2010年03月
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●2010年03月31日(水)
☆ハッチと桜☆

公園にハッチを連れて行きました。ハッチにとっては初めての散歩です。車に乗せられると、緊張でブルブル震えています。ヨダレも出てきました。車外に出しても全く歩けません。引っ張るとズルズルと引きずられるだけです。体重は1.7kgしかありませんから、引っ張るのは簡単ですが、可愛そうなので抱っこして芝生の上に連れて行きました。無理やりに引っ張るとトラウマになって、金輪際散歩が嫌いになってしまいます。

しばらく勝手に放っておくとやっと楽しくなった様で、あっちこっちをクンクンと匂って、周囲に興味を示すようになり、少し歩ける様になりました。1時間ほど経つと、何とか飼い主に付いて歩けるようになって散歩らしくなりました。

写真は芝生の上に置かれて途方にくれているハッチです。ハッチの後ろには、5分咲き位の桜が見えますね。これからは気候が良くなるから、Pと一緒にどんどん散歩に行こうね!

●2010年03月30日(火)
☆今日のワンコ☆

パグ犬のエリちゃんです。6歳の女の子です。バンビの着ぐるみが良く似合ってますね。飼い主の方によると、室内での脱毛対策だそうです。

「パグ犬は短毛種だから毛が抜けないと思っていたんですけど・・」、とパグ犬を飼い始める方がいますが、他の犬種に比べて、パグ犬は毛が良く抜けます。シーズー、ヨーキー、プードル、パピヨンなどははあまり毛が抜けませんから、小型犬を飼うときの参考にしてくださいね。

●2010年03月29日(月)
☆今日のワンコ☆

ポメラニアンのチョコちゃんです。2歳の女の子です。美人ですね。

●2010年03月27日(土)
☆今日のニャンコ☆

オス猫のミーちゃんです。9ヶ月目の男の子で体重は4kgです。今日は去勢手術で来院しました。術後の入院室でのワンショットです。人懐っこい子で、入り口を開けるとノソノソと近寄って来ました。まだ麻酔から完全には醒めていませんから、顔がボーとしてます。

●2010年03月26日(金)
☆今日のワンコ☆

ネットのニュースを読んでいたら、沖縄では米兵の飼っている闘犬(アメリカン・ピット・ブル・テリア)の咬傷事故が増えているそうです。アメリカ人は犬をつないで飼う習慣がないので、逃げ出して事故を起こしています。報道によると子牛まで襲ったそうです。

基地内で飼うことは禁止されていますが、最近、基地の外に住んむ人が増えて、基地の外では規則が適用されないために、事故がおきています。基地の外では日本のルールに従うように指導しているそうですが、できれば、危険な犬は飼わないで、大型犬が好きならば、ラブラドルくらいにして欲しいですね。

写真はプードルのクッキーちゃんです。2歳の男の子です。ワクチン接種で来院しました。体重は5kgです。ペットにするなら、一緒にお散歩にも行けるし、この位の大きさが丁度良いと思いませんか?

●2010年03月25日(木)
☆今日のワンコ☆

今日は当院の、ロク(16歳)、スリーピー(4歳)、ハッチ(半年)です。自宅に工事が入っているので、今日は病院の事務室に避難しています。ロクとハッチはいつも一緒にいますから、ここでも引っ付いています。写真撮影の邪魔したピーは、私から怒られて机の下でいじけています。

序列は、ロク→ハッチ→ピーの順番です。一番ヤンチャなのは、ハッチです。ロクの尻尾にまとわりついて怒られていますが、ロクはお年寄りなので迫力がありません。やりたい放題なので、私が救助します。ハッチはピーの耳や唇に咬み付いて遊びますが、優しいピーは上手く怒れなくて困って助けを求めてきます。体重差はピー30kg、ハッチ1.5kgですから、約20倍です。魁皇 が生後半年くらいの赤ちゃんにやられているよ様なものですから、笑っちゃいますね。彼女たちには、いつも癒されています。ペットは生活必需品?ですね。

●2010年03月24日(水)

☆今日のワンコ☆

「口の辺りを触ると痛がって怒る」ということで、4歳の小型犬が来院しました。口の中を見ると歯石が付着して、歯周炎が進んでいました。炎症を抑えるために抗生物質を処方して、後日麻酔下での処置をお勧めしました。

今日は、そのワンコの歯石の処置をしました。麻酔をかけて口の中を見ると、奥の方の歯は歯周炎でグラグラになっていました。そのまわりの歯茎は炎症を起こして赤くなっています。炎症はほっぺの内側にまで広がって痛そうです。

歯石を取り除いて、歯周炎でグラグラになった歯を抜きました。全部で9本抜歯しました。炎症をおこしている部分にお薬を塗って終了です。まだ若いワンコでしたから、夕方、飼い主の方がお迎えに見えたときには、すっかり麻酔は覚めていて、抜歯前と比べると表情が穏やかになった感じを受けました。これで、口の痛みから解放され、口腔内の衛生状態が良くなるので、健康に過ごせますよ。

●2010年03月23日(火)
☆今日のワンコ☆

メス犬のマルコちゃんです。1歳の女の子で、体重は6kgです。さて、マルコちゃんの種類は??

ダックフンドとシーズーのミックス犬だそうです。ミックス犬は純血種特有の遺伝疾患が出ませんから健康です。昔から「雑種は強い」って言われますね。

●2010年03月20日(土)
☆今日のニャンコ☆

チーズちゃんです。3歳の男の子です。今日は洗濯用のネットに入れて連れてこられました。フーフー怒って、ゲージから出すのが大変な猫も、ネットに入れると大人しくなります。ある程度自由に動けるし、外が見えるので安心なのかもしれません。

凶暴な猫がゲージに入って来院すると、ゲージの外から眺めるだけで、触れないので、全く治療できないこともあります。ネットに入っていると、そのままバスタオルで包んでネットのチャックを少し開けて、診察することが出来ますし、ネット越しに注射を打つことも出来ます。

チーズちゃんは落ち着いた猫で、診察に手こずることはありませんでしたが、飼い主の方は猫を病院に連れてくるのに慣れていらっしゃる様です。助かりますね。

●2010年03月19日(金)
☆今日のワンコ☆

診察台の上に不安そうな表情でちょこんと座っているのは、シーズー犬のエルちゃんです。11歳の女の子です。人の年齢に換算すると50代後半くらいかな?小型犬はいくつになっても、あどけなくて可愛いですね。

●2010年03月18日(木)

☆昨日のニャンコ☆

昨日の続きです。

猫を診察台に上げて、睾丸の位置を確認するために股の付け根を触ります。昨年の秋のカルテには、右側のこの部分に「陰睾確認!」とビックリマーク付きで書いてあります。ところが、そこに睾丸はありません。指先に神経を集中して何度も触って確かめますが、触るのは皮下脂肪ばかりで、肝心の物はありません。

「これは困った。ここにないとお腹を開けて探さないといけないので開腹手術になるぞ」。飼い主の方には簡単な手術と言ってましたから、不安そうです。飼い主の方はマーキングの問題で陰睾の摘出手術を希望されていましたから、お腹の中の未発達の睾丸を取り除いても、問題解決にはならないかもしれません。

手術をするかどうかは私に一任ということになりました。マーキングの問題解決にはならないかもしれないが、将来のことを考えると摘出した方が良いのでは、ということで、手術することにしました。

簡単な手術のはずが開腹手術になったので、手術の助手は慣れた方のAHTに頼みました。彼女は陰睾の手術で、私より先にお腹の中の隅っこに隠れていた睾丸を見つけたことがあります。

猫に麻酔をかけて腹部の毛を刈ります。先ほどから何度もお腹を触って睾丸を探しています。カルテにはっきりと記載していましたから、脂肪組織を睾丸と間違ったはずはないと自分を信じて、あきらめきれないのです。仰向けになった猫の下腹部を未練がましく触っていると、ペニスの少し上あたりに、何かコロコロした物に指が触れました。「あった!こんな所にあった」。

以前は股の付け根にあった睾丸が、それから増えた皮下脂肪に押されて移動した様です。移動した上に脂肪に埋まっていたので、見つけることが出来ませんでした。場所さえ分かれば簡単な手術ですから、30分ほどで摘出手術を終えました。

皮下にある睾丸に気づかずに開腹したら大変でした。お腹の中にはないわけですから、ない物を探すというのは、おおごとです。皮下にあった睾丸はそれなりに発育していましたから、摘出したことで、マーキングの問題も解決するかもしれません。今日は、自分を信じてしつこく探したのが功を奏しました。よかった、よかった。

●2010年03月17日(水)

☆今日のニャンコ☆

今日は陰睾のオス猫を手術しました。オスの睾丸は胎児の時はおなかの中に入っています。成長するにつれて降りてきて、生後半年くらいまでには通常の位置におさまります。精巣下降と言いますが、これが上手くいかないで、途中で止まってしまうことがあります。これが陰睾です。そのままにして置くと将来腫瘍化することがありますから、若いときに手術で取り除くことが勧められています。

今日のニャンコは、以前去勢手術を受けた時に睾丸が1個しかないのが判り、この時は正常な位置にある睾丸1個を取りました。それから2年近く経った昨年の秋、ワクチン接種で来院した時に、右足の付け根に小さな睾丸があるのが判りました。今日はそれを取り除く手術です。お電話で予約が入りましたが、ワクチン接種の時に睾丸がある場所は判りましたから、事前に診察することなく手術の予約を入れました。場所が判っていますから、簡単な手術になるはずでした。ところが・・。(続く)。

●2010年03月16日(火)

☆今日のニャンコ☆

中年の男性の方が若いオス猫を連れてきました。お尻から小さな虫が出ているので、治療して欲しいということです。猫は「瓜実条虫」が感染している様です。ノミが媒介する寄生虫です。虫下しの注射を打つことにしました。生後7ヶ月目の猫ですが、保護してから何もしていないので、ワクチンも打って欲しいそうです。「う〜ん、虫下しの注射とワクチンの同時接種は、猫には少しキツイかなぁ。虫下しは内服薬で処方しようかな?」。

猫は最近「さかり」がついて、外に出て行くことが多くなりました。「そろそろ去勢手術を受ける時期ですね」とお話すると、「何度も連れてくるのは面倒なので、それもついでにやってください」。

ということで、虫下しの治療だけのはずが、去勢手術になりました。午後の診療の合間に手術をしました。明日退院の時にワクチンを打って、虫下しの内服薬を処方することになりそうですね。

●2010年03月15日(月)

☆今日のニャンコ☆

「最近、食欲がなくなった」ということで、10歳のオス猫が来院しました。外出する猫で、今まで何度か猫どうしのケンカによる外傷で来院しています。男盛りの全盛期の体重は6kgくらいありましたが、昨年の夏頃から体重が落ちて、今回は4kgでした。ジワジワと体調を崩したことが推測されます。

血液検査をすると、腎機能がかなり落ちていることがわかりました。尿毒症一歩手前くらいまで悪化してます。猫は腎臓が悪くなったので食べられなくなった様です。人でしたら透析治療が始まると思いますが、動物ではまだ無理なので、点滴主体の治療になります。点滴で血液の循環を良くして、腎臓を流れる血液量を増やし腎機能の回復を図ります。ただし、腎機能検査の検査結果から、回復するかどうかわかりません。病状が進んで亡くなってしまうかもしれません。腎機能を示す数値はそれほど悪化していました。

3日間隔で2回ほど点滴(補液)すると、自力で食べられるようになりました。少しずつですが、お薬を混ぜた餌をポチポチと自分から食べるそうです。体重も下げ止まっています。少し容態が上向きになりました。日頃から気合の入ったオス猫です。頑張って食べてるのでしょう。

慢性的に悪くなった腎臓の機能を元に戻すことは出来ませんが、定期的に点滴を続けながら、体調の悪化を先延ばしにします。ここからは、猫と看護する飼い主の頑張りですね。私も協力しますぞ。

●2010年03月13日(土)

☆今日のワンコ☆

今日は10歳の小型犬の乳腺に出来た腫瘍を切除しました。体重が6kg位のワンコの下腹に子供の握りこぶし大の腫瘍が出来て、その表面からジュクジュクと出血しています。今朝、出血しているのに気づいて連れ来られました。

「こんなに大きくなるまで、放っておいたのですか?」と思わずお尋ねすると、飼い主の方は、「先生が様子を見ていましょうって言ったから・・」とモゴモゴ言ってます。カルテを見ると、4年前に来院された時に「1.5cmの乳腺腫瘍、要注意観察」と書いてありました。どうも4年間、様子を見ていた様です。

診察している間もポタポタと出血しています。幸い朝ごはんは食べていませんでしたから、急遽、午後から手術で腫瘍を切除しました。これだけ大きくなると、腫瘍に栄養を与える血管が太く発達していますから、出血に注意しながら慎重に切り取りました。

腫瘍が破れて出血が始まると、ワンコの様態は急に悪くなりますから、今日連れてきていただいて「正解」でした。しかし、4年も様子を見るとは・・。これから、経過観察の時は、「期限付き」にしないといけませんね。

●2010年03月12日(金)
☆今日のワンコ☆

チワワのチョコちゃんです。2ヵ月半の女の子です。体重は1.4kgです。飼い主の方の腕の中に入っていると小さく見えますが、生後半年が過ぎた当院のハッチとほぼ同じ体重です。ハッチは最近ほとんど体重が増えません。やっと永久歯が生えてきました。普通の子犬と比べると2ヶ月遅れです。初回発情が来たら、赤飯炊いて祝ってやろうかな?

●2010年03月11日(木)
☆今日のワンコ☆

子犬のジロー君です。3ヶ月目の男の子で体重はすでに7kgですから、成犬になると15〜20kgくらいにはなるかもしれません。飼い主の方は年配の女性の方ですから、散歩の時に引っ張られないように、今から練習しとかないといけませんね。やんちゃそうだけど大丈夫かなぁ?

●2010年03月10日(水)

☆今日のワンコたち☆

今日は吹雪で大荒れの天気でしたね。こんな天気の日に来院する方は少ないのですが、それでも、糖尿病のワンコのためにインシュリンを受け取りに来た方、急に様態が悪くなった高齢犬を抱きかかえて連れてきた方などがお見えになりました。優しい飼い主の方から大切に飼われているワンコたちは幸せですね。

いつも外に居る当院のスリーピーは、こんな日でも外をウロウロするので泥んこでビショビショになりますから、院内に入れました。日中は屋上に出している猫たちも今日は室内に入れて、ついでにハッチも連れてきて、病院の中は体重30kgのピー、1.5kgのハッチ、5kgの猫2頭で運動会が行われていました。シャイな性格の猫のタケだけは迷惑そうでした。

明日は天気が回復しそうですね。


●2010年03月09日(火)

☆今日のニャンコ☆

1週間ほど前に「オシッコが出にくい」ということで、3歳のオス猫が来院しました。お腹を触ると、膨らんで硬くなった膀胱が確認できました。

膀胱炎により尿道閉塞が起こっていることが推測されましたから、尿道から細い管を入れて尿道を開通させてから、生理食塩水で膀胱の中を洗いました。洗浄液の中には、剥がれて落ちた膀胱粘膜と血液、細かい砂で出来た粘着物が出てきました。膀胱の中の尿は出血でまっかっかでした。

通常、このパターンですと、猫の尿道に細い管を入れて、それが抜け落ちない様に包皮に縫い付けて、点滴をしながら入院治療をしますが、今日のニャンコは、大人しい猫だったので、膀胱洗浄まで無麻酔で出来ました。

ニャンコはそれほど落ち込んでいる様には見えませんでしたから、一旦お家に帰ってもらって、膀胱炎のお薬を飲みながら様子を見てもらうことにしました。次に再閉塞したら入院治療になります。飼い主の方から、ニャンコの様子を伝えるメールが届きますが、メールだけではいまひとつ症状がはっきりとしません。はたして、オシッコは出ているのか・出ていないのか?

本日来院してもらうと、膀胱炎はまだ完治していませんでしたが、オシッコは出ていました。飼い主の方からメールが入るたびにドキドキしていましたが、何とか入院させないで治りそうです。良かったですね。入院したくないので、猫は気合でオシッコを絞り出したのかも??

●2010年03月08日(月)
☆今日のワンコ☆

MDのタラちゃんです。3歳の男の子で、体重は6.5kgです。今日はワクチン接種で来院しました。美男子ですね。

●2010年03月06日(土)
☆今日のワンコ☆

チワワのココロちゃん(メス、9ヶ月)とモリゾー君(オス、3ヶ月)です。小さい子がモリゾー君で大きな方がココロちゃんです。モリゾー君はココロちゃんのお婿さんだそうです。姉さん女房ですね。来年の秋くらいにはチワワの子犬が居るかもしれませんね。

●2010年03月05日(金)

☆今日のワンコ☆

今日は15歳のメスの中型犬の太ももに出来た腫瘍を切除しました。赤ちゃんのこぶし大の腫瘍です。少しずつ大きくなってきました。ワンコが高齢なのでどうしようかと迷いましたが、このままにして置いて腫瘍が大きくなって表面が敗れて出血が始まると、ワンコの健康状態が悪くなることがあるので、飼い主の方と相談の結果、手術で摘出することにしました。

エコーで見ると、腫瘍と周囲の筋肉との境界ははっきりしている感じですから、切除はあまり大変そうではありませんでしたが、問題は麻酔です。少し肥満気味の高齢ワンコですから、かなり慎重にやらないと、麻酔事故の危険性があります。

まず鎮静薬を使います。同じ体重の健康なワンコの半量をゆっくりと投与しました。鎮静効果が出ると、ワンコはトロンとなって、人に例えると、お酒が少し入ってトロンとなった感じになります。トロンとなったところで麻酔導入薬を血管から入れて、気管送管して麻酔ガスを流して麻酔に入ります。

ところが、今日のワンコは半量しか使ってないのに、トロンではなくて、泥酔状態になってしまいました。幸い、呼吸や心臓の状態は安定していて、意識は失っていませんでしたが、都合の悪いことに、午前中の受付終了後に来院された方がいて、そちらも診なくてはならない、高齢ワンコも麻酔も気にかかるぞ!という状況になり、私の心臓はバクバクになり、多分少し血圧も上がったと思います。

それ以降は予定通り順調に進み、麻酔の覚醒が少し遅れましたが、ワンコは無事にこの世に戻ってきました。やはり、高齢犬の麻酔は怖いですね。今日のトラブルで私の寿命も数分程度縮まったかもしれませんね。

●2010年03月04日(木)
☆今日のワンコ☆

シーズー犬のショコラちゃんです。9歳の男の子です。飼い主の方にしっかりとしがみついています。不安だったんでしょうね。犬の9歳は人の年齢に換算すると50歳くらいになりますが、小型犬はいつまでもあどけなくて、可愛いですね。

●2010年03月03日(水)
☆今日のニャンコ☆

今日は若い兄弟猫の避妊手術と去勢手術でした。昨年の秋に保護された猫たちですが、オス猫がメス猫に興味を示しだしたので、ヤヤコシイコトにならない内に同時に手術を受けることになりました。手術が終わって、今は隣同士の入院ゲージに入れられてます。いつもの手術を終えた猫たちよりも落ち着いて見えます。安心感があるのかもしれませんね。

写真はプードルのカナちゃんです。8歳の女の子です。綺麗にカットしてありますね。

●2010年03月02日(火)

☆今日のワンコ☆

今日は9歳のオスの小型犬の会陰ヘルニアの手術でした。トリミングでお尻の横が膨らんでいるのを指摘されました。トリミング前は毛が長かったから分からなかったそうです。

診察すると、お尻の横の筋肉が薄くなって、骨盤腔の中の脂肪などが皮下に出てきて膨らんでいるいることが分かりました。「会陰ヘルニア」です。会陰ヘルニアは直腸が蛇行するのでウンチが出にくくなります。排便時にキャンキャン鳴くので、「愛犬が痔になった」と言って連れて来られることがありますが、痔ではなくて会陰ヘルニアです。

幸い、今日のワンコは排便に問題は出ていませんでしたが、この病気はそのままにして置いても自然に治ることはなくて、ヘルニアがだんだん大きくなると、「ウンチが出にくい」とか、「オシッコをしようとしても出ない」ということになるので、早めに手術でヘルニアを塞ぐことにしました。この病気は、発見が早いほど寄せ集めて縫い合わせる筋肉が残っているので、手術がやり易く、再発も少ないのです。

一方を手術しても反対側がまたヘルニアになることがあるので、再発防止のために去勢手術も同時に行いました。ヘルニアや体表の腫瘍などは、トリミングに行った先でトリマーさんが発見することも多い様です。今日のワンコも早めに見つけてもらってラッキーでしたね。

●2010年03月01日(月)

☆今日のワンコ☆

今日はオスの中型犬の去勢手術でした。去勢手術というのは睾丸を摘出する手術です。オス犬を中性化することで、性格の温厚化、マーキングの防止、お尻の筋肉が薄くなって便が出にくくなる「会陰ヘルニア」、オシッコが出にくくなる「前立腺肥大」、肛門の周囲に腫瘍が出来てそこからポタポタと出血する「肛門周囲腺腫」などの中高年のオス犬特有の病気の予防になります。

今日のワンコの睾丸は、その一つが降りてきてなくて途中で引っかかっていました。陰睾です。陰睾は将来腫瘍化して、ワンコの体に悪影響を及ぼすことがあるので、早い時期に手術で摘出することをお勧めしています。

幸い、今日のワンコの陰睾は股の付け根のところにありましたから、通常の手術と同様に出来ましたが、お腹の中にある時は、開腹して探さないといけないので結構大変です。

通常の去勢手術の傷は1箇所ですが、今日のワンコには股の付け根にもう一つ小さな傷が出来ました。今日のワンコは1歳です。将来を考えると今日の手術は正解ですよ。


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