●2013年02月27日(水)
☆今日は厄日?☆ 肛門腺が化膿した小型犬が来院しました。犬や猫には肛門腺という器官が肛門を中心として時計の針で4時と8時の位置に一対あります。排便時や興奮した時にここから液体が出ます。初対面のワンコが、お互いにお尻を臭いあうのは、この臭いを嗅いでいます。 この液体を排泄する管が詰まると出にくくなって、ワンコはおしりが気になるので、すりすりと地面にこすって歩きます。そのままにしておくと、肛門腺の中が化膿してきて、ついに表面が破れて、血の混ざった悪臭のある液体が流れ出ます。 こうなると治療が必要になります。化膿した肛門腺を洗浄して、化膿止めの処置をしますが、化膿した部分を洗うので、ワンコは結構痛がります。 今日のワンコは、気性の激しい子で、飼い主の方がお家からエリザベスカラーを着けてきてくれました。肛門腺の処置をしてる間、ワンコはガウガウと怒って咬み付こうとしますが、カラーがあるので咬まれることはありません。当院のAHTが持ってくれてます。処置が終わって、先生(私)が持ち方を指導してたら、スポッとカラーが外れてしまいました。お家で着けたので、あまり強くしばってなかったようです。カラーのなくなったワンコは、咬み放題・・。何とか頑張ってまたカラーを着けて処置が終わりましたが、ワンコの治療の後は、自分の化膿止めの治療をするはめになりました。 午後からは、またガウガウ怒る中型犬が来院しました。さすがにこの子は触れなかったので、お薬だけ処方しました。今日はどうも厄日だったようです。とほほ・・。
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