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●2013年05月31日(金)
☆続続犬の番組☆ 股関節形成不全で人工関節に代えられたり、骨を切って角度を変えてボルトで固定されたりし、膝のお皿が外れるのを防ぐために、骨を切って角度を変えたり、椎間板ヘルニアの手術で背骨を削られたワンコ達は外科手術を受けたことで症状が改善することもありますが、治らないこともあります。ワンコたちは幸せだったのかなぁ。 自然界では、先天的疾患で満足に走れない動物や、骨格や循環器に異常がある動物は、生きていけないから自然に淘汰されます。健康で強い個体が生き残り、子孫を残せますが、ペットの繁殖が人の手にゆだねられている以上、このような先天的な疾患のある犬を繁殖に使わないことが重要だと思います。 ある特定の犬種が人気を集める傾向があります。需要があれば供給しなければならないので、無理な繁殖が行われ、先天性疾患の子が生まれてきます。流行が一段落すると、健康な子が出てきます。最近のシーズー犬は、皮膚病や外耳炎は少なくなりましたし、ユッサユッサと腰を振って歩くレトリバーも少なくなりました。そろそろ流行にとらわれないで、良く調べて、本当に欲しい犬種を選んだほうが良いと思いますよ(^.^)。 そう言えば当院にも居ました先天性疾患の子が・・。ハッチは「巨大食道症」という病気です。生まれつき食道が大きく緩んでいるので、そこに食べ物が溜まって、胃の中に流れずに残った物が、出てきます。症状は突然の嘔吐です。膝に乗せてる時にいきなり吐いたりするので、我が家では「ハッチの時限爆弾」と呼んでいます。ペットショップで分かったので、もらいうけましたが、元気で過ごしています。症状が頻繁に出たときだけ、食道炎の薬を与えていますよ。
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