2012年10月
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●2012年10月31日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は体重10kgの若いメス犬の避妊手術でした。生後7ヶ月位です。

静脈確保、点滴、鎮静薬投与、鎮痛薬投与、麻酔前投薬投与、気管挿管、麻酔ガス吸入といつもの手順で手術準備が始まります。

手術台の上で眠っているワンコが大きく見えます。最近、ワクチンや避妊手術で来院するワンコのほとんどが小型犬です。ミニチュアダックス、トイプードル、チワワなどなど・・。特に最近は、それらの犬種でも小型なタイプが多くて、手術時の体重が2kg以下です。

シーズー犬が流行ったときは、診察室も待合室もシーズーばっかり、次に流行ったのが、ハスキーやレトリバーなどの大型犬・・。これらの犬種の手術は胸が深いので大変でした。

ミニチュアダックスも一段落してるみたいだし、次は何が流行るんでしょうね?今日のワンコはミックス犬でしたが、ある意味で貴重犬種かもしれませんね。


●2012年10月30日(火)

☆今日のワンコ☆

今日はメスの小型犬の膀胱にできた結石を摘出しました。

2週間ほど前に、「歩き方がなんとなくおかしい」ということで来院しました。年齢は10歳を超えていると思います。途中でオーナーが変わっているので、はっきりとした年齢はわかりませんが、高齢なようです。

検査のためにレントゲンを撮ると、関節炎がみられましたが、それ以外に下腹部に白い物体が2個写っています。膀胱に結石があります。膀胱結石があると、頻尿や血尿などの膀胱炎の症状が出ますが、今日のワンコには、その様な症状は見られないようです。

症状がないけど、この結石をどうするか?という事になり、ワンコが高齢なこともあり、将来、膀胱炎の症状が出る前に摘出した方がいいのでは?。とお話しました。

ご家族と相談の結果、手術で摘出することにしました。実は、この飼い主の方、このワンコを飼い出してまだ1年位なのですが、可愛そうだから取ってあげたいということです。

同じ膀胱結石でも、大小さまざまな大きさの石がザクザクあって、それが尿道にまで落ち込んでいるオス犬の膀胱結石の摘出は大変ですが、今日のワンコの結石は大きなものが2個だったのですぐに見つかり、あまり苦労することなく取り出せました。

順調に回復したら、2〜3日で退院できます。同時に歯の治療もしましたので、これからも今以上に健康に過ごせますね。

●2012年10月29日(月)

☆今日のワンコ☆

先週の木曜日にH動物病院で胃捻転の手術を受けた15歳のレトリバーが無事に退院しました。

術後24時間絶食絶水でしたが、それ以降は流動食を少しずつ与えました。高齢なので心配していましたが、ワンコは食欲旺盛でした。足が弱くなっていますから入院室でほとんど横になっていますが、食事の準備を始めるとムックリと頭を上げて、こっちを凝視しています。食事を口元に持っていくと、美味しそうにガツガツと食べて、まだ欲しそうにしていました。

食欲旺盛なおじいさんワンコはそれからは順調に回復し、今日退院しました。胃捻転は、時間が経過するとどんどん犬の状態が悪くなります。今日のワンコは、朝ごはんを食べたときまでは、普段を変わらなかったのですが、その後様子がおかしくなり、好物も食べなくなったので、お昼前に当院に来院し、発病の状況やレントゲン検査で胃捻転が疑われたので、その日の午後に手術を受け、一命を取り留めました。

飼い主の方は、「胃捻転」なんて病気は知らなかったと思いますから、飼い主の方の「今日の○○は、いつもと違って何かおかしい?」という感覚、大切です。木曜日だったから、午後では、私は不在でした。偶然が良い方向に流れて、命が助かりました。ワンコの名前はラッキーじゃなかったけど、ラッキーなワンコでした。

●2012年10月27日(土)

☆今日のワンコ☆

心臓病の治療中の小型犬の飼い主の方から朝一番にお電話が入りました。「うちの○○が昨夜発作をおこして、福岡市の夜間救急病院で治療を受け、いまからそちらに向かいます!」。

1時間後に酸素ボンベから鼻にチューブを付けた状態でワンコが来院しました。ゼーゼーと呼吸が苦しそうです。小型犬に多い心臓弁膜症のワンコは、病気が進行すると、肺が水を含んだスポンジのようになる(肺水腫)ことがあります。この状態になると呼吸困難になり、肺の一部が破綻すると血が混じった泡状の液体を喀出して急死することもあり、とても危険な状態になります。

今日のワンコはそのような状態で当院に運び込まれました。救急病院では、一時呼吸が停止して、気管に管を入れて人工呼吸で一命を取り留めたそうです。

治療は、利尿薬を投与して肺の水を抜きますが、病気の進行が早いと薬の効果が間に合わずに死亡することも多いのです。すぐに当院のICUに入れて酸素を流し、利尿薬を投与しました。後は、様子を見るだけです。飼い主の方が心配そうにワンコに付き添ってます。いつ発作がくるか分かりませんから、目が離せません。

夕方近くになって、状態が安定してきました。呼吸困難で一晩ほとんど眠れなかったワンコが、ICUの中で休んでいます。酸素吸入と利尿薬の効果が現れたようです。

ワンコは一晩ICUの中で過ごし、翌朝退院しました。夜間救急病院に行かなかったら多分亡くなっていたでしょう。診ていただいた救急病院の担当の先生にお礼のFAXを入れておきました。


福岡市夜間救急病院
福岡市博多区月隈5-2-40
092-504-8999


●2012年10月26日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのリダちゃんです。3ヶ月目の女の子で体重は1.2kgです。今日はワクチン前の健康診断で来院しました。ちょっと不安そうな目線が可愛いですね。

●2012年10月25日(木)
☆今日のワンコ☆

今日は胃捻転が疑われた15歳の大型犬の手術でした。

朝ごはんは食べたのですが、その後お庭に放していたらへたりこんでいたそうです。いつもは良く食べるワンコですが、急にほとんど食べなくなって、吐きそうにするけど、吐きません。飼い主の方は、何か変なものを食べたんじゃないか?と心配しています。

「いつも放している場所で、15歳のワンコが異物をたべるかなぁ?」となんとなく腑に落ちずにレントゲンを撮ると、胃捻転を疑う所見がでていました。胸の深い大型犬種(シェパード、ボクサー、土佐犬など)が、食後に暴れたりすると、胃が捻転することがあります。ワンコの状態は急におかしくなり、

1.吐きそうにするけど吐けない。
2.犬はそわそわして落ちつかない。
3.元気、食欲は廃絶する。
という、症状が出ます。時間の経過とともに、ワンコはショック状態になり、1〜2日で死亡します。

この手術は、とても一人で出来る手術でもないし、大型の高齢犬ですから、すぐにH動物病院に連絡を入れて、手術を受けました。捻転した胃を正常な位置に戻す手術ですが、犬はショック状態になっているので、術中や術後に死亡率が高いのです。捻転した胃が広範囲に壊死していて、どうしようもないこともあります。

手術はうまくいきましたが、ワンコは高齢で病気が病気だけに、まだ安心は出来ません。レトリバー系のワンコの平均寿命は12〜3年です。今日のワンコは15歳、ここまで長生きしたから、もうひとがんばり、助かってほしいですね。

今日の午後は休診でしたが、福間海岸には行けませんでした。秋の夕日はきれいですよ。

●2012年10月24日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日もオシッコが出せない4歳のオス猫が来院しました。昨日のニャンコと同様に、細かい砂が尿道に詰まって、オシッコが出せなくなっているようです。昨夜から様子がおかしくて、何度もトイレの格好をしますが、出ないようで、発情の時のように、変な声だないています。排尿しようと思っても出ないので、猫は苦しくて悲鳴をあげます。

先日やったばかりなので、そのときの感触が残っていますから、先日よりはスムーズに処置を終えて、詰まっていた砂と、膀胱の中の砂を洗い出して、無事に尿道は開通して、オシッコが出せる様になりました。

この病気になった猫の飼い主の方は、「ねぜ、うちの猫はこんな病気になったんですが?トイレの中の猫の砂を食べたから、膀胱の中に砂が溜まったんですか?」と尋ねられますが、基本的に、この病気は猫の体質です。それに、栄養過多、運動不足が加わります。家の中で、食っちゃ寝、食っちゃ寝、してる肥満傾向のオス猫というのが、典型的な発病パターンです。

当院では、猫の尿道閉塞の処置は麻酔下で行いますから、処置前に血液検査をします。この病気になった猫は、オシッコを出せてませんから、急激に腎臓が悪くなります。そのままにしておくと、尿毒症で数日以内に死亡します。

今日のニャンコは糖尿病も併発していました。尿道結石の再発防止には、砂を排出させて、尿を酸性化する療用食を与えます。猫も人も、運動不足&肥満は、色々な病気の引き金になりますね。

●2012年10月23日(火)

☆今日のニャンコ☆

「昨夜からオシッコが出てないようなんですが・・」。と4歳のオス猫が来院しました。何回もトイレの格好をするのですが、出てないそうです。猫が膀胱炎を起こすと、何度もトイレに入る「頻尿」という症状が出ます。オシッコは出てるのですが残尿感があるので、何度も排尿の格好をします。今日もニャンコはまだ若いので、頻尿かな?と思ってお腹を触ると、膀胱はオシッコが溜まってパンパンに膨らんでいました。オシッコが出せなくなってます。

すぐに麻酔をかけて、ニャンコを眠らせてオチンチンの先から細い管を入れて閉塞物を取り除いて尿道を開通させますが、なぜか、今日のニャンコのオチンチンは出しにくく、管も入れにくく、悪戦苦闘しながら、閉塞物の細かい砂を取り除いて、なんとかオシッコが出るようになりました。

午前中の診療時間中の処置で、「ヤレヤレ何とか上手くいったわい」と思いながら、次の診察に入ります。次もニャンコです。

「どうしましたか?」
「便秘みたいで、ウンチが出せないようです」
「ありゃ、オシッコの次はウンチか・・。」

お腹を触ると、こんどはウンチで膨らんだ大腸がありました。今度は、手袋をつけて、うんうん言いながら、固まった便をほぐしながら取り出して、便秘を解消しました。私は指の節が太いので大変です。この子は、生まれつきいきむ力が弱いようで、便が柔らかいと良いのですが、少し硬いと上手く出せないようでした。

今日は、猫の下半身と格闘した一日でした。


●2012年10月22日(月)
☆今日のニャンコ☆

リンちゃんです。生後4ヶ月目の男の子です。体重は2kgです。今日はワクチン接種で来院しました。リンちゃの種類は??。ロシアンブルーとアメショーのミックスだそうです。

●2012年10月20日(土)
☆今日のニャンコ☆

子猫のしんちゃんです。1週間ほど前に飼い主の方に保護されました。体重が1.3kgですから、生後2〜3ヶ月かな?今日はワクチン接種で来院しました。将来、外出する猫になるかもしれないので、白血病やクラミジアが原因の風邪の予防ができる7種混合ワクチンを接種しました。

外で保護された子猫は、風邪をひいていたり、寄生虫に感染している子が多いのですが、しんちゃんは、とても健康でした。どっから、来たのかなぁ?これからは、立派な飼い猫です。やさしい人に見つけてもらって良かったね。

●2012年10月19日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は外で飼われているメス猫の避妊手術でした。餌はもらってますが、手で捕まえることは出来ません。おとなしいのですが、触らせません。

今日のニャンコは罠に入った状態で連れてこられました。猫が中に入って天井から下がった餌を引っ張ると、入り口が閉まるタイプの罠です。

罠は金網で出来ていますから、網の隙間から麻酔の注射を打つことが出来ました。野生の猫は気合が入っているので、なかなか麻酔が効かないことが多いのですが、今日の猫は素直にスヤスヤ眠ってくれて、スムーズに手術に入れました。

野生の猫は、麻酔を切ると、急に目覚めて大暴れするので気を使いますが、今日の猫はゆっくり目覚めました。まだあまり慣れていませんが、以前人に飼われていた猫かもしれません。猫は明日、元の場所で放されます。少し慣れたら、お家に入れてもらえるかもね。

●2012年10月18日(木)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のフウカちゃんです。2歳の女の子です。今日は避妊手術を受けに来院しました。手術前でゲージの中でムスーッとしてます。

●2012年10月17日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は体重3kgのメスのMDの避妊手術でした。生後7ヶ月でまだ初回発情はきていません。避妊手術を受けるには丁度良い時期です。

静脈に管を入れて、鎮静薬、鎮痛薬、麻酔導入薬を投与して眠らせてから、気管にガス麻酔用の管を挿入して手術を始めます。お腹の中はもうすぐ発情がきそうな感じでから、手術を受けるにはいい時期でしたね。

手術を終えたワンコは、鎮静薬と鎮痛薬でウトウトしていますが、人懐っこいので、私が様子を見に行くと、ヒヨヒヨと尻尾を振っています。今日のワンコにとって今夜は、知らないところに連れてこられて、お腹を切られて、犬生最大のピンチですね。この時期に避妊手術を受けると、将来の乳腺腫瘍や子宮の病気の予防になますから、我慢してね。明日の朝はお家に帰れますよ。


●2012年10月16日(火)
☆今日のワンコ☆

ボーダーコリーのライムちゃんです。2ヶ月目の女の子で体重は4kgです。今日はワクチン接種で来院しました。ライムちゃんは、レッドちゃんという姉妹犬、父犬、母犬と同居しています。ボーダーコリーが4頭・・。活発なワンコですから、にぎやかでしょうねぇ。室内飼いだそうですよ!散歩は皆で一緒に行くのかな?

●2012年10月15日(月)

☆九州地区獣医師大会☆

土曜日は休診して、宮崎市で開催された九州地区の学会に行ってきました。1年に1回、各県持ち回りで開催されています。珍しい症例や新しい知見が発表されます。今年は小動物部門で58例の発表がありました。これ以外に、産業動物(牛や豚、鶏の病気)部門、公衆衛生(食中毒や鳥インフルなど人とかかわる病気)部門があります。

症例は以前と比べて、腫瘍(ガン)や免疫疾患、小型犬の先天的な心臓病や呼吸器病、ダックスの椎間板疾患などの発表が多く、交通事故などの外科疾患の症例はなくなりました。室内飼いの小型犬が多くなったからでしょうね。

特別公演は、宮崎大学の先生が、人工心肺を使った心臓手術を紹介していました。先天的なものや、年齢に起因する弁膜症の症例を、人工心肺を使って、手術して治していました。

この様な手術ができる病院が、大学病院も含めて、全国に10施設以上あるようです。以前は、先天的な心疾患がわかっても治しようがないので、「この子は生まれつきの病気だから、それも寿命と思って・・」というしかなかった病気が、そのような施設に行くと、治せるようになったんですね。需要があるからこそ、この様な高度医療サービスが提供できるのですから、飼い主の方のペットに対する思い入れも大きくなったのでしょう。

先天的、後天的に心疾患を起こすのは、ほとんどが小型犬ですから、細かい手術になるんだろうなぁ。10名くらいの獣医師で行うそうですが、スムースな手術にはチームワークが大切だそうです。年々獣医療は高度化していきますね。ついて行くのは大変です。(^^ゞ


●2012年10月12日(金)
☆今日のワンコ☆

TPのロニーちゃんです。生後9ヶ月目の女の子です。今日は避妊手術のご相談で来院しました。体重は2kgです。「初回発情の前に手術を受けさせたい」という飼い主の方のご希望もあり、早めに手術することになりました。

初回発情前に手術を受けると、乳腺腫瘍の発病率はほとんどゼロになります。子宮と卵巣を切除しますから、将来それらの器官が病気になることも無く、健康に過ごせますよ。

明日から、宮崎県で開催される九州地区獣医師大会に参加しますので、土曜日は休診します。日々の診療に役立つ新しい情報を仕入れてきますね。

●2012年10月11日(木)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのショコラちゃんです。3ヶ月目の男の子で体重は1kgです。ぬいぐるみみたいです。最近のプードルは小さいですね。チワワを抜いて、最近の一番人気犬種かな?

●2012年10月10日(水)

☆今日のワンコ☆

目やにがかなり出ている12歳の小型犬が来院しました。左目から出てます。眼球自体には問題なさそうですが、結膜は充血して少し腫れています。お家では、ほとんど目が開かないそうです。目の表面に目やにが引っ付いていますが、通常の結膜炎の時の目やにと比べると、ネットリとしていて、量も多い感じです。

結膜炎と診断し、抗生物質の目薬と内服薬を処方しました。5日後に来院していただきましたが、悪化もしてませんが、あまり良くもなっていません。

目薬を変えたり、内服薬の種類を増やしたりしましすが、治りが良くありません。普通の結膜炎だと、こんなに長引くことはありません。その時、左側の鼻の穴にハナクソがこびりついているのに気づきました。左の鼻から、膿性の鼻水が出ているようです。「あれっ、ひょっとしたら歯根炎が原因かも?」。

犬歯が歯根炎を起こすと、歯根と鼻腔は近い位置にありますから、膿性の鼻汁が出ることがあります。臼歯が歯根炎を起こすと目の下が腫れます。今日のワンコは、その炎症が結膜下に出たのかもしれません。

歯根炎のお薬を処方すると、目やにが少なくなって、目もパッチリ開くようになりました。やはり臼歯の歯根炎が原因の目やにだったようです。「歯が痛い!」って言ってくれたら、もう少し早く良くなっていたのに、気づいてあげられなくてごめんね。

●2012年10月09日(火)

☆今日のワンコ☆

後ろ足を大きく腫らした中型犬が来院しました。かかとに傷がありますが、それより、足の腫れ方が半端ではありません。傷を中心に皮膚が赤黒くなって、反対側の足の倍くらいの大きさになっています。昨日まではなんともなかったそうです。

傷の具合と、足の腫れ方、ワンコが飼われている環境を考えると、どうも「マムシ」に咬まれたようです。人がマムシに咬まれると抗毒素血清を打つと思いますが、犬は抗生物質と腫れを引かせる薬を投与します。

5日後に来院してもらいましたが、腫れはひいてました。まだ、咬まれた傷は残っていましたから、抗生物質は引き続いて処方しました。

マムシの咬傷は、人と比べて犬は強いと言われていますが、複数箇所咬まれると死亡することもあるようです。我が家の廊下に居たことがあります。川が近いと居るようです。マムシは追っ払っても鎌首もたげてむかってくるんですよ。あぁ、怖っ!

●2012年10月06日(土)
☆今日のニャンコ☆

写真を見て、「お耳がないじょ」と思ったら、スコテッシュホールドのももこちゃんでした。4歳の女の子で体重は4kgです。可愛いですねぇ。

●2012年10月05日(金)
☆今日のワンコ☆

MDの麻呂くんです。3ヶ月目の男の子で体重は3kgです。ワクチン接種とフィラリアの予防で来院しました。海の仲間が福岡市から来院してくれましたよ!遠くからありがとね。

●2012年10月04日(木)
☆Pとポチ☆

3ヶ月前に当院にやって来たポチも生後5ヶ月くらいになって、ヤンチャ&イタズラ坊主ぶりを発揮しています。

食事は2頭別々に与えますが、Pは30kg、ポチは5kgですから、ポチの食事の量はPの数分の一です。ポチは自分の餌を食べながら、Pの餌が気になってしかたがありません。自分の餌をまだ食べ終わってないのに、Pの餌を食べに行きます。

Pはウワンと怒りますが、全然迫力がないので、ポチに取られて、しょうがなくポチの残りの餌をほぼ一口で食べてしまいます。Pのウワンという声で、家人が出て行って、「こらっ!ポチ!Pの餌を取るんじゃない!」と叱られると、ポチはあわてて自分の餌に戻りますが、時すでに遅し・・。すでに自分の餌はありません。Pの餌にはまた叱られるから行けません。「二兎を追うものは一兎を得ず」。空の食器の前でションボリとたたずんでいます。

Pは7歳、中高年おばさん街道まっしぐらでしたが、なんだか最近若返ったような・・。

●2012年10月03日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワのジャビーちゃんです。2歳の男の子で体重は3.0kgです。ワクチン接種とフィラリアの検査で来院しました。飼い主の方の腕に抱かれて、嬉しそうに笑ってますね。

●2012年10月02日(火)

☆今日のワンコ☆

今日の午後は、小学校に「ふれあい事業」のお手伝いに行くことになってました。子供たちに学校で飼育しているモルモットやウサギと触れ合って、命の大切さを学んで欲しいという、獣医師会の事業です。実は、私はウサギやモルモット、ハムスターや小鳥などは苦手なので診察してません。積極的に診察している先生をご紹介しています。

午前中の診療で3〜4日前から食欲がなくなった8歳のメスのワンコが来院しました。避妊手術を受けていない中高年のメスのワンコが来院した時は、エコーで子宮を診ます。子宮蓄膿症をチェックしないといけないからです。今日も、いつもと同じように検査すると、エコーの画面に液体で膨らんでいる子宮の断面が写り、子宮の中に膿が溜まっているのが分かりました。「こりゃ、オペだな」。

この手術にかかる時間は順調にいって、術前の準備から入れると2時間・・。この子が来院したのが11時前・・。「ふれあい事業」に間に合うためには、1時半には病院を出ないといけません。とりあえあず、今日の授業のボスに遅れるかもしれないと連絡を入れて、午前中の診療を中断して、速攻で手術を始めました。飼い主の方は、いきなりすぐに手術と言われて、びっくりです。ワンコの病気と私の状況をご説明しました。

手術は順調に進み、コンビニ弁当をかきこんで会場の小学校に到着したので、ギリギリの2時前・・。すでに、授業は始まっていて、ボスが低学年の子供たちに「今日は、皆さんがお世話をしているモルモットを使って授業を進めます。この中でモルモットを抱っこしたことない人・・?」。ほどんどの児童は手を上げませんでしたが、私は思わず挙手してしまい、ボスから目で怒られました。

今は、術後10時間近くが経過してますが、早めに連れてきてもらったので経過良好で、手術を終えたワンコは、何事もなかった様に、入院室で元気にしています。なにはともあれ、良かった、良かった。あぁ、疲れた・・。

●2012年10月01日(月)

☆今日のニャンコ☆

「2日前から食欲がなくなった」ということで、20歳の猫が来院しました。初診の方です。猫の20歳というと、人に換算すると100歳近いと思います。2歳の猫の食欲不振と20歳の猫の食欲不振では、頭の中に出てくる病気の種類が違います。

カルテに書いてある住所を見てびっくり!飼い主の方のお宅は「横浜」でした。愛猫を連れて帰省中に具合が悪くなったのだそうです。今日、帰る予定だったのですが、猫の具合が悪いので、診察に連れてきたのだそうです。「いつ、帰れるでしょうか?」ということです。

猫に点滴をして、抗生物質の注射を打って、高カロリー栄養食を処方しました。「今日の処置で食欲が戻ったら帰れるけど、回復しないときは来院して下さいね」とお伝えしました。無事に横浜に帰れるかなぁ。


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