●2012年03月28日(水)
☆今日のニャンコ☆ 「足を痛がっているようですが・・」、と8歳の室内飼いの猫が来院しました。歩き方がなんとなく不自然で猫は気にして時々舐めているそうです。 外に出る猫ですと、一番疑われるのは「喧嘩による外傷」です。咬まれて時間が経つと一見なんともないのですが、皮膚の下が化膿してきて痛みが激しくなりますから、猫は足を触られるのを嫌がります。無理にさわると「シャーッ」っと怒ります。 今日のニャンコは足先を触られると嫌がりますが、それほど痛みはないようです。室内飼いですから、喧嘩による傷ではなさそうです。「はて?なんだろう・・」。 嫌がる猫をなだめながら足の裏のパットの間を指で調べると何かが触ります。何かがパットの間に挟まっています。ピンセットで引っ張り出すと「トイレの砂」でした。 何かの拍子にパットの間に直径5mmくらいの大きさの砂が挟まって歩きづらくなっていたようです。砂を取り除いて一見落着です。パットの間は、犬や猫にとっては弱点ですね。
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