2009年02月
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●2009年02月28日(土)
★今日のワンコ★

MDのチビちゃんとカオちゃんです。2ヶ月目の男の子です。チビ&カオちゃんは、昨年末に5頭生まれたうちの2頭で、他の子はすでに新しい飼い主の元に行きました。

子犬の健やかな発育と、将来上手く人の社会にとけこむには幼少期の環境が大切だそうです。生後2〜3週間の子育ては母犬の役目ですから、この時期の人の介入はかえって子犬の精神的発育に悪影響を及ぼします。その後は、母犬、兄弟犬、人(繁殖者など)による人社会で生きるための社会化期です。そしてそれ以降は、新しい飼い主がそれぞれの環境に適した教育(しつけ)の時期だそうです。1歳までに、ほとんどその子の性格は決まるのでしょう。

イギリス、スウエーデン、ドイツなどは生後8週令までの子犬の販売を禁止しています。8週令までは、母犬や兄弟犬と離してはいけないということですね。

チビ&カオちゃんの快活で落ち着いた性格は、育った環境が良かったのでしょうね。

●2009年02月27日(金)
★今日のワンコ★

プードルのぷうちゃんです。8ヶ月目の男の子です。今日は去勢手術前の健康診断で来院しました。そろそろマーキングが始まったのと、将来の病気予防のための手術です。去勢手術を受けると、性格が子供のまま大きくなっていく様な感じを受けます。

明日は、明後日の研究会出席のため早めに診療を終了しますから、診察ご希望の方は午前中にご来院下さいね。

●2009年02月26日(木)
★今日のワンコ★

プードルのプーちゃんです。6歳の男の子です。プーちゃんは最近新しい飼い主の元にやって来ました。人懐っこいワンコだそうですが、嫌なことをされると突然凶暴になるということで、今日は去勢手術で来院しました。

去勢手術を受けると、性格の変化以外にも、中高年のオス犬特有の病気の予防になります。性格は急には温厚になることはありませんが、長い目でみると少しづつ大人しくなるようですから、温かい目の見守って下さいね。小さい頃に怖い目にあったのかなぁ。

●2009年02月25日(水)

★今日のニャンコ★

今日も猫の避妊手術がありました。2日前に電話問い合わせがありました。昨年の秋から飼っている猫のおなかが膨らんできたそうです。まだ子供だから大丈夫だと思っていました。オッパイも張ってきています。電話の内容から推測すると、近いうちに生まれそうです。生まれた子猫を処分するのはかわいそうなので、生まれない内に避妊することにしました。

出産が近いので早めにつれてきた方が良いと話すと、車がなくて人に頼むので、今日の4時過ぎにしか連れてこられないということです。当院の手術時間は12時〜16時ですから、その時間に連れて来ると夜のオペになります。スタッフを残さないと出来ません。明日の午後は休診なので、手術は明後日になります。

猫は今、側に居るそうですから、外に出さないで洗濯用のネットに入れて置くように指示し、午前中の診療終了後、車でお迎えに行きました。鎮静剤の注射も準備して、現地で鎮静剤を打ってそのまま病院に連れ帰ってすぐに手術しました。今日のニャンコは特別待遇でしたね。

●2009年02月24日(火)

★今日のニャンコ★

今日はメス猫の避妊手術でした。今日のニャンコには、手術費用に北九州獣医師会から1万円の助成金が付いています。市の動物管理センターで毎月第二土曜日にワンニャン譲渡会が開かれています。この譲渡会で新しい飼い主に貰われたメスの子猫に、避妊手術の助成金が付いています。管理センターで処分される猫を減らそうという事業です。

これから子猫を飼いたいなと思っている方は、管理センターから貰うと良いですね。もらった日から半年の間に手術を受けることになっています。子猫の雌雄鑑別は結構難しいので、市の担当者は責任重大ですね。以前当院でも、長毛の猫でしたが、避妊手術で来院した猫が実はオスで、「タロウ」という名前が付いていたことがありましたよ。

●2009年02月23日(月)

★ヒルズの講習会★

今日はフードメーカーのヒルズが主催する講習会に行きました。ヒルズ社は、一般のペットフード以外にも、病気のペットたちのためのフードを沢山出しています。講習会のテーマは「犬と猫の尿石症」です。

尿石症というのは、膀胱の中に結石が出来る病気です。血尿が出たり、石が尿道に詰まってオシッコが出なくなることもあります。詰った石を取り除かないと尿毒症で亡くなることがありますから、獣医師が治療に悪戦苦闘する疾病の一つです。

「センセイ、うちの○○が昨日からオシッコが出ていない様子なんですが・・」と飼い主の方不安そうな表情で来院されます。オスが多いのですが、出てないのが確認されたら、尿道を開通させるのに時間がかかるために、それ以降の診察はストップになり、病院はクローズ状態になります。当院でも、オスの小型犬の尿道結石の除去に大変苦労したことがあります。

昨日の講習会は、その結石をレーザーで粉砕する方法が紹介されていました。まだ一般的な治療法ではありませんが、アメリカの大学病院でのお話です。内視鏡で見ながらレーザーで石を細かく砕いて取り除いていました。「こんな方法が日本の大学病院でも出来るようになると苦労しなくて良いのになぁ」と思いながら聴いていました。ちなみに費用は1500〜2500ドルだそうです。

●2009年02月21日(土)

★今日のワンコ★

今日は12歳の中型犬のかかとに出来たコブの切除をしました。昨年の秋に切除の相談を受けていたのですが、飼い主の方のお仕事の都合などで延び延びになっていました。昨年の秋に診せていただいた時と比べると、かなり大きくなっていました。ワンコのかかとの先に、大人の親指より一回り大きなコブがぶら下がっています。ワンコが自分で踏んづけたりするのか、表面が時々破れて出血することがあるそうです。

実はこのワンコ、高齢な上にかなり太っています。「命に関わる病気の手術でもない限りは、全身麻酔はかけたくないなぁ」って感じです。幸い腫瘤の根っこは細くなっていますから、切除しやすそうです。以前、ひょっとしたら上手く行くかも?と期待して、良く似た腫瘤の根元を糸で縛って取ろうとしたところ、とんでもないことになったので、この方法は二度としません。縛った腫瘤が壊死して、表面からポタポタを出血して大変でした。

今日のワンコは局所麻酔で切除することにしました。全身麻酔と比較すると安全です。以前、自分自身が局麻でイボを取ってっもらったことがありますが、切る時に引っ張られて嫌な感じはありましたが、痛みはありませんでした。今日のワンコも始めのうちは麻酔の注射を痛がりましたが、その内に大人しく打たせてくれました。

飼い主の方にワンコをなだめてもらいながら、AHT3人で押さえて30分ほどで無事に切除できました。「案外大人しくてよかったなぁ」とスタッフに話すと、「センセイ、そんなことありませんでしたよ」と反論していましたから、嫌がって暴れるワンコを3人で押さえていた様です。私は切除と止血、縫合に専念していましたから、全然気付きませんでした。

今日はワンコの性格が大人しかったのと、腫瘤の付着部が細かったので、局所麻酔で手術できましたが、なかなかこんな風には上手く行きませんね。

●2009年02月20日(金)
★今日のニャンコ★

小鉄くんです。7ヶ月目の男の子です。お目目まん丸、カメラに好奇心旺盛です。

●2009年02月19日(木)

★今日のワンコたち★

今日は「○○にデキモノ」という症状のワンコ達が来院しました。私の診察の前にスタッフが飼い主の方に症状などをお伺いして、メモをカルテに貼ってくれます。「下痢」とか「皮膚が痒い」などと書いてありますが、今日のメモは「背中にデキモノ」と「足にデキモノ」でした。

まず背中の方ですが、3歳の小型犬です。3ヶ月ほど前から背中に小さなイボがありましたが、それが小指の頭大に大きくなったので来院されました。一般に腫瘍(イボ)は10歳前後に出来てくることが多いのですが、一つだけ若い犬に多い腫瘍があります。「組織球腫」という腫瘍です。この腫瘍は、大きくなって表面が破れて出血したりしますが、良性腫瘍で、自然に小さくなることもある腫瘍なので、少し経過観察することにしました。自然治癒すれば手術で切除する必要はありません。

次は8歳の猫の足先に出来たイボです。以前からあってピンク色をしていて特に問題はなかったそうですが、最近少し大きくなって色も赤黒くなり、表面が破れて出血することがあるので連れてこられました。幸いに下の組織との癒着はないようですから、こちらは手術で散ることにして、手術日を予約して帰られました。

それぞれの腫瘍がどの様なもので、悪性か良性かという判断は、摘出して組織検査に出さなければわかりませんが、今日の2例はどちらも良性の様な感じでしたよ。

●2009年02月18日(水)
★今日のワンコ★

ペロちゃんです。8歳の女の子です。ワクチン接種で来院しました。室内で大切に飼われているそうです。

●2009年02月17日(火)
★今日のニャンコ★

オス猫のツナちゃんです。6ヶ月の男の子です。今日は去勢手術で来院しました。術後は1日入院しますが、退院の時にワクチンも打ってもらいました。外には出さないそうですから、怪我や伝染病にもかからないで、元気で過ごせるでしょうね。

●2009年02月16日(月)
★昨日の海★

昨日の日曜日もいつもの様にPと海岸に居ました。昨日はいつもの福間海岸から15分ほどの場所に行きました。海のコンディションがこちらの方が良かったのです。

一遊びしてそろそろお腹も好いたので、暖かな日差しの浜辺で、昼食のコンビ二弁当を広げました。横にはおこぼれに預かろうとPが座っています。一人と一匹で仲良くオニギリを食べていると、突然頭の上を黒い影が横切り、バサッと何か大きなものが降ってきました。ビックリして上を見ると、なんと大きな鳥が数羽真上を旋回しています。トンビでしょうか?

昼食の弁当を狙って、ゆっくり降りてきます。トンビと目が合います。鋭い目で狙っています。「おい!P、鳥だ、鳥だ!追い払えぇ〜」と言っても、能天気な愛犬は、さっきもらった玉子焼きをモソモソ食べていて、全然役に立ちません。浜辺の海鳥は追いかけるのに、頭上のトンビには全く興味を示しません。

結局、頭上から狙われては、落ち着いて食べれませんから、車中に避難して食べました。暖かくて日差しが気持ちよかったのに、残念だったなぁ。

●2009年02月14日(土)

★今日のワンコ★

年配の男性の方がミニチュア・ダックスを連れて来院しました。昨日から後ろ足がフラフラして、背中を丸くして元気がないそうです。実はこの男性、私の元上司です。私は大学卒業後12年間福岡県の家畜保健衛生所に勤務して、家畜の病気の診断や防疫業務に携わっていました。その時の課長さんでした。

MDの病気は椎間板ヘルニアでした。まだそれ程重症ではなくて、後ろ足が軽く麻痺しているような状態でしたから、内科的にお薬で治療します。注射を打って内服薬を数日分処方しますが、今日のワンコ、以前皮膚病の内服薬を飲ませた時、嘔吐が出たので、全部飲むことが出来なかったそうです。

飼い主の方のお住まいは当院から車で1時間以上かかります。遠方から昔の部下を頼って来院してくれました。
「最低でも数日間の投薬が必要です。薬が飲めないと毎日注射に通うことになりますけど、遠方ですし、○○さんも高齢ですから運転が大変ですよね」とお話すると、「ワシも注射は打てるんじゃが・・」。

元上司が獣医師だったことをすっかり忘れていました。家畜保健所の職員は事務屋さんを除くと、全員獣医師免許を持っています。元上司で獣医師の飼い主は、薬のビンと注射器と処方箋を持って帰りました。これから毎日飼い主の方が愛犬に注射を打ちます。症状が悪化しないで麻痺が回復すると良いですね。

●2009年02月13日(金)

★今日のニャンコ★

今日は朝一番に避妊手術のネコが予約なしで来院しました。発情しているのでしょう。「ニャーゴー、ニャーゴー」と鳴いて飼い主の方は眠れないそうです。幸い朝ごはんは沢山は食べていないそうですから、急きょ手術を入れることにしました。今日の午後にも猫の手術が入っていました。この手術は少し時間がかかりそうでした。

来院される方は、まず電話を掛けてから来院する方が居ます。電話の件数で来院数をある程度推測することが出来ます。今日は朝から電話が少なかったので、午前中来院される方は少ないのではないかと思い、1頭の手術を午前中に済ませることにしました。

猫に麻酔をかけていざ手術を始めようとすると、それを見計らったかの様に、続々と犬や猫を連れた方が来院してきました。エコーを見ながら胸に溜まった膿を抜かなければならないニャンコ、心臓疾患でレントゲンを撮る必要が出たワンコ、便秘で苦しんでいるニャンコなどなど・・。

麻酔で寝ているニャンコには呼吸や心臓を管理するモニター付けていますから、その数値を気に掛けながら診察と治療を済ませて何とか1時間遅れで手術をすることが出来ました。

診察を受けた方は、「今日は何でセンセイ焦っているのかな?」と思ったかもしれませんね。明日の手術は、きちんと午後の時間にすることにしましょうね。

●2009年02月12日(木)
★今日のワンコ★

パピヨンのミカンちゃんです。2ヶ月目の女の子です。体重はまだ1.2kgほどです。今から大きくなっていくでしょうね。大人しくて可愛い子犬でしたよ。

●2009年02月10日(火)

★今日のニャンコ★

「猫の前歯がだんだん伸びてきて、ここ2〜3日で変な方向に曲がってきました。心配です」ということで、4ヶ月目の子猫が来院しました。4〜5ヶ月令は、丁度、乳歯が永久歯に生え変わる時期です。

問題の犬歯を見ると、生えてきた永久歯の横に小さな乳歯があります。触るとグラグラしていましたから、指でつまんで引っ張るとポロリと取れました。

生え変わる乳歯が取れそうになっていたのが、飼い主の方には伸びてきている様に見えたのでしょう。それがいよいよ抜けそうになってきたのが、曲がってきて様に見えたのでしょうね。一件落着して、飼い主の方は笑っていらっしゃいました。普通はあまり気づきませんから、今日のニャンコの飼い主の方は、いつも良く猫を観察しているのでしょう。触られ慣れているせいか、猫は一連の処置にもあまり嫌がりませんでしたよ。

●2009年02月09日(月)

★今日のワンコ★

5ヶ月令のワンコに6種混合ワクチンを接種しました。今日が2回目のワクチンです。チワワなどの超小型犬に接種する時は、接種後体調が悪くならないかと心配しますが、今日のワンコは体重5kgで年齢的にもしっかりしていますから、あまり心配しませんでした。

接種後、ご会計を済まされて駐車場に向かわれましたが、スタッフが外で飼い主の方と話しています。私は他のワンコを診察中でしたが、スタッフの話を聞くと、ワクチンを打った子が嘔吐したそうです。車酔いかなとも思いましたが、すぐに連れてきてもらいました。ワンコは先ほどまでの元気がありません。粘膜の色を見るために口を開けると、歯茎や舌が真っ白になっています。ワクチン接種が原因のアナフラキシーショックです。早急に対応しないと大変です。

すぐにアレルギーを抑える薬を注射します。血管を確保して急速点滴を始めます。ショックを抑える薬を血管から入れます。幸いワンコの意識ははっきりしています。ショックがひどいと、立ち上がれなくなって意識ももうろうとしてきます。

しばらくすると薬が効いてきて飼い主の方の呼びかけに反応するようになりましたが、まだ粘膜は元の健康的な色には戻っていません。さらに急速点滴を続けます。30分ほど経つと、粘膜の色が良くなってきました。ゲージを開けて手を出すとウ〜と威嚇するまでなりました。もう大丈夫でしょう。

ワクチンによるアナフラキシーショックは、当院でも数年に1度くらいの確立で遭遇します。多分1000頭に1頭以下の確立でしょう。接種後すぐに発症します。今日のワンコも連れてきてもらって、早めに対処できて幸いでした。あのまま気付かずに帰していたらと思うとゾッとしますね。

●2009年02月07日(土)
★今日のニャンコ★

生後3ヶ月のメス猫のパンニャちゃんです。ワクチン接種で来院しました。長毛の短頭種ですね。ペルシャ猫の血が入っているのかな?綺麗な猫に成長するでしょうね。


●2009年02月06日(金)

★今日のワンコ★

「2〜3日前から急に具合が悪くなった」ということで、13歳のメスの中型犬が来院しました。ワンコは診察台の上で横たわっています。かなり深刻な状態の様です。体温も下がっていて、採血のために血管を捜しますが、血圧も下がっているようで血管が張りません。

なんとか採血して検査すると、肝臓の状態を示す数値が当院の器械では測れないほど上がっています。エコーで見ると、肝臓に腫瘍が見られます。肝不全ですが、容態は急に悪くなっているので、他にも原因があるかもしれません。室内で生活するワンコですから、毒物を食べた形跡はありません。とりあえず入院させて点滴をしながら治療することにしました。容態がかなり悪いので飼い主の方には、最悪のことも覚悟しておくように話しました。入院中に亡くなるかもしれません。

入院1日目、ワンコは入院室で点滴を受けていますが、ほとんど動きません。「おい大丈夫か?」と時々声をかけますが、あまり反応しません。抱き起こすと水だけは飲みます。

入院2日目になると、少し頭が上げられるようになりました。少し調子が良いようです。流動食を口に入れると少し食べます。

入院3日目になると、体を起こしてやると少しずつ食事を食べる様になりました。飼い主が面会に来ると立ち上がりました。なんか、いい感じです。

来週の始めに再検査の予定です。臨床症状同様に肝臓の数値も下がっていると良いですね。

●2009年02月05日(木)

★今日のワンコ★

「物を食べる時に口をガクガクする」ということで15歳の小型犬が来院しました。嫌がるのを飼い主の方となだめながら口をみると、かなり歯石が付いていて歯周炎が進行しています。奥の方の歯は歯石の付着で1.5倍ほどの大きさになっています。

左奥を見ると、歯石が付いた歯がグラグラしていました。この歯が気になるので、物をかむ時に口をガクガクさせていた様です。気持ちが悪かったのでしょう。そ〜っと抜歯用の鉗子で挟んで、一気に抜きます。犬が気付かない間に抜くのがコツですから、一瞬の勝負です。今日のワンコの歯はあっけなく抜けました。抜けたというよりは取れたどいう感じで、出血も全くありませんでしたから、歯茎に軽く引っ付いていた様です。人だったら、自分の指でつまんで取れば良いのですが、動物はそう上手くは出来ませんね。

歯石の付着で歯周炎が進んでいますから、麻酔下で歯石の処置と抜歯が出来ると良いのですが、ワンコが高齢なこともあり、麻酔下での処置は見合わせました。歯石の付着で愛犬の口の中の匂いが気になる方は、ワンコがあまり年取らないうちに処置した方が良いですね。

●2009年02月04日(水)
★今日のワンコ★

今日はMDの子犬たちです。昨年の11月生まれです。ユキちゃんは女の子、ハクちゃんとテンちゃんは男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。こちらのお宅には、この子たちのお父さんとお母さんが居ますから、一気に5頭の大所帯になりました。賑やかで楽しいでしょうね。

今日は暖かな1日でした。朝のジョギングの時に、今年初のウグイスの声を聞きましたよ。ワンコ達の散歩に良い季節が近づいていますね。

●2009年02月03日(火)

★今日のニャンコ★

「毎日外に遊びに出るオス猫ですが、昨夜帰って来てから様子がおかしくて、食事を食べないし呼吸が速いようだ」ということで中年のオス猫が来院しました。確かに呼吸が浅くて速いようです。

出て行くまで元気だった猫が、帰ってきたら具合が悪くなっているという時は一番に事故を疑います。飼い主の方には、家の近くの道路事情などを詳しくお伺いします。山の中の一軒やみたいな環境だと大丈夫だと思いますが、心配なのは交通事故です。

胸のレントゲンを撮ると、胸が真っ白です。事故で胸を強打すると横隔膜が破れることがあります。横隔膜が破れるとおなかの中の腸や肝臓が胸に入り込みますから、呼吸が苦しくなります。この時も胸が白く写りますが、今日のニャンコは少し違うようです。そこでエコーで見ると、胸の中に大量の液体が溜まっているのがわかりました。

エコーを見ながら、安全なところを探して胸に針を刺します。幸い大人しい落ち着いた猫でしたからあまり嫌がりませんでした。暴れるととても危険なのです。呼吸の状態が悪いのでショックを起こすこともあります。胸に溜まった水は膿でした。外に出る猫は外猫から病気をもらうことが多いのです。風邪のウイルスが感染すると猫は風邪を引きますが、その時期に外傷などが原因で体の中に細菌が入ると、胸の中で増殖して化膿して、膿が溜まります。「膿胸」という病気です。

猫の胸から約200ccの膿が抜けました。体重が5kgほどの猫です。人に換算すると、私の胸に2リットル以上の膿が溜まっていることになります。すごいですよね。よく生きてい居られるものです。膿を抜いてもらった猫は呼吸状態がかなり良くなりました。次は胸膜炎の治療が始まります。抗生物質が効いて、膿が溜まらないようになると良いですね。

●2009年02月02日(月)
★今日のワンコ★

シーズー犬のモコちゃんです。昨年の11月生まれの女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。シーズー犬の子犬の来院は久しぶりです。シーズー犬は、大人しくて室内で飼い易い小型犬ですね。


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