2010年04月
[] [過去の日記一覧] [管理]
●2010年04月30日(金)

☆今日のニャンコ☆

今日は猫の避妊手術が飛び入りしました。連れてきた方は、室内で数匹の猫を飼っていますが、外の猫の面倒も見ています。外猫にも避妊手術を受けさせてますが、いつ捕まるかわからないので、上手く捕まった時に随時連れてきてもらっています。

今日のニャンコは、手術を受けるのと同時に、エイズと白血病の検査をして、混合ワクチンを接種し、ノミと内部寄生虫を駆除するお薬を滴下しました。まだあまり触れない猫なので、麻酔で眠っている内に、各種検査と予防をして下さいということです。

あまり慣れていないそうですが、退院後は、室内猫に昇格?するそうです。先住の猫たちと仲良くできると良いですね。

●2010年04月28日(水)
☆Pと松

Pのお気に入りのおざぶに松が座っています。横取りされたPは困ってますが、松を追い出せません。お気に入りのぬいぐるみはハッチに取られます。病院でも一番身分が低い様です。

明日からゴールデンウイークに入りますね。当院はカレンダーどおりの診療です。日曜日から休みが続きますから、診察される方はこの週末に来院してくださいね。

●2010年04月27日(火)

☆今日のニャンコ☆

今日はオス猫の去勢手術をしました。

初めて当院に来院する若いオス猫です。猫は飼い主の方がゲージから出して、診察台の上に乗っかっています。それまでは、大人しくしていた猫が、カルテを持って私が近づいた途端に、目をまん丸にしていきなり逃げ出しました。

すぐに、診察室の入り口と裏口のドアに鍵をかけます。丁度、遅番のAHTが出勤してくる時間でしたから、猫が診察室に中を逃げているのを知らずにドアを開けて猫が外に飛び出したら大変です。過去に、ゲージに入れないで抱かれて来院した猫が、車から出た途端に逃げ出したことや、ゲージのドアに突進してドアを壊して逃げ出した猫が居ます。猫はパニックになると、恐るべき力を発揮します。猫が見つからないで、飼い主と永久の別れになることもあります。

幸い、今日のニャンコは飼い主の方がすぐに捕まえてくれました。すぐにゲージに入れて鎮静薬を打ちました。しばらくすると大人しくなりましたから、麻酔の注射を打って無事に手術を終えました。外を怖がる猫は、洗濯用のネットに入れて来ると安全ですよ。

●2010年04月26日(月)

☆今日のワンコ☆

今日は14歳の小型犬の歯茎に出来た1cmくらいの腫瘍を切除しました。

今は特に問題はないのですが、少しずつ大きくなってきたので、出血などの問題が起こらないうちに手術で切除することにしました。ワンコの年齢を考えると、麻酔処置をこれ以上延ばしたくなかったのです。腫瘍を放置して表面から出血が始まった時が16歳、「センセー、何とかしてください!」なんていう状況は、避けたいですからね。

腫瘍は根っこの部分が細かったので、電気メスで簡単に取れました。上あごの犬歯が歯周炎でグラグラになっていましたから、抜歯もしました。この歯も、このままにして置くと歯根炎が進んで鼻血やくしゃみの原因になります。

元気なワンコで、処置も短時間で終わりましたから、夕方お家に帰りました。今回の措置がこのワンコ生涯最後の麻酔になるでしょう。これで、余生を健康に過ごせますね。術前の血液検査で腎臓の機能が少し落ちていましたから、処方食のサンプルをお土産にもらって帰りました。ドライタイプのドッグフードを食べているワンコですから、食事の変更も上手くいくでしょうね。

●2010年04月24日(土)
☆今日のワンコ☆

チワワのバレンちゃんです。1歳の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。カメラに興味深々です。きっと、好奇心旺盛なのでしょうね。

●2010年04月23日(金)
☆今日のワンコ☆

豆柴のミッキーちゃんです。3ヶ月目の男の子で体重は2kgです。今日はワクチン接種で来院しました。カメラに少し驚いている様子ですね。

●2010年04月22日(木)
☆今日のワンコ☆

バセンジーのアンディ君です。6歳で体重は12kgです。バセンジーは中央アフリカが原産です。ほとんど吠えることはなくて、ヨーデルの様な声で遠吠えするそうです。綺麗な毛並みで、野性的な感じの犬ですね。怒ると怖そうだなぁ。

●2010年04月21日(水)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳の小型犬の抜歯と歯石の処置をしました。

大人しいワンコで、歯磨きもさせるそうですが、下アゴを触ろうとすると嫌がります。痛そうだということです。

麻酔をかけて口の中を観察すると、奥の方の歯にはあまり歯石がくっついていませんが、犬歯から前の歯には歯石が付いて歯周炎が進んでいます。特に下アゴの前歯は歯周炎が進んでグラグラしていました。下アゴの小さなワンコですが、その割に前歯が大きくてアゴの骨に埋まっている部分が少ないようです。歯と歯の隙間が狭いので、そこに歯石が付着して歯周炎が進み歯茎が下がったので、前歯がグラグラになったのでしょう。

グラグラの歯はすべて抜いて、歯茎を縫い合わせて終了です。これで痛みから解放されるでしょう。他の歯の歯石も取りましたから、口の中の衛生状態が格段に良くなりましたよ。

●2010年04月20日(火)
☆今日のニャンコ☆

アビシニアンのレオちゃんです。生後半年です。両腕を抱えられてムスーッとしてますが、実物は人懐っこくて、可愛い猫でしたよ。去勢手術を受けに来院しました。

●2010年04月19日(月)
☆今日のワンコ☆

柴犬の小次郎くんです。7歳の男の子で体重は18kg。今日は狂犬病の注射を受けに来院しました。少し太めかな?

●2010年04月17日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は土曜日で、狂犬病の予防注射で来院する方が多い一日でした。お仕事がお休みなのでワンコを注射に連れて来やすいのでしょう。

次々と診察しながら注射を打ちます。その合間に皮膚病や外耳炎の治療、フィラリアの検査などでバタバタしてます。ふと外を見ると中型犬がウロウロ、チョロチョロ・・。AHTにどうしたのか聞くと、犬を狂犬病の注射に連れてきたのですが、リードが切れて犬が放れてしまったそうです。

飼い主の方が座って呼ぶと近づいて来ますが、捕まえようとすると、逃げてしまいます。犬は遊んでいるつもりでしょうが、当院の前の道路は交通量が多いので、危ないこと、危ないこと・・。犬と飼い主の方があっちに行ったり、こっちに来たり、外が気になって診療に集中できません。待っている飼い主の方たちも心配しています。そうこうしていると、ドンという鈍い音と飼い主の方の悲鳴が・・。「あぁ、やっちゃった!」。逃げたワンコが車にぶつかりました。

「狂犬病の注射に来たのに、交通事故の治療になるかも・・」と心配して出てみると、飼い主に捕まえられたワンコが車の陰から神妙な顔をして、当院でお貸ししたリードにつながれて歩いて来ました。怪我はなさそうです。ワクチンを打つときに、体中を診ましたが大丈夫でした。

病院にワンコを連れてくる時には、しっかりしたリードを付けて、首輪は抜けない様にしっかり締めて来てくださいね。特に、日頃健康で病院にあまり来ないワンコは、興奮しますから注意してください。大事にならなくて良かったですね。

●2010年04月16日(金)

☆今日のワンコ☆

今日の午後は小型犬の避妊手術の予約が入っていました。午前中に来院していただいて、そのままお預かりする予定です。

来院したワンコは1歳で、昨年の11月に初回発情が来ています。メス犬の発情期は1年に2回ありますから、そろそろ2回目の発情が来る時期です。

「そろそろ2回目の発情が来る頃ですね」とお話すると、「そう言えば、今朝、お布団に血が・・」。陰部を見ると、発情が始まっていました。手術前に気づいてラッキーでした。

犬の避妊手術は、発情中は避けています。子宮が充血していて、通常と比べると出血が多いのです。一度発情中のメス犬を避妊したことがあります。工事現場で飼われている犬で、放し飼い状態なので、オス犬と交配すると困るからと、屈強なおじさんに無理やり頼まれました。手術は無事に終わりましたが、充血した子宮がもろくて、ヒヤヒヤしたことがあります。

今日のワンコの手術は1ヶ月延ばしました。少し太り気味なので、それまでにダイエットに努力してもらうことにしました。太っていると手術が少しやりにくいのです。体重減に成功するかな?

●2010年04月15日(木)
☆今日の○○☆

今日は4月とは思えないほど寒い一日でしたね。福間海岸はいい風が吹きました。少し寒かったけど、ウインドサーフィンには良いコンディションでした。写真は海を目前に今から出艇する前のワンショットです。私の側に、今からセッティングするセールが置いてあります。今日のコンディションにベストマッチのセールを選びました。海を前にうきうきしてて、診察室では見れない笑顔かも・・。

●2010年04月14日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日は2頭の兄弟猫の手術でした。1頭はメスでもう1頭は触らせないから性別がはっきりしませんが、オスではないかということです。長毛種ですから、後ろから見ただけでは分かりません。

最初に触らせない方のニャンコに麻酔をかけました。オスの去勢手術は短時間で終わりますから、午前中に1頭済ませることにしました。ところが麻酔で眠ったニャンコの股間には何もありません。飼い主の方の予想に反して、2頭ともメス猫でした。

今日は寒いせいか、来院する方が少なかったので、余裕をもって午前中に1頭手術を済ませることが出来ました。午前中は診察時間に当てていますから、予想外の手術でお待たせすると申し訳ありませんからね。

写真はメス猫のミーちゃんです。7ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。ミーちゃんももうすぐ避妊手術ですね。

●2010年04月13日(火)
☆今日のワンコ☆

今日は狂犬病の予防注射の往診に行きました。行き先は、坂の上の高台にあるお宅です。飼い主の方はご近所の愛犬家に声をかけてくれて、5件のお宅の6頭のワンコ達が集まっていました。

健康状態をお伺いして、次々に注射を打ちます。病気の往診ではないので、注射はすぐに済みます。大変なのは、事務手続きをするために同行したAHTです。狂犬病の注射を打つと、北九州市から交付された注射済証を出しますが、初めて打つワンコは登録が必要なので同時に鑑札も交付します。当院にカルテのない方も居ますから、住所氏名、犬の名前などが必要です。

今日は風が強くて、注射場所が高台だったので特に強風で、書類やお金が風で飛びそうで大変でした。ご近所のワンコ達だったから、注射が終わると、皆で仲良く遊んでいましたよ。

写真は柴犬のさくらちゃんです。生後半年の女の子です。凛々しい表情ですね。

●2010年04月12日(月)

☆今日のワンコ☆

「オモチャのゴムボールを食べたかもしれない」ということで、9歳の小型犬が来院しました。

昨日、お友達のワンコと一緒に直径3cmくらいのボールで遊んでいました。そのボールを食べてしまったようで、今朝、胃液といっしょに半分位にかけたボールの破片を嘔吐しました。まだお腹の中に残っているかもしれないそうです。

直径が3cmくらいのボールです。まだ半分残っているとするとそのままにしておくと、大きさから考えて、腸閉塞の原因になる危険性があります。噛んで食べていればウンチに出るから、このままでも大丈夫でしょう。

食べたかどうか飼い主の方は分からないそうです。ボールはレントゲンには写りません。とりあえず吐かせる処置をしました。食事を少し食べさせてから、吐かせましたが、吐しゃ物の中にボールの破片はは見つかりません。

食べたのがはっきりしてたら、内視鏡のある病院をご紹介して、そこで摘出してもらいますが、麻酔下の処置になりますし、食べてなければ「ないものを探す」ことになりますから、依頼された先生は大変です。そこで、このまま様子を見ることにしました。腸閉塞をおこした時の症状をお話して、もしそうなった時にはすぐに連れてきていただくことにしました。

一度帰宅された飼い主の方がワンコと一緒に再び来院されました。帰る途中でウンチをしたので見て欲しいそうです。ウンチをほぐしてみると、黄色の破片がチラホラ・・。バラバラになったゴムボールの破片でした。大きな塊は吐き出して、小さな破片はウンチで出たのでしょう。

このワンコ、いつもは異物を食べる癖はないそうですが、一緒に遊んでいた友達ワンコからオモチャを横取りされては一大事と、食べてしまったようです。無事に出て良かったね。

●2010年04月10日(土)

☆今日のニャンコ☆

今日は外傷の猫の治療をしました。左のわき腹に大きな傷があります。化膿止めの注射だけでは、とても治りません。麻酔をかけて縫合しないといけないほどの大きさです。

午後に1件手術の予定がありましたから、早めに処置することにして、いつもの様に鎮静薬を準備しました。飼い主の方に猫の年齢をお伺いするとなんと15歳!ここで状況が一転します。猫の15歳というと人に換算すると80歳くらいです。猫同士のけんかが原因の怪我で来院するのは、若い猫が多いので、ついそのつもりでした。

まず、麻酔をかける前に血液検査が必要です。腎機能や肝機能に問題があると麻酔が危険なので、飼い主の方に承諾してもらわなければなりません。麻酔薬の選択も、避妊手術や去勢手術を受ける若い猫と同じ薬剤は使わないほうが良いでしょう。なるだけ負担の軽い薬剤を選択します。術中や術後には点滴をした方が麻酔が安全なので、静脈を確保します。処置後はICUを使うことになります。がぜん忙しくなりました。

血液検査では、少し腎臓の機能が落ちていましたが、すべての処置が順調にいって、ニャンコは夕方退院しました。怪我しないように、これからは外に出ないで、静かに老後を過ごして欲しいですね。

●2010年04月09日(金)

☆今日のワンコ☆

今日で狂犬病の集合注射の私の担当地区はすべて終わりました。これが終わると少しホッとします。全く知らないワンコに打つわけですから、接種後容態が悪くなった子はいなかっただろうか?とか、病院を留守にしているので、当院に来院して来る方にご迷惑をおかけしていないだろうか?とか気になります。幸い、当院のスタッフがDMに私の不在日を書いて出してくれているので、あまり迷惑はおかけしないで済んだようです。

集合注射会場では、日頃お目にかからない変わった飼い主に出会います。今回のNo.1は、20歳くらいの男の子でした。中型犬の首輪が持てません。自分の家の犬ですが、「両手で首輪をしっかり持ってくださいね」と何度言っても、のらりくらりとしてらちがあきません。女性の方や年配の方で、飼い犬が怖かったり、力がなくて持てない飼い主は居ますが、それとも違います。

リードを長く持っているだけなので、犬が逃げ回って注射が打てません。少し強い口調で「しっかり持って!」というと、小さな声で「こつの首輪臭いんです・・」。「臭くて持てないの?」。私が見る限りでは、普通の首輪でした。

結局、私が犬の気を散らしている間に、もう一人の獣医師が打ってくれました。飼い犬の首輪の匂いが気になって持てないとは・・。私には理解しがたい新人類でしてた。最近の若い男の子がひ弱に見えるのは、昭和世代の私だけかなぁ。

●2010年04月08日(木)

☆今日のワンコ☆

14歳のメスのワンコが具合が悪くなって来院しました。いつもはバクバクと食べる食事も食べず、飼い主の方が帰ってきたら走って迎えに来るのに、昨日から横たわったままで、呼べばヨロヨロと歩いて近寄ってくるそうです。

お電話で伺っただけでも、かなり容態が悪そうです。頭の中でメス犬の病気がいつくか浮かびます。避妊手術を受けていないので子宮の病気も考えなくてはいけません。はたして手術に耐えられるのか?

来院したワンコは確かに容態が悪そうです。飼い主の腕に抱かれてぐったりしています。発熱していますが、エコー検査や血液検査に異常はなく、病気が特定できません。子宮の病気は否定できましたから、とりあえず外科ではなくて内科的に治療することにしました。静脈を確保して点滴をしながら、解熱剤や抗生物質を投与することにしました。飼い主の方には、ワンコが高齢なのと容態が急に悪くなっているので、最悪の場合入院中に死亡するかもしれないことを話ました。飼い主の方は「先生にお任せします」ということです(←この一言,堪えるんですよ)。

入院中は夜中に何度か容態を見に行きます。ワンコはぐったりしています。布団に入ってもワンコの容態がが気になって眠りが浅いのですが、後はワンコの頑張りと運命にゆだねるしかありません。朝一に入院室のワンコを見に行きます。ドキドキします。

入院中のワンコを見ると目力が出ています。目がきらきらして生きる力が出ていました。高カロリー食を与えると興味を示します。少し与えてみると食べます。ワンコは復活しました。

それから順調に回復して。3日目に退院しました。「死ぬかもしれない」と私から脅された?飼い主の方は、「いやぁ〜、元気になったぁ」と嬉しそうです。14歳のメスのワンコが死にそうなほど悪くなって、2日の点滴で劇的に回復しました。発熱してたから病気には間違いないけれど、いったいどこの病気だったんだろう。

●2010年04月07日(水)

☆今日のワンコ☆

狂犬病の予防注射で来院する方が増えています。ワクチンと同時にノミ取りのお薬を持って帰る方も居ます。今年は、従来品とジェネリック品を用意しています。ノミやダニを駆除する効果は変わらないので、ジェネリック品がご希望の方は受付でお尋ね下さい。少しお求め易くなっていますよ。

●2010年04月06日(火)
☆今日のワンコ☆

今日の午前中も狂犬病の集合注射に行きました。きょうはその会場で20歳のワンコが来ていました。元気そうでしたが、見た感じが高齢だったので接種する前に年齢をお伺いすると「20歳」ということです。「ここで接種しますか?」とお尋ねすると「打ってください」ということでしたから接種しました。病院で打ったほうが良いかも?とも思いましたが、聴診器をあててみると、心臓は力強く打っていましたよ。来年会場で会えると良いですね。

写真は注射会場の桜です。風が吹くと花が散って、桜吹雪の中での注射でした。なかなか風情があって良かったですよ。いつも空気の悪い?室内で仕事してしてますから、天気が良いと屋外の仕事も楽しいですね。

●2010年04月05日(月)

☆今日のワンコたち☆

今日から狂犬病の集合注射が始まりました。公園などを会場にして近隣のワンコが注射を受けに連れてこられます。以前と比べると病院で打つ犬が増えて、注射会場にくるワンコの数は減っていますが、それでも、午前中の2会場で100頭以上を2人の獣医師で打ちました。

暴れる中型犬を年配の方が連れてきて、引き倒されそうになってハラハラすることがあります。中には押さえていて飼い犬から咬まれる人も居ます。春休み中の子供さんが連れてきた時は特に心配です。平日に屈強な男性は仕事に出ていますから、しょうがないかなぁ。

●2010年04月03日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は13歳の小型犬のお尻に出来た腫瘍を切除しました。肛門周囲腺腫という腫瘍で、去勢手術を受けていない中高年の犬に見られます。2週間ほど前は赤ちゃんの指先ほどの大きさだったのに、急に大きくなって、大人の小指大になり、表面が破れて出血し始めたので急いで手術しました。

麻酔をかけるのでワンコの年齢が気になりましたが、このまま様子をみていると悲惨なことになるので、積極的に手術をお勧めしました。再発防止のために去勢手術も同時に行いました。去勢しないと、次から次に出来ることがあるので、去勢も積極的にお勧めしました。健康なワンコでしたから、手術には2時間近くかかりましたが、順調に終わりました。

4月1日から狂犬病の予防注射が始まりました。来週は狂犬病の集合注射で公園などを回りますから、私は不在がちです。来院される時は電話で確認してくださいね。

●2010年04月02日(金)

☆今日のワンコ☆

今日はオスの小型犬の陰睾の手術でした。片方の睾丸が降りてきてないので、袋の中には1つしか睾丸がありません。降りてきていない方の睾丸が将来腫瘍化することがあるので、陰睾は早い時期に摘出することが勧められてます。

降りてきていない睾丸が体表には出ていて、股の付け根あたりで見つかることがあります。この様なタイプの陰睾の手術は、場所が判るので摘出は容易です。通常の去勢手術と同じように出来ます。

今日のワンコの睾丸は皮膚の下にはありませんでした。前回の猫の件(手術直前に皮下にあるのが見つかった)があるので、しつこく股の付け根あたりを触りますが、やはり見つかりませんでした。陰睾はお腹の中にあります。開腹手術です。

陰睾の開腹手術は、お腹の中の睾丸が見つかるまで、ハラハラします。生まれつき睾丸が1個しかないこともあるからです。見つからないときのことを考えるとゾッとします。今日のワンコの陰睾はだいたい予想した位置にありました。見つけたときは「可愛い、可愛い陰睾ちゃん!見つけたぞぉ〜」と思わず鼻歌が出そうです。

最近、陰睾の犬が増えている様な気がします。陰睾の犬や猫は繁殖させない方が良いのですが、人気犬種が限られてきているので、無理な繁殖が行われているのでしょうね。

●2010年04月01日(木)
☆遊ぶハッチ☆

Pとハッチが引張りっこしてロープで遊んでいます。力一杯引っ張るのがハッチで、降参するのがPです。Pはお気に入りのロープをハッチに取られたので、次にお気に入りのぬいぐるみを私のところに投げてくれと持ってきます。投げてやると一目散に取りに行きますすが、すかさずハッチが横取りします。再び途方に暮れるPです。体重差が20倍もあるのに、ハッチのわがままに、最後は私に助けを求めて来ます。憎めない犬達ですね。


WebDiary CGI-LAND