2013年06月
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●2013年06月29日(土)
☆今日のニャンコ☆

黒猫のビーちゃんです。3歳の男の子で、体重は5kgです。ワクチン接種で来院しました。ビーちゃんは、外に出るので白血病の予防薬の入った7種混合ワクチンを接種しました。白血病は、この病気を持っている猫から、食事やグルーミングや外傷から感染します。発症すると死亡率の高い病気です。外出する猫や、室内飼いでも複数の猫のいる環境で飼われている猫は、このタイプのワクチンをお勧めしています。

●2013年06月28日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のミミちゃんです。生後1歳くらいです。今日は避妊手術を受けに来院しました。写真は手術前のワンショットです。下に敷いたペットシーツがグシャグシャになっています。危険を察して暴れたのかな?目つきも泳いでいる様な・・。

●2013年06月27日(木)
☆朝のお散歩☆

膝を痛めてPとポチとの朝のジョギングをお休みしてましたが、少し良くなったので、ジョギングをウォーキングに代えて、2頭と一緒に歩いています。

ジョギングと同じ距離を歩くので、時間は倍くらいかかりますが、2頭と一緒に森の中が歩くのは気持ちよく、のんびりと景色を見る余裕もあるので、楽しくやってます。

犬たちは、暑いのに走らされるよりは、少し寄り道や探索が出来るので、散歩の方が楽しそうです。特にポチは、ジョギングの時は「なんかヤだなぁ〜」って感じでしたが、お散歩は自分から行きたがります。置いてくと「ガウガウ」と文句言ってます。

2頭が先頭で歩いていますが、私がつまづくと、Pは後ろを振り返って、「大丈夫?」っ顔で私の方を見ます。朝の空気は気持ち良く、リセットされる感じです。やっぱり、私にとってワンコは「生活必需品」ですな(^.^)。

●2013年06月26日(水)

☆ペットの寿命☆

1985年の犬の平均寿命は8歳、猫は11歳でしたが、2009年にはそれぞれ15歳と16歳になり、約30年間で寿命は1.5倍に伸びました。犬は、フィラリアの予防が出来るようになり、フィラリア症が激減したのが大きな要因でしょう。猫は、室内飼いが増えて、伝染病、ケンカによる外傷、事故(交通事故)が少なくなりました。

都市部はそんな傾向ですが、まだ地方では、フィラリア症の手術が行われているようで、私が研修した病院の院長に先日お会いすると、フィラリア症の手術で使う器具がボロボロになったので、もし持っていたら譲って欲しいと相談をうけました。

私も開業した時にその器具は揃えていたのですが、ついに一回も使うことなく、その病院に転院しました。

30年前は子供にせがまれて子犬を飼ってあげるというパターンが多く、飼い主は30代でしたが、最近は50〜60代の飼い主が一番多いようです。

次の30年後、ペットを取り巻く環境はどうなっているんでしょうね?


●2013年06月25日(火)

☆今日のワンコ☆

カビの感染が原因と思われる皮膚病(真菌症)になったワンコが来院しました。

真菌症による皮膚病は、円形に脱毛するのが特徴ですが、かゆみは少ないし、まれな皮膚病なので、我々でも、診断に苦慮する皮膚病ですが、今日のワンコは、飼い主の方が「真菌による皮膚病」と言われてます。

お話をお伺いすると、皮膚病の子猫を保護して可愛っていたのですが、そのニャンコの皮膚病が真菌によるものだったそうで、それがワンコにうつっちゃった様です。

真菌は人にも感染します。感染すると、動物よりも治りにくいようです。ご注意くださいね。

●2013年06月24日(月)

☆今日のワンコ☆

ワクチン接種で生後2カ月目の子犬が来院しました。体重はすでに3kgもありますから、将来大きくなりそうな感じのワンコです。知り合いの方からもらったそうです。食欲も旺盛で元気そうです。

当院では、子犬や子猫の最初のワクチン接種の前に検便をします。母子感染や流通途中で寄生虫に感染していることがあるからです。

今日のワンコを検査すると、2種類の寄生虫がいるのがわかりました。回虫と鉤虫です。回虫は小腸に寄生して栄養分を取っていますが、鉤虫は小腸の壁に頭を突っ込んで吸血していますから、少したちの悪い寄生虫です。以前、鉤虫が大量感染したのが原因で、ワンコは貧血を起こして、輸血して治療したことがあります。

今日のワンコはそこまではありませんが、糞の中に大量の卵が排泄されますから、きちんと糞を処理しないと、感染源になって、濃厚寄生の原因になります。

そんなお話をしながら、駆虫薬を処方しました。虫が駆除されてからワクチンを接種することにしました。ワンコは飼い主の方の所に来て3日目だそうです。早めに連れてきてもらって、良かったね。

●2013年06月22日(土)

☆今日のワンコ☆

「フィライリアの検査と狂犬病のワクチンを打って下さい」と、8歳の中型犬が来院しました。カルテを見ると2010年まで、予防薬を飲ませてもらってますが、それ以降の予防歴がありません。お話をお伺いしましたが、他院でも処方してもらってない様です。

当院は、前年に予防薬を6月から11月まで確実に飲んでいる子は、感染していることはないので、検査せずに予防薬を処方しています。当院で処方したお薬でも、他院で処方されていても、変わりありません。

今日のワンコは2年間予防薬を飲んでいなかったので、フィラリアの検査をすると「陽性」でした。屋外の蚊の多い環境で飼われているワンコでした。

フィラリア陽性犬に通常と同じ量の予防薬を与えるとショックを起こします。フラフラになって、命にかかわることもあります。我が家の3世代前の犬はフィラリア陽性でした。当時国内に月に一回飲ませるタイプの予防薬はなく、米国で手に入れるしか方法はありませんでした。知り合いの獣医さんから、「アメリカ製の良い薬が手に入ったから飲ませなさい」といただいて飲ましたところ、グッタリなって、回復するのに3日ほどかかりました。

今日のワンコは、通常の予防量より少ない量からスタートして、様子をみながら、徐徐に投薬量を増やしていくことになります。しっかり予防すると3年位で、心臓の中の虫はいなくなるようですよ。

●2013年06月21日(金)

☆今日のワンコ☆

「家の前でびしょぬれになって震えていたので保護しました」と小型犬が来院しました。迷子のワンコみたいです。犬種はチワワみたいです。

あまり若くはなさそうです。歯や毛の状態から推測すると&6〜8歳くらいかなぁ?保護した方が洗ってあげたそうで、サッパリとしてますが、爪を見てビックリ!

どうもこの子、爪を切ってもらってなかった様で、すべての爪が伸び放題で、まっすぐ伸ばすと3〜4センチくらいの爪が、蛇行して、足先にひっついています。ギネスに載っていた、生まれてから一度も爪を切っていない人の爪みたいです。

はたして血管がどこまで伸びているか分からないので、恐る恐る切ると、案外伸びていなくて、ほぼ普通の長さまで切ることが出来ました。足先の毛も切ってスッキリとなりました。今まで歩きにくかったでしょうねぇ。

こんなに長く伸びた爪を見たの初めてでした。室内飼いで散歩にも行ってなかったんでしょう。迷子犬の情報は動物愛護センターに伝えました。飼い主現れるかなぁ?見つからない時は、保護した方が飼ってあげそうでしたよ。

●2013年06月20日(木)
☆今日のニャンコ☆

飼い主の方の腕の中で丸まっているのは、メス猫のミルキーちゃんです。生後2カ月くらいの子猫です。北九州市のワンニャン譲渡会から、今の飼い主の元にやってきました。まだ来たばっかりだから、少し緊張気味ですね。

●2013年06月19日(水)

☆今日のニャンコ☆

猫の抜歯をしました。10歳のオスのニャンコです。歯周炎があって、食べる時に口を気にする様になったので、1年前に一度抜歯をしました。この時は3本抜歯しました。

その後は痛みもなく、順調に過ごしていましたが、最近また口を気にするようになりました。炎症を抑える注射をして様子を見ていましたが、やはり抜いたほうが良いだろうということで、2回目の抜歯をすることにしました。

生まれつき歯の弱い猫がいます。原因は分かりませんが、だんだん歯が抜けてきます。自然に抜けると良いのですが、歯周炎が進んでぐらつきだすと痛みが出るので、食事が食べにくくなります。食べる時に「ぎゃ〜」と悲鳴をあげることもあります。少々の痛みには強い猫も、歯痛には弱いようです。

今日のニャンコも1年の間にかなり抜け落ちていて、下あごの臼歯が数本残っていて、そこが歯周炎を起こしていました。今後のことを考えると、すべての歯を抜歯したほうが、将来、歯周炎に悩まされることがなくなります。

猫の抜歯はなかなか大変で、すべて抜歯するのに1時間以上かかりました。残る歯は犬歯だけになりましたが、これで痛みから解放されます。歯がなくなっても丸のみで食べますから大丈夫です。ドライフードは少し食べにくいかな?

●2013年06月18日(火)
☆今日のワンコ☆

柴犬のサブちゃんです。10歳の男の子です。狂犬病のワクチン接種で来院しました。 日本犬のオスは険しい表情の子が多いのですが、サブちゃんは優しい感じです。性格も温厚なのでしょう。ご家族から可愛がられているのでしょうね。

●2013年06月17日(月)

☆今日のニャンコ☆

食欲が落ちてきた8歳の猫が来院しました。だんだん元気がなくなって、毛づやも悪くなってきました。私が見てもなんとなく不健康な感じがします。

これといった症状がないので、血液検査をすると、白血病を発症していることがわかりました。猫白血病は白血病ウイルスの感染でおこります。若いころ(3歳位まで)に感染して、そこで発症する猫もいますが、その時は何も起こらず、しばらくして発症することがあります。食事や水、グルーミング、咬み傷などから感染します。

今日のニャンコは、室内で飼われている猫ですから、飼い主の方が保護する前の子猫の頃に感染をうけたのかもしれません。

問題は、ここのお家には、この子以外に10頭以上猫がいることです。発病した猫と同じ食器を使っている可能性があります。カルテを調べると、今居る猫で、7歳以下の猫は、すべて猫白血病の予防ができるタイプのワクチンを打っていました。ワクチンを打っていれば免疫が出来ていますから、万一感染を受けても、体内のウイルスをやっつけるので、発病を予防することが出来るでしょう。ワクチンを打ってから3年くらい経っている猫も居ますが、全く打ってないのと比べると、安全度が格段に違います。

病気が同じ食器から感染することをご説明すると、飼い主の方はとても心配されていましたが、若い猫たちがワクチンを受けていることが分かると、ほっとされてましたよ。打ってて良かったですね。

●2013年06月15日(土)

☆今日のワンコ☆

暑くなって皮膚病で来院するワンコが増えてきました。特に毛の生えている密度が高くで、地肌の見えにくい子に多いようです。皮膚炎が起きて赤くなって、そこが痒いので、気にして自分でガジガジ咬んだり、後ろ足で引っ掻いたりして、悪化させて来院します。

先日、トリミングのプロの方に聞いたのですが、犬を洗った後の乾かし方が悪いと、皮膚病になるのだそうです。完全に乾かさないで、毛の根元の乾きが悪いと皮膚炎になります。どんなに良いシャンプーで洗っても、乾きが悪いとダメだそうで、ドライヤーをかけて毛がサラサラと分かれて地肌が見えるまで乾かすのがコツだそうです。

そういえば、当院のPを海に連れて行くと、3〜4日すると必ず皮膚炎を起こしていました。今年はまだ行ってないので大丈夫です。やはり、専門家の意見は一理あるようですね。

●2013年06月14日(金)
☆今日のニャンコ☆
オス猫のげんごろう君です。生後半年位の男の子です。昨日去勢手術を受けて退院前のワンショットです。ゲージの奥からにらんでいますね。少し警戒モードです。

●2013年06月13日(木)
☆今日のワンコ☆

アメリカン・コッカー・スパニエルのはなちゃんです。11歳くらいの女の子です。ワクチン接種で来院しました。ぬいぐるみみたいですね。

●2013年06月12日(水)

☆今日のニャンコ☆

「呼吸の様子がおかしい」ということで5歳のメス猫が来院しました。外に出る猫です。

確かに浅くて速い呼吸です。呼吸がしにくそうです。気性の激しい猫なので、ネットに入れて診ています。飼い主の方によると、お腹も張っているそうです。確かにお腹がタプタプしています。

当初は事故を疑ってレントゲンを撮ろうと思いましたが、お腹も張っているので、まずエコー検査をしました。猫はネットに入っていますから、大人しくしています。その結果、胸とお腹の中に水が溜まっているのがわかりました。

1、比較的若い猫で、胸水、腹水がたまっている。
2、外猫と接触のある猫で、多頭飼育の中の1頭。

ここで、ある病気が浮かびました。「猫伝染性腹膜炎」です。猫の難治性の伝染病の一つです。この病気はコロナウイルスが原因で発病しますが、このウイルスは普通の健康な猫も持っています。狭い範囲に複数の猫がいる環境では、このウイルスが、こっちの猫、アッチの猫と飛び交い、そのうち病原性を持ち、この病気を引き起こします。ストレスも発病の引き金になるといわれています。次から次に伝染する病気ではありません。単発的に発病します。

治療で治せる病気ではありませんが、呼吸が苦しそうなので、胸水を抜きました。体重3kgの猫の胸の中に200ccの水が溜まっていました。水が抜けると呼吸が随分楽になりました。体力が落ちないように食べられるようになると良いですね。

●2013年06月11日(火)

☆今日のワンコ☆

フィラリアの検査と予防でワンコが来院しました。

当院では、毎年きちんと6月から11月まで予防薬を飲ませてもらっているワンコは、検査をしないでお薬を出しています。室内飼いの小型犬が多く、当院の周りは、フィラリアの汚染が少ないから、予防薬を飲ませていれば大丈夫です。

しかし、昨年の分が3錠残っているとか、昨年は忘れちゃったというワンコは、血液検査をして、感染していないことを確認してからお薬を処方しています。

今日のワンコは、昨年の今頃、愛護団体から今の飼い主の元に成犬でやってきたワンコで、健康診断をすると、フィラリア陽性でした。前の飼い主から、予防してもらえずに過去に感染を受けたのでしょう。

フィラリアの予防薬は、感染した子虫を殺して、心臓にまで行くのを阻止しましすが、成虫にもダメージを与えます。そのため、フィラリア陽性犬は成虫を殺す目的で、通年をとおして予防薬を飲ませます。

今日のワンコもそのようにしましたが、今日の検査で、フィラリアは陰転していました。心臓の中の虫は死滅したようです。虫が死滅しても、フィライリアが居たことによる病変は残っていますから、しばらくは過激な運動などは控えてもらいますが、虫が居なくなって、飼い主の方は本当にうれしそうでした。今日はお祝いだそうです。ワンコはお祝いに何をもらったのかな?

●2013年06月10日(月)
☆今日のニャンコ☆

「歯がグラグラしてるようなので、出来れば抜いて下さい」ということで、眼光鋭い猫が来院しました。

歯周炎になった猫は、歯ぐきが下がってくるので、歯がぐらついてきます。かなりグラグラになってもなかなか自然に抜けおちないで、グラグラの状態で歯ぐきにくっついています。猫は不快なので気にして、口をむにゃむにゃさせたり、前足で取ろうとしますがなかなか上手くいきません。そんな時は、鉗止でつまんでチョイと引っ張ると簡単に抜けます。

今日のニャンコの犬歯も長く飛び出してしますが、まだぐらついていないので、無麻酔で抜くことはできそうにありません。他の歯も診てくださいということなので、鉗止を使ってグラつきを見ていると、それまで大人しかった猫が、シャーァっといきなり切れて、診察台から飛び降りました。猫はすぐに捕まりましたが、私の手を見ると猫の爪が・・。

猫を抑えていたスタッフは、とっさに逃げて無傷でした。逃げ足早〜ぁ(*_*)

●2013年06月08日(土)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのとらちゃんです。2ヶ月目の男の子で体重は1.7kgです。ワクチン接種で来院しました。カゴの中にちょこんと座っている姿が可愛いですね。

●2013年06月07日(金)
☆今日のワンコ☆

フレンチ・ブルドッグのトンちゃんです。生後半年くらいの女の子です。狂犬病のワクチン接種とフィラリア予防で来院しました。カメラの方をグイっと向かされて、少し不機嫌そうですが、人懐っこくて可愛い女の子でしたよ。

●2013年06月06日(木)

☆関節炎☆

私自身の話ですが、先日から膝が痛み出して腫れてきたので整形外科に行くと、長年の酷使?による半月板損傷による関節炎で膝に水が溜まっているということで、水を抜かれました。
確かに、ジョギング、テニス、ウインドサーフィンと長年酷使してきた「つけ」が出たようです。

レトリバー系の大型犬が年齢を重ねると関節炎が出てきます。段差をスムーズに上がれないとか、歩く時に足を引きずっているというような症状が出ます。

治療は、
1.運動の制限。
2.体重のコントロール。
3.痛みがあるとときは鎮痛薬の投与。
4.サプリメントの投与。

私の場合もこれに準じるでしょう。朝の犬とのジョギングはウォーキングに代えて、鎮痛薬はお医者様で処方してもらった薬を使って、サプリメントは当院のPに与えているものを、横取りすることにしました。

このサプリメント、成分はコンドロイチンとヒアルロン酸です。この成分は、犬の試験でも唯一有効性が認められているそうなので、高齢な大型犬に出していますが、なかなか好評です。

8歳になったPがジョギング中に前足を痛がることがあったので、2か月ほど前から与えています。Pを飼い始めたのは私が50歳の時で、「これから一緒にジョギングするけど、お互いどっちが先に痛むかなぁ」って話していましたが、仲良く、飼い主と犬が同時に痛み、同じサプリを飲むことになりました。

効果があったらお知らせしますが、あくまでも「犬用」ですからね(^.^)。


●2013年06月05日(水)
☆今日のワンコ☆

モエちゃんです。9歳の女の子です。モエちゃんは、柴犬とスピッツのミックス犬だそうです。目が大きくて可愛いですね。

●2013年06月04日(火)
☆今日のワンコ☆

ヨークシャー・テリアのランちゃんです。16歳!の女の子です。ここ2年の間に乳腺腫瘍の手術を2回受けましたが、食欲旺盛で元気なばあちゃんワンコです。食事は気に入らないと、鼻で押しやって隠してしまいます。この犬種は長生きですね。

●2013年06月03日(月)

☆今日のワンコ☆

診療時間終了間際に、「野良犬に咬まれました」と長毛の中型犬が来院しました。尻尾の裏あたりに血が付いています。

傷口を確認するための毛を刈ると、ウンチの出口から血が滲んでます。血を拭きとると血まめができてますから、ここを咬まれたようです。咬まれたワンコは何度も見ましたが、ここを咬まれたワンコは初めてです。

「なんともややこしい場所を咬まれましたねぇ。どんな状況だったんですか?」とお伺いすると、ウンチをしてる時に襲われたのだそうです。真っ最中だとすると、ワンコは逃げることもできずに気の毒な話です。排便痛が出ないと良いですね。しかし、咬みついた犬は、何でそこを狙ったんだろう??

●2013年06月01日(土)

☆今日のニャンコ☆

「食欲はありますがだんだん痩せてきました。糖尿病かも?」と16歳のメス猫が来院しました。実はこのニャンコ、16年前に当院からもらわれて行った猫でした。

最近はそんなことはなくなりましたが、あの頃は、子猫を置いていかれることがありました。病院の入口や裏口に段ボール箱に入った子猫を深夜から早朝に誰かが置いてくんです。朝出勤するとニャーニャーいってるので、「あぁ、またやられたぁ」という感じでいした。

病院で飼うわけにはいかないし、かといって動物管理(愛護)センターに連れていくのはかわいそうだし、本当に困りました。悪い環境にいた子は、病気になっていることもありました。

しばらく育てて元気になったらゲージに入れて病院の前に置いておくと、車で通る人が貰ってくれることもありました。その中の1頭だったと思います。15年間で来院したのは、避妊手術の時だけで、13年ぶりの再会でした。猫は検査の結果、肝臓が悪くなっているのがわかりました。幸いに食欲はあるそうなので、食事に混ぜて与えるお薬を処方しました。もう少し長生きして欲しいですね。



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