●2013年12月30日(月)
☆仕事納め☆ 「真っ赤な血尿してます」と若いオス猫が来院しました。外に出たり入ったりしている猫です。 猫の血尿というと膀胱炎が浮かびますが、オシッコに血が混ざるとか、何回もトイレに入るという症状で、真っ赤な血のオシッコがでることは、よほど病気が進行しない限りありません。今日のニャンコは頻尿という症状はなく、突然血が出たそうで、飼い主の方はビックリして来院しました。 「なんか変だけど、猫は食欲もあるそうなので、とりあえず膀胱炎の治療のために、抗生物質の注射を打つかな」。 注射をお尻に打つと妙に痛がります。通常は注射を打って猫が「ギャァ〜」なんて鳴くことはないのですが、今日のニャンコは悲鳴をあげました。やはり、何かおかしいなぁ〜。 「この猫、ちゃんと歩けますか?」。 「後ろがヨロヨロしていますが、いつもケンカでやられるので、それが原因かと思っていました」。 レントゲンを撮ると、骨盤を骨折していました。腰のあたりを触ると痛がったはずです。猫は事故にあって膀胱を傷つけたので出血して、真っ赤なオシッコをしたのでしょう。幸い骨折の仕方が良かった(?)のでゲージの中で2週間程度大人しくしていたら普通どおりに歩けるようになるでしょう。念のために2日ほど当院で様子を観察してから、自宅療養することにしました。 その猫が今朝退院し、今日の午前中で今年の診察を終えました。今年も色んなことがあったなぁ〜。 来年も皆様の愛犬、愛猫が元気で過ごせることを願っています。どうぞ、良い年をお迎え下さい。新春は4日からの診療です。
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