな?麻酔が心配ですが、ニャンコは元気良いそうで、見た目もあまり老けこんでいません。年齢を聞かなければ、そんなに年だと感じません。血液検査の結果も良かったので、手術することにしました。

予想通り腫瘍は取り易く、皮膚を切開して、腫瘍の下の組織を剥いでいくと、ほとんど出血することもなくポロリを取れました。取った部分の皮膚が広く欠損しますから、傷がひきつらない様に調整しながら皮膚を縫い合わせました。

ニャンコは術後一晩点滴を受けて、翌日元気よく退院しましたよ。


●2014年10月24日(金)
☆今日のワンコ☆

膀胱結石の手術を受けたワンコが退院しました。

膀胱に石ができることがあります。原因は基本的にはその子の体質ですが、飼い方が助長することもあります。膀胱に石ができると膀胱炎を起こすので、血尿が出たり、何度もオシッコに行くようになったりします。オスはメスに比べて尿道が細くて長いので、石が尿道に詰まってオシッコが出せなくなることがあります。そうなるとオオゴトになります。

今日のワンコは、走る時に右足を上げることがあるのでレントゲンを撮ると膀胱に石があることがわかりました。お話をお伺いすると、最近、オシッコの回数が多いそうです。オスのワンコですから、放っておくとこの石が尿道に落ちてオシッコが出せなくなるかもしれません。飼い主の方と相談して、手術で石を摘出することにしました。

幸い、膀胱炎もそれほど進行していませんでしたから、膀胱の状態は良く、術後の出血もほとんどなく、術後2日で退院できました。

写真は膀胱の中にあった小石5個です。指先の感覚で取り出しますが、体重が5kg位の小型犬の小さな膀胱から、これを取り出すの結構大変なんですよ。

●2014年10月23日(木)
☆秋の夕暮れ☆

今日の福間海岸の夕暮れです。秋になると夕日が綺麗になります。こんなに良い環境が近くにあるっていうのは良いですね。夕暮れ時の浜辺を愛犬と散歩するのは、愛犬家にとっては至福の時です。季節が良いから、いつもお家の中に居る子もたまには連れ出してみたらどうですか!愛犬の笑顔が見れますよ(^.^)。

●2014年10月22日(水)
☆今日のにゃんこ☆

ゲージの中からジーとにらんでいるのは、オス猫のクーちゃんです。去勢手術を受ける前のワンショットです。危険を察知してるみたいですね。警戒顔してます。

●2014年10月21日(火)
☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。出産経験のあるニャンコです。前回産んだ子猫が離乳して、キャットフードを食べられるようになったので、お母さん猫は不妊手術を受けることになりました。

メス猫は、授乳中でも発情がきて妊娠することがありますから、外に出る猫は油断できません。「あらまっ、この前生んだと思ったら、またお腹が大きくなっちゃった!」なんてことになります。

写真は先ほど手術を受けた猫です。鎮痛薬が効いているのか、数時間前にお腹を切られたとは思えない元気具合です。

●2014年10月20日(月)
☆今日のワンコ☆

パグ犬のはなちゃんです。3カ月目の女の子で体重は2,2kgです。ワクチン接種で来院しました。この表情、癒されますね。

●2014年10月18日(土)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のナナちゃんです。今日は耳のお掃除で来院しました。なんと、ナナちゃん19歳だそうです。5年前の体重が5kgで、今日の体重が4.8kg、ほとんど変わりません。体重は猫の健康のバロメーターです。体調に問題があると体重が落ちます。食欲も旺盛だそうで。まだまだ長生きできそうですよ。

●2014年10月17日(金)
☆今日のワンコ☆

今日は生後8カ月のメスのワンコの不妊手術でした。

まだ初回発情はきていませんから、手術をうけるには丁度良い時期ですね。皮下脂肪も少なくて、子宮や卵巣に付着している脂肪もほとんどないので、手術はやり易かったですね。

このワンコ、生後5カ月までショップにいたので、少し怖がりです。人懐っこいのですが、少し怖いなぁ〜って表情で、尻尾振ってます。今は入院室で「とほほ」って顔で休んでいます。

ワンコは明日の朝退院します。今日の手術で病院嫌いにならないと良いなぁ〜。


●2014年10月16日(木)
☆Pとポチ☆

「台風が行ってから、寒くなったね」
「そうだね」
「でもひっついてると、暖かいね」
「そうだね・・うふふ」
「そうだね・・えへへ」
「腕まくらしてあげよか・・」
「いやん、うふふ・・」

なんて話は多分していません。たまたまのワンショットです(^.^)!
でも、仲良しみたいですよ。

右側のPがメスで9歳、左側のポチがオスで2歳ですから、子供を寝かしつけてる母の姿かな??

●2014年10月15日(水)

☆今日のワンコ☆

15歳のオスのワンコが来院しました。お尻に何か出来物が出来てそこが破れて出血してるそうです。
「肛門周囲腺腫」という腫瘍で、去勢手術を受けていないオス犬に時々見られます。大きくなっても大人の親指大ですが、なかには急激の大きくなる悪性の「肛門周囲ガン」もあります。

治療は麻酔をかけて切除します。再発を抑えるため去勢手術を同時の行うことが多いですが、今日のワンコは年齢のことも考え、飼い主の方の希望もあって、腫瘍だけ取り除くことにしました。高齢ですが、元気なワンコだそうで、腫瘍の切除だけですと短時間で終わるので、当日手術を入れました。

手術前の血液検査で肝機能の数値が異常に上がっています。肝機能障害があるようです。何かの中毒を疑わせるほどの高い値です。その割にはワンコは元気そうです。手術は30分程度で終わりそうなので、麻酔をかけることにしました。

予想通り手術は30分程度で終わって、麻酔の導入も覚醒も若い子と変わらないくらいスムースでした。

お迎えに来た飼い主の方に肝機能の話をすると、意外なことが分かりました。このワンコ、昨日市販のノミ駆除のお薬を付けたんだそうです。背中やお尻につけたところ、その部分をワンコが舐めて、夜中に何度も吐いたそうです。これが肝機能障害の原因でしょう。黄疸や元気消失、食欲不振などの症状が出そうなものですが、この子が、たくましかったのか、見た目は元気だったんでした。

よりによって、そんな時に連れて来なくても・・と思いましたが、無事に手術が終わって良かったですね。

昨日のメス犬も、今日のオス犬も、若い時に不妊手術や、去勢手術を受けていたら、発病しなかったわけですから、繁殖を希望されないのだったら、手術を受けてくださいね。

●2014年10月14日(火)

☆今日のワンコ☆

今日の午後の手術はメス犬の子宮卵巣摘出手術でした。7歳のワンコです。2週間ほど前に陰部から白い粘液が出るということで来院しました。以前は食事をガツガツ食べていましたが、今はそれほどでもないそうです。子宮をエコーで見ると液体が少し溜まっているように見えます。「子宮蓄膿症かなぁ?」。

蓄膿症にしては、ワンコの容態がそれほど悪くありませんし、エコー所見も決定的と言う感じではありません。抗生物質を処方して少し様子を見ることにしました。食欲不振が続くようでしたらすぐに来院してもらうことにしました。

それから2週間ほど経ってからの来院です。症状はそれほど変わらすワンコは元気にしているそうですが、子宮の状態を見て欲しいということで再来院しました。

エコーで見ると、子宮の中の液体が少し増えている感じがしました。今は元気にしてますが、将来、食欲不振や元気の消失など典型的な症状が出る危険性がありますから、今のうちに手術で子宮と卵巣を摘出することをお勧めしました。

蓄膿症の場合、子宮の中には膿が溜まりますが、今日のワンコの子宮の中には透明な液体が溜まっていました。「子宮水腫」ですね。溜まっていたのが膿ではなかったので、ワンコは元気にしていたのでしょう。

子宮水腫も普通の子宮の状態ではないし、将来蓄膿症になる可能性もあるので、今回の手術は正解でした。手術前の状態が良かったので、通常の不妊手術と同様に、ワンコは明日退院できます。

●2014年10月11日(土)
☆最近のP☆

今年で9歳になる当院のP、子犬の時からどこでもグーグーと寝てしまうのでsleepy(眠い、眠たがる)と名づけたんですが、年をとって、いよいよ爆睡するようになりました。

この状態で足を触っても知らん顔、少し強目に引っ張ると、「もう、うるさいなぁ〜」という感じで足を引っこめます。

それならば・・。と好物のキャラメルをお腹に乗っけます。「おっ、旨そうなにおいだぞ!!」と目覚めると思いきや、相変わらずグーグーでした。幸せな初老期を迎えています・・。

●2014年10月10日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのももちゃんです。2カ月目の女の子で体重はまだ900gです。今日はワクチン接種で来院しました。注射を打たれた後の不安そうな表情と、飼い主の腕にチョコンとかけた前足が可愛いですね。

●2014年10月09日(木)
☆里親募集中2☆

今日も保護子猫の登場です。今日の子は保護されたばっかりの子猫です。生後1カ月くらいかな?勤務先近くで保護して、そのまま健康診断で来院しました。まだ少し不安そうです。女の子です。この子も飼っていただける方を探しています。今週末に動物愛護センターで開催される「ワンニャン譲渡会」に連れていくそうです。ここで新しい飼い主が見つかると良いですね。確かワンニャン譲渡会でもらわれたメスの子猫には、不妊手術費用の一部に獣医師会と北九州市から補助金が出てたような・・。

その後、保護した方からご連絡があり、新しい飼い主が見つかったそうです。めでたし、めでたし!(^^)!

●2014年10月08日(水)
☆里親募集中1☆

約2か月前に保護された子猫たちです。保護した方が一生懸命ミルクで育てて、元気で大きくなりました。全部で4頭居ます。みんなキャットフードを元気よく食べています。健康状態良好です!。どなたか飼っていただけませんか?興味のある方は当院まで電話かメールくださいね。

●2014年10月07日(火)

☆膝痛☆

先週から持病の膝痛が悪化して、運動障害を呈しながら診察しています。仕事柄立っていることが多く、当院、診察室は一階、事務室と入院室は二階という構造上、昇ったり降りたりが多く、一旦悪化するとなかなか治りません。

手持ちの鎮痛薬を飲んでもダメな時は、整形外科に行って、膝の水を抜いてもらって、薬を注入してもらいます。この薬が、炎症を取るステロイド剤と局所麻酔薬のカクテルで劇的に効きます。

この関節腔内注入用ステロイドは、当院でも耳血腫の治療に使いますが、耳血腫には、私の膝ほど劇的に効かないのが残念です。

注射を打ってもらったので、明日からは軽快なステップで仕事が出来ると思いますよ。


●2014年10月06日(月)

☆強行軍☆

土曜日は午前4時スタートで一路鹿児島へ・・。九州新幹線も考えましたが、向こうでも用事があるので、今回は車にしました。午前4時前に家を出て、高速飛ばして夜明けは、トイレ休憩したえびの高原のパーキングでした。7時過ぎには着いて少し余裕があったから、鹿児島の田舎にある親戚の墓参りしてから市内の会場に行きました。朝ごはんは、お墓のお世話をしてくださっている方から出していただいたお饅頭2個でした。疲れた体に、朝饅頭は旨かったですよ!

九州の新進気鋭の先生方の発表を、この会場の中でオレ高齢者のベストテン入りは間違いないな・・なんて思いながら30数題聴いて今夜の宿のに・・。疲れた体と頭にはやっぱりこれだ!!と、いも焼酎とキビナゴなどを堪能して、お店のTVと見ると、あらま台風が来そう(*_*)!!

翌日は速効で北九州に帰りました。途中、風雨が強い時もありましたが、無事に帰宅しました。強行軍でしたが、久々に祖父母の墓参りも出来たし、学会でリフレッシュしたし、旨い酒の飲めたし、学会会場で懐かしい昔の仲間とも会えたから良かったです。

この学会は、小動物の臨床関係だけではなくて、公衆衛生や畜産関係の仕事をしている獣医師も参加してるので、色んな話しが聞けて楽しいんですよ。

●2014年10月03日(金)

☆今日のワンコ☆

一昨日手術で摘出した腫瘍の診断結果が返ってきました。

病理診断は、摘出した検体をホルマリンにつけて固定して検査機関に送ります。固定に1〜2日、検査センターに着くのが1〜2日後、標本の作製に2日、それから、病理診断医が標本を見て、結果が返ってきます。手術から抜糸までが約10日ですから、診断結果が抜糸までに間に合うか冷や冷やしてました。飼い主の方にとっては、摘出した腫瘍の良性悪性判定はとても気になりますから、なんとか抜糸までにはお伝えしたいと思います。

検体は北海道や関東のセンターにに送っていましたが、最近、すぐ近くに検査センターが出来ました。診断医は米国で長く病理診断をしていた優秀な女性のドクターです。どんなテクニックを使っているのか、今日のワンコの検体を持って行ったのは木曜日でその翌日の今日、結果が返ってきました。もう、ビックリです。

最近の若いドクター達は、本当に優秀ですね。明日は鹿児島の学会に行くので休診です。優秀な先生方の発表を聞いて、最近益々緩くなった脳みそに活を入れてきますね!!夜、天文館で、お酒を飲んだら、また元に戻るかな(';')。

●2014年10月02日(木)
☆今日のワンコ☆

MDのチュモンちゃんです。1歳の男の子です。今日は去勢手術のご相談で来院しました。メスと同居しているので、早めが良いということで、3日後に手術することにしました。

そんな相談をされているとは知らずに、カメラを見てキョトンとしています。

●2014年10月01日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は11歳のオスのワンコの皮膚に出来た腫瘍を切除しました。

体重10kgの中型犬です。親指の頭位の大きさの腫瘍が出来て、表面が破れて少し出血するようになったので、手術で切除することにしました。

実はこのワンコ、片方のタマタマが降りてきてなくて、おチンチンの横にあって、それが少しずつ大きくなってました。「早めの切除した方がいいよ」と話していましたが、ワンコが病院嫌いなので、飼い主の方も、手術&入院をためらってました。

今回、前からあった腫瘍が大きくなってきて、飼い主の方も切除する決心がついたので、同時に、降りてきてないタマタマも切除することにしました。

手術当日の退院を希望されていましたから、あまり強く鎮静がかからない様に少なめに鎮静薬を使って麻酔をかけました。元気な子でしたから、麻酔は順調に進み、覚醒も良かったので、予定通り夕方帰れました。

それぞれ、ずっと気にされてましたから、今日は同時に処置できて良かったですね。


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