●2010年09月28日(火)
☆今日のワンコ☆ 今日は1歳のオスの小型犬の陰睾の摘出手術でした。 子犬の頃から来院ているワンコです。通常、オス犬の睾丸は、1回目のワクチン接種の頃(生後2ヶ月)には、陰嚢の中に降りてきていますが、このワンコはまだ降りてきていませんでした。2回目のワクチン接種の時もまだ見つかりません。陰睾をそのままにしておくと、将来腫瘍化することがあるので、早い時期に摘出することが勧められています。 同じ陰睾でも、股の付け根あたりに引っかかっているタイプは場所が分かりますから、摘出は容易ですが、おなかの中に入っているタイプは、開腹手術で探すことになります。睾丸がまだ小さなときは、皮膚の下にあっても目立ちませんから、待ってましたが、今日のワンコはおなかの中の入っているタイプのようで、皮下には見つかりませんでした。 おなかの中の入っているタイプの陰睾は、すぐに見つけることが出来ないで、あっちこっち探さないといけないこともあるので、おなかを開けるまでドキドキします。今日のワンコはほぼ予想した所に2個鎮座してましたから、見つけた時はホッとしました。 これで、睾丸が腫瘍化する心配はなくなりました。ついでに、マーキングも治まると良いですね。
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