2013年11月
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●2013年11月30日(土)
☆今日のワンコ☆

チワワのマロンちゃんです。2カ月目の男の子で体重は1.4kgです。今日は一回目のワクチン接種で来院しました。チワワは成犬でも2kg以下の子もいますから、マロンちゃんは大きな方ですね。成犬になったら4kg位になるかも・・。大柄なチワワは病気知らずで元気ですよ。

●2013年11月29日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。

このニャンコ、北九州市の動物愛護センターで毎月第二土曜日に開催されている譲渡会で譲渡された子猫で、不妊手術を受けると1万円の助成金が出ます。処分される子猫を減らそうと、北九州市と獣医師会で「捨て猫防止キャンペーン」という事業を行っています。

手術を受ける予定の方や、すでに手術を受けた方が応募すると、抽選で(倍率10倍くらいです)1万円の助成金が出ますが、愛護センターの譲渡会でもらわれたメス猫に関しては、すべて助成金の対象になってますから、「子猫を飼おうかな?」って思ってる方は、第二土曜日に愛護センターに行ってみるといいですよ!

●2013年11月28日(木)
☆ポチのいたずら☆

夜はPは病院の中に入れてます。甘ったれのヤツは、私が夕食を終えるころになるとゴソゴソと起きだして、外でクンクンと鳴きだします。私が休むまでは一緒の部屋で過ごし、私が居なくなった後、一匹で病院で過ごし朝戻ります。ポチは悪戯がすごいので、病院に入れると壁などが破壊されますから、ずっと外で過ごしています。

昨夜は急に冷え込んで、Pを入れてやる時にポチがあんまり寂しそうな顔をしてるからかわいそうで、病院に入れてやりました。

で、朝行ってみると、院内に何かが散らばっています。壁をかじって壁紙を破って、それをバラバラに咬みちぎっていました。壁は白いのですが、何やら黄色いものが混じっています。

もう8歳になるのに、まだぬいぐるみが大好きなPの、愛用のウサギのぬいぐるみの鼻がなくなっていました。ヤツに破壊されたようです。

これから寒さが厳しくなりますが、Pは院内、ポチは外の構図は変えられないようですね。

●2013年11月27日(水)
☆今日のニャンコ☆

元気くんです。体重はまだ700gです。今日は健康診断で来院しました。健康状態は良好でしたが、念のために虫下しのお薬を飲ませてもらいました。子猫は母猫から寄生虫をもらってることがあります。虫が成熟してないとウンチの中に卵が出てませんから、見逃すことがあるので、虫下しを処方しました。もう少ししたらワクチン接種ですね。

●2013年11月26日(火)
☆今日のニャンコ☆

子猫の福ちゃんです。2カ月目の男の子で体重は1kgです。今日は1回目のワクチン接種で来院しました。カメラに興味深々ですね。

●2013年11月25日(月)

☆今日のニャンコ☆

今日は生後7カ月のメス猫の不妊手術でした。体重は3kgです。

麻酔をかけて手術台の上に乗せると、お腹がポッコリしてます。まるで妊娠してるみたいですが、室内飼いの猫なので、その可能性はありません。お腹を触ると下腹部にかなり脂肪がついています。3〜4歳になって下腹部に皮下脂肪が増える猫を見ることはありますが、この若さではまれです。

このニャンコ、飼い主の方が衰弱したこの子を保護した時から診ていますが、この時の体重は250gしかなくて、ひどい風邪をひいていて、生き抜けるかどうかという状態でした。ミルクを飲めるかどうかがカギでした。

子猫は飼い主の方の献身的な哺乳と介護で助かりました。子猫は自力で食べられるようになり、順調に育ち、今日の手術になりました。多分飼い主の方はその後も栄養価の高い食事を与え続け、お腹にタップリと脂肪が付いたのでしょう。明日退院ですが、少し食事についてお話ししましょうね(^.^)!

●2013年11月22日(金)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のちゃんすけちゃんです。1歳の男の子です。今日はお耳の手入れで来院しました。シーズーは小型犬ですが、体つきはガッチリして、性格は温厚で、毛は抜けないし、無駄吠えも少なく、室内で飼い易い犬種ですね。

●2013年11月21日(木)

☆今日のOFF☆

今日の午後は休診だったので、神田紅師匠の講談を聞きに行きました。特に講談ファンとういわけではないのですが、師匠はTVでも見たことがあるし、新作の演目が最近話題になっている出光興産の創業者で「海賊と呼ばれた男」で話題になっている出光佐三物語を聞いてみたかったからです。

長い物語を台本を見ることもなく演じ、マイクなしでも大丈夫な程の綺麗な声をお腹から張り上げ、「脳トレにもなるし、講談師は健康だろうなぁ」なんて考えながら聞いてました。

前の方の席が開いていたので、通路側の方に「すみません。中に入れてください」とお願いすると、どうぞ・・。って言った方が「あら先生!」。当院に小型犬を連れてみえてる方でした。

今日のオフは「芸術の秋」でしたね。

●2013年11月20日(水)

☆今日のニャンコ☆

歯周炎と口内炎の治療をしている猫がいます。口の中が痛くなると食べなくなるので、定期的に痛みどめの注射を打っていました。「歯周炎は抜歯するとかなり良くなるんじゃないかなぁ」と抜歯をお勧めしていました。

今日は、食べる時に口を気にして食べにくそうにしてるということで来院しました。奥の歯をみると少しグラついているようですが、無麻酔で抜けるほどではありません。今日は麻酔をかけて、歯周炎を起こしている歯を抜くことにしました。

高齢ですが、術前の検査に異常はみられませんでしたから、麻酔をかけて4本の歯を抜きました。歯周炎が進んでいましたから、あまり苦労することなく抜け、出血も少なくて済みました。これで、口を気にすることなく食事が食べられますね。

今日は、この猫以外にワンコの歯石の処置の予約も入っていて、このワンコも歯周炎が進んでグラついていた歯を3本抜きました。

今日、当院は「動物の歯科医院」でしたね。

●2013年11月19日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は7歳の小型犬の体表に出来た2センチくらいのイボを取りました。

少しずつ大きくなってきたので、手術で取ることにしました。まだ若いワンコですし、放っておいても自然に小さくなることはないので、あまり大きくならないうちに手術することになりました。

イボは下の組織との癒着も少なかったので短時間で手術を終えました。良性腫瘍だと思いますが、念のために病理検査に出すことにしました。10日後の抜糸の頃には結果が出てるでしょう。可愛がってもらってるんですね。

●2013年11月18日(月)

☆今日のワンコ☆

「今朝、急に陰部から何かが出てきました」と11歳のメスの小型犬が来院しました。陰部からウインナーのような物体が出てきています。

これは「膣壁の過形成」という良性の腫瘍のようなもので、避妊手術を受けていない中高年の雌犬にたまに見られます。徐々に大きくなってきたものが反転して出てくるようで、突然陰部からキノコの様なものが出て、その部分がこすれて出血してたりずるから、飼い主の方はビックリして連れてきます。大きさはまちまちで、小指大のものから、今回の様に大きなものもあります。小型犬に多いようです。

麻酔をかけて、陰部を切開して、キノコを根元に近いところから切り取ります。同時に不妊手術をすると、再発防止になるようです。

今日のワンコは、歯周炎もありましたから、歯の治療も同時に行いました。歯石を取ってグラついている歯は抜歯しました。グラついている歯は、歯周炎が進んで歯ぐきがダメージを受ける前に、早めに抜歯した方か経過が良いようですよ。

●2013年11月16日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の子宮蓄膿症の手術でした。

1週間ほど前から膿が出るということで来院してしてました。エコーで見るとまだそれほど子宮の変化はなかったので、「子宮内膜炎」と診断してお薬を処方していましたが、スッキリと良くならないので、手術することにしました。

手術当日にエコーを見ると子宮の中の液体(膿)は増えていましたから、「した方が良い手術」から「しなければならない手術」になりました。

問題はこの子太っています。理想体重は多分5〜6kgですが、10kg近くあります。丸々していますから、お腹の中が想像できます。お腹の中にはたっぷりと脂肪に覆われ、子宮と卵巣を隠して切除の邪魔をするでしょう。術者や助手の手袋にもべったりと脂肪が付いて滑るので、ガーゼで油を拭きとりながらの手術になるでしょう。

予想どおりお腹を開けると真っ先に目に入ったのは、たっぷりとした脂肪でした。それをガーゼで避けながら無事に手術を終えました。

子宮と卵巣を切除すると一般的に太りますから、今後この子は体重のコントロールが課題ですね。食欲が戻れば退院です。来週早々には帰れるでしょうね。

●2013年11月15日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は11歳のメスの小型犬のソケイヘルニアの手術でした。

股の付け根には、ソケイ輪という小さな穴がありますが、その穴が大きいとお腹の中の脂肪などが皮下に出てきます。そうなると股の付け根が膨らんできます。指で強く押すと脂肪がお腹の中に戻るので膨らみがなくなります。

子犬の時からある子が多いのですが、今日のワンコは最近になって出てきました。年齢が進んで、筋肉が薄くなって、穴が大きくなったのでしょう。お腹の中の脂肪が増えたのも原因かもしれません。

今日のワンコは以前乳腺腫瘍の手術を受けました。飼い主の方は、また腫瘍ができたのかと心配して来院されました。この膨らみは腫瘍ではなくてヘルニアだとお伝えし、穴をふさぐ手術をすることになりました。この穴がだんだん大きくなると、脂肪だけじゃなくて膀胱や子宮がでてくることがあり、緊急手術になることもあるので、穴が小さいうちに閉じておこうということです。

穴を探して縫い縮めるだけですから、40分程度で終わりました。これで一安心ですね。

●2013年11月14日(木)
☆今日のワンコ☆

コーギーのクッキーちゃんです。6歳の男の子です。今日はフィラリアの検査で来院しました。昨年の予防がはっきりしないので検査しました。オスのコーギーは気性の荒い子が多いのですが、クッキーちゃんは、人懐っこくて、良い子でしたよ。あどけない表情からも分かりますね(^v^)。

●2013年11月13日(水)
☆今日のニャンコ☆

ブリテッシュ・ショート・ヘアーのネリちゃんです。1歳の女の子です。ワクチン接種で来院しました。カメラ目線に気品がありますね。

●2013年11月12日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は11歳の大型犬の太ももに出来たボール大の腫瘍を切除しました。

2年前に見たときは、鶏卵大でしたが、久しぶりに来院してきたワンコを見ると、かなり大きくなって、表面の皮膚がこすれて破れそうになっています。飼い主の方は、「センセイが良性だろうからしばらく様子を見ましょう」って言ってたし・・。なんて言ってます。私の「様子を見ましょう」は3カ月くらいなんだけどなぁ・・。腫瘍は比較的取りやすい感じです。下の組織に付着している部位は狭そうでした。

このワンコ、原因が分からないのですが、腫瘍が出来ている方の足が異常に太いのです。2年ぶりにみると、反対側と比べると、1.5倍ほど大きさが違います。何かとんでもない悪性の感じがしますが、ワンコは普通に歩いていますし、骨にも異常ありません。

摘出予定の腫瘍が原因だとすると、かなり悪性度が強いし、そうすると手術がとても大変になるかもと、ドキドキしながらメスを入れましたが、当初の予定どうり、スムーズに切除できました。

切除した部位の皮膚は開きますが、通常ですと縫い合わせられる位の大きさですが、今日のワンコの足はパンパンに腫れていますから、皮膚が寄りません。四方八方から引っ張られている感じです。皮膚をあっちやこっちから引っ張って、一番張力がかからない方向で縫い合わせました。動く部位の皮膚ですから、術後、皮膚が延びるまでは傷が開かないように、大人しくしてもらうことになります。ワンコは明日退院です。


●2013年11月11日(月)
☆今日のワンコ☆

ラブラドル・レト・リバーのザック君です。4歳の男の子で体重は27kgです。狂犬病のワクチン接種で来院しました。この犬種は表情が豊かで楽しいですね。

●2013年11月09日(土)

☆今日のワンコ☆

「何か喉に引っ掛かったような咳をします」と7歳の中型犬が来院しました。外で飼われている子です。飼い主の方は、「予防していないから、ひよっとしたらフィラリアかも?」と心配しています。

血液検査やレントゲン検査で、フィライリアに感染していることがわかりました。フィラリアは心臓に寄生するソーメンみたいな寄生虫です。レントゲン写真を見ると、心臓の形が変わっていますから、慢性的な経過をとったことが推測されます。

フィライリア症は心臓病ですから、その治療をしながら咳を止めるお薬を処方することになります。それと同時に、心臓に寄生している虫をやっつける治療もします。

幸い、元気や食欲はあるそうなので、これから根気よく治していかないといけませんね。

●2013年11月08日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日も野良猫の不妊手術でした。昨日、当院からカゴをお貸ししていました。人に慣れていない猫ですから、手袋をつけていても、捕まえてカゴに入れるのは危険なので、ゲージの中に餌を入れて、ゲージのドアにひもを付けて、猫がゲージに入ったら、そ〜っと紐を引っ張って入口を閉めるといいよ、猫は閉じ込められたのが分かると大暴れするけど、脱出が無理とわかれば大人しくなるから・・。」と話していました。

このやり方で猫は無事に捕まり、当院に連れて来られました。今日の猫は特に気合が入っていたようで、麻酔の注射を打ってもまだ触れない状態でしたから、麻酔ガスを吸わせて、完全に眠ってからゲージから出せました。

後は、いつも通りの手術で、麻酔が完全に覚める前にゲージに戻しました。飼い猫は、術後はチーンと丸くなってじっとしてますが、今日の猫は、すでにゲージの中で目をランランとしています。野性味あるなぁ〜。

●2013年11月07日(木)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のグリコちゃんです。外に居る猫なので年齢不詳ですが、まだ若そうです。今日は避妊手術を受けるために捕獲されました。飼い猫とは、眼光の鋭さが違います。ゲージのドアを開けると間違いなく脱走しますから、ゲージの外から診察券用の写真を取られてますね。手術を終えて、当院で一泊したら、元の場所にもどされることになってます。これから先、何度も出産を繰り返すことを考えると、一泊二日の我慢ですね。

●2013年11月06日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は8歳の小型犬の歯石の処置をしました。

初診の方でしたが、歯石の相談ということで来院されました。口の中を診ると歯石が付着していました。まだそれほどひどくはないのですが、ここ1年以内に処置したらどうかとお話しました。

ワンコの健康状態は良さそうだったので、「事前に予約していただいて、当日は朝ごはんは食べさせないで・・」と説明していると、「実は、仕事が休みなので今日歯石を取って欲しいのですが・・」。

ということで、急きょ処置をすることにしました。初めてお会いする飼い主の方とワンコで、麻酔下の処置ということで、少し緊張しましたが、処置は無事に終わり、夕方帰りました。口の中は触れるそうなので、これから時々歯を拭いてもらうと、歯周炎の予防になりますね。

●2013年11月05日(火)
☆今日のワンコ☆

ヨークシャー・テリアのらむちゃんです。3カ月目の女の子です。体重はまだ900gです。今日はワクチン接種で来院しました。こちらのお宅では、3代目のヨーキーです。この犬種はちょこまかして可愛いですね。体は小さいけれど、しっかいり番犬しますよ!我が家のワンコ3頭の中で、私が深夜にそ〜っと忍び足で帰宅した時に、一番最初にギャウギャウ吠えて家人に帰宅を知らせてくれます(*_*)。

●2013年11月02日(土)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのクララちゃんです。5ヶ月目の女の子で体重は1.3kgです。ワクチン接種で来院しました。きれいにトリミングしてもらってますね。

●2013年11月01日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の小型犬の歯石を取り歯周炎が進んだ歯を抜歯しました。

先月の初めに「口臭が気になるんですが・・。」と相談を受けました。口の中を診ると歯石の付着により歯周炎が進んでいます。歯と歯茎の間に隙間があいて、そこに食べ物のカスが溜まって、またそれが原因で歯周炎になって・・。という悪循環が起きていました。

聴診器をあてると、心臓に雑音が聞こえます。弁膜症になってるようです。心電図もとりましたが、心肥大、弁膜症の診断が出ています。すぐに麻酔下の処置をしないで、1ヶ月間血圧をさげて心臓の負担を楽にするお薬を与えてから、処置することにしました。

そのおかげか、麻酔の導入も覚醒も順調で、10本抜歯して、歯石も取り除いて口の中がスッキリしました。ジグジグになった歯ぐきの上に歯が乗っかってるところもあり、ワンコは痛くて不快だったでしょうねぇ。口の中がスッキリして、自分まで気持よくなりましたよ。


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