2014年01月
[] [過去の日記一覧] [管理]
●2014年01月31日(金)

☆今日のワンコ☆

朝のワンコ達とのジョギングを終えて帰ってきたら、心配そうな顔でメスの小型犬を抱いた中年の男性の方が病院の前に・・。

「昨夜から、ソワソワして眠らなくて、今朝はブルブルと震えています。連れてくる途中でオシッコも漏らしたみたいで、私のズボンはビショビショです。心配なので朝一番で連れてきました」。

「何だろう?、震えているということなので腰でも悪くしたかな?オシッコ漏らすほどだとかなり悪いのかも??だた乳腺がかなり張っているようだが??」。

「あれ!陰部から何か風船みたいなものが出てる!!」。

さて、この若いメスのワンコには、何が起きているのでしょう?

オス犬と同居しているこの若いメスのワンコ、妊娠していました。昨夜から陣痛が始まったようです。飼い主がオシッコと思ったのは、出産が始まって破水したのを「オシッコ」と思ったのでしょう。

レントゲンで胎児が1頭で、かなり大きいのが分かりましたし、破水があってもまだ胎児が出てくる気配はありませんから、難産が予想され、エコー検査で胎児の心拍も下がってきていましたから、すぐに手術の準備をして帝王切開で出産させました。

胎児の数が少なくて、あまりお腹が張っていなかったので、飼い主の方はワンコの妊娠に気付かなかったのでしょうね。

ワンコは赤ちゃんワンコと一緒に午後に帰って行きました。お母さん、子育てちゃんとやってるかなぁ〜。

●2014年01月30日(木)
☆今日のワンコ☆

困り顔でカメラを見ているのは、GLのジョン君です。10歳くらいかな?今日は耳のお掃除で来院しました。体重は35kgです。堂々としてますが優しいワンコです。

●2014年01月29日(水)

☆今日のワンコ☆

「左目が涙目になって充血しています」と小型犬が来院しました。

目の大きなワンコです。「何かで眼球を傷つけたのかな?それとも結膜炎かな?」なんて考えながら目を見ると、眼球の表面に何やらうごめく細い虫が・・。「あっ、眼虫が居る!」。

「東洋眼虫」という目の中に寄生する寄生虫がいます。涙や眼ヤニを餌にするハエが媒介します。この虫の卵や子虫がハエに食べられて、それが他の犬に感染します。細くて小さな虫で、ウネウネと動いて結膜の下に逃げ込むし、犬は嫌がって動くし、ピンセットで挟むことができません。

点眼麻酔薬を使って虫を動かない様にして除去しますが、点眼麻酔薬を準備してませんでしたから、寄生虫を駆除する注射を打ちました。次回の来院までには用意できますから、その時にまだ居るようだと、ピンセットで駆除することになります。ワンコはじっとしてるかなぁ?

東洋眼虫の寄生による結膜炎は、門司区や小倉南区での発生は聞いていましたが、当院では初めてでした。これから結膜炎の犬や猫が来院した時は、今まで以上にしっかり診ないといけませんね。

●2014年01月28日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日も猫の不妊手術でした。

不妊手術を受けにきたのは、外で飼われている猫です。飼い猫というよりは野生ネコに近い感じの猫です。当院からゲージをお貸しして、それに入れて連れて来られました。ゲージの中で目をランランとしています。「隙があれば絶対に逃げてやるぞ!」という感じで気合が入っています。

ゲージの入口を開けて手を入れると逃げられそうなので、ゲージの網の外から麻酔の注射を打ちますが、気合が入ってるので効きません。追加で打ちましたが(通常の1.5倍)まだ眠りません。

通常ですと、すでに猫は不動化してますから、マスクを付けてガスを吸わせて、完全に眠らせて手術に入りますが、今日のニャンコはまだマスクを付けられるほどではありません。

ここで出場するのは「導入ケース」というアクリル板で出来た透明な入れ物です。網のゲージとアクリル板のケースの間に仕切りを入れて、ゲージが上、アクリル板が下という状況を作って、仕切り版を外すと、フラフラになった猫はストンとアクリル板のケースに落ちましたから、速効で入り口を閉めて、ガスを流して眠らせました。アクリルケースのガス室状態ですね。

眠ってしまえばこっちのものですから、そのまま手術に入って、麻酔が覚めたら、またゲージに入れました。猫は明日このままお返しして、元の場所に放されます。これで、妊娠出産から解放されますね。

●2014年01月27日(月)
☆今日のニャンコ☆

ライちゃんです。生後3カ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。ライちゃんは、ノルウェイジャン・フォレスト・キャットだそうです。ノルウェイジャンは確か大きくなる猫種じゃなかったかなぁ〜。今は1.2kgです。これから大きくなるのかな?

●2014年01月25日(土)

☆今日のワンコ☆

「チョコレートを食べてしまったんですけど・・・」お電話が入りました。

チョコレート中毒という病気があります。大量にチョコを食べると犬は中毒をおこします。チョコレートに含まれる「テオブロミン」という物質に心臓血管や中枢系の興奮作用があり、これが原因で、犬は嘔吐、下痢、興奮、震えなどの症状が出て、こん睡から死に至ることもあります。体重が3kgくらいのチワワが板チョコ1枚食べると危険な量になります。

今日のワンコはそれほどは食べてないようでしたが、実際の量が良く分かりませんし、やはり吐かせて出した方が安心なので、すぐに連れてきて頂いて処置しました。一旦お家に帰っていただいて、嘔吐や下痢、ソワソワして落ち着かないなどの症状が出たら再来院してもらうことにしましたが、来院がなかったので大丈夫だったんでしょうね。午前中、診察室にはチョコの甘〜い香りが漂ってましたよ。

●2014年01月24日(金)
☆今日のニャンコ☆

チンチラのロゼちゃんです。3歳の女の子です。今日は不妊手術で来院しました。手術前のゲージの中でのワンショットですが、日本猫にはない「気品」を感じますね。チンチラは気難しい子が多いのですが、ロゼちゃんは大人しくて良い子でしたよ。

●2014年01月23日(木)
☆今日の休診日☆

今日の午後はお天気も良く、風もなかったので、久々にPと福間海岸に行きました。気温は10度前後でしたが、暖かくて上着は要らないほどでした。

冬の海岸は人も少なく、福間から津屋崎までほぼPと私のプライベートビーチ状態でしたから、Pを放してやるとあっちウロウロ、こっちウロウロ・・。さすがに若い時と違って一気に走り出すことはありませんでしたね。若い頃は、遠くの犬を見るとダッシュ、海鳥を見ると海の中まで入ってジャブジャブと追いかけてましたからね。もう今年で9歳ですからねぇ〜。人に換算すると60前くらいかな?ほぼ私と一緒ですね。

1時間位の海岸散歩でしたから、3〜4kmほどの距離になると思いますが、ヤツはあっちこっちウロウロしてるからその倍くらい歩いた計算になるかも・・。

帰りは宗像道の駅で新鮮なお魚をゲットして帰りました。Pにとっても、私にとっても良い休診日でしたよ。

写真は、今夜のPです。さすがに疲れたのか、私の横で爆睡中です。どんな夢見てるのかな?若い頃、海岸でカモメを追いかけていた頃の夢かな?

●2014年01月22日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日もメス猫の避妊手術でした。今日のニャンコは外で飼われていた子です。先日、怪我で来院して、その時に妊娠していることがわかりました。飼い主の方によると、「怪我が治らないので治るまで、家にいれてやろう」ということで、今月の初めから家に入れているそうです。

「ひょっとしたらお腹が大きいかも?」ということでエコー検査をしたところ妊娠していることが分かりました。このままにしておくと、来月には出産しそうなので、お腹があまり大きくならないうちに手術することにしました。

同時に怪我の治療もしました。怪我したときからかなり経過しているようで、傷がくっ付かないで赤みが出ていましたから、周りの皮膚をギューっと引っ張って、傷を寄せました。

今日のニャンコも、これから外猫から家猫に昇格ですね!

●2014年01月21日(火)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のナガオちゃんです。1歳の男の子で体重は3kgです。尻尾が長いからこの名前がついたのかな?去勢手術で来院しました。

●2014年01月20日(月)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の飛び入り不妊手術でした。外で食事を与えている猫ですが、発情が始まったみたいで、ニャーゴー、ニャーゴーと言い出したので手術することになりました。外で飼っているとはいえ、生粋の「野良猫」ではないようで、人慣れしてましたから、通常どおりに出来ました。

冬は猫の来院が多いですね。メス猫の発情期に入るのと、この時期は猫風邪が流行するのが一因でしょうね。初診で来院した子は診察券用に写真を撮りますが、今日整理したら、年末から現在まで70%が猫でしたよ(^.^)。

●2014年01月18日(土)
☆今日のニャンコ☆

クロちゃんです。生後5ヶ月目の女の子です。不妊手術で来院しました。ゲージの中で手術を待っているところです。お鼻の黒班がチャームポイントですね。それで名前が「クロ」なのかな?

●2014年01月17日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は2頭のメス猫の不妊手術でした。

このうちの1頭は外で飼われている猫です。餌をあげていましたが人懐っこくて大人しいので、家に入れてあげようかと、猫を連れてきた方は思っているようです。ただし、このお宅にはすでに2頭の猫がいて、この子たちは完全室内飼育です。

今日のニャンコは一見すると健康ですが、外の生活が長い猫ですから、猫エイズや猫白血病に感染している可能性があります。この子をお家に入れると家猫に感染する危険性があります。手術と同時にエイズと白血病の検査をすることにしました。

結果は両方とも陰性でした。これで晴れてお家に入れます。外は寒い日々が続いています。温かいお部屋と十分な食事・・。不妊手術も受けさせてもらって、良かったですね。性格の良さが、幸運を招きましたね!

●2014年01月16日(木)

☆今日のニャンコ☆

「急にお腹が膨れました。ニャーニャー鳴くので叱ったら、手がお腹にあたったのかも?」と10歳の未避妊のメス猫が来院しました。外に出る猫ではないので、妊娠の可能性はありません。手で叩いたくらいでお腹が腫れることはありません。

妊娠以外に猫(犬もそうですが)のお腹が膨れるのは良い事ではありません。「猫伝染性腹膜炎(FIP)」という感染症があります。腹水が溜まるのでお腹が膨れます。猫の難病です。「FIP」だと治らないから困るなぁ」。

お腹にエコーを当てて見ます。お腹が膨れた原因は腹水ではなくて子宮に液体が溜まっていました。手術で子宮を摘出することになりました。

お腹を開けると大量の液体で膨れた子宮がお腹の中を占拠しています。子宮以外に何にも見えません。お腹の切開部位を広げて出そうとしましたが大きすぎて出ません。注射器を使って子宮の中の液体を50ccほど抜いて子宮を小さくして、やっとお腹の中から子宮を出すことが出来ました。

膨れた子宮を摘出するとお腹がスッキリとなり、普通の猫のお腹になりました。

「ニャーゴーニャーゴー」と鳴いていたのは、猫が発情期になったからでしょう。子宮と卵巣を摘出しましたから、発情もなくなります。これからまた元気に暮らせますね。発情して飼い主には怒られるは、子宮に液体が溜まってパンパンになるは、この猫にとって1月は受難の月でしたね。


●2014年01月15日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は14歳の猫の抜歯をしました。

食べる時に口を気にしているようで、食事を途中でやめてしまうこともあるそうで、気にしてる方の奥歯(臼歯)が歯周炎を起こして歯ぐきが赤く炎症をおこしていました。

高齢ですから事前に血液検査をしましたが、特に異常もなく麻酔も大丈夫そうだったので、痛みを取るために抜歯しました。歯周炎が進んでいましたから、あまり苦労することもなく30分程度で2本の抜歯を終えました。

これから、食が進んで長生きできると良いですね。

●2014年01月14日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は体重が16kgの雌犬の不妊手術でした。生後半年です。成犬になると20kg位になりそうな感じですが、あまり大きくなるとやりにくくなるので、早めに手術することにしました。

使う麻酔薬は体重に応じて量を決めますが、大型犬は小型犬に比べると麻酔の覚めが遅いようで、今日のワンコも「意識が戻ったかな」と思ったら、またスヤスヤ・・。しばらく手術台の上でまどろんでから入院室に入りました。

入院室の中でも丸まって寝てますが、私が様子をうかがいに行くと立ち上がって困ったような顔してます。知らないところで不安なんでしょうね。明日の朝、退院です。

●2014年01月11日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術が飛び入りで入りました。猫の去勢手術は比較的に簡単な手術ですし、今日の午後の予定は入っていませんでしたから、お受けしました。

お話をお伺いすると、若い猫を室内でオスメス8匹飼っていて、すべて未避妊、未去勢なんだそうです。猫は平均4頭出産します。1年に2〜3回産みますから、4頭のメス猫から1年に8頭生まれたとすると、来年はみんなで40頭(*_*)!!

そろそろ猫の繁殖シーズンが始まります。このままにしておくと、とんでもない事になるので、オスの方だけでも手術することにしました。猫は夕方帰りました。交配前に手術できたかなぁ〜。

●2014年01月10日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の不妊手術でした。体重は1.9kgですからかなり小さいですね。生後8カ月で、この大きさで成犬です。

体が小さくても手術のやり方は大きなワンコと一緒で、使う鎮静剤、痛み止め、麻酔薬は同じです。但し投与量が少ない・・。特に鎮静薬は、0.01ml・・。薬を10倍量注射器で吸って、10倍に希釈して、その10分の1を投与しました。

摘出する卵巣や子宮も体重に応じて小さく、今日は拡大鏡が欲しくなりました。今日のワンコは乳歯も残っていましたからそれも同時に抜歯しました。

体重2kgというと人では新生児くらいかなぁ〜。それ位の体重の子の子宮と卵巣を摘出するという手術をしている私は、ひょっとしたら「名医かも??」と自画自賛しながら手術してましたよ。誰でもやってますけどね(^.^)。

ワンコは今はのんびりと入院室で休んでいます。小型犬は大型犬よりも術後の回復は早いようです。

●2014年01月09日(木)
☆今日のワンコ☆

ドーリーちゃんです。生後3カ月目の女の子です。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。ドーリーちゃんは盲導犬候補だそうで、今からパピーウォーカーのお宅で過ごします。ここで基本的なマナーを学んでから、本格的なトレーニングに入るのだそうです。将来目の不自由な人たちの大切なパートナーになると思うと、カメラを向けられて、ちょっと不安気な表情が愛おしいですね。頑張れ!!

●2014年01月08日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の歯石の処置と抜歯でした。昨年の年末に予約が入っていましたが、おへその出っ張りが大きくなったようなので、その処置も同時に行いました。

おへその出っ張りは「臍ヘルニア」です。お母さんのお腹の中にいる時赤ちゃんは、胎盤を介して酸素の供給をお母さんから受けていますが、胎盤とは臍帯を通して繋がっています。出産と同時に赤ちゃんは自分で呼吸を始めるので、臍帯はちぎれますが、これがお腹の近くから切れるとお腹に小さな穴が開いてしまいます。これが「臍ヘルニア」いわゆる「出べそ」ですね。

年を重ねて腹筋が薄くなってくると、穴が少しずつ大きくなってお腹の中から出る脂肪が増えてくるので、膨らみが大きくなってきます。

今日のワンコは歯の処置で麻酔をかけますから、眠っている間に、ヘルニアの処置も同時に行いました。

この子以外にも、昨日避妊手術を受けた雌犬が今日退院し、今日去勢手術を受けたオス猫は夕方帰りました。いよいよ今年もスタートですね。

●2014年01月07日(火)
☆今日のニャンコ☆

今年2枚目の写真は、やっぱりコイツらかな?

当院の松&竹です。今年で14歳ですが元気です。いつも仲良くくっ付いています。体に乗っかている木の枝は、またたびの枝です。初詣に行って下駄を打ってる露店の店先に200円で売ってました。下駄は買いませんでしたが、松&竹のお年玉代わりに買って帰ろうとしたら、店主が「切ってから少し時間が経ってるから臭いが薄まってるからタダで良いよ!」。

「猫にまたたび」なんてよく聞くから、この枝にスリスリして恍惚状態になるかな?と思ってましたが、案外知らんぷりでした。やはり「期限切れで」効果がないのかも?と思ってたら、床にころがっていたまたたびの枝をいつの間にか、高さ50センチくらいの寝床に持ち込んで、肩に担いでいました。どうやって持ちあげたのか分かりませんが、普通の木の枝ではこんなことはありませんから、何か引き付けるものがあるのかも知れませんね。案外良い年頭のプレゼントになったかも?今年も元気で過ごせそうだね!

●2014年01月06日(月)
☆今日のワンコ☆

今年初めの写真はやっぱりコヤツですね。この顔見ると、せっかくの仕事始めの気持がまた正月気分に戻ってコタツに戻りたくなるかも?TV見てたら新橋のサラリーマンが、「今週末も3連休ですから、正月明けは来週からで、今週はテケテケで・・」だって・・。コヤツはいつも毎日が楽しい休日です。ヽ(^o^)丿。

●2014年01月04日(土)

☆謹賀新年☆

皆様、明けましておめでとうございます。今日から当院の診察がスタートしました。

元旦毎年恒例のジョギング初詣はPとポチと一緒に近くの山頂の神社に・・。ポチは初めての初詣です。途中で初日を拝み、ワンコを連れた知り合いの方々に新年のご挨拶をして、これも毎年恒例のお守りを買って、私はお神酒を、Pとポチは縁起物のスルメと昆布をいただきました。

今年も皆元気で楽しい一年を過ごしたいものです。今年もよろしくお願いします。

●2014年01月02日(木)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の飛び入り不妊手術でした。外で食事を与えている猫ですが、発情が始まったみたいで、ニャーゴー、ニャーゴーと言い出したので手術することになりました。外で飼っているとはいえ、生粋の「野良猫」ではないようで、人慣れしてましたから、通常どおりに出来ました。

冬は猫の来院が多いですね。メス猫の発情期に入るのと、この時期は猫風邪が流行するのが一因でしょうね。最近、初診で来院した70%が猫でしたよ(^.^)。


WebDiary CGI-LAND