●2014年03月28日（金）

☆今日のニャンコ☆

１月の下旬に猫が行方不明になった猫が、２カ月振りに無事に飼い主の方に保護されました。不明猫の写真と連絡先を書いたポスターを作って近所の張っていたところ、連絡が入ったそうです。

昨日保護されて、今日、健康検査で来院しました。猫は体重が３０％ほど落ちて、目が落ちくぼんでギラギラさせていましたが、食事は食べるということです。

エイズや白血病を含めた血液検査をしましたが、栄養失調の兆候以外には異常は認められませんでした。野良猫との接触はそれほどなかった様です。自宅でゆっくり療養すると回復しそうでした。

いつもは室内で飼われているニャンコです。一番寒い時期の２ヶ月間をどうやって生き抜いたんでしょうね？見つかってよかったですね。

●2014年03月26日（水）

☆今日のワンコ☆

オシッコが出にくくなったオスの小型犬が来院しました。このワンコ、３日前に起立困難になって来院した子です。

高齢なワンコが突然起立困難になることがあります。前庭障害という病気です。三半規管に問題が生じるようで、目が上下や左右に揺れ動くのが特徴です。この病気は、発病した時が一番症状が重く、徐々に回復していきます。

今日のワンコも前庭障害のお薬を処方していましたが、今度はオシッコが出ないということです。おちんちんの先から細い管を入れてオシッコを出しました。このワンコ、以前尿道に結石がありました。長い間結石があったので、その部分の尿道が細くなって、それが原因でオシッコが出にくくなったんでしょう。

立てなくなる前までは、自力でオシッコをしていましたが。立てなくなったので、りきむ力が弱くなって、出せなくなったのでしょう。ワンコには、水を十分与えて、頻繁にトイレに連れて行ってもらうことにしました。

早く動けるようになって、ジャンジャンオシッコが出せるようになると良いですね。

●2014年03月25日（火）

☆今日のニャンコ☆

去勢手術のオス猫が来院しました。耳の横がすこしはげています。後ろ足で引っ掻いているようです。飼い主の方は、「他の猫とケンカでもしたのかも？」なんて言ってます。

猫の耳の中とみると、黒い耳垢が・・。耳ダニに感染しているようです。猫は耳の中が痒いのでバリバリと掻いて、傷を付けてしまったのでしょう。

手術が終わって、まだ眠っている間に、耳の中を洗浄液できれに洗って、ダニをやっつけるお薬を入れました。ノミも付いていたので、耳ダニとノミを駆除するお薬を首の後ろに付けました。

夕方帰りましたが、猫が居たゲージの下には、薬でやっつけられたノミが落ちていました。これで、痒みから解放されますね。そろそろ、ノミやダニが活動し始める季節ですね。

●2014年03月22日（土）

☆今日のワンコ☆

１週間ほど前に同居犬に咬まれたワンコが来院しました。当院に２日ほど入院して食欲も出たので退院しましたが、このワンコ入院中ず〜とグーグーと寝てましたので、気になってました。

容態が悪くてこん睡状態というわけではなくて、食事を出すとモゴモゴと食べるようにはなったんですが、食事が終わるとグーグー・・。目もぼんやりしていました。

お家に帰っても退院当日はグーグー寝てたらしいのですが、翌日から少しずつ元気を回復したそうです。

高齢なワンコですから、咬まれたことがかなりのストレスになってた様です。いずれにしても、元気になった良かったです。傷も化膿することなく、順調に回復していましたよ。

●2014年03月19日（水）

☆今日のニャンコ☆

外で餌をもらってるニャンコの不妊手術の相談がありました。全くの野良猫というわけじゃないようで、捕まえることはできるそうです。当院のゲージをお貸しすることも考えましたが、捕まるということなので、洗濯用のネットに入れてもらって来院していただくことにしました。

連れてきた方は車がないそうで、リックの中にネットに入った猫を入れて来院されました。ネットの中の猫は、やはり警戒心旺盛みたいで、目をランランとさせてます。ネットからゲージには移さない方が良さそうです。万一逃がしたら大変です。

ネットの外から麻酔を打ちますが、もしオスだったらどうするかお伺いすると、オスでも去勢手術をしてくださいということです。オス猫も大人になると立派なものをぶら下げていますが、若い子はまだ発育してないので、メスと思っている子がオスのこともあるのです。

麻酔をかけて、手術台の上で仰向けになった猫の股間を見ると、「あら、ついてるわ(^.^)」。

不妊手術が去勢手術に変更になりました。飼い主の方に聞いてて良かったなぁ。

●2014年03月18日（火）

☆今日のワンコ☆

同居犬に咬まれたワンコが来院しました。咬まれたのは体重７ｋｇの小型犬、咬んだのは２０ｋｇの大型犬、いつもは仲良しで、大型犬が小型犬を舐めてあげたりしてたそうですが、虫の居所が悪かったのか、何か異変を感じた飼い主の方が行ってみると、小型犬が部屋の隅でうずくまっていたそうです。

ワンコはショック状態であまり動かず、何箇所か咬まれた傷がありました。レントゲンでは大きなダメージはなさそうでしたが、ワンコの容態があまり良くない感じだったので、点滴を入れて入院させました。点滴には化膿どめの抗生物質や止血剤を入れ、鎮痛薬も使いました。

咬傷事故は思いのほか経過が悪いことがあります。何か所も咬まれると、だんだん弱ってきて、亡くなってしまうことがあります。ワンコの口の中には細菌が多いので、一度に大量の菌が体内に入るので、敗血症を起こすのでしょう。

今日のワンコは、強力な抗生物質を使って敗血症を防がないといけません。治療に反応して食欲や元気が回復すると大丈夫ですね。

●2014年03月14日（金）

☆今日のワンコ☆

「梅干しの種を食べたかも？」と、３歳の小型犬が来院しました。テーブルから落っこちた種が見つからないそうです。

エコーで見ると胃の中に辺縁の丸いものが見えます。やっぱり食べちゃったようです。今はワンコは普通と変わりありませんが、この種が胃の出口や小腸に詰まると腸閉塞の症状がでて、急に容態が悪くなります。骨は胃酸で溶けますが、種は溶けません。

すぐに吐かせる処置をすると、オェっと胃液に混ざって種が出てきました。これで一件落着です。ワンコは胃薬をもらって帰りました。

以前、吐いても出てこなくて、内視鏡のある病院で麻酔をかけて取り出してもらったことがありました。今日のワンコはすぐに連れてきてもらったのが良かったですね。

●2014年03月11日（火）

☆今日のニャンコ☆

朝、Ｐ＆ぽちと散歩ジョギングをしてますが、ゴミの収集場所にカラスが集まって、ゴミを散らかしている光景をよく見ます。近づくとカラスは逃げますが、すぐに戻ってまた散らかします。「片づける人は大変だろうなぁ〜。」と思って見てます。

今日は朝一番にやっと目が開いた生後２〜３週間目の子猫が来院しました。連れてきた方のお話では、バイクで走っていると、カラスに弄ばれているこの子猫に遭遇したんだそうです。くちばしでつつかれてコロコロと転がされていたそうです。カラスに襲われた子猫が来院することがありますが、ひどい怪我を負わされていることが多いのです。

今日の子猫は幸いに怪我はしていませんでした。間一髪で助けられたようです。食事をうまく食べられないので来院しました。まだ哺乳瓶がいるようです。哺乳瓶と離乳食をお出ししました。強運な子猫ですから、、きっと無事に育つでしょう。連れてきた方は猫好きな方です。「あ〜ぁ、変なもの見ちゃったなぁ〜」なんて言ってましたが、少し嬉しそうでしたよ。

●2014年03月03日（月）

☆今日のワンコ☆

なぜが一日の診療時間内で込み合う時間帯があります。今日はその時間帯が午後５時でした。

食欲不振の猫の血液検査をしていると、隣の診察台には心臓病で治療中の高齢犬が最近咳がひどくなったということで、レントゲン検査も同時に行います。そうこうしてたら、やはり心臓病で治療中の高齢犬がお家で発作がおきてグッタリなったとか・・。この子は、スタッフに指示してＩＣＵに入れます。飼い主の方にも付き添ってもらいます。

血液検査の説明をしようとデーターを整理していると突然、「今、すじ肉を飲みこんでしまって苦しんでます。すぐ診てください！」と小型犬の飼い主の方が診察室に飛び込んで来ました。「こっちが先だわ！」。

幸い、すじ肉は見えるところに詰まってたので、ピンセットでゆっくり引っ張り出して一件落着・・。一応レントゲンで確認しましたが大丈夫みたいです。

それぞれ治療して、ＩＣＵの中の子も容態が安定したので、お家に帰りました。当院は診察室や待合室が狭いので、今何が起きているかみんな分かります。「センセイ、こっちは良いから、そちらを先に診てあげて下さい」とか、「私は待合室に出ていましょうか？」なんて言葉が飛び交ってましたよ。ありがたいことですね(^.^)。