2012年03月
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●2012年03月31日(土)
☆今日のワンコ☆

今日は当院のハッチ(2歳、避妊メス)です。体重は2.5kgになりました。いつもは自宅に居ますが、学会などで留守にするときは、病院に連れてきてもらいます。いつも使っているお家(通称「かまくら」)付きで、診察室でくつろいでいます。たまには環境が変わって良いかもね。

●2012年03月30日(金)
☆今日のワンコ☆

MDのハッピーちゃんです。1歳の女の子です。体重は1.2kgですから小柄なMDですね。飼い主の方の両手のひらに乗りそうです。今日はワクチン接種で来院しました。

●2012年03月29日(木)
☆今日のワンコ☆

ちわわのヒマンちゃんです。1歳の男の子で、体重は4.5kgだから肥満ではありません。今日は去勢手術の相談で来院しました。大人しくて可愛いワンコでしたよ。

●2012年03月28日(水)

☆今日のニャンコ☆

「足を痛がっているようですが・・」、と8歳の室内飼いの猫が来院しました。歩き方がなんとなく不自然で猫は気にして時々舐めているそうです。

外に出る猫ですと、一番疑われるのは「喧嘩による外傷」です。咬まれて時間が経つと一見なんともないのですが、皮膚の下が化膿してきて痛みが激しくなりますから、猫は足を触られるのを嫌がります。無理にさわると「シャーッ」っと怒ります。

今日のニャンコは足先を触られると嫌がりますが、それほど痛みはないようです。室内飼いですから、喧嘩による傷ではなさそうです。「はて?なんだろう・・」。

嫌がる猫をなだめながら足の裏のパットの間を指で調べると何かが触ります。何かがパットの間に挟まっています。ピンセットで引っ張り出すと「トイレの砂」でした。

何かの拍子にパットの間に直径5mmくらいの大きさの砂が挟まって歩きづらくなっていたようです。砂を取り除いて一見落着です。パットの間は、犬や猫にとっては弱点ですね。

●2012年03月27日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は当院最大の大型犬がワクチン接種で来院しました。犬の種類はオスのグレート・ピレネーズ、年齢は10歳、体重は58kgです。長毛ですから、体重以上に大きく見えます。まるで、丸顔の白熊みたいです。性格は穏やかでクリクリした可愛い目をしてます。体重測定のために診察台に乗せますが、大人しく抱かれて(二入がかりですが)診察台に上がりましたよ。

超大型犬の寿命は10歳くらいと言われてますが、まだまだとても元気そうでした。最近は少し足が弱くなって、以前ほど長い散歩は控えているそうです。途中でくたびれたら、押しても引いても動かないそうです。座り込んだら車に乗せるのも大変でしょうからね。

今日の手術は体重2.5kgのメスのワンコの避妊手術でした。同じ種類の動物で体重は1/20です。犬ってのは不思議な動物種ですね。どういう進化をしたんでしょうね。

●2012年03月26日(月)

☆今日のワンコ☆

「手羽先の骨を昨日の夕方、飲み込んでしまったんですが・・」と体重3kgの小型犬が来院しました。「あぁ、またかぁ〜」

最近、異物の飲み込む事故が続いています。ここ1ヶ月で、保温のために寝床に入れてあげたバスタオルを食べて、それが胃の出口から十二指腸に詰まったラブラドル、随分前に食べたらしいスーパーボールがやはり十二指腸に詰まったシーズー、いずれも、H動物病院で内視鏡検査とエコー検査を受け、確定診断がついて、開腹手術で異物を取り出し、一命を取りとめました。

鳥の骨は含気骨といって哺乳類の骨と比べて骨密度が低いので、犬の胃酸で溶ける可能性があります。飲み込んだ骨は、出汁をとった後の骨だそうですから、かなり柔らかくなっている可能性があります。犬は元気も食欲もあって、通常と変わりません。

レントゲンを撮ると、飲み込んだ骨はすでに消化されて、レントゲンには写りませんでした。大丈夫でしょう。今回はラッキーでしたが、飲のみ込んだ骨が、牛や豚の骨(スペアリブや豚足など)や大きな魚(ブリや鯛など)の骨だったら、そうもいかなかったかもしれません。

何でも食べてしまう癖のあるワンコの飼い主の方は気をつけてあげてくださいね。

●2012年03月24日(土)
☆今日のニャンコ☆

先日、子宮脱の手術を受けたメス猫が、術後の傷の検査で来院しました。来院時は悲惨な状態になっていた猫もすっかり元気になって、1週間で体重が300gも増えていました。3kgの猫ですから、体重の一割、人(私)に換算すると1週間で6kg以上増えたことになりますから、なかなかのものです。それだけ、術前の容態が悪かったんでしょうね。

傷は完全に良くなって、険しい表情だった猫の顔が、穏やかな顔に変わっていました。今は室内に入れてもらっているそうですから、幸せに暮らしているんでしょう。

写真はメス猫のミュウちゃんです。体重は2kgです。ミュウちゃんも避妊手術後の傷の検査で来院しました。私に抱かれて、あまり嬉しくなさそうな表情です(笑)。

●2012年03月23日(金)
☆今日のワンコ☆

コーギーのジェリーちゃんです。5歳の男の子です。ワクチン接種で来院しました。元気そうですね。

●2012年03月22日(木)

☆今日のニャンコ☆

今日は1歳のオス猫の去勢手術をしました。1年ほど前に交通事故で来院しました。車の中から子猫が事故にあったのを目撃して、すぐに連れてこられました。頭部を打撲してようで、来院時は助かるかな?と思うほど状態が悪かったのですが、日増しに元気になりました。生命力の強い子だったのでしょう。

元気になるに連れて、攻撃的な性格(多分事故にあったりして、不安だったんでしょう)が出てどうなることか?と思いましたが、子猫を連れてきた方が飼い主になってくれて、落ち着いた大人しい子に変身していました。去勢手術を受けたから、さらに飼いやすい良い子になるでしょうね。

●2012年03月21日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワのパウロ君です。2歳の男の子です。体重は6kgですから、チワワでは大きな方ですね。個人的には、あんまり小さな子よりも、パウロ君位の子の方がしっかりしてて、育てるのに安心できる様な気がしますが、みなさんはどうですか?

●2012年03月19日(月)
☆今日のワンコ☆

チワワのきなこちゃんです。3ヶ月目ですが、まだ体重は800gです。今日はワクチン接種で来院しました。赤い毛布に包まって暖かそうです。チワワなどの極小犬種は普通のワンコよりは成長が遅いようです。きなこちゃんも、もう少し飼い主の方の加護が要りますね。

●2012年03月17日(土)

☆今日のニャンコ☆

「外で餌を与えているメス猫ですが、先日お産したのですが、今日見たら、お尻から何かでています」と、8歳のメス猫が来院しました。

お尻を見ると何やら黒い二股に分かれた物体が飛び出ています。「子宮脱」です。まれにですが、出産後に子宮が反転して体の中から外の出てくることがあります。反転した子宮は表面が黒く汚れて膿んでいます。これを何とかしないと、猫の容態はだんだん悪くなるでしょう。

猫に麻酔をかけて眠らせてから、飛び出した子宮を洗ってゆっくりと指でお腹の中に戻します。飛び出た子宮は腫れて大きくなっていましたが、ゆっくり、ゆっくり押し込んで、何とかお腹の中に納まりました。

ここからは通常の避妊手術と同じです。お腹の中に戻った子宮はどんな状態になっているか、ドキドキしながら開腹しましたが、予想に反して?子宮の外側は綺麗で、いつもどおり無事に手術を終えました。

術前の状態があまり良くなかったので、点滴をして入院させましたが、翌日から食事を食べるようになったので、2日ほどで退院できました。外で生活している猫です。もうこれで出産から開放されます。大変だったね。

●2012年03月16日(金)

☆今日のニャンコ☆

「猫を捕まえたので避妊手術をしてください!」と当院から貸し出したゲージに入って、メス?猫が来院しました。以前から、手で捕まえられない猫ですが、子供を生んで猫が増えると困るのでどうしたら良いか相談されてました。当院のゲージをお貸しして、その中に餌を入れて、猫が入ったら入り口を閉めて捕まえてもらうことにしてました。今日、上手く捕まったようです。

ゲージの中に手を入れてそ〜っと鎮静剤を打ちます。午後から予定があったので、午前中に手術を済ませることにしましたが、そんな日に限って、いつもより多く外来の患者さんが来院してきます。診察しながら手術準備を進めます。麻酔をかけて、手術部位のお腹の毛を刈って消毒して、手術用の布をかけますが、その前に刈った毛を当院のスタッフに掃除機で吸い取ってもらいました。

「○○くん、毛をバキュームで吸って・・」
「はい判りました。あれっ、せんせい、オスですよ??」

連れてこられた猫は、メス猫ではなくてオス猫でした。まだ完全に成熟してないので、よく確認できてなかったみたいです。私は診察で忙しくしていましたから、全く気づいていませんでした。スタッフが気づかずにそのまま手術に入っていたら、猫の体には布がかかっていますから、間違いなくお腹を切っていました。

探し回っても子宮と卵巣は見つかりませんから、おかしいなと気が付いて調べてもらったら「タマ」がある!なんて、恐ろしい事態になったかもしれません。気が付かなかった私が悪いのですが、今日はスタッフのお手柄でした。

連れてきた方に連絡すると、「それじゃ、去勢手術してください」ということになったので、避妊手術が去勢手術になりました。

麻酔から覚めた猫は、「なんでお腹の毛が四角く綺麗に刈られてるのかな??」と思ったかもね。あぁ、良かった。

●2012年03月15日(木)
☆今日のニャンコ☆

茶々ちゃんです。3ヶ月目の女の子です。外で食事をもらってましたが、怪我したので保護されました。他の猫から咬まれたのでしょう。腕に大怪我をしていましたが、治療を受けさせてもらったので、随分良くなりました。今日はワクチン接種で来院しました。怪我が早く良くなって、普通に歩けるようになると良いですね。生命力ありそうだから、多分大丈夫でしょう。

●2012年03月14日(水)

☆今日のワンコ☆

今日はオスの中型犬の膀胱結石の手術でした。以前からたまに血尿が出ていたワンコです。血尿の原因としては、単純な膀胱炎から、膀胱結石や膀胱腫瘍の場合もあるので、必ず初診の時はエコー検査をします。

エコー検査は、膀胱の中にオシッコが溜まっている時の方が、膀胱の中の状態がわかりやすいのですが、来院途中でオシッコをしてしまうと、判りづらくなります。

今日のワンコもエコーで膀胱の中を見ながら膀胱炎の治療をしていましたが、今回膀胱の中に1cmくらいの結石があるのがわかり、レントゲンにも写りましたから、手術で取りだすことにしました。結石の中には、食事療法で溶解するタイプのものもありますが、事前の尿検査で、そのようなタイプではなさそうだったので、手術することにしました。

膀胱の中には、形がいびつな1cmくらいの結石が1個ありました。これが血尿の原因でしょう。これでワンコは排尿時の不快感から開放されるでしょう。犬の膀胱結石は比較的良く見る病気です。オス犬では、結石が尿道に詰まって排尿できなくなることもありますから、重要な疾病ですね。結石を取り除いた後は、再発しないように食事療法になります。

●2012年03月13日(火)

☆今日のワンコ☆

昨日休んだので、今日は忙しい一日でした。その中で、3日前から吐くようになって、それまでは食事を食べていましたが、今朝からは食べなくなって、元気がないということで10歳の小型犬が来院しました。最近、水を飲む量が多かったそうです。

始めのお話では嘔吐と食欲不振でしたが、お話をお伺いしているうちに多飲多飲が出てきました。多飲多尿、嘔吐、食欲不振がキーワードです。嘔吐と食欲不振でしたら、エコーでお腹の中を見ようかと思いましたが、多飲多尿がでたので、血液検査をしました。予想される病気は、糖尿病と腎臓病、副腎機能亢進症などの内分泌疾患です。

検査の結果、血糖値が異常に高くなっていました。糖尿病です。糖尿病が原因で嘔吐や食欲不振がでるようになると、かなり病気が進行していますから、入院させて治療することにしました。

「最近、異常に水を飲むんです」の飼い主の方の一言がなければ、間違った診断になったかもしれません。動物の治療は、いつもその子に接している方からの情報がとても大切です。動物の様子を診て、飼い主からの情報を引き出しながら、検査で裏づけを取ります。なんか、犯罪捜査みたいですね。

●2012年03月09日(金)
☆今日のニャンコ☆

メス猫のウメちゃんです。体重は4kgです。今日は避妊手術で来院しました。避妊手術で来院したニャンコは、入ってきたカゴから当院のカゴに移します。そのときのワンショットです。自分が今どんな状況下にあるのかは、知る由もありませんね。

明日の午後から月曜日まで所要で病院を留守にします。明日の午前中は通常通りに診療します。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。スタッフは居ますから、フード等には対応できます。

●2012年03月08日(木)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのほたるちゃん(本名はほたるデラックスちゃん)です。6ヶ月目の男の子です。去勢手術のご相談で来院しました。手術を受けると、オス犬特有の病気の前立腺肥大や肛門周囲の腫瘍の発病を減らしますし、性格があどけない感じで成長していきますよ、とお話しました。

●2012年03月07日(水)

☆今日のワンコ☆

7歳のワンコの歯の治療をしました。

1ヶ月ほど前に左のほほを腫らして来院しました。目の下が赤く盛り上がって表面が破れてました。歯根炎が原因で目の下が腫れた子は見ますが、この子の腫れ方はなんとなく嫌な感じでした。「もしかしたら腫瘍かもしれない?そうだとすると、年齢も若いし悪性っぽいなぁ」と思い、表面の細胞を取って調べましたが、はっきりしませんでした。

とりあえず抗生物質を処方しました。歯根炎だと治りますが、腫瘍だと治りません。診断的治療です。1週間後に来院したワンコのほほはかなり良くなっていました。まだ傷は残っていますが、腫れはかなりひいてます。歯石が原因で歯周炎から歯根炎を起こしたようです。お薬で一時的には良くなりますが、抜歯して原因を除去しないと再発を繰り返します。

そこで麻酔をかけて歯石を取って歯周炎の治療をすることにしました。腫れた方の上あごの臼歯がグラグラになっていましたから抜歯しました。歯根炎が原因でほほが腫れているのが判っても、歯の根の一本がガッチリと入っていて抜けないこともありますから、今日のワンコはラッキーでした。他にも2〜3本ぐらついている歯がありましたからいっしょに抜歯しました。歯石も取ったので歯が綺麗になりました。気になっていてた口臭も激減しました。

今までは、口を傾けて食べることがあったそうですから、痛みがあったのでしょう。これでしばらくは大丈夫ですね。

●2012年03月06日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は2頭のオス猫の去勢手術をしました。そのうちの1頭です。

飼い猫ですが、少しおびえてるように見えました。こんなタイプの猫は飼い主が居なくなると豹変することがあります。飼い主が居るときは、おびえつつも大人しくしていますが、居なくなると怖さのあまりパニックになることがあります。そうなると、麻酔の注射を打つのも大変になるので、まだ午前中早い時間でしたが、飼い主の方が居るうちに鎮静剤を打ちました。猫の去勢手術は短時間でおわりますから、手術中に外来の方がみえても、あまりお待たせさせなくて済みます。

鎮静剤を打たれた猫はゲージの中でクタッとしています。薬が良く効いているようです。中には効かない子も居て、こんな子はゲージから出さずにゲージの中で麻酔の注射を打ちますが、今日のニャンコはかなり効いているようなので、ゲージから出しました。そしてタオルに包んで静脈注射を打とうとした途端に、フギャー・・。猫は猫かぶってたみたいです。

もうこうなると手が付けられません。無理に押さえつけると、こっちが怪我しますから、猫を診察室に放しました。人が入ってきたときに外に逃げないように、入り口に鍵をかけます。病院はクローズ状態です。

幸い、鎮静薬がある程度は効いていますから、室内を勇往無人に逃げ回ることはなく、部屋の隅でじっとしてますが、私が近づくと逃げようとします。そ〜っと近づいて優しくバスタオルを頭にかぶせて、「大丈夫だからねぇ」と心の中で唱えながら、長年鍛えた一瞬の早業で、お尻に麻酔の注射を打ちました。

間もなく猫は眠りましたから、手術台にあげて、ガス麻酔用のマスクをかけて、無事に手術を終えました。怖がりさんの猫でしたから、ゲージから出された途端に正気にもどって「ヤバっ!逃げなくっちゃ」って思ったんでしょうね。手術を終えた猫は入院室で神妙にしていますよ。

●2012年03月05日(月)

☆今日のニャンコ☆

「水を飲む量が多くて食欲も落ちている」ということで、6歳の大型の猫(体重約10kg)が来院しました。検査の結果、血糖値がかなり高かったので、糖尿病と診断しました。

犬や猫の糖尿病はインシュリンの注射で治療します。注射を準備して飼い主に渡して、飼い主の方が自分で動物に接種しますが、なかなかいきなり「注射してください」と言っても不慣れなために注射に抵抗があります。以前は前段として、血糖降下剤を処方してましたが、なかなか効果が出ませんでしたから、最近は、有無を言わせずに(?)「この子を治療するには、インシュリンの注射しかありません」と言って、注射の仕方を指導しています。一般的に肥満な子が多いので、食事療法も併用します。

今日のニャンコは、治療を開始して2ヶ月になりますが、食事療法で体重が一割ほど落ちて、インシュリン療法と併用して、血糖値もかなり安定してきました。飼い主の方と猫との二人三脚で治療が進んでいます。猫は足が4本だから「二人三脚」じゃないかな?


●2012年03月03日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は12歳の小型犬の乳腺腫瘍の切除手術でした。小指の頭大の腫瘍が2箇所出来ていました。以前からありましたが、少しずつ大きくなってきたので、ワンコが元気なうちに切除することにしました。

犬の乳腺腫瘍には多くのパターンがあります。体重が5kgの小型犬なのに、大人のこぶし大の腫瘍が出来ているもの(ほとんどの場合、飼い主が様子をみてるうちにこんなになっちゃうんですが・・)や、表面がすでに破れて、火山の噴火口みたいになってるもの、下の組織にガッチリと引っ付いていて、見るからにたちの悪そうなもの等等・・。

腫瘍によって、このままにして置いたらワンコの生活に悪影響が出る可能性があるので、こちららから積極的に手術をお勧めすることもあるのですが、今日のワンコの腫瘍はそれほど立ちの悪い感じはありませんでした。しかし飼い主の方は気にされていましたし、「このまま様子を見ましょう」なんてことを言って半年後に、「センセイ、大きくなったんですが・・」と来院して来た時には、ビックリするほど大きくなっているなんてこともありますから、今回の切除手術になりました。

手術は1時間ほどで終わり、ワンコの経過を見て、当日退院にするか、1日入院するか決めようと思ってましたが、麻酔の覚めも良くて、目が覚めたら、「早くここから出せ〜ぇ」とワンワン吠え出したので、当日退院し「日帰り手術」になりました。気になってましたから、これで、飼い主の方も一安心ですね。

●2012年03月02日(金)

☆今日のワンコ☆

目の周りを腫らした小型犬が来院しました。耳の下も腫れています。かゆみが強い様で、耳の下はかきむしって血が滲んでいます。何かのアレルギーの様です。子犬の時に2回目のワクチンを打ったときにアレルギー反応が出ることがあります。この時の症状と似ていますが、今日のワンコにはワクチンは打ってません。

当院のスリーピーが、ある朝顔を見ると顔が10ラウンド戦ったボクサーみたいになって、なんとも情けない形相をしていました。この時は、柿の木についていた毛虫が原因だったみたいです。

顔に症状が出てますから、食事性のアレルギーが疑われます。「何か変わったものを食べましたか?」
「いや、特に変わったものは・・?」
「いつもの食事は何です?ドッグフードですか?」
「遠方から娘が送ってきます。アミノペプチドフォーミュラーです。むこうの獣医さんに進められたそうです」

このフードは一番新しいワンコのアレルギー食です。この子、食事性アレルギーがあるようで、むこうの獣医さんに処方されたのでしょう。アレルギーのお薬を処方して、処方食以外のものは与えないようにしてもらうと、1週間ほどで随分良くなりました。

こっちに来てから、美味しいものを貰ったんでしょうね。

●2012年03月01日(木)
☆今日のワンコ☆

ポチちゃんです。7歳の男の子です。歯石の相談で来院しました。歯周炎になってはいけないので、診て欲しいということです。歯を見ると、少し歯石が付いていましたが、まだ麻酔をかけて取る程ではないので、歯石の処置はもう少し先延ばしにしました。初診のワンコの口を開けるのは、咬まれないかとドキドキしますが、飼い主の方が手伝ってくれると素直の開けて歯を見せてくれました。飼い主の方との良い信頼関係ができているんですね。


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