2011年08月
[] [過去の日記一覧] [管理]
●2011年08月31日(水)

☆今日のニャンコ☆

15歳のオス猫がワクチン接種で来院しました。ほぼ毎年ワクチンを打ってる子で、室内飼いの猫です。昨年と比べて少し体重が落ちています。

体重は猫の健康のバロメーターです。毎年ワクチンを接種してきた猫ですし、今の生活環境を考えると、伝染病に感染する可能性はほとんどないと判断して、今日は健康診断のために血液検査をすることにしました。

検査の結果、腎臓の機能が落ちていることがわかりましたから、お薬を処方しました。腎臓の機能が悪くなるのを先延ばしにする薬です。これからは、伝染病ではなくて慢性病のコントロールが大切になりますね。

●2011年08月30日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は外傷の猫の処置をしました。

「おとなしい猫ですから・・。」ということでお預かりしたのですが、飼い主の方が居なくなるといきなり表情が険しくなって、近づくとシャー、シャーと怒ります。傷を診るために体を触ろうとすると、猫パンチが飛んできて咬みつかれそうです。

診察するために鎮静薬をカゴの隙間からそ〜っと打ちました。おとなしくなった猫のお尻には傷が2つあって、五円玉ほどの穴が開いていたので、そのまま麻酔をかけて縫合しました。

猫は明日まで入院しますが、夕方飼い主の方がみえると、いきなり表情が優しくなって、ニャーニャーと悲しい声で甘えます。「○○ちゃん可哀想にねぇ。先生怖かったのぉ?」。

猫恐るべし!人間社会にもこんな女性が居るような・・?

●2011年08月29日(月)
☆夏の終わりの海☆

昨日は友人たちと福間海岸でBBQでした。お盆が過ぎて人も少なくなりましたけど、白い砂浜と青い空&海が綺麗でしたよ。炎天下の海で熱中症になりかかったPも、そろそろ大丈夫かも?9月になると夕日が綺麗になりますよ!

●2011年08月27日(土)
☆今日のワンコ☆

ラブちゃんです。3ヶ月目の男の子です。ラブちゃんは、MDとMPのミックス犬です。お耳の毛が少し縮れてて可愛いですね。

●2011年08月26日(金)
☆今日のワンコ☆

柴犬のQ太郎くんです。3ヶ月目の男の子で体重は4kgです。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。名前の由来ですが、私の子供時代に「オバケのQ太郎」という人気アニメがありましたけど、それと関係あるのかなぁ?しかし、あまりにも古いなぁ?

●2011年08月25日(木)
☆久々の晴れ☆

雨模様の日々が続いていましたが、今日は久々に晴れた夏日でした。福間海岸にも夏の海がもどってましたが、ビーチには人影も少なくなって少し秋の気配を感じます。秋になると夕焼けが綺麗です。涼しくなったら、愛犬を連れて波打ち際を散歩すると気持ち良いですよ。

●2011年08月24日(水)
☆今日のワンコ☆

最近、ノミ駆除薬(フロントライン)をお持ち帰りになる方が昨年に比べて多いようです。今年は、内服薬も発売されました。1錠飲ませると1ヶ月間ノミ&ダニを寄せ付けません。飲ませて数時間で効果が出るそうです。滴下式のノミ駆除薬がうまく付けられない方や、効果が今ひとつはっきりしない方に処方してます。

写真はMDのライラちゃんです。2歳の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。飼い主のおひざの上で澄ましてます。

●2011年08月23日(火)
☆今日のワンコ☆

パピヨンのクワちゃんです。2歳の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。アスリート風のベストが良く似合ってますね。とても元気そうです。

●2011年08月22日(月)
☆今日のワンコ☆

カメラを向けられて「困ったなぁ」って顔してるのは。チョコちゃんです。チョコちゃんは、ミニチュア・ダックスとプードルのミックス犬です。生後2ヶ月目の女の子で体重は1.4kgです。大きくなったらどんな感じになるのかな?楽しみですね。

●2011年08月20日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日はメス猫の不妊手術でした。外で餌をもらってる猫です。先月3頭の子猫を生みました。離乳すると1頭は餌をあげている方の所に連れてきました。残りの2頭は、餌をもらうと子猫の所に運んで自分で育てました。「私にゃ、3頭の子育ては大変なので1頭はよろしくね」ということですかね?

飼い主が育てた子猫は先日健康診断で来院し、ワクチンを打ってもらいました。今日は母猫が捕まったので、手術を受けに来ました。同時に血液検査をして、ワクチンも接種しました。

母猫は、当院で3日ほど預かってから元の場所に放されます。これからは、あまり苦労しないで生きていけそうですね。

●2011年08月19日(金)
☆今日のニャンコ☆

ジジちゃんです。2ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。ジジちゃんは1ヶ月前に交通事故にあって道路わきに倒れているところを、たまたま車で通りかかった今の飼い主の方に保護されて、当院に運び込まれました。

来院時は、「命が助かるだろうか?」と思うほど容態が悪かったのですが、劇的な回復力で復活しました。元気になると私が近づくとシャー、シャーを怒って、手が出せなくなりましたが、飼い主の方の愛情で、すっかり人懐っこい子猫になっていました。

事故にあってなければ、今の飼い主の方と出会うことはなかったわけですから、幸運で強運な猫です。飼い主に「幸運」を運んでくれるかもしれませんね。

●2011年08月18日(木)
☆今日のわんこ☆

ハートちゃんとライトちゃんです。生後2ヶ月目の子犬たちです。お父さんはチワワ、お母さんはコーギーです。お父さんの体重は4kg、お母さんは11kgです。「愛は体格差を越える」ですね。

●2011年08月17日(水)

☆今日のニャンコ☆

「口をさかんに気にして、口が閉じない様です。あごの骨を折ってるのかもしれません」ということで10歳の猫が来院しました。

「あごの骨折?事故かなぁ」と思いながら診察しますが、あごはしっかりしています。骨折はしてません。「あごはグラグラしてないのに、何で口が閉じられなくて困ってるのかな?」と思いながら、口をよく見ると、下あごの犬歯がグラグラしています。歯がぐらついて、時々それがつっかえ棒みたいになって上あごに当たるので口を閉じることが出来ず、猫は気にして困ってました。

抜歯用の鉗子ではさんでスパッと抜きました。ぐらついていた犬歯はすぐに抜けました。後は化膿止めの処置をして終了です。人みたいに5本指が自在に動くと自分で抜くことができますが、犬や猫の前足は物をつかむことができないので、こんなことがたまに起こります。昨夜からだそうで、飼い主の方は福岡市の夜間病院に連れて行こうかと思ったそうです。猫も飼い主も大変な一夜でしたね。

●2011年08月16日(火)
☆休み明け☆

今日はお盆明けの診療でした。幸い休み中に具合の悪くなった子は居なかった様で、通常よりも少し混み合いましたが、無事に診療が終わりました。

写真は休み中の私のワンショットです。お盆の海でこんな格好のおじさんが沖合いから近づいてきたら怖いかも?

●2011年08月12日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳のワンコの抜歯をしました。

上顎の犬歯の歯周炎と歯根炎に長年悩まされていたワンコです。ワンコは痛くて口を触らせませんでした。歯周炎は唇の粘膜の方にまで広がっています。抜歯すると良いのですが、犬の犬歯は根が深くて、表に出ている部分の倍くらいが歯茎の中に埋まっています。簡単には抜けそうにないので、内服薬と歯科用の軟膏で対処していました。

今回は炎症が進んで何とか抜けそうな感じになったので、抜歯にチャレンジすることにしました。他にも歯周炎が進んだ歯があるので、一緒に抜歯して、残った歯も歯石を取ることにしました。

歯周炎を起こした歯はぐら付いていますから、どんどん抜きます。最後の大物の犬歯も器具を用いて歯と骨との隙間を広げてぐら付かせて抜きました。全部で15本抜歯しました。

ワンコの口の中の衛生状態は抜歯前と比べて格段に良くなりました。抜歯で出来た傷は縫合してますから、すぐに良くなるでしょう。口の痛みに悩まされていたワンコも、ワンコの口臭に悩まされていた飼い主の方も、これで悩みから解放されますね。今回の処置はワンコのこれからの健康度にもかなり貢献するはずですよ。

明日から3日間、当院は盆休みに入ります。よろしくお願いします。福岡市の「夜間休日救急病院」は開いていると思いますから、お急ぎの方はこちらに(092-504-8999)ご連絡下さい

●2011年08月11日(木)
☆今日のニャンコ☆

子猫のかっちゃんです。2ヶ月目の男の子です。体重はまだ700gですが、元気いっぱいで飛び跳ねてますよ。

●2011年08月10日(水)
☆今日のワンコ☆

柴犬のコタロウ君です。3ヶ月目の男の子で体重は3.5kgです。遠くを見てる様な眼差しが凛々しいですね。今日はワクチン接種で来院しました。

●2011年08月09日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は尿管結石の摘出手術がありました。10歳のメスのワンコですが、いつもは良く食べるワンコが、昨日から食べなくなりました。元気もありません。一昨日までは普通でしたから、何か原因がありそうです。

同じ「食欲不振」でも、好き嫌いが多くて食の細いワンコと、いつもは食欲旺盛で何でも食べるワンコでは、重病度が違います。後者の食欲不振は大きな病気が隠れている可能性があります。

血液検査やレントゲン検査エコー検査をしながら、原因を究明します。飼い主の方から、排便の状態や与えた食事の内容などの話をじっくりと聞くことも大切です。

今日のワンコは、お腹の中をエコーで観察すると、右の腎臓が腫れているのが判りました。腎臓の中にオシッコが溜まっています。上手く流れていないようです。そのまま流れをエコーで追っていくとその先にキラリとしたものが見えます。尿管結石です。

オシッコは、腎臓でできて尿管を通って膀胱に行きますが、腎臓で出来た石が尿管に詰まったので、流れなくなりました。この石を取り除かないと、腎臓が駄目になってしまいます。人は超音波で粉砕したりするそうですが、残念ながら犬では実用化されていません。実は私も尿管結石で苦しんだ経験があります。ワンコのつらさが他人事とは思えません。難易度の高い手術なので、H動物病院に搬送して、そこで手術を受けることになりました。

F院長の執刀を助手をしながら見ましたが、鳥肌が立つような繊細なオペでした。直径5ミリ程度の大きさの結石が無事に摘出され、尿管が開通しました。これから先は当院での入院治療になります。元気食欲が回復したら退院です。お盆前に帰れると良いですね。

●2011年08月08日(月)

☆今日のワンコ☆

暑い日が続いていますが、最近「トリミングにいったらダニが付いているといわれました」とか「ノミが付いていると言われました」ということで、来院する方が目立ちます。ノミはすばしっこくて毛の中に隠れるとわかり難いし、ダニも種類によっては小さなヤツも居ますから、気づきにくいのでしょう。「痒がる」と来院したワンコにノミが見つかることもあります。ノミは尻尾やお尻の周りに居ます。

ノミ取り首輪(Pが装着中)や滴下型のノミダニ駆除薬(ハッチ&松&竹が使用中)などで対応してますが、最近、以前と比べると効果が薄れている感じを受けます。この様な製品をお使いになっているにもかかわらずノミやダニが付く方には、今年から発売になった内服薬をお勧めしています。

まだ多く処方はしてませんが、副作用のご相談はありません。ご希望の方は申しつけ下さいね。食事と一緒に与えるだけですから簡単です。猫ではまだ認可されていませんから、犬のみの使用になります。服用したら数時間でノミやダニが落ちるそうですよ。


●2011年08月06日(土)
☆今日のワンコ☆

ロンちゃんとノンちゃんです。どちらも5歳の女の子です。仲良しです。

●2011年08月05日(金)

☆今日のワンコ☆

下痢で入院中の中型犬がやっと退院できそうです。

先週の半ばに下痢と嘔吐、食欲不振で来院しました。ワンコは比較的元気がありましたから、始めは通院で治療しましたが、3日ほど治療しても良くならないので、入院させて治療することにしました。点滴主体の治療ですが、お預かりした方が、お話をお伺いするよりも症状を的確に把握できると思いました。

下痢の状態は想像以上に悪いものでした。血液を大量に含んだゼリー状の下痢をします。10年位前に伝染性腸炎(パルボウイルス感染症)という伝染病が流行している時期がありました。この病気の症状と酷似しています。この伝染病は別名「コロリ病」といわれるくらい、死亡率の高い病気でした。

検査の結果、この病気は否定されましたが、症状が似てるということは同じような経過をとること可能性があります。注意が必要です。飼い主は年配の方ですが、毎日面会に来ています。

入院して3日目に自分から流動食を少し食べるようになり、下痢の回数も少なくなりました。今日で6日目ですが、食欲も通常に戻り下痢も回復しましたから、退院できそうです。

これほどひどい下痢をしたのは、何か悪いものを食べたんじゃないかと思いますが、飼い主に心当たりはありません。散歩中に落ちてるものを拾食いすることがあるそうです。以前「桃の種」を食べてオオゴトになったことがあります。今度は何を食べたのかなぁ?散歩の時はリードを短く持って、ワンコが変なものを食べないように注意してくださいね。頼みますぞ!

●2011年08月04日(木)
☆今日のワンコ☆

チョコラブのあんなちゃんです。2ヶ月目の女の子で体重は8kgです。大きくなりそうですね。カメラを向けられて嬉しそうに笑ってます。

●2011年08月03日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の中型犬の直腸に出来た腫瘍の摘出手術でした。

「最近便の形が平べったくなった」ということで来院したメスのワンコです。お尻から指を入れてみると、出口付近にウズラの卵よりも少し大きめの塊がありました。直腸の腫瘍です。腫瘍の表面はツルンとしていて、粘膜表面には出てきてませんから、出血や血便は見られません。

このままにしておいて、腫瘍が大きくなって直腸が狭くなると、ウンチがスムーズに出せなくなる可能性があります。腫瘍が小さなうちに摘出したほうが良いとご助言しました。

飼い主の方も手術に同意されましたから、軟部外科でお世話になっているH動物病院に搬入し、F院長に執刀してもらうことにしました。

腫瘍の摘出は上手くいって、腫瘍を引っ張り出して粘膜の表面を切開すると、ツルンと顔を出しましたから、それを根元の方から切り取りました。周囲の組織との癒着はすくなかったので、出血も思ったほどありませんでした。

終わってみると「なぁーんだ」って感じですが、不妊手術などとは違い、予想しないことが起きる可能性がありますから、この様な手術は複数の獣医師でやるほうが安心です。ワンコはまた元のように立派なウンチが出せるようになりますね。

●2011年08月02日(火)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのリリちゃんとミミちゃんです。4歳と5歳の女の子たちです。りりちゃんが3.2kg、ミミちゃんが3.4kgですから、ほとんど大きさは変わらないですね。仲良しみたいですよ。

●2011年08月01日(月)

☆今日のワンコ☆

今年の11月で17歳になる小型犬が来院しました。耳の中がジクジクする体質なので、若いころから外耳炎の治療で月に2〜3回来院してました。外耳炎以外にアトピー性皮膚炎もあるので、皮膚病の治療でも来院していました。高齢になってからは、心臓病のお薬を飲んでいました。

年配のご婦人が飼い主でした。「この子が居るから、毎日散歩にも行けるし、散歩の途中で知った方とお話ができるし、この子も年をとったけどまだ元気で、散歩にも喜んで行きますよ」とニコニコしながら話していました。

今日は、「いつも処方してもらっているかゆみ止めの薬と心臓病の薬をできるだけ沢山ください」ということです。事情をお伺いすると体調を崩されて娘さんのところに行くことになったそうです。帰り際に何度も「長い間お世話になりました」と頭を下げてくださいました。

寂しくなりますが、いつまで愛犬共々元気で末永く一緒にすごして欲しいですね。長い間ワンコの健康に気遣ってくださってありがとうございました。ワンコが元気で長生きしてるのは貴方のおかげですよ!


WebDiary CGI-LAND