2013年01月
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●2013年01月31日(木)
☆Pとポチ☆

今日は暖かい日でしたね。午後から休診だったので、Pとポチを車に乗せて芦屋海岸に行きました。ワゴンの後ろに2個のゲージは乗せられません。以前、ポチの1個を後部座席に乗せたところ、安定が悪くてグラグラと転がって、ポチが吐いたり、ウンチしたりして、大変なことになりましたから、2頭を1個のゲージに入れます。仲良く入ってます。Pはむしろ嬉しそうです。

海岸には誰も居ません。長さ1kmくらいの海岸線は、我々のプライベートビーチ状態です。穏やかで美しい海と青空・・。愛犬と散歩するには最高のロケーションです。

誰も居ないのを確認して、2頭を放します。Pは嬉しそうに海岸を走り回りジャブジャブと海に入ります。ポチはPに付いて回ってますが、海の中は怖いようで、Pが海の中にいるときは、波打ち際でウロウロしてます。家ではいつも負けていますが、やはり外に出るとPがリーダーです。ポチが離れるとちゃんと見守ってます。

Pはペットボトルが大好きで、口でくわえて、投げてくれと持ってきますが、すぐに横からポチに取られてます。少し怒ればいいのに・・。と思いますが、されるがままです。争いを好まないのでしょうね。その内、Pが何かを見つけました。得意そうにくわえて嬉しそうにはしゃいでいます。どこから見つけてきたのか、キティちゃんのぬいぐるみでした。とても気に入ったみたいなので、持って帰ってきました。Pのお気に入りのオモチャになるでしょう。

2時間ほど遊んで、帰路につきました。少し遅いお昼ご飯は、近くの「とと市場」で漬けどんぶり&貝汁をいただきました。遊びつかれたPとポチは、狭いゲージの中でのんびり待ってましたよ。

●2013年01月30日(水)

☆今日のワンコ☆

「散歩中に石を食べたかもしれない?」ということで、若い小型犬が来院しました。食べたのは先ほどだそうです。

ゴム製のオモチャや布製品はレントゲンに写らないことがありますが、石は写るので、レントゲンを撮ることにしました。現像から上がった写真を見ると、石は写っていませんでしたが、直径1.5センチ程の丸いものが写っています。

飼い主のお話ですが、石を食べたと気づいたときに取り上げようとワンコと格闘したのだそうです。その時、石を吐き出したのかもしれませんが、この丸い物も気になるので、吐かせることにしました。

処置をすると間もなく嘔吐が始まりました。朝ごはんを食べていますから、それを吐き出しますが、嘔吐物に混じって丸い物が出てきました。「ありゃ、ドングリの実だわ・・」。

ワンコは散歩中にドングリを一個拾って食べてました。多分、胃の中では溶けませんから、小腸に送り出されると、腸閉塞を起こして大事になったかもしれません。嘔吐と食欲不振が続いて、開腹手術ということになります。

飼い主の方は、愛犬がドングリと食べたことには気づいていませんでしたから、今日は、偶然が幸いしました。今まで診た異物を書き出しておきますから、ご注意くださいね。

(ワンコが食べちゃった異物)
ゴムボール、ベビーベッドの足に被せてあるゴム製の滑り止め、バスタオル、靴下、娘さんの下着、石、ぬいぐるみなどのワンコ用のオモチャ、栗の皮、ドングリ

(飼い主が与えて大事になったもの)
骨付きカルビ、ブリのあら、とうもろこしの芯、梅干、桃、マンゴーの種、歯を丈夫にするためのガムや牛のひづめ、ササミジャーキー(←平べったいので食道に詰まりました)、リンゴ、柿(←大きいのを丸呑みにして、食道に詰まりました)、ケンタッキーフライドチキン(←やはり丸呑みにして喉に詰まりました)、焼き鳥串ごと、アイスバー棒ごと、フランクフルト棒ごと

●2013年01月29日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は暖かい一日でした。午前中の診療が終わって、Pとポチと散歩に連れ出しますが、今日は外をウロウロしている猫を数頭見かけました。繁殖期を迎えて、猫も落ち着かないようです。

天気のせいではないと思いますが、今日は怪我した猫の来院が目立ちました。腕を咬まれて化膿したり、目を怪我したり・・。

猫は咬まれると、皮膚の下が化膿してきますが、猫の皮膚は厚くて毛も生えてますから、飼い主の方は愛猫が怪我しているのに気づきません。「少し元気がなくて、歩くときに足を引きずってるみたいだなぁ」という感じです。外に出る猫は、1日のうちで飼い主の方と過ごす時間が少ないので、猫の異常に気づくのが遅れるのかもしれません。

化膿が進むと皮膚が破れ血の混ざった膿が出ます。来院されるのは、この時が多いようです。以前は、皮膚のダメージが大きい時は、すぐに麻酔をかけて縫合していましたが、最近はまず化膿止めの注射をしてから、3〜4日後に来院していただいて、化膿を抑えてから傷を縫うようにしています。傷によって、縫わないで治るときもあります。

今日来院した猫のうち1頭は、気性の激しい猫で、注射をうつのがやっとでした。縫合しないで治ってくれないかなぁ。

●2013年01月28日(月)
☆今日のニャンコ☆

アビシニアンのルネルちゃんです。2ヶ月目の男の子です。ワクチン接種で来院しました。日本の猫とは違う、外国種の顔してますね。

●2013年01月26日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は14歳の小型犬の手術でした。元気なメス犬ですが、「陰部から透明な液体が少しずつ出る」ということで来院しました。エコーで見ると、子宮の中に液体が溜まっているのが確認されました。

子宮が化膿して膿が溜まる「子宮蓄膿症」という病気がありますが、ワンコは元気ですし、溜まっている液体がサラサラしてる感じなので、膿ではなさそうです。さてどうするか・・?

14歳の元気なワンコにメスと入れても良いだろうか?と悩みましたが、飼い主の方も「元気なうちに手術をして欲しい」というご希望だったので、手術することにしました。

開腹して、子宮と卵巣を取り除き、乳腺腫もあったので、4個の乳腺も切除しました。手術には3時間近くかかりましたが、飼い主の方の言う通り元気な子で、麻酔を切るとすぐに目覚め、しばらくすると、ワンワンと吠え出しました。若いメス犬の避妊手術でも、こんなに早く覚醒する子は居ません。

手術翌朝には、バリバリとご飯を平らげ、お家に帰って行きました。「元気なばあさま」という感じです。この子が小さな頃から、飼い主の方は健康に気遣って良質なフードで育てていましたから、肥満になることもなく、歯磨きの励行で歯石もまったくなくて、歯周病とは無縁でした。それが健康の秘訣のようです。今回の手術でまだまだ長生きしそうですね。

●2013年01月25日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は3頭のオス猫の去勢手術でした。同じお家で飼われている3頭です。猫の去勢手術は比較的短時間で終わりますから、手術に入る前に、次の子に鎮静剤をうつと、前の子が終わる頃には、沈静が効いてます。手術が終わった子が麻酔から覚めて、手術台が空くと、次の子に麻酔を入れて・・。という順番で、スムースに終わりました。今夜は、猫の入院室に3頭仲良く並んでます。

●2013年01月24日(木)
☆今日のワンコ☆

キャバリアのラムちゃんです。4ヶ月目の男の子で、体重は1.6kgです。今日は健康診断で来院しました。カメラを向けられて、少しビックリしてるみたいですね。

●2013年01月23日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫2頭の去勢手術でした。その内の1頭は予約なしの飛び込み手術でした。昨日も、メス猫の避妊手術が1頭ありました。この子も予約なしでした。少し寒がゆるんで、猫が発情期をむかえてるみたいですね。若い猫を飼ってる方にとっては、猫が発情してニャーゴニャーゴいい出すと大変なんですね。

●2013年01月22日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は小型犬の断尾手術でした。「断尾」というのは尻尾を切る手術ですね。

このワンコ、肛門腺が破れて化膿してました。肛門腺というのは、肛門の左右斜め下にある分泌腺です。排便時や興奮したときに液体が分泌されますが、分泌が悪くなると液体が溜まって化膿することがあります。太り気味の小型犬に多いようです。お尻の横が化膿して破れるので、ワンコは気にしてさかんに舐めます。

今日のワンコはなぜか、そこを気にしないで、尻尾を咬んでしまったようで、来院したときは、尻尾の先が切れて、かなり出血していました。化膿止めの処置をして傷を保護するためにテーピングをしてましたが、やはり先っぽの方はだめだったみたいで、黒く変色してました。咬んでない健康な部分から切断して縫合しました。それほど長くちょん切ったわけではないので、毛が生えてくれば、あまり目立たなくなるでしょう。

神経質なワンコは、尻尾を異常に気にすることがあります。以前も産後のイライラから自分の尻尾を咬んでしまって何度も手術して、最後は付け根から切らないといけなくなった中型犬が居ました。

今日のワンコは、化膿した肛門腺はきれいに良くなりそうですから、多分大丈夫でしよう。

●2013年01月21日(月)
☆今日のワンコ☆

柴犬のスーちゃんです。4ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。スーちゃんは、自宅生まれて、お母さんワンコと同居してます。メス同士で、仲良いでしょうね。

●2013年01月19日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳の小型犬の臍ヘルニアの手術でした。

「臍ヘルニア」というのは、出生直後にへその緒が取れますが、それがお腹に近いところから取れると、腹筋に穴が開いて、そこからお腹の中の脂肪などが出てきます。いわゆる「デベソ」の状態になります。出る程度はまちまちで、穴が大きい時は、早めに塞がないと、小腸などが飛び出すと閉塞をおこして、大事になりますが、一般的には、出てくるのはお腹の中の脂肪です。

今日のワンコも以前からありましたが、少しずつ大きくなってきたので、歯石の処置で麻酔をかけることになったので、同時にヘルニアの手術も行いました。穴を糸で縫い合わせて塞ぐ処置なので、比較的簡単に出来ます。

今日のワンコのヘルニア穴は、思った以上に大きかったので、早めの処置して正解でした。年齢を重ねると、お腹の中の脂肪は増え、腹筋は薄くなってきますから、だんだん大きくなるかもしれませんからね。

長年気になっていたお腹の出っ張りもなくなって、歯も綺麗になって、「一挙両得」でしたね(^^♪

●2013年01月18日(金)

☆今日のワンコ☆

1月15日の「今日の診察室」でご紹介したワンコ、やはり陰部から腫瘤が飛び出しました。手術で切除しないといけないようです。

飛び出した瘤は3個でしたが、麻酔をかけて引っ張り出してみると、大小様々な大きさの瘤が、膣粘膜に沢山できていました。会陰部を切開して、粘膜が良く見えるようにして、出来るだけ広く切除しました。まだ小さなものは残っていますが、なんとかこれで大丈夫でしょう。

腫瘤を取り除いた膣粘膜を元にもどして、切開部を縫い合わせると、すっきりとなって、普通のメス犬の陰部に戻りました。膣粘膜の過形成による腫瘤は、じわじわと大きくなってますが、陰部の中なので、通常は目に触れません。ある程度の大きさになると、急に飛ぶ出してきます。飼い主の方は「コリャなんじゃ?」と、ビックリしたでしょうね。今日のワンコの飼い主の方も、始めは「脱腸」かと思ったそうですよ。ちょっと、場所が違う様な・・・。


●2013年01月17日(木)
☆今日のニャンコ☆

アビシニアンのルッキオちゃんです。生後45日令の男の子で、体重はまだ600gです。少し早めですが、多頭飼育集団の中に入るので、7種混合ワクチンを接種しました。2週間ほど個別で飼育されて、異常がなければ、お兄ちゃん、お姉ちゃんの仲間に入ります。

●2013年01月16日(水)
☆今日のワンコ☆

パピヨンのクルミちゃんです。元気で明るい5歳の男の子です。

●2013年01月15日(火)

☆今日のワンコ☆

陰部から何かが飛び出した9歳の小型犬が来院しました。飛び出したのは土曜日で、土曜の午後から日曜日は、学会で私は不在でした。帰宅すると、着信が同じ方から何件か入っていたので、ご連絡すると陰部から何かが出ているということでした。

避妊手術を受けていないメス犬は、膣の壁に良性の腫瘍が出来ることがあります。出来ても奥に隠れているので通常は分かりませんが、膣口がゆるんでくるとピョコンと飛び出してきます。キノコみたいなものが出てるので、飼い主の方はビックリして来院されさます。

電話でご説明して、今日来院していただきました。今日のワンコは、なんと3個も飛び出していました。手術で取り除きますが、指に潤滑剤を付けてゆっくりと押し込むと、ツルリと元に戻りました。悪性のものではないので、今回は少し経過をみることにしました。再発するときは、またすぐに飛び出してきますから、次に起きたら、迷わず手術ですね。

●2013年01月11日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は7歳の小型犬の歯石の処置と抜歯でした。

通常は、この処置は予約制でやっていますが、今日のワンコは予約なしの来院でした。幸い、今日の午後は予定が入ってなかったのと、ワンコが朝ごはんを食べていなかったので、麻酔下での処置が出来ました。

ちょっと怒りんぼのワンコだったので、処置前に口の中を見ることが出来ませんでしたが、麻酔をかけて口の中を見ると、かなり歯石が付着していました。

処置が終わって、夕方飼い主の方がお迎えにきました。綺麗になった歯をお見せしようと思いましたが、唇をめくろうとすると噛み付きそうだったので、お家に帰ってから見ていただくことにしました。歯石を取ってピカピカになった犬歯でかまれたら、困りますからね(^_^.)。

明日は、福岡市で開催される獣医麻酔外科学会に参加しますので、午後から休診になります。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。学会は2日間で、明後日はスタッフ2名も動物看護師のセミナーに参加予定です。

●2013年01月10日(木)
☆今日のニャンコ☆

今日も、去勢手術前のオス猫のモンタ君です。神妙な顔してます。

●2013年01月09日(水)
☆今日のニャンコ☆

オス猫の勘吉くんです。8ヶ月目の男の子です。去勢手術を受けに来院しました。ゲージの中で手術を待っています。

●2013年01月08日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の小型犬の歯石の処置をしました。健康なワンコで、1年に1回、ワクチン接種だけで、毎年年末に来院します。4年くらい前から、歯石が付着してきて歯周炎がおきていました。そのたびに、「来年は麻酔をかけて、歯石を取って歯周炎の治療をしましょうね」と話していましたが、その後、1年間来院がなく、また年末のワクチン接種の時に、「来年は麻酔をかけて・・」を繰り返していました。

今年は、年末のワクチン接種時に予約していいただいて、今日の処置になりました。

歯周炎でグラついていた歯を抜歯して、歯石を取り除くと、口の中の衛生状態が格段によくなりました。口の中を触るのはそれほど嫌がらないそうですから、これから先、時々歯を拭いてもらうことで、今の状態が維持できるでしょうね。

●2013年01月07日(月)
☆今日のワンコ☆

チワワのシンバちゃんです。2ヶ月目の男の子で体重は1kgですから、チワワでは大きな方かな?今日は1回目のワクチン接種で来院しました。しっかりカメラを見ていますね。

●2013年01月05日(土)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のりんちゃんです。2ヶ月目の女の子で体重は1.5kgです。今日はワクチン接種で来院しました。バッグの中から頭だけ出していますね。

●2013年01月04日(金)

☆謹賀新年☆

今日から今年の診療が始まりました。年末に手術を受けた動物たちが来院してきましたが、元気にお正月を過ごせたようで、安心しました。当院にしては大きな手術だったので、休み中に留守電をチェックするたび、ドキドキしてました。

今年も、ホームドクターとして皆様のご期待に添えるようにスタッフ一同真摯に仕事に励みたいと思います。よろしくお願いします。


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