2009年06月
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●2009年06月30日(火)
★今日のワンコ★

今日は大雨の1日でした。午前中に避妊手術の抜糸で来院した中型犬、当院から数百メートルほど離れたお家から歩いてやって来ました。来る時は小雨程度でしたが、抜糸が終って帰ろうとすると外はどしゃ降りの大雨です。抜糸が終ったばかりですし、ずぶ濡れで帰すのも気の毒だったので、急きょ「ゴミ袋」で合羽を作りました。頭と前足を出す穴を開けてワンコにかぶせて、脱げない様に首と胴回りをガムテープで止めました。お家に帰る道中、道行く人の注目を集めたでしょうね。

写真はマルチーズのサクラちゃんです。10ヶ月目の女の子です。フィラリアの予防で来院しました。可愛いですね。

●2009年06月29日(月)
★今日のニャンコ★

子猫のマーブルちゃんです。生後1ヵ月半くらいかな?今日は健康診断で来院しました。現在の体重は1kgです。次に会うときは大きくなっているでしょうね。

●2009年06月27日(土)
★今日のワンコ★

コナンちゃんです。4ヶ月目の男の子で体重は3kgです。今日は2回目のワクチン接種で来院しました。コナンちゃんの種類は何でしょう?正解は、ミニピンとパピヨンのミックスです。体毛の感じや全体の雰囲気はミニピンが出ていますが、ミニピンにしては耳が大きいような気がします。大人になったらどんな感じになるのか楽しみですね。性格の優しい可愛い子犬でしたよ。

●2009年06月26日(金)
★今日のワンコ★

プードルのミルちゃんです。1歳の女の子で体重は3kgです。ワクチン接種で来院しました。ぬいぐるみみたいですね。

●2009年06月25日(木)
★今日のP★

今日の午後はレトリバーのPと福間海岸に行きました。風も波もない平穏な海でしたから、サーフィンやウインドサーフィンは出来ませんでしたが、Pと泳ぐには人も少なく(というか、泳いでる人なんて誰もいない・・)て最適なコンデションでした。後半月もすると海水浴客でごった返す海岸も、今日はPと私のプライベートビーチ状態です。

レトリバーは名前のとおり、ハンターが仕留めた水鳥を泳いで持ってくる猟犬ですから、泳ぎは得意なはずで、実際にスイスイと上手に泳ぐ犬が多いのですが、Pは泳ぎがあまり得意ではありません。波打ち際の足が着くところで遊ぶのは好きですが、深いところに連れて行くと少し顔が引きつっています。

私が泳ぐ後からエッサホッサという感じでドタドタと泳いでついて来ます。私と並ぶと私の上に乗っかろうとしたり、抱きつこうとしたりするので、少し離れて泳ぎます。並んで泳いで、右に行ったり左に行ったり、Pの下に潜って反対側に出たりして遊びます。最近は泳ぎも上手になり、長く泳げるようになりました。以前は疲れると勝手に離れて岸に向かって泳いで行ってました。

その後は、津屋崎方面まで海岸を散歩しました。夏前の人気の少ない夕暮れの海は気持ちよかったですよ。写真は疲れ果てて私の横で爆睡中のPです。指で突っついても少し目を開けるだけで起きません。名前どおりにスリーピー(sleepy=眠い、眠たがる)ですね。Pの体からはほんのりと潮の香りがしています。

●2009年06月24日(水)
★今日の夕暮れ★

診療が終って当院の屋上から見えた夕焼けです。夕焼け空の下を愛犬と散歩している人もたくさん居ました。梅雨の合間の夕焼け空が綺麗でした。ワンコも人も気持ち良さそうでしたよ。

●2009年06月23日(火)
★今日のワンコ★

MDのしーたちゃんです。2ヶ月目の女の子です。ワクチン接種とフィラリアの予防で来院しました。体重はまだ1kgチョットです。その時代の人気犬種というのがありますが、MD人気は衰えませんね。

●2009年06月22日(月)
★今日のワンコ★

柴犬のゴンタ君です。3ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。カメラに興味深深です。好奇心旺盛で人懐っこい可愛いワンコでしたよ。

●2009年06月20日(土)
★今日のワンコ★

ポメラニアンのコメちゃんです。7歳の男の子です。今日はフィラリアの予防で来院しました。7歳と言えば人に換算すると40歳くらいかな?笑ったお顔が若々しいですね。

●2009年06月19日(金)
★今日のニャンコ★

猫好きな方のお家の玄関先に置いていかれてました。その方が飼ってあげることになり、「幸」と名づけました。体重700gのメス猫です。真っ白な毛と青い目が素敵です。名前通りに、幸せになれるでしょうね。

●2009年06月18日(木)
★今日のワンコ★

MDのチョコちゃん(1歳オス)とアイスちゃん(1歳メス)です。今日はフィラリアの予防で来院しました。チョコ&アイス・・。可愛くて呼びやすい名前ですね。飼い主の方はスイーツが好きなのかな?

●2009年06月17日(水)

★今日のワンコ★

今日は、オスの中型犬の去勢手術でした。5歳のワンコです。最近性格が荒くなったので、去勢して欲しいということです。

このワンコ、当院に来院するのは初めてです。子犬の頃から診ている子はある程度性格を把握していますが、今日のワンコは性格も健康状態も全く判りませんから、事前に診察に来ていただきました。

飼い主は年配の女性の方ですが、屈強な息子さんが付いて来ています。ワンコにはしっかりと口輪が掛けられています。なんか不気味な感じです。フィラリアの予防暦などもはっきりと判りませんでしたから、血液検査をして健康診断をしました。フィラリアが居たりすると麻酔の危険性がありますから、その旨をお話すると、何が何でも去勢して欲しいそうです。相当、このワンコ暴れたようです。

幸い血液検査に異常は認められませんでしたから、飼い主の方が居る時に血管に麻酔用の管を入れて、鎮静剤を打ちました。その時も「センセイ、咬まれないように気を付けてくださいよ」って言ってます。そのままお預かりしました。間もなく鎮静剤が効いてくるでしょう。手術前に入院室から出す時は少し緊張しましたが、ワンコは尻尾を振りながらフレンドリーな顔をして自分から寄ってきました。表情も穏やかです。

手術は無事に終り、麻酔からもスッキリと覚めて、今は入院室で休んでいます。時々見に行きますが、ワンコは怖がるそぶりもなく落ち着いています。良い子です。おうちでどんな悪いことしたのかなぁ。3日連続でオス犬の去勢手術でしたね。

●2009年06月16日(火)

★今日のワンコ★

今日は5歳のオスの小型犬(体重3kg)の去勢手術でした。

このワンコ、大人になってから今の飼い主の方の元にやってきたワンコです。大人しくて良い子ですが、将来の病気のことを考えて、去勢手術を受けさせることにしました。

当院も開業して十数年が経ちますから、中高年を迎えたワンコたちが多く来院します。その中で感じるのが、去勢したオス犬は10歳過ぎても若々しくて元気です。

若い時期に去勢手術を受けた犬は、オス犬特有の病気で、前立腺が肥大してオシッコが出にくくなる「前立腺肥大」とか、肛門周囲に腫瘍が出来てジュクジュク出血する「肛門周囲腺腫」、お尻の筋肉が薄くなって便が出にくくなる「会陰ヘルニア」などがの病気になりにくいのですが、それ以外でも、手術を受けているオスは受けていないオスに比べて老けていません。なぜだか判りませんが、手術を受けているワンコは受けていないワンコと比べて若若しいのです。私と同年代の「郷ひろみ」と「トミシタ院長」位の差が出ます。

人は去勢して若さを保つわけにはいきませんが、ワンコは若い時期に手術を受けさせて、若さを保ち成人病を予防してあげて下さいね。いつまでも愛犬は「郷ひろみ」ですよ!


●2009年06月15日(月)

★今日のワンコ★

今日はオスの中型犬の去勢手術でした。最近少し気性が荒くなってきたので、去勢手術を受けることになりました。手術は順調に終り、麻酔を切ると間もなく目覚めました。筋肉隆々たる野性味あふれるワンコです。麻酔が醒めて、狭いところに入れられると耐えられなくなるのではないかと思い、飼い主の方に夕方お迎えに来ていただくことにしていました。

使った鎮静薬がよく効いて、ワンコは麻酔から覚めても大人しくしていました。これでしたら、一晩入院させても大丈夫そうです。そちらの方が飼い主の方も安心でしょう。夕方お迎えに見えた飼い主の方に入院室の外からソーッと見てもらいました。それまで丸くなって休んでいたワンコは、気が付いてムクリと起き上がって嬉しそうにしています。このまま飼い主の方が居なくなると、寂しがって吠え出すかもしれないので、連れて帰ってもらいました。

先ほどご連絡があり、ワンコは大人しく休んでいるそうです。明日の朝には鎮静から醒めて、元の元気なワンコになることでしょう。

●2009年06月13日(土)
★今日のワンコ★

パグのパンチ君です。3ヶ月目の男の子で体重は3.2kgです。ピッカピカの毛づやが綺麗ですね。今日はワクチン接種で来院しました。

●2009年06月12日(金)

★今日のワンコ★

ダニが媒介する犬の伝染病で「バベシア病」という病気があります。バベシアという名前の寄生虫が犬の赤血球内に寄生して発病します。発病した犬は、貧血を起こして元気食欲が無くなり、紅茶の様な濃いオシッコをします。

昨年の9月に、戸畑の中央公園付近、高尾泉台地区で集団発生しましたが、今年も5月に中央公園付近の草むらに入った犬に発生しました。1頭の小型犬は、「今日の診察室」の記事を見て、「散歩の場所と症状が酷似しているので、もしやうちの犬もこの病気では?」と思って来院した子で、治療で回復しました。当院のHPが役立ちました。

今日は、高尾泉台地区を散歩した子に、この病気が出ました。これらの地区で犬を散歩させている方は、ワンコを草むらには入れないで、フロントラインなどを使ってダニ予防をしっかりとしてから、散歩に行ってくださいね。発病したワンコをそのままにして置くと、貧血で死亡することもありますから、おかしいな?と思った方は、早めに受診して下さいね。

●2009年06月11日(木)
★今日のワンコ★

柴犬のクーちゃんです。3歳の女の子です。人懐っこいワンコでした。日本犬はキリリとした感じが良いですね。

●2009年06月10日(水)

★今日のワンコ★

減量に成功した5歳のミニチュア・ダックスが来院しました。昨年の秋の体重が7.0kgだったのが、今日は4.7kgでした。

実はこのワンコ、昨年の秋に椎間板ヘルニアになり、両方の後ろ足が麻痺して歩けなくなりました。当院で内科治療をしましたが、回復しなかったので、ヘルニアの手術が出来る病院をご紹介しました。

ご紹介して病院で診察してもらって手術を勧められましたが、椎間板ヘルニアは手術しても100%治るわけではないので、飼い主の方は、手術しないで、レーザー治療と減量で対処することに決めました。

今日はワクチン接種で来院しましたが、スッキリとした体型になったワンコは、元気良く歩き回っていました。まだレーザー治療は続けているそうですが、完治したと言ってもいい位にまで回復していました。頑張って減量させた、飼い主の方の努力のおかげですね。

●2009年06月09日(火)

★今日のワンコ★

今日は若いメスの小型犬の避妊手術でした。まだ初回発情前ですから、避妊手術を受けるには丁度良い時期です。

このワンコ、生まれた時に胎盤とつながっている臍帯が切れますが、お腹の近くから切れたので、お臍がいわゆる「デベソ」になっていました。そのままにして置いても問題ない程度の大きさですが、避妊手術を受けるので、ヘルニアの穴を塞ぐ手術も同時に行いました。乳歯も一本抜けずに残っていて、永久歯が窮屈そうに生えてきていましたから、これもついでに抜きました。

昨日の手術は、肛門周囲の腫瘍の切除+去勢+歯石の処置、今日の手術は、避妊手術+ヘルニアの手術+乳歯の抜歯でした。最近は、一回の麻酔で複数の処置をすることが多いです。全てが一度に済むので、ワンコにとっては楽ですね。


●2009年06月08日(月)

★今日のワンコ★

今日はオス犬のお尻に出来た腫瘍の切除手術でした。14歳のオス犬です。先日ワクチン接種で来院した時に、肛門のすぐ下に親指の頭大の腫瘍が出来ているのに気が付きました。「肛門周囲腺腫」という腫瘍で、去勢手術を受けていなしいオス犬が高齢になった時に出来ることがあります。「肛門周囲腺癌」という悪性のものもあります。

良性であってもそのままにして置くと表面が破れて出血します。出血が止まらないので、お尻に出来た腫瘍の上にバンドエイドを張って、飼い主が途方に暮れて来院して来ます。腫瘍が大きくなり過ぎて、高齢なので手術が出来ないこともあります。

今日のワンコはそこまで悲惨な状態にはなっていませんでしたが、このままにして置くと、必ずいつかは出血が始まるので、早い時期に切除することにしました。次々に出来ることが多いので、再発防止のために去勢手術も同時に行いました。肛門周囲には小さな腫瘍予備軍も見つかりましたからチョコチョコと電気メスで切除して、2時間ほどで無事に終了しました。

歯石も取り除いて歯周病の治療も同時に出来ました。これで、余生を元気で過ごせることでしょう。口からは歯周病が原因の膿の混じったよだれ、お尻からは腫瘍からの血を流しながら余生を送るのは本人(犬?)も飼い主も嫌ですからね。

●2009年06月06日(土)

★今日のワンコ★

「ウンチをする格好して頑張っているのですが出ないようで、何回も同じ格好をします」ということで、体重がまだ1kgしかない子供のチワワが来院しました。

お話をお伺いすると便秘みたいですが、犬の便秘というのはまれです。去勢手術を受けていないオス犬が会陰ヘルニアという病気になって便が出にくくなりことがありますが、発病するのは中年以降ですから、今回のケースには当てはまりません。まだ子犬ですから、考えられるとすると先天的な異常です。

指を入れて直腸を調べるのが一番なのですが、1kgしかない超小型犬ですから、私の白魚??の様な指でも入りません。採便用の棒を入れると何か違和感があります。通常直腸の中はムニュムニュ、フワフワしていますが、硬いものに当たる感触がします。レントゲンを撮ると、直腸の出口に薄っすらと白いラインが見えます。お尻に何か引っ付いているのかな?

肛門から鉗子を入れて探ります。直腸の粘膜を引っ張って傷つけないように慎重に引っ張ります。何度か繰り返すうちに、何か硬いものをつかんだ感触がありました。そ〜っと引っ張り出すと、幅が5mmで長さが2cmほどの割れた鳥の骨でした。これが直腸の出口に引っ掛かっていたので、ワンコは何度も排便の姿勢をして苦しんでいたのです。

こちらのお宅にはこのワンコ以外に2頭の小型犬がいます。その子達に与えた唐揚げを、このワンコが横から取って食べたようです。鳥の骨は割れるを鋭利になりますから、犬や猫に与えてはいけません。鳥の骨以外でも、魚のアラダキの骨を食道に刺したビーグル犬が来院したことがあります。骨を食べさせるのは厳禁ですね。

●2009年06月05日(金)
★今日のワンコ★

ハスキー犬のサツキちゃんです。2ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。久々にハスキーの子犬の登場です。美形で天真爛漫な感じが良いですね。

●2009年06月04日(木)
★今日のワンコ★

トイ・プードルのラブちゃんです。2ヶ月の女の子です。ワクチン接種で来院しました。体重は1.5kg、ぬいぐるみみたいですね。

●2009年06月03日(水)

★今日のワンコ★

今日は13歳の小型犬の耳の中の腫瘍を取りました。耳の中にカリフラワーの様な腫瘍が出来て耳の穴を塞いでいます。シーズー犬ですから、耳が垂れていて耳の中には毛が生えています。耳の構造上外耳炎が多い犬種ですが、その上に腫瘍が穴を塞いでいますから通気性が悪くなって、このままだと外耳炎が悪化しそうです。

術前の血液検査では異常は見られませんでした。ワンコの元気も良いので、麻酔は大丈夫でしょう。このワンコ、肩から背中にかけてもいくつかイボがあります。歯石の付着により、歯周炎も進行していました。年齢的にも最後の麻酔になると思うので、耳の中の腫瘍と体表のイボの切除、歯のトリートメントと歯周炎の進んだ歯の抜歯を行ないました。

それほど大きな手術ではないので、ワンコの年齢を考慮して導入には軽い麻酔薬を使いました。処置は1時間位で終り、麻酔を切ると間もなく目覚めました。夕方には、通常とほとんど変わらない状態にまで回復しましたから、飼い主の方に迎えに来ていただきました。診察台の上では、迎えにみえた飼い主の方の腕に中に頭を突っ込んで甘えていました。心細かったのでしょうね。

●2009年06月02日(火)

★今日のワンコ★

今日は小型犬の避妊手術の予定でした。6ヶ月目の元気なワンコです。初回発情はまだですから、手術を受けるには丁度良い年齢です。舌の色を見て貧血はないかとか、聴診器をあてて心臓に問題は無いかとか簡単な臨床検査をして、ワンコをお預かりしました。

手術前に麻酔薬を入れたり、術中に点滴をするための管を血管に入れます。前足の血管に入れますが、若くて元気な子なので、嫌がって抵抗します。管は途中までは上手く入ったのですが、途中でワンコが暴れたので外れてしまいました。入れ直さなければいけませんが、針を刺したところから少し出血していましたから、血を止めるためにしばらく押さえます。

通常は1〜2分圧迫すれば血は止まりますが、今日のワンコは止めるのにいつもよりも時間がかかりました。気になったので、麻酔用の管を入れる前に血液を調べることにしました。

血液検査の結果を見てビックリ!このワンコの血小板は健康な子の1/10以下なのが判りました。血小板減少症です。血小板は血液を止めるために血を固まらせるための、重要な因子です。

手術は中止しました。手術すると、術中の出血が止まらないかもしれません。術中の止血は、電気メスや糸を使って行ないますから、その時は止まったとしても、術後、じわじわと出る出血を止めることが出来ないかもしれません。手術が終って、ワンコを入院室に入れてしばらくして見に行ったら、入院室の中は血だらけでワンコはグッタリ・・。ゾッとしました。

血管に管を上手く入れられないのは良いことではありませんが、今日はそのお陰で血小板が少ないことに気が付きました。血小板減少症が先天的なものなのか、一時的なものなのか判りませんが、今日の私は強運でした。こんなことは初めてでしたが、教訓になりました。あぁ、無事で良かったぁ。

●2009年06月01日(月)

★今日のワンコ★

フィラリア予防の時期をむかえています。予防薬はいわゆる「虫下し」ですから、蚊が活動を始めて、フィラリアの子虫が感染し始めてから薬を飲ませます。薬を飲むことで、感染した子虫が死滅するので、虫は心臓まで到達できず、犬はフィラリア病になりません。

当院は、昨年確実に6回(6月から11月まで)飲んだ犬は飼い主の方のご希望がない限り、フィラリアの検査はせずに予防薬を処方していますが、飲ませ忘れがあったり、飲んでない子は検査をしています。

2〜3年薬を飲んでなくても感染してない子も居ますが、地域によっては、1年空いただけで感染している子も居ます。当院管内では、山路、中尾、東山、高尾地区が危険地区です。

今日、中尾地区のワンコで昨年の9〜11月の3ヶ月間飲んでいない犬が来院しました。検査は血液検査で数分で判ります。検査結果は陰性でした。結果をご説明すると、神妙な顔で待っていた飼い主の方はとても嬉しそうでした。待つ間は「判決を待つ囚人(←ご経験はないと思いますが)の気分だったそうです。よかったですね。今年はきちんと予防しましょうね。


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