2011年04月
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●2011年04月30日(土)

☆今日のワンコ☆

ゴールデンウイークに入って、休みモードの中、一本の電話が入りました。

「○○ですけど、昨日からオシッコが出ません。何度も力むのですが全然出てません」。

このワンコ、2年ほど前に同様の症状になり、尿道に結石がありました。この時は、尿道に細い管を入れて石を膀胱に押し戻したので、オシッコが出せるようになりました。本来ですと、膀胱に押し込んだ石を手術で摘出しますが、体重30kgの大型犬ですし、飼い主の方の希望もあって、内服薬と食事療法で様子を見ることにしました。

その後、順調に経過していましたが、原因となった結石を除去したワケではないので、それが流れて再び同じことが起きる可能性はありました。8歳の大型犬ですから、このまま何事も無く寿命を全うして欲しいと願っていましたが、ここに来て爆弾が爆発してしまいました。

完全に尿道が閉塞していると、腎臓がダメになって3〜4日で死亡する危険性があります。早く閉塞を解除してやらなけらばなりません。すぐに来院していただきました。

ワンコは何度も排尿しようと屈みますがオシッコは出ません。レントゲンを撮ると、尿道にびっしりと詰まった大量の石が見えました。2年前よりも増えています。土曜日の午前中は来院する方が多い時間帯です。合間を縫いながら、検査と処置を進めます。他の子の診療を進めながらですから、頭の中が電算機のように回転しています。

続く・・。

●2011年04月29日(金)
☆ゴールデンウイーク☆

良い季節になりました。来週の金曜日まではこんな状態です。皆様も愛犬と五月の風と海を楽しんでください。明日は私もPと初泳ぎです。

福間海岸に来たら声をかけてくださいね。シーガル・インというショップに居ます。ここではジャンという名前ですから、「ジャンさん居ます?」と言ったらわかります。一杯ご馳走しますよ!

愛犬たちを日に当ててくださいね。夏のワンコの皮膚病対策は、ワンコを日にあてることです。室内で食っちゃ寝してるワンコ達よ!外は気持ちいいよ!

●2011年04月28日(木)
☆今日のニャンコ☆

スコテッシュ・ホールドのリッキーちゃんです。1歳の女の子で体重は2kgです。可愛いキャリアバッグに入れてもらってます。小柄で可愛いニャンコでしたよ。

明日からGWに入りますね。当院はカレンダーどおりの診療ですから、30日(土曜日)2日(月曜日)が通常診療です。

●2011年04月27日(水)

☆今日のニャンコ☆

猫の去勢手術が入りました。外でお世話している猫ですが、最近ギャーギャーとうるさくなくので、去勢することにしました。

来院した猫をみると、包帯のようなものが首に巻いてあります。首を怪我して治療中だそうです。手当ての甲斐あって、傷は随分良くなっていますが、縫ったほうが早く治りそうです。

去勢手術で麻酔をかけていますから、麻酔を切る前に飼い主の方に連絡して、傷も縫合することにしました。飼い主の方と連絡がとれて良かったです。連絡がとれなったらどうするか悩むところでした。このまま家猫にしてもらえると良いね。


●2011年04月26日(火)

☆今日のニャンコ☆

「顔を怪我してます。ケンカしたのかも?全然餌をたべません」と言うことで未去勢の外猫が来院しました。顔を見るとなんとも悲惨なことに・・。

受傷したのは3日前ということですが、耳や鼻には固まった血がこびりついていて、口からは膿混じりのヨダレが垂れています。目もショボショボです。下あごは真ん中から割れて、右側と左側がグラグラです。ケンカではなくて、事故で顔面を強打したのでしょう。両耳から出血した形跡があるので、脳内出血が疑われます。重症です。打ち所が悪ければ亡くなったでしょう。

痛いので口の中を良く見せてくれません。麻酔をかけて、口の中を見ると、上あごは唇と歯茎がはがれていましたから、そこは縫合して、グラグラの下あごはワイヤーで左右を止めました。ついでに煩悩を断ち切るために?去勢もしました。この猫、いつもケンカばかりして、生傷が絶えませんでした。

ダラダラとヨダレが出て、頭を垂れて沈うつな状態だった猫も、手術が終わると、あごが安定してヨダレも少なくなって、横になって休んでいます。リラックスできるようになったみたいです。自力で食べられるようになったら退院です。ワイヤーは1ヵ月後に取ります。連休前に帰れるかな?

●2011年04月25日(月)
☆今日のワンコ☆

柴犬のりゅう君です。2ヶ月目の男の子です。日本犬は子犬も凛々しいですね。若武者みたいですよ。

●2011年04月23日(土)

☆懇親会☆

今日は、狂犬病のワクチン接種で来院するワンコが大量に(?)来院し、今年になって一番忙しかった一日でした。診療後に、エコーのセミナーが北九州で開催され、福岡から学会賞を取るなど、画像診断で著名な先生方が講師でいらっしゃいました。

わざわざ北九州まで来ていただいたので、セミナー終了後に小倉で懇親会が開催されました。その場所に当院に来院しているワンコの飼い主の方が居ました。「トミシタせんせいでしょう。○○の飼い主の娘です」。

実はこのワンコ、10年以上前に交通事故で重症を負いました。手術で無事に回復して今も元気で暮らしています。この時の話を3倍くらい大げさに講師の先生方に話すのです。「うちの○○が今居るのは、この先生のおかげです。命の恩人です」。

嬉しいのですが、話す相手が一流の先生方ですから、相当照れくさかったです。しかし、ビックリしたぁ。ワンコが助かっててよかったなぁ。

●2011年04月22日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の抜歯でした。歯周炎で時々口が痛くなって食事が食べづらくなるので、抜歯をしてみることにしました。歯周炎が進んで歯茎が炎症を起こしている歯を4本抜きました。抜いた後は歯茎を縫合します。すべての処置は1時間位で終わりました。

今日は、このニャンコの処置以外に、オス猫の去勢手術が2頭飛び入りで入りました。すべての手術を午後の手術時間内で終わらせるのは、難しそうだったので、午前中の診療時間に、去勢手術を終わらせました。

午前中は天気が悪かったので、来院する方も少なく、あまりお待たせすることなく、手術を終えました。明日は天気が回復しそうです。忙しくなるかなぁ。明日は夜にセミナーがあるので、午後6時で診療を終えます。よろしくお願いします。

●2011年04月21日(木)
☆オフ☆

今日の午後は海でのんびりと読書でした。春の日差しが気持ちよかったです。

●2011年04月20日(水)

☆今日のワンコ☆

今日の午後は往診でした。往診と言っても、病気の治療ではなくて狂犬病の予防注射です。

まず1軒目、ここはお寺の境内ですが、ご自分も犬を飼っている住職さんが声をかけて、ご近所の犬を集めてくれています。私設の狂犬病集合注射会場です。今日は3頭集まって来ました。ご近所どうしなので、ワンコも仲良くて、注射が終わっても、しばらく皆で遊んでましたよ。

2件目は一軒のお宅ですが、2頭の中型犬を飼っています。毎年接種に行ってます。ワンコも年取って、目が少し不自由になったようです。今日は目薬も持参しました。

今日お伺いしたお宅はどちらも坂の多い地域です。歩いて集合注射会場に行くのは大変だし、車がなかったり、ワンコが大きいので車に乗らなかったりするので、病院に行くのも大変ですから、喜んでいただきました。

今日は予防注射でしたから、現地で処置出来ましたが、病気になった時は検査などが必要になりますから、当院の救急車?(スリーピーを運ぶ海車)でお迎えに行くことになりますね。

●2011年04月19日(火)

★今日のニャンコ★

今日は15才のオス猫の抜歯をしました。歯周炎で膿が混じったヨダレが出て、食事が食べにくそうなので、抜歯することにしました。15歳と高齢ですが、元気は良いそうです。麻酔をかける前に血液検査をしましたが、腎機能などに異常はありませんでした。

歯周炎はかなり進行していて、奥のほうの歯はグラグラであまり苦労することなく抜歯出来ました。全部で8本抜きましたから、奥歯はすべてなくなりましたが、元々グラグラの歯で、ほとんど歯としては機能してなかったでしょうから、抜歯の影響はないでしょう。

歯周炎で歯茎が下がっていますから、抜歯すると顎の骨が露出します。歯茎を寄せて縫いますが、歯茎がもろいので、縫合に苦労しました。抜歯すると口から少し出血しますから、夜は不気味な形相になるので、一日入院させます。時々拭いてあげれば、明日の朝は綺麗なお顔で帰れます。

歯周炎で口の中の衛生環境の悪い犬や猫の抜歯をすると、口臭が気にならなくなって、健康状態が良くなります。今日の処置で、この猫の寿命は延びたでしょうね。

●2011年04月18日(月)
☆今日のニャンコ☆

子猫のローズちゃんです。保護されたばかりで、体重はまだ400gです。風邪の治療で来院しました。食欲はあるそうですから無事に育ちそうです。次に会うときには大きくなっているでしょうね。頑張れ!

●2011年04月16日(土)
☆今日のワンコ☆

コーギーの桜ちゃんです。1歳の女の子で、体重は7kgです。今日は健康診断のための血液検査で来院しました。四肢が長くて、スラリとしたコーギーでした。人に例えると、「スレンダーな美人」ってな感じかな?

●2011年04月15日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのキナちゃんです。3ヶ月目の女の子です。ワクチン接種で来院しました。体重は3kgです。私につかまれて、少し不安そうな表情ですね。

●2011年04月14日(木)
☆休診日☆

木曜日の午後は休診で、今日は福間海岸に居ました。ビーチはすっかり春の海になって、海岸を散歩してるワンコが沢山いました。トイプードル、チワワ、MDなど小型犬種が多いですね。みんな嬉しそうでしたよ。

「春になったぞ、犬達よ、コタツを離れて外に出よう!」。皮膚病になるワンコは、犬種を問わず圧倒的に室内飼いが多いって知ってました?気候がよくなったから、ワンコに日光浴させてくださいね。

●2011年04月13日(水)
☆昨日までのワンコ&ニャンコたち☆

昨日までの3日間「今日の診察室」で起きたことは、実は9日の土曜日の午後4時以降の出来事を3日に分けて書きました。それ以外にも、狂犬病のワクチン接種で来院する子がいますから、土曜日の夕方は、てんやわんやの大騒ぎで、子宮蓄膿症の手術が終わったのは、午後11時過ぎでした。その子も元気になって、今日無事に退院しました。

翌日の日曜日は、海でリフレッシュしました。ビーチにはまだ誰もいない休日の朝、海を見ながらのコーヒーは最高の贅沢ですね。

●2011年04月12日(火)

☆今日のワンコ☆

「首のイボを診て欲しい」と10歳の小型犬が来院しました。首の皮膚に1cm程度の腫瘍(イボ)が出来ています。腫瘍は取りやすそうです。「センセイ、どうしたら良いですか?」

まだ10歳です。良性腫瘍だと思いますが、このままにしておくと大きくなって、皮膚か潰瘍化して表面がジュクジュクになって、按配が悪くなるかもしれません。それが15歳で起きたりすると、麻酔もかけられずに私が悩むことになります。「後5年、還暦で悩むのはイヤだな」。

「取ったほうが良いと思いますが、この程度の腫瘍で全身麻酔をかけるのもねぇ。大人しそうな子だから、少しじっとしてくれていたら、局所麻酔でも出来るかも?」
「それでやって下さい!今、出来ますか?」

というやり取りで、すぐに処置することになりました。イボのまわりの毛を刈って局所麻酔を打ちます。その後消毒して電気メスで切除しました。傷口は外科用のホッチキスで縫合しました。ワンコが大人しくしていてくれたので30秒くらいで終わりました。1週間後に抜糸ですね。

●2011年04月11日(月)

☆今日のワンコ☆

「ここ1週間ほど食欲がありません」と、13歳のメス犬が来院しました。このワンコ、8歳の時に陰部から膿が出て来院したことがあります。この時は内服薬で治りましたが、その時にまた同じことが起きる可能性があるので、その時は手術で子宮と卵巣を取りましょうと話していました。

発病の経過から推測して、「子宮蓄膿症かもなぁ」と思いながらエコーを腹部に当てると、予想どおり膨らんだ子宮が見えました。治療は手術で子宮を取り除きますから、術前の血液検査をすると、腎臓の機能が悪くなっていました。

子宮蓄膿症は経過が長引くと、腎臓が悪くなります。それが原因で死亡することもあります。腎機能の回復のために1日点滴して翌日手術をするか、すぐに手術するか迷います。原因は子宮の化膿ですから、すぐに取り除きたいのですが、腎機能が落ちている時に麻酔をかけても大丈夫だろうか?順調に手術を終えて、無事に麻酔からさめてくれるだろうか?もう少し早く連れてきてくれてればなぁ。

腎機能は悪化していましたが、ワンコの全体的な雰囲気があまり悪くなかったので、経験的判断ですぐに手術しました。午後の来院でしたから、夜の手術になりました。

手術は無事に終わり、麻酔からも順調に覚めました。後は、食欲が出て、腎機能が元に戻れば退院です。少し長めに入院させて、経過をみなければいけませんね。

●2011年04月09日(土)

☆今日のニャンコ☆

「呼吸の様子がおかしいのですが・・」と22歳(長寿!)の猫が来院しました。浅い呼吸をヘコヘコとしてますから、呼吸困難を起こしているようです。

レントゲンを撮ると、胸が白くなってます。エコーで見ると、胸に液体が溜まっているのがわかりました。それで、呼吸が苦しくなったのでしょう。エコーで見ながら、安全な部位を探して、そこに針を刺して液体を抜きました。誤って心臓に刺すと大変です。エコーが活躍します。

30mlほど抜くことが出来ました。体重3kgほどの猫ですから、体重の1%の液体が胸に溜まった計算になります。体重60kgの大人に換算すると600ccですから、猫にとってはかなりの量になります。

透明感のある液体で、その中にはリンパ系の腫瘍細胞が入っていましたから、胸に出来た腫瘍から出た液体と判断しました。腫瘍の増殖を抑える注射を打って、再び呼吸がおかしくなったら来院していただいて、液体を抜くことにしました。

長生きした猫です。なるべく楽に余生を送って欲しいですね。


●2011年04月08日(金)

☆今日のワンコ☆

今日も狂犬病の集合注射に行きました。

最近はMDなどの小型犬が多いので、狂犬病の注射も以前に比べると楽になりました。ハスキー犬やレトリバー系が人気の時は、犬が大きくて、注射を嫌がって暴れると大変でした。連れて来た方が非力な女性だったりすると、犬に引き倒されないかとひやひやでしたし、打つのも大変でした。今でも、たまに暴れる大型犬が居ます。

「センセェ〜、フェンスに縛り付けますからこっちで打ってくださぁい」と呼ばれます。暴れまわる犬がフェンスにつながれて、リードの一方を飼い主が引っ張っています。「しっかり持っててくださいよ!」とワクチンを打とうとすると、いよいよ暴れます。そのうち、リードが絡まって犬は首吊り状態になりました。犬は大人しく(虚脱状態)になったので、ワクチンは打てましたが、窒息しそうになってます。絡まったリードはなかなか緩まず、焦りました。

「センセェ〜、こっちで打ってくださぁい」、やはり犬は暴れまわってます。飼い主は犬を上手く押さえられません。そうこうしてると、スポッと首輪が抜けました。自由になったワンコは嬉しくて、公園内を走り回っていますが、しばらくすると飼い主の元に戻りました。「暴れるので、近くの動物病院(当院ですが・・)打った方が良いですよ」。

「もう今日の接種はあきらめたかな」と思っていると、ワンコが再びつながれてやって来ました。また大暴れしますから、なかなか的が定まりません。一瞬の隙で打とうとすると、またもや首輪がスポッ!

犬を連れてくる時は、首輪をしっかり締めて、犬を押さえられる人が連れてきて下さいね。


●2011年04月07日(木)
☆今日のワンコ☆

チワワのリンちゃんです。6歳の女の子で体重は2.7kgです。ワクチン接種で来院しました。人の年齢に換算すると30代後半ですが、まだまだ若々しいですね。

●2011年04月06日(水)
☆今日のワンコ☆

「ウインナーを楊枝ごと食べました」と、小型犬が来院しました。子供さんがウインナーを与えていたところ、パクリと楊枝ごと飲み込んだそうです。

運が良ければ上手い具合に流れて便に出るかもしれませんが、楊枝は先が尖がっていますから、胃や腸に刺さる危険性もあります。さてどうしたものか・・?

楊枝や竹串などは先が尖がっているので、吐かせるのも危険です。万一食道に刺さったら大変です。今日、ワンコが飲み込んだのは、楊枝の先にウインナーが引っ付いていますから、食道や胃に刺さることはないだろうと判断して、吐かせる処置をしました。

処置後数分すると、ワンコがゲロゲロと吐き出しました。次から次に2cm位のウインナーが出てきますが、楊枝付ウインナーは入っていません。そのままの形で全部で20個くらいでてきました。噛んだ形跡はありませんから、このワンコ、もらったウインナーをすべて丸呑みにして食べた様です。

出てこないので、内視鏡のある病院で麻酔下で摘出してもらうことにしました。いつもお世話になってるH動物病院に連絡すると、忙しい時期にもかかわらず快く受けてくれました。内視鏡で上手く取れなければ開腹手術になります。麻酔、開腹手術なんて言葉が私の口から出るので、飼い主の方は不安で一杯です。こんな大変な状況になるとは思っていなかったようです。

H動物病院に行くためにワンコを連れて当院を出た飼い主の方が、すっとんで戻って来て「センセイ!駐車場で出ましたぁ」。車に乗せる直前に吐いた物の中に楊枝付ウインナーがありました。あぁ、良かった。このワンコ、丸呑みで食べる癖がありそうなので、これからは気をつけてくださいね。

●2011年04月05日(火)
☆今日のワンコ☆

トイ・プードルのももちゃんです。2ヶ月目の女の子で体重は1.3kgです。飼い主の方の肩にとまっている姿が可愛いですね。

●2011年04月04日(月)

☆今日のワンコたち☆

狂犬病の予防でワンコたちが来院しています。元気なワンコは1年ぶりに会う子も多くて、「おぉ、久しぶりだなぁ、元気そうじゃん」なんて言いながら、ワクチンを打ってます。

年をとった子で、昨年と比べて痩せている子や、なんとなく元気のない子には血液検査を勧めています。心臓病や腎臓病などの慢性疾病が早期にわかると、食事療法やお薬の投与で病気の進行を遅らせて、長生きさせることが出来ます。

1年に1回しか会わないのですから、気になることがあれば、遠慮なくお尋ねくださいね。

●2011年04月02日(土)
☆今日のワンコ☆

ジャック・ラッセル・テリアのモモちゃんです。3歳の女の子で体重は5kgです。緊張したのか、お耳がなくなってます。

●2011年04月01日(金)

☆今日のセンセイ☆

今日から4月ですね。4月になると狂犬病の集合注射が始まります。公園や公民館などを会場にして、そこに近隣の犬が集まってきてワクチン接種を受けます。

(午前9〜12時)
注射会場にはワンコが三々五々集まっています。順番に打っていきますが、凶暴なヤツが年配のご婦人に連れてこられてます。「センセーッ!ここで打ってくださ〜ぃ」と遥か向こうに犬がつながれています。ワクチンを持ってトコトコと行くと、歯をむき出した中型犬がガードレールにつながれています。出来れば後ろから打ちたいのですが、後ろに回ると、ヤツも回って、こっちを向いて歯をむき出してうなってます。怖〜っと思いながら、一瞬の隙を見て打ちます。「いつまで、こんな野蛮なことするんだろう?料金は一緒なんだから、病院に行けば良いのに」なんて思いながら、30頭以上のワンコの狂犬病ワクチンを打ちました。

(12〜14時)
ご予約頂いてたワンコの去勢手術でした。午前中は不在でしたからお昼過ぎに来院してもらって、鎮静薬を打って、効果が出るまでの間で昼食を済ませて、その後手術しました。「少し疲れたなぁ」。

(16時〜)
午後の診療が始まりました。今月始めに出産予定のワンコのお産が始まった様ですが、上手く生めないようです。まだ余裕がありますが、諸条件を検討して帝王切開で生ませた方が良いと判断しました。17時過ぎから手術を始めて、30分後にはベイビーの誕生で、手術が終わったのは、診療時間終了間際の19時近くでした。

こんな調子だったので、ほとんど一般外来を受付できませんでした。何名かの方にご迷惑をおかけしましたが、今日はセンセイが孤軍奮闘したということで、勘弁してくださいね。


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