2009年05月
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●2009年05月30日(土)
★今日のワンコ★

フィラリアの予防や狂犬病などのワクチン注射で、5月は一年の中でも来院する方が多い月です。ワクチンを打ちに来院するワンコ達は健康なコが多いので、1年ぶりの再会です。ワンコの1年は我々の4〜5年に相当します。犬も10歳を過ぎると、色々な病気が出始めます。腫瘍などは飼い主が気付いていなかったり、気が付いていてもあまり重要だと思っていないことがありますから、注意して診るように心がけています。痩せたり太ったりしていないかとか、何か気にかかることはないかとか、飼い主の方にお尋ねします。

今日はその忙しい5月の中でも特に忙しい1日でした。ご家族でワンコと連れてくる方も居ますから、今日1日で数10人の方がこの狭い病院にいらっしゃいました。みんな満足して帰っていただいたかなぁ。

写真は柴犬のハッピーちゃんです。2ヶ月の女の子で体重は1.5kgです。マメ柴かな?久々に日本犬の登場ですね。

●2009年05月29日(金)
★今日のワンコ★

パグ犬のトマトちゃんです。2ヶ月の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。写真では、「真っ黒くろすけ」ですが、ビックリ困ったお顔が可愛いでしょう。胸元の白い毛がチャームポイントですね。大きくなったらどんな感じになるのかな?

●2009年05月28日(木)
★今日の福間海岸★

今日の午後は、福間海岸でウインドサーフィンをしていました。とは言っても、海が荒れていましたからほどんど出れませんでしたが、久々の爆風で風と波に絞められて、ヒーヒー言ってました。同じ海ですが、鏡の様に穏やかな日もあれば、今日の様に荒れた日もあります。月並みな言葉ですが「自然の驚異」を感じますね。岸からわずか100m程度でもこうですから、ヨットレースが行われる外洋の海なんて、とんでもない状況なんでしょうね。

写真は穏やかな日のワンショットです。私の横には、ご主人と一緒ならば何をしても楽しい能天気な相棒が居ます。

●2009年05月27日(水)

★今日のニャンコ★

午後の診療の一番最後に肛門の横を腫らした猫が来院しました。

犬や猫の肛門の下には「肛門腺」という一対の組織があります。肛門腺の中には液体が溜まっていて、動物が興奮した時などにピュッと飛ばします。排便の時にも便の表面は引っ付いていて、その子に匂いの指標になります。初めて会った犬がお互いのお尻を嗅ぎあうのは、肛門腺に匂いを確かめているのです。

肛門腺の中の液体は随時出ていますが、出口の細い管が詰ったり、肛門腺が炎症を起こすと、液体が出ないので溜まってきて化膿してきます。

今日のニャンコもそんな状態でした。肛門腺が腫れ上がって今にも破れそうです。この時期が一番猫にとっては辛いようで、食事を食べなくなって、元気消失します。

腫れ上がった肛門腺の皮膚をメスで少し切開して、膿を出してあげて、中を消毒して、化膿止めの処置をしました。これで明日からまた食べられるようになるでしょう。化膿した肛門腺は7~10日位で良くなります。

今日のニャンコは、お尻を舐めるので、自宅にあったエリザベスカラーを付けて来院しましたから、色々な処置が楽に出来ました。痛いところをさわりますから、大暴れする猫も居ます。今日は大人しい猫で助かりましたよ。

●2009年05月26日(火)
★今日のワンコ★

チワワのボアちゃんです。4ヶ月目の女の子です。体重はまだ800gしかありません。今日はワクチン接種で来院しました。小さくて可愛いですね。

●2009年05月25日(月)

★今日のニャンコ★

今日は、8歳のオス猫の耳の横に出来た数mmのイボ(腫瘍)を切除しました。昨年の7月に見つかったのですが、最近少し大きくなったので手術で取り除くことにしました。

猫は少し怖がりさんなので、午後の手術時間から逆算して、診療終了の30分前に来院していただきました。この時間に来院していただくと、飼い主の方が居る時に鎮静剤を打つことができます。鎮静剤の効果が出るのが、15〜30分後ですから、丁度良い時間から手術を始めることができます。

鎮静剤を打って大人しくなったところで、麻酔導入用のお薬を打ちます。これでニャンコは眠りますから、麻酔ガスを吸わせるためにマスクをかぶせることが出来ます。麻酔ガスを吸うと、猫は完全に眠ります。気管の中に麻酔用チューブを入れて、術野を消毒して手術スタートです。

イボを、電気メスを使って切ります。丁度耳の下横ですから、あまり大きく切ることが出来ませんが、再発しないように、少し深めに切り取りました。小さなイボですから、縫合まで入れても30分ほどで終わりました。

飼い主の方は病理検査を希望されましたから、切除したイボはホルマリンの容器に入れて、検査センターに送ります。抜糸のころには、電子メールで結果が送られてきます。昔はファックスでしたが、最近は写真付きの電子メールが送られてきます。便利な時代になりましたね。

●2009年05月23日(土)
★今日のワンコ★

フィラリアの予防や各種ワクチン接種でワンコ達が来院してきます。元気なワンコが多いので、ほとんどの子が1年ぶりの再会です。

1年ぶりに会った子が元気そうで、痩せたりしていなければ安心です。逆に太ってしまった子も居ます。聴診器を当てたり、体を触ったり、口や耳の中を覗いたりして、どこか異常ははないか診察します。この機会にワンコの健康のことでご相談を受けることもあります。腫瘍などが見つかったときには、手術をお勧めすることもあります。避妊手術や去勢手術を受けている子は、成人病が少ないので、少し安心です。

しばらくは、診察室が込み合う時期が続きますね。今年は外に小さな屋根(ひさし)をつけたので、受付だけ済ませて、外で待った方が快適かもしれませんね。

写真は、トイ・プードルのチャップちゃんです。2ヶ月目の男の子です。もうすぐワクチン接種ですね。

●2009年05月22日(金)

★今日のワンコ★

ダニが媒介する寄生虫の感染でおこる「バベシア病」という犬の病気があります。小さな寄生虫(原虫)が赤血球の中に入り込んで血液を壊すので、犬は貧血して、元気食欲がなくなります。壊れた血液がオシッコに混じるので、オシッコの色が濃くなるのが特徴です。紅茶の様な色のオシッコになることもあります。

昨年の秋に戸畑区中央公園と、小倉北区泉台、高尾地区で発生しました。一度この病気が入るとその地区は汚染地区になります。今日、戸畑区中央公園付近でバベシア病にかかった疑いのあるワンコが来院しました。総合体育館と道路を挟んだ丘に散歩に行って、ダニをつけて来たそうです。

昨年も10頭近くこの地区で発生しました。中央公園を散歩している方は、フロントラインなどを使ってダニ予防をして、ワンコは草むらに入れないでくださいね。当院のスリーピーも行きますが、草むらには入れないように注意しています。

●2009年05月21日(木)
★今日のワンコ★

パグ犬のエリちゃんです。6歳の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。パグ犬は太った子が多く、夏になると暑がってゼイゼイいうのでかわいそうですが、エリちゃんは、スマートです。飼い主の方の管理が良いのでしょうね。スッキリとした体型なので、若々しく見えますね。

●2009年05月20日(水)
★今日のワンコ★

リンちゃんです。2ヶ月目の女の子で、今日はワクチン接種で来院しました。リンちゃんの種類は何でしょう?ジャック・ラッセル・テリアみたいでしょう。実は、ジャックとボストン・テリアのミックスだそうですよ。可愛いですね。

●2009年05月19日(火)

★今日のニャンコ★

「食欲がない」ということで、5歳のオス猫が来院しました。いわゆる「野良猫」で、毎日、食事だけ食べに来るのだそうです。3日ほど食事に来ないので気にしていたところ、今朝やってきました。食事を出すと、いつもはバリバリ、ガツガツと食べるのですが、今日はあまり食べないので、当院に連れてこられました。

2週間前も同じ様な症状で来院しています。この時は、木曜日の午後の休診時間でスタッフが居なかったので、点滴だけしてお帰ししていました。その後、元気を回復しましたが、再び食欲がなくなったので、今日の来院となりました。

今日はスタッフが揃っていましたから血液検査をすると、猫白血病とエイズに感染していることがわかりました。外で好き放題に生きてきたオス猫です。今まで何度が猫どうしのケンカが原因の外傷で来院してきたことがあります。そうした中で、エイズと白血病に感染したのでしょう。

エイズは免疫不全ですから、怪我や病気が治りにくいという症状が出ますが、他の病気を併発しなければ、すぐに命に関わるkとはありませんが、白血病は今発病中だという検査結果ですから、これからどんどん容態が悪くなることが推測されます。

先日、白血病が陽性で体調を崩した猫に猫インターフェロンを使ったところ、調子が戻った猫が居たので、今日のニャンコにも使いました。連れてきた方は、毎日この子が食事に現れるのを楽しみにしているそうです。猫は元の場所に放されます。次に現れるのを心配しながら待つことになりそうですね。

●2009年05月18日(月)
★今日のワンコ★

柴犬のハナちゃんです。5歳の女の子です。狂犬病のワクチンを接種しに来院しました。狂犬病の注射は、毎年4月に公園などで実施する「集合注射」と、動物病院で接種する「個々注射」があります。最近は、動物病院で注射を受ける子が増えています。注射を受けるときに、日頃気になっていることをスタッフや獣医師に聞けるのが良いですね。

●2009年05月16日(土)
★今日のワンコ★

MDのネオちゃんとラムちゃんです。ネオちゃんが男の子、ラムちゃんが女の子で、共に3歳です。何見ているのかな?

●2009年05月15日(金)

★今日のワンコ★

毎年のことですが、動物病院が1年で一番忙しい時期をむかえています。狂犬病やその他のワクチン接種、フィラリア予防薬の処方、それに加えての一般診療・・。ワンコの一大事にご家族総出で来院する方も多いので、時間帯によっては、待合室はギューギュー詰めです。暑いから窓を閉めていますから、待合室に入ると胸が一杯になりそうな時があります。

院内が混みあっている時には、受付に置いてあるカードに診察券番号と携帯の番号を記入して、スタッフに渡して下さい。順番が来たらご連絡します。カードを渡す時に待ち時間をお尋ね下さいね。

今週と来週の週末がピークかなぁ。

●2009年05月14日(木)
★今日の海★

今日の午後は、Pと一緒に福間海岸に行きました。私が海で遊んでいる間、Pは車の中のゲージに居ます。車中は暑いので、ワゴンの後ろは開けています。

私が海遊び(ウインドサーフィン)に疲れて浜に戻た時に、外に出して砂浜に放してやります。シーズン前のウイークデーで人も少ないので放しても安心です。好奇心旺盛な大型犬ですから、犬嫌いの人にとっては怖いですからね。

水鳥を追いかけて、Pは海岸をノビノビと走り回っています。少しイタズラして、Pが探検に夢中になっている時に物陰に隠れると、私の姿を見失ったPは「半泣き」になって探します。「お〜ぃ」と声をかけると、10年振りに家族と再会するような感涙にむせびながら、突進して来ます。

夕方、遊び疲れて夕暮れの海を見ると、さくらんぼ色に染まった夕焼けでした。今日の海のコンデションはウインドには最高で、Pも自由に海岸で遊べて、飼い主&犬共々、良いオフでしたよ。真夏の炎天下はダメですから、海の好きな犬の飼い主の方は、今の時期の海が愛犬との散歩にはお勧めです。福間海岸には、お洒落なカフェ&ドッグランもありますよ。

●2009年05月13日(水)
★今日のニャンコ★

オス猫のジュンちゃんです。3歳です。今日は怪我をして来院しました。ジュンちゃんは、外出するオス猫ですから、「男子一歩出ると7人の敵が居る」←(メチャクチャ古い言い回しです。昭和の時代ですね)という、男の世界で生きています。「草食系男子」の相対するところで生きています。

オス同士のケンカで怪我したようなので治療しました。化膿止めの抗生物質を処方しますが、投薬は最低でも1週間は必要です。毎日来院していただくわけにもいかないので、内服薬を処方しますが、薬を飲めない猫も多くて、最終的には麻酔をかけて処置をしていました。一昨年、一回打ったら2週間有効という、画期的な注射薬がでましたから、最近は、注射一発で治しています。縫合しても治癒するまでには10日間かかります。注射一発でもほぼ同じ期間で治ります。男の日々を送っている猫には朗報ですね。

●2009年05月12日(火)
★今日のワンコ★

シュナウザーのサスケ君です。6歳の男の子です。今日は狂犬病のワクチンで来院しました。狂犬病のワクチンを接種するワンコが毎年増えています。

狂犬病は日本では50年以上発生していませんが、全世界では毎年何万人もの人が犬に咬まれて発症して亡くなっています。発生のない国は、北欧とオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、日本など、数えるほどです。

狂犬病は字の通り、脳にウイルスが感染して発狂する病気です。発病して発狂した犬から咬まれると、人も同じ症状を発して死亡します。発病した犬は見境無く咬みつきます。咬まれてすぐにワクチンを接種すれば発病を抑えられますが、一旦発症すると治療法はありません。狂犬病にかかった人のビデオを見たことがありますが、それは悲惨でした。明日午後9時からFBS系で狂犬病に感染した女性の話があるそうですね。一見の価値ありかも・・。

時々「うちの犬は大人しいのですが、狂犬病のワクチンを打たなくてはいけませんか?」と尋ねられることがあります。もし日本で発生したら、インフルエンザどころの騒ぎではないでしょう。犬を飼っている人は、愛犬に狂犬病ワクチンをうってあげて下さいね。


●2009年05月11日(月)
★今日のワンコ★

嬉しそうに笑っているのは、柴犬のムサシ君です。1歳の男の子です。この後に去勢手術を受けることになっているとは、露知らずにこの笑顔です。私を恨まないでね!

●2009年05月09日(土)
★今日のワンコ★

柴犬のサラちゃんです。8ヶ月目の女の子です。フィラリアの予防で来院しました。TVに出てくるワンコに似ていますね。

●2009年05月08日(金)

★今日のワンコ★

今日は連休明けで忙しい1日でした。

午後の手術時間に、近隣のH動物病院に腫瘍の切除手術の見学に行きました。中型犬のお尻に出来たソフトボール大の腫瘍の表面が破れて、出血しています。私でしたら、とても手を出したくない腫瘍切除です。H動物病院に院長が執刀します。腫瘍の周りから大胆かつ慎重に攻めて、1時間ほどで摘出しました。電気メスの使い方が上手いのと、切除する場所が的確なのか、想像したほど出血しません。手際の良さには毎回驚かされます。

ところがお尻の皮膚を大きく切除したので、どんなに引っ張っても皮膚が寄りません。「どうするんだろう?」と見ていると、院長は指で型を取るようなことをしながら、回りの皮膚に指を当てています。その内、傷の周りの健康な皮膚にメスを入れて、大きな弁を作ると、それを上手い具合に引っ張ってきて、傷を塞ぎました。「皮膚弁」というやりかたですが、リンゴに開けた穴を、リンゴの皮をむいて、それを使って塞ぐようなのですが、血管の走行を知らないと、弁に血が通わないので、折角作った弁が崩れて落ちてしまいます。

外科の得意な先生の技術はすばらしいですね。日々の研鑽のたまものですね。飼い主の方も喜んだことでしょう。

●2009年05月07日(木)
★今日のワンコ★

GWも終わりましたね。愛犬と出かけた人も多かったんじゃないかな?私もラブラドルのスリーピーと福間海岸に行きました。人の少ないところで放してやると、嬉しそうに波打ち際を走り回っていました。Pは呼べばすぐに帰ってきます(というか、私と離れると不安でしょうがない・・)、から大丈夫ですが、オス犬などはどっかに行っちゃうことがあるので、うかつには放せませんね。

写真は、ジャック・ラッセル・テリアのユキちゃんです。4歳の女の子です。ワクチン接種で来院しました。飼い主の方に引っ付いています。ユキちゃんも、離れると不安でしょうがない方かな?

●2009年05月02日(土)
★今日のワンコ★

今日は、ミニピン三兄弟の、モモタロウちゃん、ジュニアちゃん、リサちゃんです。生後2ヶ月のワクチン接種で来院しました。男の子2頭と女の子1頭です。一番大きな子がモモタロウだそうです。向かって左側の子かな?

●2009年05月01日(金)
★今日のニャンコ★

チンチラのスバル君です。12歳のオス猫で、体重は6kgです。なかなか凛々しい「ナイスミドル」ですね。


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