2010年05月
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●2010年05月31日(月)
☆今日のワンコ☆

ミニチュア・ピンシャーのバジル君です。10ヶ月目の男の子です。狂犬病のワクチン接種と登録で来院しました。ミニピンは気の強い子が多いのですが、バジル君はフレンドリーでしたよ。

犬の本によると、ピンシャーはドイツ語で、テリアあるいは噛む動物を意味するそうです。確かに、ミニピンの診察の時は、噛みつかれそうになることが多いですね。

●2010年05月29日(土)
☆今日のワンコ☆

豆柴の黒元(くろもと)君です。2ヶ月目の男の子で、体重が3kgです。急はワクチン接種で来院しました。元気そうですね。

●2010年05月28日(金)

☆フィラリア予防のコツ☆

今月に入ってフィラリアの予防薬を取りに見える方が沢山来院されています。フィラリアは蚊が伝播する犬の寄生虫です。この虫は犬の心臓に寄生するので、感染すると犬は心臓が悪くなり、運動が満足に出来なくなって、他の臓器にも影響を与えます。

予防薬を投与すると、蚊の吸血によってフィラリアの子虫に感染しても、薬の作用で子虫が死ぬので、虫が心臓まで到達せず病気になりません。フィラリアの寄生は血液検査でわかります。毎年予防の時期に必ず検査する病院もありますが、当院では、前年まできちんと薬を飲ませて予防していただいている方は、検査せずにお薬だけお渡ししています。6月から11月までの半年間、月に一回投薬していただけば大丈夫です。

予防薬をお渡しする時に必ず前年の飲み残しはないかお尋ねしますが、結構多いのが「昨年の分が1つ残っていますから、今年は残り5つでいいです」という方です。この方たちは血液検査が必要になります。特に外で飼っている犬は、必ず検査します。フィラリアが感染しているのに気づかずに予防薬を投与すると、犬の具合がわるくなることがあります。

予防薬と言いますが、本当は子虫の駆除薬ですから、蚊が完全に居なくなる11月まで飲ませるのが、予防のコツです。飲み残しがないようによろしくお願いしますね。

●2010年05月27日(木)
☆今日のワンコ☆

豆柴のハナちゃんです。1歳の女の子で、体重は5kgです。今日はワクチン接種で来院しました。人懐っこいワンコで、診察台の上で嬉しそうに?ワクチンを打たれていました。微笑んでる様に見えますね。

●2010年05月26日(水)
☆今日のワンコ☆

ミニチュア・プードルの茶茶助ちゃんです。9歳の男の子です。今日は狂犬病のワクチン接種で来院しました。狂犬病のワクチンを接種するワンコが来年よりも多い様です。宮崎県の口蹄疫の発生が毎日報道されているので、伝染病の怖さを感じている飼い主の方が多いのかもしれませんね。

●2010年05月25日(火)
☆今日のニャンコ☆

推定年齢3週間目の子猫です。家の壁に間に落っこちて鳴いていたそうです。体重はまだ300gです。元気な子猫だったけど、元気で育っているかな?

●2010年05月24日(月)
☆今日のワンコ☆

今日は、椎間板ヘルニアの症状が出たミニチュア・ダックスが続けて2頭来院しました。9歳と10歳のワンコです。2頭とも後ろ足がヨロヨロしています。

最初の1頭は、昨日ソファーに飛び上がった時に「キャン」と鳴いて、それから後ろ足が麻痺して歩けなくなったそうです。前日は、全く歩けなかったそうですが、病院に来る前になって、少し歩けるようになりました。

次の1頭は、以前も同じ症状が出たことがあります。飛び降りや飛び上がり、階段の上り下りをさせない様にしていましたが、昨日ご家族が皆で外出するのでバタバタしていたら、ワンコも興奮して一緒になってバタバタしていたそうです。

どちらのワンコも完全に後ろ足が麻痺しているわけではないので、お薬で様子をみることにしました。症状が悪化するようでしたら、外科手術を考えなければいけなくなるので、専門医をご紹介することになりますが、多分、内科的治療で回復するでしょう。回復しても、根本的な病気は治っていませんから、日常生活に注意が必要ですね。


写真はオス猫のルーちゃんです。7ヶ月目の男の子です。目がブルーで毛色は薄いグレーです。ちょっと神秘的な感じの猫ちゃんでしたよ。

●2010年05月22日(土)

☆今日のワンコ☆

ワクチン注射やフィラリアの予防でワンコたちが来院します。ほとんどが健康なワンコ達ですから、1年振りのワンコも居ます。

今日のワンコは10歳のパグ犬です。診察台に上がって興奮するとゼーゼーと苦しそうな呼吸をしていました。そのワンコが久しぶりにワクチン接種で来院しましたが、以前と比べると健康そうで、若返った様に見えます。性格も以前は少し神経質な感じでしがら、今日は、ゆったりと落ち着いて、表情が落ち着いています。

1年前の体重が8kgで、今日は7kgでした。体重を落としたことが、健康回復につながった様です。パグやシーズーなどの短頭種は、鼻やのどが生まれつき呼吸しづらい子が居ます。ヨークシャーテリアの中にも、気管が細くて、呼吸しづらい子が居ます。この子たちが太るってくると、呼吸の状態が悪化します。

夏になって暑くなると、ゼーゼーと苦しそうな呼吸をするワンコの飼い主の方は、強い気持ちで(←ここが肝心)でワンコにダイエットさせると、状態が改善することがありますよ。


●2010年05月21日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は体重が2.5kgの小型犬の避妊手術でした。

1ヶ月ほど前に手術のを予約されていましたが、手術当日に発情出血が始まったので、1ヶ月ほど手術を延期しました。発情中は子宮が充血していて、通常よりも出血が多く、子宮がもろくなっているので、よほどの事がない限り、手術しないことにしています。

いつもの様に、前足の血管に点滴用の管(留置針)を入れます。最近、チワワやヨーキー、ミニチュア・ダックスなどの小型犬が多いので、留置針を入れるのが上手になりました。10数年前の研修時代に院長から「ミニチュアダックスの前足から採血できるようになったら一人前だ!」なんて、言われたことを思い出します「体重2.5kgというと新生児位かなぁ。でも、新生児よりはワンコの方が絶対入れやすいよな」なんて思いながら、無事に留置針を血管に入れて、そこから、麻酔薬、鎮痛薬を投与し、点滴をしながら、無事に手術を終えました。

明日の退院時には、外しますが、病気治療中の子は、留置針を入れたまま通院することもあります。

●2010年05月20日(木)
☆今日のワンコ☆

ヨークシャー・テリアのレオ君、4歳の男の子です。今日は狂犬病のワクチン接種で来院しました。よっぽど怖かったのか、お耳を後ろに伏せてしまって、前から見るとほとんど見えません。通常ははピンと立っていますよ。

●2010年05月19日(水)
☆今日のワンコ☆

MDのカエデ君とリョウ君です。共に3歳の男の子です。今日は仲良く狂犬病のワクチン接種で来院しました。

宮崎県で発生している口蹄疫が終息しません。国はワクチン接種を考えているようです。ワクチン接種によって、感染の早さを遅くして、時間を稼いで、その間に感染の疑いのある家畜を全頭処分して、口蹄疫を封じ込めようという作戦です。

ワクチンを使うと、感染のスピードは弱まりますが、検査で病気に感染した家畜と、してない家畜の判別が難しくなります。そのため病気が日本に常在化する危険性があります。また、ワクチンを使うとしばらくは、清浄国に畜産物の輸出が出来なくなります。日本の畜産を守るために、口蹄疫が発生している国からの畜産物の輸入を拒んできましたが、それも出来なくなって、新たな貿易摩擦を生むかもしれません。今回の作戦が成功して、病気が早く終息して欲しいものです。

日本に発生はなくて、日本に入ると国民の生活に深刻な影響を与える動物の病気のことを、海外悪性伝染病といいます。大学時代に伝染病学の試験で、「海外悪性伝染病の代表的なものを3つ上げて、原因をなるウイルスとその症状を述べよ」という問題が出たのを覚えています。家畜の伝染病の代表的なものが口蹄疫で、犬や猫の病気では狂犬病です。狂犬病は人に感染する病気です。感染するとほとんど死亡しますが、回復しても重い後遺症が残ります。愛犬にワクチン接種を励行して下さいね。

●2010年05月18日(火)
☆今日のワンコ☆

チワワのミミちゃん、3ヶ月目の女の子で体重は1.5kgです。カメラを向けられて、少し不安そうですね。

●2010年05月17日(月)
☆子猫が2匹・・☆

毛色が茶色の子猫2匹をこれから先10数年お世話してくれませんか?ひょっとしたら20年位になるかもしれません。20年後、私は80前の爺さんですから、その頃は私を当てにしないで下さい。性別はオスとメスです。2匹まとめてでも、1匹づつでもOKですが、兄弟猫で仲良しなので、別れさせたくはないなぁ。

当院に来院されている方が、ダンボールに入れられてた数頭の子猫を見つけてしまいました。手を尽くして、4頭が貰われました。写真の様に、可愛い子猫です。健康状態も良好です。

興味のある方は、早めにご連絡下さいね。メールでも電話でもOkですよ。多分、2〜3日内には、貰い手が見つかると思いますから、早めが良いかもしれませんね。

●2010年05月15日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の中型犬の体に出来たイボを切除しました。

中高年のワンコの中には、体の表面にイボが出来やすい子が居ます。体のあっちこっちに数ミリから1センチ位のイボが出来ます。ほとんどが良性腫瘍で、そのままにして置いても良いのですが、今日のワンコのイボは、表面が破れて出血して按配が悪いので、手術で切除しました。大小合わせて7個のイボを取り、歯周炎でグラグラなった歯も麻酔で眠っている間に抜歯しました。

ひとつひとつの処置はそんなに大変ではないのですが。数が多いのですべての処置を終えるの2時間近くかかりました。順調に覚醒したので、夕方退院しました。まだ少しボーとしていましたから、今晩一晩はゲージに入れて安静にしてもらうことにしました。

毎年5月は、ワクチン接種やフィラリア病の予防で、1年で一番病院が混む月です。その中でも、土曜日が一番混みあいます。お仕事の関係で、土曜日しか病院に来られないのでしょう。今日は、来院する方が多く、当院の駐車場は数台しか止められないので、何人かの方は駐車できなくて、ご迷惑をおかけしました。時間帯によっては、1時間以上お待たせしてしまいました。来週も混むことが予想されますから、平日に来院出来る方は、週末を避けたほうが良いかもしれません。病気の子は別ですよ。

●2010年05月14日(金)
☆今日のワンコ☆

ジャック・ラッセル・テリアのクオレちゃんです。3ヶ月目の女の子で、体重は2kgです。イギリスが原産の猟犬です。元々はネズミの捕殺のために作られた犬種だそうです。活動的なワンコで、体に触ると筋肉でプリプリしています。運動量が豊富なんでしょうね。ジャック・ラッセルのオスは野性的な性格が強い子がいますから、ペットとして飼うには、クオレちゃんの様な女の子の方が飼いやすいかもしれませんね。小首を傾げた不安そうな表情が可愛いですね。

●2010年05月13日(木)
☆新緑の季節☆

ワンコと海岸を散歩するには良い季節になりましたね。写真は若松の海岸です。青い海と青い空、新緑が綺麗で、海から爽やかな風が吹いています。まだシーズン前で、海岸にはほとんど人が居ないので、Pを放してやりました。浜辺を気持ち良さそうに走り回って、波と遊んでいましたよ。お弁当とノンアルコールビールを持っていくと、手軽&安上がりなレジャーですね。

但し、浜辺の入り口に立ててある看板に、海岸で犬を放して散歩してはいけませんと書いてありました。以前、犬の訓練所のインストラクターが「世間には、犬好きな人と同じくらいの数で犬嫌いの人が居るから、その事を良く考えて、犬を飼うようにして下さい」と言われてました。マナーを守って、散歩させましょうね。

●2010年05月12日(水)
☆今日のワンコ☆

チワワのきなこちゃんです。3ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。大きなお耳がチャームポイントかな?

予防注射やフィラリアの予防で、病院が混雑するシーズンになりました。当院の待合室は狭いので、混雑すると、待合室が犬と猫と人で満員電車状態になって、窒息しそうになります。外で待っていただいたり、車の中で待っていただいて、順番がきたら携帯に連絡したりしていますが、この時期は日差しが強いので、外で長い時間お待たせするのも恐縮です。

診療開始の午前9時と午後4時は混み合うことが多いので、1時間ほどずらして、10時過ぎか5時過ぎに来院された方がいいと思います。診療開始前に、早めに受付だけ済ませていただいても、OKですよ。

●2010年05月11日(火)
☆今日のワンコ☆

今日は避妊手術を受けた小型犬が退院しました。

1歳半のワンコです。実はこのワンコ、1年前に手術を受けるために来院しました。初回発情前で、避妊するには丁度いい時期です。いつもの様にお預かりして、手術前に麻酔薬や点滴をするための管(留置針)を前足に入れました。入れる時にワンコが嫌がって暴れたので、上手く入れることが出来ませんでした。血管が腫れないようにAHTに針を刺した部分を押さえてもらいました。

入れ直すために次の留置針を準備して、押さえていた指を外すと、ジワリタラリと出血します。通常は2〜3分押さえていれば血は止まります。何か変です。血液検査をすると、血を止める働きをする血小板の数が健康なワンコの1/10しかないことが分かり、手術を中止しました。術中に出血が止められなくなったら大変です。

1年が経過して、狂犬病のワクチンを接種するために来院しました。飼い主の方は愛犬に避妊手術を受けさせたいご希望があります。再び血液検査をしたところ、血小板の数は健康な子と同じレベルに上がっていました。念のために血液を薄く延ばした標本を作って、顕微鏡で血小板を確認しました。手術をしても大丈夫でしょう。

手術は無事に終わり、術後の回復は順調で、数時間後にはシャッキッと立ち上がっていましたから、通常よりも覚醒は早かったくらいでした。

今回の症例を教訓に、今は必ずどんなに元気なワンコでも、麻酔を入れる前に血小板の数を確認しています。臨床は日々勉強ですなぁ。

写真は、MDのガッちゃんです。健康診断とフィラリアの検査で来院しました。バッチリ、カメラ目線ですね。


●2010年05月10日(月)
☆宮崎の家畜伝染病☆

連休も明けて、ワンコに狂犬病のワクチンやフィラリアの予防薬を投与するシーズンになり、病院が忙しくなりました。バタバタと仕事しながらも、宮崎県で発生している口蹄疫の動向が気になります。

口蹄疫は読んで字の通り、家畜の口と蹄(足)の疫病です。牛や豚がこの病気で死亡することはありませんし、狂犬病などと違って人に感染することもありませんが、ウイルスが空気感染するので、急速に広がります。牛や豚は、口や足が痛くて、食欲が落ちるので、肥らなくなったり、乳が出なくなったりして、生産効率が落ちます。

犬や猫は愛玩動物と表現しますが、牛豚鶏などは産業動物と言います。愛玩動物を診療する獣医師は、最後までその動物の命を救うために努力しますが、産業動物を診療する獣医師は、治療してもその乳牛が乳をだせないと判断した時は、牛を出荷します。無駄に治療はしません。獣医師には、その判断の力量が求められます。

前述したように、口蹄疫は伝染力の強い病気で発生すると、農家に与える被害は甚大です。生産性のない動物を飼育することになります。表現は悪いのですが、死なないことが仇になります。そのため、この病気に感染した動物を含めて、感染した疑いのある同居動物は、蔓延防止のために、すべて殺処分されます。100頭飼っている農家で1頭発生したら、全頭獣医師が薬を使って殺します。

4月20日に発生してから、宮崎県で殺処分された牛豚は65000頭です。それでも、まだ広がっています。処分した家畜は、焼却するか、土に埋めますが一般の焼却施設は使えませんから、実際には埋却するしか方法はないでしょう。牛の体重は600kg、豚は100kgです。豚で大人2人分です。ひとに換算すると、13万人分の死体を発生したの農家の空き地に深い穴を掘って埋めるということになります。埋却場所の確保も大変なようです。

事態がいかに深刻か、想像できません。産業動物とは言っても、農家の人は愛情を持って、牛や豚を育てています。病気を広げないために、健康ですくすくと育っている子豚や子牛を殺さなくてはいけない農家の人の心情は、察するに余りあります。学生時代、都城に臨床実習に行ったことがありますが、畜産農家の人たちは、母牛や子牛を家族の一員として大切に飼っていました。子豚が無事に生まれた祝宴の席に、その畜産農家を診ている獣医師に引っ付いて行ったこともあります。家畜は農家の人の生活の糧ですから、将来に対する不安も大変なものでしょう。

宮崎県は、和牛の生産地です。ここで生まれた黒牛の子供たちが、将来、松坂牛などのブランド牛になります。国内で生産される豚も、宮崎産が多いと思います。隣接する鹿児島県や熊本県も畜産業が盛んな地区です。今日、農水相が宮崎入りして、知事に国の支援を約束したそうですが、これ以上口蹄疫が広がらないとを願うばかりです。これ以上広がると、宮崎県だけの問題ではなくて、我々の生活にも影響を与えるようになるでしょう。「国益」というレベルに達するかもしれません。

今日は、獣医師として、宮崎県で起きている大変な事態を知って貰いたくて書きました。

写真は、能天気に私の机の下で眠っているP&ハッチです。口蹄疫は犬猫には感染しませんから、ご心配なく!

●2010年05月08日(土)

☆今日のワンコ☆

13歳のメスの中型犬がぐったりして来院しました。呼吸の状態は普通で、嘔吐や下痢もありませんが、診察台の上で横たわって動きません。かなり容態が悪そうです。意識もぼんやりしています。

いつもは元気なワンコが急に悪くなったそうで、飼い主の方は特に心当たりはないそうです。血液検査、レントゲン、エコーなどで原因を探りますが、どこが悪いのかはっきりしません。ワンコの容態が悪いので、入院させて点滴をしながら、炎症を抑えるお薬を投与しました。ワンコが動けなくなるほど急に容態が悪くなった原因は、脊髄など神経系に問題があるのではと推測しました。しかし、神経系に問題がある時は、後ろ足の麻痺などの症状がでますが、それもありません。

始めは水も飲めなかったワンコが、2日目の朝には自分で飲める様になり、3日目には食事を食べるようになりました。起き上がれるようになり、目力が戻りました。退院できそうです。

実はこのワンコ、1ヶ月前も同じような状態になって、当院に連れて来られてました。その時も3日ほど入院して回復しました。命に関わるほど大きな病気だとすると、こんなに早く回復しないと思います。何か原因があるはずですから、発症前の状況を飼い主の方に詳しく聞かなければいけませんね。

●2010年05月07日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのモモちゃんです。3ヶ月目の女の子で体重はまだ1kgほどです。ペットショップから来たばかりなので、今日は健康診断で来院しました。もう少ししたらワクチンを打ちましょうね。

●2010年05月06日(木)
☆今日のワンコ☆

今日は休み明けで忙しい一日(半日?)でした。入院室には、連休中に体調を崩したワンコが入院中です。

写真は、パピヨンのアリスちゃんです。8歳の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。笑顔で写真に納まっていますね。

●2010年05月01日(土)

☆今日のワンコ☆

「お父さんが飲んでいる錠剤をアルミのパッケージごと食べたかもしれない。大丈夫でしょうか?」と、体重2kgの小型犬が来院しました。同じ錠剤を持ってみえましたが、錠剤の大きさは1cm位で、アルミのパッケージを入れると2cmほどの大きさです。錠剤の種類はビタミン剤ですから、成分は問題はなさそうですが、はたして2cmの大きさのパッケージは2kgの小型犬の小腸を通過するであろうか?

飲んだかどうかはっきりしないので、レントゲンを撮ることにしました。錠剤とアルミパッケージが写るかどうかわかりませんから、持参した同じものをレントゲンの端っこにいれて撮りました。フィルムを見るとうっすらと写っていますが、ワンコのお腹の中に同じ様な異物は見えません。食べてないのかもしれません。

念のために吐かせる処置をしました。数分するとゲロ〜と大量の朝ごはんを吐き出しましたから、スタッフ一同でゲロをピンセットで掘り返して異物を探しましたが、発見出来ませんでした。

レントゲンには写らない。ゲロの中にも発見できない。ということで、食べてないということにしました。ゲロの中にはドッグフード以外に、ガムのふやけたものが出ていました。ガムやささみジャーキーは小型犬が飲み込むと食道に詰まって大きな事故になりますから、与えないでくださいね。特に、今日のワンコみたいに、何でも食べる子は要注意ですぞ。


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