●2013年07月31日(水)
☆今日のワンコ☆ 4歳の中型犬がフィラリアの検査で来院しました。フィラリアは犬の心臓に寄生する寄生虫で、月に一回飲ませるお薬で予防します。薬を飲んでいると、蚊の吸血で感染したフィラリアの幼虫が駆除されますから、虫は心臓まで行けません。6月から11月まで投薬します。まさに今が予防のシーズンです。 今日のワンコは、一昨年までは予防薬を半年間飲んでいましたが、昨年は6月に一回飲んだきりだそうです。心配だから調べて欲しいということです。 検査をすると、フィラリアに感染していました。昨年だけが予防が不完全でした。フィラリアの感染は、そのワンコが飼われている環境に左右されます。蚊の居ない高層マンションの上階で飼われていて、外に出ない小型犬は、多分、感染の機会は少ないでしょうし、山や川の近くのやぶの多いところで、蚊がわんさか居る場所で外飼いのワンコは、いつも危険にさらされているでしょう。 今日のワンコは、当院からそれほど離れていない場所で飼われている子でした。当院のまわりは、それほど汚染地区ではないと思っていましたが、場所によってはそうでもないようです。昨年予防薬を半年分(6個)もらって帰ったんだけど、飲ませ忘れて2錠残っている様な方は、フィラリアの検査をお勧めします。症状が出る前に成虫をやっつけましょう!
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