2014年04月
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●2014年04月30日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日も猫の手術でした。去勢手術と不妊手術で、母親と息子が手術を受けました。

母親は最近出産したそうで、息子は、一回前の出産で生まれたオス猫でした。母親は、出産と子育てがあったので少しやつれていて、体重は2.5kg、息子は何もストレスがないので、体重は3.5kgでした。どちらも外で餌をもらっている猫たちで、息子は少し人慣れしてましたが、母猫は警戒心いっぱいでした。やはり「母は強し」ですね。

まだ他にも猫が居るそうで、その子たちの手術は連休明けにする予定です。

写真は、今回の手術とは関係ありませんが、去勢手術のために来院したオス猫のごまちゃんです。9ヶ月目の男の子で体重は4kgでした。

●2014年04月28日(月)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術が飛び入りしました。

先日、保護した猫です。健康診断とワクチン接種で来院しました。ほぼ成猫になっていましたから、「お家に慣れたら近いうちに去勢手術ですね」とお話していました。

始めは大人しくしていた猫も、お家に慣れると、バリバリご飯を食べるようになり、昨夜から、発情したみたいに「ギャーギャ^」鳴くようになり、マーキングも始まったので、飼い主の方は「こりゃたまらん!」と、手術を受けさせました。

猫の去勢手術は、最近は当日退院してます。切開部位も数ミリですし、手術も短時間で終わるので、夕方にはほとんどの猫は手術前と変わらない状態になってます。

先ほどお家に帰りましたが、ニャンコは大人しくなったかなぁ〜。

●2014年04月26日(土)
☆今日のワンコ☆

今日は混合ワクチン接種の往診でした。ワクチンを打つのは体重が40kg以上あるオスのシェパード犬です。車に乗せて連れてくるのが大変なので、往診で打つことにしました。

気配を察したのか、お宅にお近づくと、大型犬特有の太い吠声が近所に響き渡ってます。お伺いすると、お庭の太い木につないでありました。昨年は、リードを飼い主の方が持っていましたが、お庭を逃げ回って大変だったので、今年はつないでありました。

ガウガウと吠えて飛びついてきます。怒っているわけではなくて、興味深々で、近づきたい感じですが、やはり大丈夫だとは思っても、「この口で本気で咬まれたらひとたまりもないな」と思います。腕一本持って行かれそうです。

飼い主の方に首輪と頭と一緒に持っていただいて、速効で打ちました。

飼い主の方は大型犬が好きな方で、先々代のワンコはハスキー犬、先代はシェパードでしたが、今のワンコが一番大きい感じです。先々代の頃と比べると、飼い主の方も確実に年をとってるわけで、「この元気なワンコとどうやって散歩に言ってるんだろう??」と思いながら帰りました。そういえば、奥様はこのワンコに引っ張られて骨折したような話を以前していたような・・。

私もジョギングでP(体重35kg)に引っ張られて膝の半月板を痛めたし、年をとると、ポチくん(13kg)くらいが丁度良いかもしれませんね。体重差3倍の違いはこんな感じです。

●2014年04月25日(金)
☆今日のワンコ☆

ジャック・ラッセル・テリアのキラちゃんです。4ヶ月目の男の子で体重は4kgです。狂犬病ワクチンの接種&登録で来院しました。このまま空に飛んでいきそうな勢いですね。

●2014年04月24日(木)
☆休診日☆

今日の午後は福間海岸に居ました。気温は25℃で初夏のような様気でした。風&波はなかったから、今日は読書タイム・・・。いつも室内で過ごすことが多いので、良いリフレッシュになりました。

お昼はコンビニ弁当とノンアルビールですが、ビーチサイドで食べると、プチ贅沢な気分になります。いや、やっぱり贅沢な時間なのかもしれませんねヽ(^o^)丿。「もしかしたら海のコンデションが良いかも??」と期待していましたから、Pはお留守番でした。日向は暑いから、お家の木陰の方が良かったかな。

●2014年04月23日(水)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のルッコラちゃんです。不妊手術で来院しました。容姿とマッチした良い名前ですね。

●2014年04月22日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳の小型犬の歯石の処置をしました。歯石の処置は麻酔下でやりますが、この子とっては初めての麻酔です。飼い主の方は、「この子の見納めかも・・」と覚悟を決めて来たそうです(';')。

歯石の処置や抜歯は、中高年のワンコが多く、中には心臓に雑音があるような子に麻酔をかけることもあります。それらの子と比べると、今日のワンコは若いし、適正な体重で、事前の血液検査に異常なく、「心配ありませんよ。大丈夫ですよ」とお話して、ワンコをお預かりしました。

処置は順調に進み、ガス麻酔を切るとすぐ目覚めました。始めに投与した鎮静薬がまだ効いていますから、少しぼんやりしていましたが、夕方お迎えに来てもらって、元気に帰って行きました。

これから、せっせと歯のお手入れ(拭いたり、磨いたり・・)していただいて、ピカピカになった歯に再び歯石が付かないようにして欲しいですね。上手くできると、歯石の処置に関しては、今回が最初で最後になりますからね!。

●2014年04月21日(月)

☆今日のニャンコ☆

最近、寒暖の差が大きいせいか、風邪をひいて来院する猫、特に子猫が増えています。「猫伝染性鼻気管炎」というヘルペスウイルスが原因の病気です。ヘルペスウイルスは、一度感染すると体内に潜んでいて、猫にストレスがかかると発病しますから、密度の濃いい飼い方(狭いスペースにたくさん飼われているような)の環境にいる子が発病することが多いようです。

ある方が、風邪をひいた子猫4頭を保護してお家に連れて帰りました。治療してあげて猫たちは元気になりました。その猫たちが大人になり、メス猫たちが続けて出産して、子猫の数が十数頭になりました。狭い環境に、成猫、子猫あわせて20頭近くが生活する状況になりました。

その子猫たちが次々と風邪をひき、当院に来院しました。二次感染予防のために全頭に抗生物質の注射を打って、結膜炎対策で目薬を処方しました。今、子猫を飼ってくれる方を探しています。何とか対策を講じないと、このまま子猫が成猫になって繁殖できるようになったら、大変なことになりますね。


●2014年04月19日(土)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのチラちゃんです。生後2カ月目の女の子です。今日は1回目のワクチン接種で来院しました。実はチラちゃん、2か月前に当院で帝王切開で生まれた子犬です。

1頭しか妊娠していなかったので、胎児が大きくなりすぎて自然分娩出来ずに、帝王切開での出産になりました。お母さんのお腹の中に居た時から大きな子でしたが、2カ月後の今、体重は1kg以上あります。小柄なポメだと成犬でも2kg程度なので、チラちゃんが大きいことが分かるでしょう(^.^)。

お母さんワンコの愛情を独り占めして、飼い主や周りの人からも可愛がってもらって、幸せいっぱいな大物ワンコに育っているようで、診察台の上で眠ってしまいそうになってましたよ。

●2014年04月18日(金)

☆今日のワンコ☆

お腹にお水が溜まった小型犬が来院しました。「蛋白漏出性腸炎」という難しい病気です。

原因はよく分からないのですが、小腸の壁の構造が変化して腸からリンパ液が漏れ出て腹水が溜まります。この病気にかかると、栄養分が腸から出てしまうので、栄養不良になって痩せてきますし、腹水が溜まるとお腹が膨れてきます。炎症を抑えるお薬を投与して治療しますが、完治の難しい病気です。

腹水がいっぱい溜まると胸を圧迫するので、ワンコは苦しくなりますし、食欲も落ちて、動きも悪くなりますから、腹水を抜く処置をします。お腹に細い針を刺して、注射器を使って抜きます。

今日のワンコは2kgの小型犬ですが、お腹の中に800ccもお水が溜まっていました。抜いてあげると、お腹が軽くなって快適そうでしたよ。これで、元気、食欲が回復すると良いですね。

●2014年04月17日(木)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のふくちゃんです。生後7カ月目の男の子です。去勢手術後の退院前のワンショットです。オス猫の去勢手術は、切開部位が小さいので縫合しませんから、次の来院はありません。少し警戒気味に見えますね。

●2014年04月16日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は12歳の猫の抜歯でした。若いころから歯周炎があった子です。炎症が強くて痛みが出ると来院して、炎症を抑える注射を打っていました。ぽろぽろと自然に歯が抜けて、残り4本になっていました。これが抜けると歯周炎から解放されるのだが・・と思っていましたが、自然に抜ける気配がないので、まだ元気なうちに、麻酔をかけて抜歯することにしました。

術前の検査で、少し腎臓の機能が弱っているのが分かったので、点滴を準備して、抜歯をしました。歯周炎がかなり進行していましたから、あまり苦労せずに短時間で抜歯できました。術後も点滴を続けて、夕方お迎えに来てもらいました。

歯周炎治療のために抜歯をすると、猫は痛みから解放されるので食欲が増します。今日のニャンコは、腎機能の再検査のため1ヶ月後に来院してもらうことにしました。その時、体重が増えていると良いですね。

●2014年04月15日(火)

☆今夜のセミナー☆

今日は大阪で開催された新しい抗がん剤のセミナーでした。とは言っても、大阪まで出向いたわけではなくて、ネット配信されました。

獣医師専用のサイトから申し込むと、リアルタイムで配信されました。スライドは見やすいし、声もよく聞こえますし、静かな環境で聞けるので集中できます。明後日は、同じ内容のセミナーが東京で開催され、これもネット配信されますから、もう一度聞くこともできます。交通費はタダだし、便利な時代になったもんですねぇ。気になったのは、横で寝てるPのイビキくらいでしたよ。

最近人気のセミナーは、肝臓病や腎臓病、糖尿病、心臓病などの成人病治療、抗がん剤治療、関節疾患やリハビリ療法のセミナーです。急性の伝染病や、骨折などの整形外科のセミナーは少なくなって、外科は腫瘍や胆のう、肝臓関係が多くなりました。20年前は伝染病や交通事故が多かったから、時代とともに、動物の病気も変わりますね。

そのうち、犬の理学療法士や老犬ホーム、デイケアーなんてことになるかもしれませんね。

●2014年04月14日(月)
☆今日のワンコ☆

昨日とは一転して、今日は気持ちの良い天気でした。当院にも、狂犬病のワクチンを接種しにワンコたちが来院しました。1年ぶりに会う子もいて、元気な顔が見られて良かったです。

写真はチワワのななちゃんです。3カ月目の女の子で、体重は1.3kgです。今日はワクチン接種で来院しました。今日は3回目のワクチンです。

●2014年04月12日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は生後6カ月目のオスのワンコの去勢手術でした。

手術はもう少し先でも良いような感じでしたが、このワンコ、乳歯が抜けずに残っていてその横から永久歯が生えてきはじめていました。特に、下の犬歯が乳歯の内側から生えてきていて、そのまま伸びると上あごにあたりそうな感じでしたから、乳歯を抜歯する必要があり、同時に去勢手術もすることにしました。

タマタマはまだ発育途中で小さかったので、傷も小さくて済みました。マーキングがまだ始まってない様子でしたから、案外、良い時期の去勢手術だったかもしれませんね。当院のポチは、少し手術が遅れたので、しっかりマーキングします。外飼いだからそう問題はありませんけどね。

●2014年04月11日(金)

☆今日のニャンコ☆

メス猫の不妊手術をしました。このニャンコ、一見すると健康そうなんですが、飼い主の方のお話では、お水をたくさん飲むのだそうです。それと、時々お腹が大きく膨れることがあるそうです。

水をたくさん飲む病気には、腎臓病や糖尿病があります。そのような子に麻酔をかけるのは良くないので、術前に血液検査をしましたが、異常ありませんでした。検査結果はすべて正常値でした。

お腹が膨れるということだったので、レントゲンも撮りましたが異常ありませんでしたから、通常通り手術を実施し無事終了しました。

手術の時に気付いたのですが、このニャンコ、普通の猫と比べて腹筋が少し薄い感じがしました。そのために、お水を飲んだ後やオシッコが溜まった時に、お腹の膨らみが目立ったんじゃないかと思いました。出産経験のある猫だったから、お腹の筋肉がうすくなったのかなぁ〜。

●2014年04月10日(木)
☆ポチの好物☆

a/dというヒルズ社が出している高栄養食があります。ペースト状のフードで、嗜好性が良いのが特徴で、少しお水でのばすと、注射器で吸える位の硬さになります。

病院には食欲不振で来院する子が多いのですが、やはり病気の回復には栄養を取るのが大切で、その様な子にa/dを紹介します。自分から食べれない子には、注射器を使って、強制的に食事を与える方法を飼い主の方に教えてあげることもあります。

ふたをして冷蔵庫に入れておくと3〜4日は大丈夫ですが、開封したものが余ると、当院のワンコの胃袋に収まります。元々嗜好性が良いフードなので、ドライフードばかり食べているポチやPにとってはご馳走です。

写真は、診察台の上にあるa/d缶にジャンプしているポチくんです。なんとか取ろうとして、必死でジャンプしています。獲物を狙う野生児の様な眼をしています。

●2014年04月09日(水)

☆今日のワンコ☆

チェリーアイの手術をしました。

犬や猫には、瞬膜という組織が目にあります。目じりのところにある膜です。通常は引っ込んでいますが、目を閉じるときに、ます瞬膜が目の表面を覆ってから、上まぶたと下まぶたが閉じます。猫は体調が悪い時に瞬膜が出てきて、目を半分位覆うことがあり、飼い主の方は「うわっ、○○の目が大変なことになった!」と猫を連れて来院されます。

この瞬膜が反転してでてきたのが、チェリーアイです。目じりに小さなサクランボが出たように見えるので、こんな名前が付いたんでしょう。若い犬や猫に見られますが、遺伝的要因が大きいと言われています。

主に美容上の問題から手術することになります。犬や猫はどう思っているか分かりませんが、飼い主から見ると、このサクランボ、なんともうっとうしい・・。

飛び出した部分を縫いこんで、表に出て来ないようにする手術です。術式は簡単なんですが、手術部位が小さい、粘膜を縫うので縫合がデリケート、手術部位は一番目立つところで、上手くいかないと生涯目立つし、眼球を傷つけると大変です。

今日のワンコは、術後3日目の来院の時までは、目が腫れぼったくて心配しましたが、7日目には、ほぼ正常に戻りました。もう少しで完治しそうです。

術後を気にしながら、小型犬の瞬膜を縫いましたが、今回は美容整形外科医の気持でしたね。人の美容整形、大変だろうなぁ・・。上手くいって当たり前の手術ですからねぇ・・。




●2014年04月08日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術2頭の予約が入っていましたが、昨日の診療終了間際に、「今、外猫が捕まりました。お腹が大きい様なので手術してもらえますか?」とお電話が入りました。次はいつ捕まるかわかりませんし、子猫が産まれるとまた大変なので、すぐに連れてきてもらいました。

メス猫の不妊手術はいつもやってますから、手術時間が予想できます。当院の午後の手術時間内では2頭は余裕を持って出来ますが、3頭になるとかなりタイトになります。猫に鎮静薬を打って、それが効きだすまでに昼食をとって・・。なんてことになります。

それでも、今日は少し早目にスタートしたので、4時ジャストに3頭目の手術を終えました。終わると同時に、外来の方が・・。「すみませ〜ん、外猫のお腹が大きくなったので手術してもらえますか・・」。

明日の午前中は狂犬病の集合注射に出ますから、帰ってきてから、予約の不妊手術と、今日の飛び入り手術をすることになりました。桜が終わって新緑の季節を迎えようとしていますが、猫の世界は「春まっ盛り」の様ですね(^o^)丿。


●2014年04月07日(月)

☆今日のワンコ☆

今日も狂犬病ワクチンで集合注射会場に駆り出されました。20年以上この事業に参加していますが、以前と比べると集合注射会場で注射を受ける犬が減りましたね。全体の接種頭数はあまり変わらないので、動物病院で打つワンコが多くなったのでしょう。それだけ、動物病院の敷居が低くなって、来院する方が増えてるわけで良い事ですね。

また、中型の雑種が少なくなって、若いワンコのほとんどが小型の純粋種です。ミニチュア・ダックスやトイ・プードルが人気犬種ですね。飼い主の方が抱っこした状態で注射が打てるので、楽になりました。以前は、大暴れして咬みつきそうな中型犬を、近くの木や柵に縛りつけて・・。なんて野蛮な打ち方をしてましたからね。高齢な飼い主だと、犬に引き倒されないかと冷や冷やしてました。

当院のポチは最近では貴重な若い雑種犬ですね。

●2014年04月05日(土)
☆今日のワンコ☆

コロちゃんです。9ヶ月目の男の子です。去勢手術を受けた翌日のワンショットです。傷口を舐めない様に、大きなエリザベスカラーを付けられています。去勢手術の傷はオチンチンの付け根にありますが、一番舐めやすい位置になるので、いつもより大きめのカラーが付いています。1週間後の抜糸の時まで付けてもらってます。このままでも、食事や水はとれますが、歩く時にアッチコッチにぶつけるので、少し不自由です。外で飼われている子などは、1週間後にはカラーがボロボロになってることもあります。

●2014年04月04日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫2頭の不妊手術でした。1頭は室内で飼われている猫、もう1頭は外で餌だけもらっている猫です。

室内猫は皮下脂肪がタップリ・・。皮膚を切っても脂肪層が厚くてなかなか腹筋が見えません。外猫にはほとんど脂肪層がありません。皮膚を切るとすぐに腹筋が出てきました。

外猫はほとんど野生状態の猫ですから、麻酔が覚めたらすぐにゲージに入れて、そのままの状態で明日元の場所で放されます。室内猫は、傷口をネットで保護して、当院の入院室に入り明日退院です。1週間後に傷の状態を見ますから、もう一回来院してもらいます。

同じ猫でも飼育環境によって随分違いますね。どちらが長生きするかというと、やはり栄養十分で、怪我やケンカ、野良猫からの病気の感染の心配がない室内猫の方でしょうね。

●2014年04月03日(木)
☆今日のニャンコ☆

スコテッシュ・ホイールドのキティニャちゃんです。10ヶ月目の女の子です。今日は不妊手術を受けに来院しました。写真は手術前のワンショットです。ちょっと不安そうな表情ですね。

●2014年04月02日(水)

☆今日のワンコ☆

今日から狂犬病の集合注射が始まりました。公園や小学校のグラウンドで注射に集まってきたワンコたちに狂犬病のワクチンを打ちます。狂犬病のワクチンは動物病院ではいつでも打てますし、集合注射と料金も同じですから、最近は動物病院で打つワンコが多いのです。集合注射会場にやってくるワンコ達はあまり病院には来ない子が多くて、注射や処置に慣れてない子がいます。

そんな子たちは、飼い主に捕まえられて知らない白衣を着た変な奴が近づいてくると、怖がって暴れます。飼い主も犬を大人しくさせることに慣れていないので上手く押さえられません。周りには犬がたくさんいるので、興奮します。押さえている飼い主を咬もうとする子も居ます。飼い主はわが犬が恐くて、いよいよ押さえられません。打とうとすると手を放すので、こっちが咬まれそうになります。「そこの木に縛って!!」なんて野蛮なことになります。

狂犬病の会場には、ワクチンの他にワクチン接種事故に対応できるように、薬を準備していきますが、犬に使うのではなくて、自分の犬に咬まれた飼い主を消毒したり、ガーゼで包帯したりすることも多いんですよ。

●2014年04月01日(火)
☆気持の良い季節☆

今日から4月ですね。今日も気持の良いお天気でした。Pとポチを連れて近くの公園にお花見に・・。

桜はとても綺麗ですが、実はこの公園、数年前にダニが媒介する犬の寄生虫病の「バベシア病」が出た場所です。当院でも10頭以上治療しました。バベシアという病原体を持ったダニに吸血されると、これが犬の赤血球に寄生して血球を壊すので、犬は貧血してフラフラになり、回復しないと死亡することもあります。若い犬と高齢犬の症状が重いようです。

Pとポチにはフロントラインを付けていましたが、ハッチには付けていなかったので、ハッチはほとんど抱っこされてのお花見でしたよ。今年はノミ&ダニ&フィラリアの予防が一度に出来るお薬も出ています。


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