●2014年10月29日(水)
☆今日のわんこ☆ 今日は12歳の20kgのオスのワンコの首に出来た腫瘍の切除手術でした。 首に直径3センチくらいのイボが出来て、表面が少し薄くなって破れそうな感じになっています。3週間ほど前に気付いたそうです。腫瘍自体は下の組織とは離れていて、切り取り易そうでした。このままにして置いてだんだん大きくなってくるといけないので(「しばらく様子を見ましょう」、って言うと2年位様子を見る人がいて、次に来たときはビックリするほど大きくなっていることがあります(';')、麻酔をかけて切除することにしました。 大型犬は小型犬と比べると年をとるのが早いのですが、今日のワンコは元気良さそうで、麻酔も問題なさそうでしたが、術前の血液検査でフィラリアが感染していることがわかりました。今はフィラリア症の症状は出てませんが、心臓に寄生虫が居るのは間違いありませんから、麻酔をかけて、血液の流れが変わると、虫が移動して急に容態が変わるかもしれません。 少し考えましたが、処置は短時間で済みそうですし、飼い主の方も手術を望んでいましたから、予定通り処置することにしました。幸い、麻酔から処置、覚醒まで順調で、夕方無事退院しました。 このワンコ、以前は予防薬を飲ませてもらってましたが、ここ数年は予防歴がありませんでした。外で生活している子ですから、その間にフィラリアが感染したのでしょう。今回の治療が一段落したら、次はフィラリアをやっつけないといけませんね。
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