2010年09月
[] [過去の日記一覧] [管理]
●2010年09月30日(木)
☆9月の福間海岸☆

雨があがって空気か澄んで気持ちの良い夕暮れでした。波が綺麗です。愛犬を連れて海に来ませんか?北九州は海が近いから、どこ行ってもリゾートですね。

我が家のPはワゴンが車検だったから、今日はお留守番でした。海を楽しんだのはご主人さまだけ。週末は一緒に行こうね!

●2010年09月29日(水)
☆今日のワンコ☆

ヨークシャー・テリアのりっぷちゃんです。7歳の男の子です。写真撮影に抵抗してます。7歳というとそろそろ中年になりますが、小型犬はいつまでも若々しいですね。

●2010年09月28日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は1歳のオスの小型犬の陰睾の摘出手術でした。

子犬の頃から来院ているワンコです。通常、オス犬の睾丸は、1回目のワクチン接種の頃(生後2ヶ月)には、陰嚢の中に降りてきていますが、このワンコはまだ降りてきていませんでした。2回目のワクチン接種の時もまだ見つかりません。陰睾をそのままにしておくと、将来腫瘍化することがあるので、早い時期に摘出することが勧められています。

同じ陰睾でも、股の付け根あたりに引っかかっているタイプは場所が分かりますから、摘出は容易ですが、おなかの中に入っているタイプは、開腹手術で探すことになります。睾丸がまだ小さなときは、皮膚の下にあっても目立ちませんから、待ってましたが、今日のワンコはおなかの中の入っているタイプのようで、皮下には見つかりませんでした。

おなかの中の入っているタイプの陰睾は、すぐに見つけることが出来ないで、あっちこっち探さないといけないこともあるので、おなかを開けるまでドキドキします。今日のワンコはほぼ予想した所に2個鎮座してましたから、見つけた時はホッとしました。

これで、睾丸が腫瘍化する心配はなくなりました。ついでに、マーキングも治まると良いですね。

●2010年09月27日(月)
☆今日のワンコ☆

MDの赤ちゃんたちです。生後1ヶ月目です。体重は1kg前後です。上になったり、下になったり、ダンボールの中は保育園状態になっています。

●2010年09月25日(土)
☆今日のワンコ☆

ラブラドル・レト・リバーのリラちゃん、2歳の男の子で、体重は32kgです。「気は優しくて、力持ち」、性格も明るそうですね。

●2010年09月24日(金)
☆動物愛護デー☆

今週は動物愛護週間ですね。昨日の秋分の日に到津の森で愛護デーのイベントがありました。その中で長寿動物の表彰があるのですが、長寿犬部門で、当院にカルテのある20歳のリュウノスケ君が長寿の表彰を受けました。市内で2頭表彰されましたが、内1頭は残念ながら今年の7月に亡くなったそうで、リュウノスケ君が市内でNo.1 かな?年齢の裏づけは、毎年接種する狂犬病のワクチンの接種記録で証明されますから、「自称」ではなくて「間違いなく」20歳です。

当院に初めて来院したのは、3歳の時です。17年前になりますね。20歳まで生きるほどですから、健康なワンコで、ワクチン接種やフィラリアの予防で来院するくらいで、病気での来院はほとんどありません。

人に換算すると100歳位かな?短い距離ですが、まだ散歩するそうですよ。長寿の秘訣は何でしょうね。適度な運動と良質な食事&飼い主の方の愛情かな?

●2010年09月22日(水)

☆今日のニャンコ☆

時々外出する猫です。2日振りに帰ってきたら、後ろ足が立たないとうことで来院しました。猫は、後ろ足が麻痺しています。指先を強く引っ張っても、反応しませんから、神経が麻痺しているようです。

外出する猫です。事故などで脊髄を傷つけたのかもしれませんが、後ろの足先が少し冷たいのが気になります。原因を探るためにレントゲンを撮りましたが、骨に病変はありませんでした。内股の動脈で脈を見ますが、脈に触れません。これは猫の心筋症です。

心筋症というのは、先天的な心臓の病気です。心臓が悪いので、心臓の中に血がどよんで、心室の中に血の塊が出来ます。この時は猫の様態は悪くなく普通に生活しているので、分かりません。一見元気に生活しています。猫自身が安静にしているのでしょう。

血の塊の一部が千切れて動脈に流れると、血管の中に詰まります。人の脳梗塞や心筋梗塞と同じです。猫の場合は、後ろ足に血を送る動脈に詰まることが多いので、後ろ足に血が流れなくなって、麻痺が起こります。突然発症するので、飼い主の方は何が起こったのか分かりません。あわてて、病院に連れてきます。外に出る猫は、「誰かから、たたかれたのかも知れない」と疑う飼い主の方も居ます。

猫を入院させて、血管から血栓を溶かす薬を入れて治療しますが、治らないで、亡くなってしまうことも多いのです。最新医療では、太ももの動脈からコイルを入れて、血管を広げる手術もありますが、まだ一般的ではありません。

今日のニャンコも入院せて治療しましたが、残念なことに、急に様態が悪化して亡くなってしまいました。体の他のところに血栓が飛んだ様です。猫種的には、ラグドールに発生が多いと言われています。

●2010年09月21日(火)

☆今日のワンコたち☆

いつものことですが、今日は連休明けで忙しい一日でした。

セキがひどくなったワンコ、ノミが原因の皮膚病、外に出る猫は指先を怪我して足が腫れています、脊椎の病気が原因で立てなくなったMD2頭、内1頭は重症でした。歯が抜けかかって、それが気になって食事がとれなくなった猫は、一瞬の早業で歯を抜きました。

口が痛そうで食べられない猫の口の中を見ようと、じわーっと口をあけようとすると、今度は一瞬の早業で引っかかれて、手の平に爪がグサリ、顔で笑って、心で泣いて、自分の手の消毒です。オシッコが出せなくなった若いオス猫は、やっと退院できましたが、まだ心配です。

その間に、電話での問い合わせやご相談が続きます。「センセイ、ちょっといいですか?○○さんからお電話ですが・・。」というAHTの声を気にしながら、少し無視しつつ診療を続けます。明日は、今日ほどバタバタしなくて良いかなぁ。

●2010年09月18日(土)
☆今日のニャンコ☆

子猫のクロちゃんです。体重はまだ500gしかありませんから、生後1ヶ月位かな?今日は健康診断で来院しました。保護された方のお家にはすでに猫が居ますから、伝染病のチェックも同時に行いました。猫エイズと猫白血病の検査をしましたが、どちらとも陰性でしたから、お家に入れてもらえることになりました。500gの子猫の腕からの採血は少し大変でしたよ。

●2010年09月17日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのチビちゃんです。8ヶ月目の男の子です。今日は、狂犬病のワクチン接種と登録で来院しました。注射を打たれて、カメラを向けられて困っている様です。実物は目のパッチリした可愛いワンコです。「もう、かなわんな〜」てな、表情ですね。

●2010年09月16日(木)
☆今日の海☆

今日の午後は福間海岸に居ました。日中はまだ暑いけど、海はすっかり秋になってましたよ。セーリングを楽しんだ後の日暮れが素敵でした。一人で見るのはもったいなかったなぁ。そろそろ、熱射病の心配しなくて良いから、今度はPを連れて来ようっと!

●2010年09月15日(水)

☆今日のニャンコ☆

膀胱の中に溜まった砂が原因でオシッコが出なくなって、尿道の先から細い管を入れて砂を洗い流す処置をした若いオス猫が、再びオシッコが出なくなったということで、再来院してきました。処置をしたのは3週間前になります。

かなりしつこく洗って砂を出しましたから(ティースプーン1杯程もありました。ビックリしました。当院最高です)、「そんなにすぐに溜まったのかなぁ」と思いながら、猫に麻酔をかけて同じように細い管を入れますが、管はスルスル入りました。「あれぇ、詰まってないぞ?何でオシッコが出せないのかな?」。

その管を使って、膀胱の中に溜まったオシッコを吸い出しますが、オシッコは白く濁っています。かなりひどい膀胱炎を起こしているようです。エコーで見ると、膀胱の壁がかなり厚くなっています。慢性の膀胱炎が原因で排尿困難になった様です。

猫は入院させて、集中的に膀胱炎の治療中です。幸い、オシッコはきれいになって来ています。病気が慢性的なので、いつ退院させるかが、課題ですね。

●2010年09月14日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日は、先日から交通事故で入院中のニャンコに麻酔をかけて、唇を縫合しました。

来院時に口からの出血が止まらなかったので、応急処置的に縫っていましたが、完全にふさがってない様なので、麻酔をかけて縫い直しました。

ニャンコを眠らせてから口の中を精査すると、下唇と歯茎が裂けていましたから、しっかり縫い合わせました。傷の化膿が上手くコントロールできたら、ふさがるでしょう。

当院に運び込まれた時は、顔が大きく腫れ上がって、目、鼻、口から大量に出血していました。止血剤などを使って治療しましたが、呼吸状態が不安定で、一晩もたないかもしれないと思うほど、悪い状態でした。

猫の生命力が強かったのと、脳のダメージが少なかったので、3〜4日で劇的に回復して、流動食が食べられるようになりました。傷が順調に治って、今週中に退院できると良いですね。

●2010年09月13日(月)
☆今日のワンコ☆

プードルのコロちゃんです。6ヶ月目の男の子です。診察台の上から脱走しそうになってます。元気一杯ですね。

●2010年09月11日(土)
☆今日のニャンコ☆

「子猫を保護したので、里親を探して欲しい」ということで、生後1ヶ月位の子猫を2匹連れた方がやってきました。以前、子猫の里親になってくださった方です。2匹は兄弟猫の様です。1匹はご自分で飼うので、もう1匹の方を飼ってくれる方を探しています。

バッグの中に入れられて来ましたが、道中お漏らしをした様で、体が汚れていましたから、診察の前にシャンプーをしました。フワフワの可愛い子猫になりました。

健康診断で寄生虫に感染しているのが分かりましたから、虫下しを処方しました。母子感染ですから、それぞれに処方しました。

丁度、動物愛護センターのワンニャン譲渡会が今日開催されますから、その会場に連れて行くことをお勧めしました。動物病院で健康診断を済ませていることを、しっかりアピールしてもらいました。

先ほど、その方からご連絡があり、無事に貰い手が見つかったそうです。子猫は、虫下しを持参金代わりに、新しい飼い主の元に行きました。シャンプーし立てだったのも、高得点につながったかもしれません。可愛がってもらえると良いですね。

●2010年09月10日(金)
☆今日のワンコ☆

今日は、3kgの小型犬の避妊手術でした。生後8ヶ月の若いワンコです。初回発情の前に避妊手術を受けることにしました。この時期に避妊しておくと、乳腺腫瘍発病率が格段に下がる(ほとんど発病しない)ことが報告されています。

今週は火曜日も3kg以下の小型犬の手術がありました。超小型犬ブームで、ここのところ5kg以上の犬の避妊・去勢手術をしていない気がします。麻酔薬の使用量は少なくて済みますが、反応がデリケートなので、神経を使いますね。

写真は、子猫のツクネちゃんです。3ヶ月目の女の子で、体重は2kgです。ワクチン接種で来院です。飼い主の方は焼き鳥が好きなのかな?

●2010年09月09日(木)

☆今日の診察室☆

今日の午後は休診でしたが、忙しい午前中でした。

朝一は、昨夜交通事故で来院したニャンコです。顔が腫れて、目、口、鼻から出血していました。顔面を強打した様です。ICUに入れて点滴をしながら様子を見ていましたが、口からの出血が止まりません。容態が安定してきたので、口を開けさせて出血部位を確認すると、下唇と歯茎が剥がれて、そこからの出血でした。通常ですと麻酔下で縫合しますが、顔面を強打していて呼吸も安定してないので、麻酔の危険性があります。幸い大人しい猫だったので、無麻酔で縫合出来、出血を止めることが出来ました。猫が治療に協力的で助かりました。

猫の処置が一段落すると、次は「オシッコが出てない様だ」ということで、3歳のオス猫が来院しました。このニャンコ、2週間ほど前に膀胱内に溜まった砂が原因の尿道閉塞で来院しています。「また詰まっちゃったのかな?」と心配しましたが、諸検査の結果、閉塞はありませんでした。食欲不振ということでしたが、当院の缶詰を出すと美味しそうに食べましたから、大丈夫そうでした。

そうこうしてると、今度は、またまた「オシッコが出ていない様だ」ということで、15歳のオスの小型犬が来院しました。このワンコも先日尿道から管を入れて、膀胱を洗浄して、尿道に詰まった小さな石を取り出したワンコです。この子は、オシッコは出ていますが、出が悪い様なので、再び、細い管を入れて尿道を洗浄しました。

その間に、牛乳を飲んで下痢をしたワンコ、皮膚病のワンコ、便に虫が出たワンコなどなど・・。右の診察室は下痢、左はオシッコが出ないワンコ・・。ペットはしゃべりませんから、飼い主の方から様子をお伺いします。飼い主の方は私一人と話しますが、私は10人以上と話すわけですから、頭の切り替えが大変でしたよ。

●2010年09月08日(水)
☆今日のワンコ☆

ビーグルのルルちゃんです。4歳の女の子です。狂犬病のワクチン接種とフィラリア予防、ノミ駆除で来院しました。性格、明るそうですね。

●2010年09月07日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は3kgの小型犬の避妊手術でした。

犬の避妊手術は、生後半年から1年位の時に行うことが多いのですが、犬の種類によって、大きさはまちまちです。2kg以下のチワワやヨークシャーテリアから、25kg以上のレトリバーまで手術します。

大型犬も大変ですが、小型犬も子宮や卵巣が小さいので、とても細かい手術になります。使う糸や針は小さなものを使用しますが、私の指を細くすることは出来ませんから、「指がこの半分の太さだったら良いのに」なんて思いながら、狭い術野でチマチマと手術することになります。

傷は小型犬の方が小さいので、手術にかかる時間は、大型犬と比べると、短時間で済みますね。そろそろ、手術に拡大鏡が必要になるかも?

●2010年09月06日(月)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の往診に行きました。

通常は、ワクチン接種以外で往診することは少なくて、出来るだけ来院していただいたいます。初診の場合、検査が必要になるので、エコー検査やレントゲンは往診先では無理です。

今日のニャンコの飼い主の方は体が不自由で、猫を病院に連れてくることが出来ません。お電話では、猫にオデキが出来たそうです。午前中の診療の合間を縫って、駐車場の心配のいらないバイクで猫を見に行きました。猫の容態によっては、ゲージを持って出直して、猫を連れ帰ることにしました。オデキは、他の猫に咬まれたのが原因の外傷でした。

再び、午前中の診療の隙を見て、今度は傷の消毒と化膿止めの注射を持って、スタッフを1名連れて再訪問して治療しました。器具台は、私が海に持っていく折りたたみ式の椅子が活躍しました。病院に戻ると何名かの方がお待ちでしたから、すまぬ、すまぬ、と頭を下げながら、診察再開です。

いつも往診は午後にしますが、今日の午後は少し時間のかかる手術が入っていましたから、無理に午前中に入れました。おかげで、少し遅い時間でしたが、無事に昼食をとれました。昼飯抜きはこたえますからね。

●2010年09月04日(土)
☆今日のニャンコ☆

子猫のメロちゃんです。3ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。メロちゃんは北九州市の動物愛護センターから、今の飼い主の方の所にやってきました。

愛護センターで、毎月第2土曜日に開催されるワンニャン譲渡会でもらわれるメス猫はすべて、避妊手術の助成金が貰えます。子猫を飼いたい人は、愛護センターで貰ってくると良いかもしれませんね。

●2010年09月03日(金)

☆今日のニャンコ☆

先日、事故で骨折した猫が来院しました。16歳の高齢猫です。不運なことに、この年齢で事故にあってしまいました。

レントゲンで、骨盤を折っていることが分かりました。出来れば、手術しないで保存療法(安静)で治ると良いのですが、かなりひどい折れ方をしていますから、保存療法だけで生活の質を維持するのは難しそうでした。

エコー検査等ではお腹の中に異常は見られませんでしたが、事故ですから容態が急変することも考えられます.2日ほど自宅で様子を見ていただいて、排便の状態や食欲、元気具合に問題が起きないか観察してもらいました。

ニャンコは後ろ足は使えませんが、その他は問題なさそうです。食事を出すとガブガブと食べるそうです。血液検査をしましたが、腎機能などは正常です。血液検査の結果から見ると、特に悪いところは見当たらないので、まだ長生き出来そうです。長寿な猫は20年以上生きる子もいます。飼い主の方は心配されて、色々と質問されましたが、最後の質問で「センセイの猫だったら手術するでしょう?」。「しないで、後々後遺症で悩むよりも、思い切ってするでしょうね」。という一言で決まりました。

ニャンコは来週早々、市内の整形外科を得意とする病院で手術をうけることになりました。人に換算すると80歳以上のおばあちゃんの骨盤骨折の手術です。頑張って!


●2010年09月02日(木)
☆今日のワンコ☆

子犬のギンちゃんです。生後3ヶ月目位の女の子です。ギンちゃんはミックス犬だそうですが、両親どちらかがミニチュア・ダックスみたいですね。

●2010年09月01日(水)

☆今日のワンコ☆

今日はワンコの往診に行きました。

子犬の頃から診ている大型犬です。元気な子でしたから、病気で来院したことはほとんどありません。以前は散歩のついでにワクチン接種などで来院していましたが、高齢になって自力では動けなくなったので、様子を見にお伺いしました。

玄関を入ると、子犬の頃の写真が飾ってあります。飼い主の方のワンコに対する思いが伝わります。案内されて部屋に通されると、ワンコは清潔なシーツの上に静かに寝かされていました。もう立ち上がることは出来ませんが、静かに休んでいる感じです。元気な頃と比べると、随分小さくなった感じです。ワンコの周りには、寂しくないようにと、犬の写真が取り囲むように飾ってあります。当院が毎年年末にお配りしているカレンダーを捨てないで、写真だけ切り取っているのだそうです。チワワ、フレンチブル、ヨーキー、ラブラドル・・。

週末に子供さんがワンコに会いに帰省するそうです。頑張れワンコ!


WebDiary CGI-LAND