2008年12月
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●2008年12月30日(火)

★御用納め★

今年の診療も午前中で終り、午後から大掃除でした。1年を振り返ると、交通事故や外傷などの外科疾患が少なくなりました。その反面、腎臓病、糖尿病、心臓病、ガン、アレルギー疾患などが目に付くようになりました。ペットが室内で飼われる様になって、長生きになり、人と同じ様な病気の傾向になってきたのでしょうね。

毎年、1年の診療が終るとホッとします。来年もみんな元気で過ごせると良いですね。来春は5日からの診療です。どうぞ良い年をお迎えください。

●2008年12月29日(月)

★今日のニャンコ★

今年も押し迫ってきました。年末年始のお休みがあるので、避妊手術や去勢手術は先週末で予約を締め切っていました。術後の傷の確認や抜糸がお正月休みに掛かるからです。

今日の午前中に1頭のメス猫を連れた方が来院しました。発情が始まってギャーギャーとうるさくてかなわないそうです。当院のスタッフが「今年のネコの避妊手術の受付は終ったんですが・・」と話していますが、「それなら何か良い注射でも・・」と食い下がっています。

お困りの様子だったので、今日の午後は大掃除の予定でしたが、急きょ変更して、手術することにしました。朝ごはんをタップリ食べていたら出来ませんでしたが、昨夜から絶食させていたそうですから、今日手術を受けさせるつもりだったんでしょう。

手術を受けると、ネコは大人しくなりますから、飼い主の方も静かな年末年始を過ごすことが出来ますね。当院は明日(30日)の午前中までの診療です。今月は大きな手術が何件かありました。後半日、何事もなく今年の診察を終えたいですね。

●2008年12月27日(土)

★今日のワンコ★

今週の月曜日に異物を食べて胃と小腸を切る大手術をうけたワンコが、今日無事に退院しました。術後の経過は順調で、手術翌日は絶食でしたが、それから軟らかい食事を少しずつ様子を見ながら与えて行きました。食欲はドンドン回復して、3日もすると食事を待ちきれないほど元気になりました。

通常は入院室の部屋の中にペットシーツやバスタオルを入れて、その上にワンコを寝かせますが、今日のワンコは何でも食べそうなので、何も入れずにスノコの上に寝かせていました。それでもチョット目を離したすきに点滴の管を噛み切っていました。幸い切れた管はスノコの下に落ちましたから、食べられてはいませんでした。

ワンコはお家に帰っても、敷物が使えないので、昼間は冷たい土間の上でお留守番だそうです。自業自得とはいえ、これから寒さが厳しくなるので気の毒ですね。

当院は30日の午前中まで開いています。29日は午後6時までの受付です。よろしくお願いします。

●2008年12月26日(金)

★今日のワンコ★

診察室でよくある話題です。

飼い主の方が少し困って、少し嬉しそうな顔をしながら、

「先生、うちの子、何でも食べるんですけど、どうしたら良いですか?」
「何でも食べるって、何を食べるんです?」
「木切れとかぬいぐるみとかです。この前は散歩の時に落ち葉を沢山食べて、後からそれをゲ〜と吐いていました。どうしたら良いでしょう」。
「大量に食べると腸閉塞の原因になるから、危険ですよ。散歩中に犬を放すのですか?」。
「いいえ、リードでつないで散歩してます」
「じゃぁ、落ち葉をバリバリ食べるのを見ていたのですか?」
「そうじゃないのですが、この子食べるの早いんです」
「じゃあ、落ち葉のある所に犬を近づけなければ良いのでは?」
「でもこの子引っ張るんですよ」
「引っ張るって言っても、小型犬ですから何とかなるでしょう!」
「でも、何でも拾って食べるんです!」
「だから、近づけなければいいんでは・・」
「でも、○○××・・」

心の中で「私にいったい何をしろと言うのだ」という声がします。今まで、消化管内異物の手術を何例か経験しましたが、いずれも何でも食べるのを優しく見守る飼い主の方のワンコでした。ご注意下さいね。


●2008年12月25日(木)

★昨日のワンコ★

ワンコの食欲不振の原因はお腹の中にあることがわかりました。時間も経過していますから躊躇(ちゅうちょ)している時間はありません。緊急手術です。当院でやるか?スタッフが揃っているH動物病院でやるか?ワンコの容態と救命率を考えると、スタッフがそろったH動物病院で手術した方が良いと判断しました。今の時刻は午後5時です。今から連絡すればまだH動物病院の今夜の手術に間に合います。

バタバタと段取りをつけて、午後6時から手術がスタートしました。手術は院長のF先生が執刀医で私が助手で、勤務医の先生方が麻酔医などで3名付いてくれました。

ワンコは座布団の綿を食べていました。寒くなったので、飼い主の方が寝床に入れてあげていたそうです。胃の中に大量の綿とその綿の一部がちぎれて大腸に行ってました。胃の中の綿と大腸の綿の間には糸があり、胃と大腸を引っ張りあって、小腸が重積状態になっていました。手術は胃切開で異物(綿)取り出し、小腸の切開で糸の取り出しという大手術になりました。手術が少し遅れたら、糸で小腸がザクザクに切られて腹膜炎でワンコは死亡していたでしょう。

今は術後3日目ですが、当院に入院中のワンコは、私手製の愛情タップリの流動食を1日3回おいしそうに食べています。座布団の綿よりは美味いでしょうね。

何でも食べるワンコの飼い主の方は、要注意ですぞ!

●2008年12月24日(水)

★今日のワンコ★

「食欲が急になくなった」ということで2歳の小型犬が来院しました。日頃は何でもよく食べるワンコだそうです。散歩中に様子がおかしくなって、ふらつき出しました。それから食べません。「散歩中に何か口にしてませんか?」とお尋ねすると、何でも食べたりかじったりするワンコで、葉っぱか何かは食べているかもしれないということです。

血液検査では中毒などの所見はありません。日中いっしょに居る家人はいないので、吐き気などははっきりとはわかりませんが、少し胃液みたいなものは2〜3回吐いたそうです。白血球の数が少し多いので、細菌感染を疑い抗生物質を処方して2〜3日様子を見ることにしました。

3日後に再来院しましたが、事態は好転していません。好物を与えても食べません。「何でも口にする」という飼い主の方の言葉が気になります。2歳のワンコですから、ガンや成人(犬?)病の可能性は低いと思われます。一番考えられるのは異物です。何か変な物を食べているかもしれません。

エコー検査とレントゲン検査をすると、腸重積と腹膜炎の疑いが出てきました。エコーで小腸が折り重なった様な像が見えます。麻酔をかけてお腹を開く必要があります。重積の原因は何でしょうか?  つづく・・・。

●2008年12月22日(月)

★今日のワンコ★

10歳の小型犬がワクチン接種で来院しました。簡単な健康チェックをして、健康面で何か気になることがないかお伺いしながら、ワクチンを接種しました。

接種を終えて、「証明書をお渡ししますから少しお待ちくださいね」と言うと、「あぁ、それと先生、父が言うには、先ほど小さなオニギリをこの子に与えていたら、それと一緒に父の差し歯を飲み込んでしまったそうですが、大丈夫でしょうか?」「えぇっ!差し歯??」。

差し歯なんて見たことがないから、どれほどの大きさか想像できませんでしたが、飲み込んだことには間違いないということなのど、吐かせる処置をしました。これで吐き出さなければ様子を見るしかありません。あまり大きなものでなければ便に出るでしょう。大きさをレントゲンで調べる必要があります。大きければ、内視鏡のある病院で取り出さなければなりません。

吐かせる処置をして数分後、食べ物を盛大に吐き出しました。当院のスタッフがスプーンを使ってその中を調べていましたが、間もなく「あったぁ〜」。差し歯は小指の爪ほどの大きさでしたから、吐き出さなければ、内視鏡で取り出すかそのまま様子を見るか悩むところでした。

ワクチン接種に来なければ、差し歯はそのままになっていたのでしょうか?それにしても、どういう状況でお父さんの差し歯を飲み込んだんでしょうね。

●2008年12月20日(土)
★クリスマスシリーズ2★

トナカイにされた当院のスリーピーです。変なものを付けられて、実に面白く無さそうな仏頂面をしています。

●2008年12月19日(金)

★今日のワンコ★

「最近体重が落ちてきて心配です」と9歳の小型犬が来院しました。食欲はあります。

食べるけど痩せる病気というと、一番先に「糖尿病」が浮かびます。その他にもホルモンの異常などもあるので血液検査をしました。糖尿病、肝臓病、腎臓病などの成人病はこれである程度わかります。

検査の結果、異常はありません。すべての数値が正常範囲です。さらに詳しくお話をお伺いします。フードは当院から皮膚アレルギーの食事が出ていますから、成分的には問題ありません。次に食べている量をお伺いすると、少し少ない様です。もう少し多めに食べさせても良い量です。

「与えている量が少ないのでは?」とお尋ねすると飼い主の方は何かに気が付いた様子です。実はこのワンコ、以前は散歩の途中で顔見知りの人からおやつを貰っていましたが、1ヶ月ほど前から散歩の時間帯が変わって、ここのところ貰っていないそうです。痩せてきたのは、どうもそれが原因みたいです。表で見ると、今の量の1.5倍ほどを食べさせてもよさそうですから量を増やしていただくことにしました。

たまにペットショップで購入した子犬で、毛づやが悪くて痩せている子が来院することがあります。健康な子犬は丸まるとしていますから、病気ではないかと心配しますが元気食欲旺盛で、特に食欲は異常なほどです。どうも、子犬は小さな方が好まれるということで、減量させられている様です。そんな子が2回目のワクチン接種で来院してきた時には、コロコロとした健康そうな子犬に変身しています。

食事は品質の良いフードを適切な量で与えて下さいね。

●2008年12月18日(木)
★今日のワンコ★

ゴールデン・レト・リバーの来夢くんです。8ヶ月目の男の子で体重は30kgです。名前どおりの綺麗な黄金色(ゴールデン)の毛並みですね。

●2008年12月17日(水)
★今日のニャンコ★

子猫のモモちゃんです。4ヶ月目の女の子です。ワクチン接種で来院しました。どこ見ているのかな?可愛い女の子ですね。

●2008年12月16日(火)

★今日のニャンコたち★

今日は2頭のメス猫の避妊手術をしました。それぞれ別の飼い主の方に飼われているネコたちです。年齢はほぼ同じで生後半年くらいですが、体重が500gほど違います。3kg位の若いネコですから、この差は大きく、体重が重い方のネコはコロコロしています。

手術のために皮膚を切開すると、太っている方のネコの皮膚の下には厚い皮下脂肪が付いていて、なかなかお腹の筋肉が見えません。脂肪をかき分けてお腹の筋肉を切開して腹腔に達すると、今度はお腹の中が脂肪で一杯で内臓が脂肪に隠れて見えません。一面真っ白です。

避妊手術を受けると太るネコが多いので、明日の退院のときには、飼い主の方にあまり美味しいものを沢山与えないように注意して置きましょうね。

●2008年12月15日(月)
★今日のワンコ★

トイ・プードルの杏ちゃんです。2ヶ月目の女の子です。今日はワクチン接種で来院しました。体重は1.1kgです。トイ・プードルは成犬になっても5kg位ですが、ミニチュア・プードルは10kg、スタンダード・プードルは20kgにもなります。白いフワフワの毛と、丸くて黒い目が可愛いですね。

●2008年12月13日(土)

★今日のニャンコ★

今日は6歳のメスのニャンコの体に出来た腫瘍を切除しました。

背中に直径2〜5cmの大きさの腫瘍が4つも出来ました。それぞれが体の深いところにガッチリと引っ付いているわけではなくて、皮膚にひっついている感じですから、比較的取り易かったのですが、大小あわせて4つもあるので、すべて取り終えるのに2時間近くかかりました。

通常、体表にできる腫瘍は単独のことが多く、アッチコッチに出来るものは、リンパ肉腫などの悪性腫瘍が多いのですが、今日の腫瘍は各々は悪い感じはしませんでした。いったいこの腫瘍は何なんでしょうね。切除した腫瘍を組織検査に出す予定なので、専門家による診断を待つことになります。

ニャンコの背中には数〜十数針の傷が4つも出来、背中がフランケンシュタイン状態になってしまいました。傷を保護するためのネットを着せていますが、飼い主の方が見たらビックリするでしょうね。

●2008年12月12日(金)
★今日のワンコ★

マルチーズのサクラちゃんです。3ヶ月目の女の子で、今日はワクチン接種で来院しました。体重は1kgです。オットリとした良い子でしたよ。

●2008年12月11日(木)
★今日のニャンコ★

ロシアン・ブルーのディープ君です。1歳の男の子です。ビロードの様な毛並みとブルーアイ(blue eye),日本猫にはない雰囲気が良いですね。夜の遅い時間にベッドサイドでこの瞳に見つめられたら悩殺されるかもしてません。おっと、ディープ君はオス猫でした。

●2008年12月10日(水)

★今日のワンコ★

今日は小型犬の避妊手術でした。

手術を終えたワンコは、自分で傷を舐めて縫合糸を引っ張って取ったりしないようにエリザベスカラーを首に付けます。これを付けられた犬や猫はエリマキトカゲの様になります。夏の手術でこのカラーを付けたまま散歩に行ったワンコが、道行く人から「これは、犬用の日よけですか?」と尋ねられたそうです。

私の犬も術後にこれを付けましたが、これが実にうっとうしいのです。食事も食べにくそうだし、歩くとアッチコッチにぶつかるし、痒いところには口が届かないし、夏は暑苦しいし、抜糸が終って、カラーが外されるとホッとします。「○○ちゃん、外れてよかったねぇ〜」と飼い主の方が喜ぶ瞬間です。これでやっと手術が終った感じがします。平均で術後10日目です。10日間これを付けっぱなしで過ごすわけです。

今日手術を受けたワンコは、お腹の傷を保護するための飼い主さん手製の毛糸でできた洋服持参でした。イージーオーダーですから、愛犬の体にぴったりで、上からでも下からでも脱がせることが出来ますから、術後の傷の確認や消毒も簡単です。傷は完全に隠れますが、お尻の方には上手い具合に穴が開けてあって、排便排尿には問題ありません。ここの所が難しい所で、当院でも筒型のネットに手足とお尻を出す穴を開けて作ることがありますが、上手く開けないと、服がオシッコで濡れてしまいます。濡れない様に穴を大きく開けると手術の傷が出てきます。

今日のワンコの洋服はオーダー品ですからバッチリです。お腹のあたりにはフリルも付けてあって、市販の服よりも可愛く出来ています。手術の傷を守るための洋服とはとても思えません。

今日のワンコは、飼い主の方の愛情に包まれた服を着て術後から抜糸までを過ごすのでしょうね。

●2008年12月09日(火)

★今日のニャンコ★

今日は12歳の猫の腕にできた腫瘍を切除しました。

実は、このニャンコ、腕の腫瘍の診察で来院したのは今年の8月です。あまり手術を希望されていませんでしたから、注射を打って10日位先に診せてもらうことにしていましたが、来院されませんでした。その後、腫瘍が大きくなったので手術した方が良いでしょうかというお電話をいただき、その時も一度見せてくれる様にお願いしていました。

この猫が子猫の時から当院に来院している方です。今日は申し訳無さそうに診察室に入っていらっしゃいました。「先生には怒られるかもしれませんが」と前置きをして、猫をカゴから引っ張り出しました。

猫の腕を見てビックリ、8月はまだ3cmほどの大きさだった腫瘍が鶏卵大になっています。腫瘍の表面は火山の噴火口みたいになっていて、その噴火口から出血するので困り果てて来院したそうです。このまま諦めていただくか、手術で取り除くか?レントゲンを撮りましたが幸い転移はなさそうです。

猫の寿命はまだ随分先ですから、頑張って手術することにしました。再発の可能性もありますが、このままにして置くと猫の寿命を縮めることになるかもしれません。術前の検査で猫は貧血していることがわかりました。健康な猫の半分位になっています。麻酔は大丈夫だろうか?術中の出血で容態が急変しないだろうか・と不安もありましたが、2時間かかって無事に摘出できました。

これで猫が健康を取り戻せて、飼い主の方の不安と心配が払拭されると良いですね。

●2008年12月08日(月)

★今日のワンコ達★

時雨模様の12月の月曜日でしたが、今日も忙しい1日でした。

まずは食欲が落ちた12歳のメスの中型犬です。避妊手術後太りましたが、最近すこし痩せてきました。1週間程前から食欲が落ちました。元気もありません。散歩に行ってもすぐに帰りたがります。水はガブガブと飲んでいるそうです。血液検査で血糖値が上がっていました。健康な動物の血糖値は100前後ですが、このワンコの血糖値は600以上です。当院の血液検査器の測れる上限を越えています。インシュリンを打たなくてはいけませんが、糖尿病が悪化していますから、入院させました。糖尿病は食欲がある間は良いのですが、食欲不振や嘔吐し出だすと危険です。糖のコントロールが出来ないと死んでしまいます。

その次は、腎臓病の14歳の猫、この子は点滴しないといけません。次は肩の腫瘍が大きくなった12歳のメス猫、表面が破れてきていますから、急遽明日の手術に入れました。今日の手術はメス犬の乳腺腫瘍の摘出手術で、午後からは食欲不振の18歳の猫、この子は点滴して、食事を食べさせてあげて・・。動物病院も成人病真っ盛りですね。

●2008年12月06日(土)

★今日のワンコ★

今日は尿道に小石が詰まってオシッコが出なくなった小型犬の手術でした。

実はこのワンコ、数ヶ月前にも同じ症状になって、引っ掛かった石を細い管を使って膀胱まで押し戻して取り出しました。手術の後にレントゲンで石が残っていないことを確認しました。結石の分析をしたところ、シュウ酸カルシウムという成分でした。比較的珍しい結石です。

この結石は再発しやすいそうで、食事管理や散歩を積極的にしてオシッコが濃くならないようにしていましたが、再発してしまいました。今度は押しても引いても結石は動きません。この結石は表面がギザギザしています。上手く膀胱に石を落とし込んでも、しばらくするとまた同じことが起こるかもしれません。

今回は、尿道の出口を別なところに作ることにしました。石が引っ掛かっているところのすぐ前を切開して結石を取り出して、そこが塞がらないように縫いました。上手くいくとそこの穴から尿が出ますから、その先の細いところは通らなくて済みます。新しく作った出口は広いので、小さな結石であれば詰らずにそこから出ます。

新しい傷は元の状態に戻ろうとする自然の力がありますから、折角作った出口が塞がってしまうかもしれません。この部分は血管が豊富なので、術後に続く出血に悩まされることもあります。いくつかのハードルがありますが、これからスッキリとオシッコが出せると良いですね。尿管結石の経験がある私としては、何か身につまされる思いです。あれは痛かったなぁ。

●2008年12月05日(金)
★クリスマスシリーズ1★

寒くなりましたね。外はみぞれ混じりの冷たい雨が降っています。街にはクリスマスのイルミネーションが飾り付けられて、いよいよ年末ムードになってきました。写真は、当院の猫のマツです。スタッフがどこからか仕入れてきた衣装を着せられて、「サンタ猫」になっています。「まったくもう、こんなカッコさせやがって・・」という声が聞こえてきそうです。

●2008年12月04日(木)
★今日のワンコ★

プードルのチャチャちゃんです。体重900gの女の子です。ぬいぐるみみたいですね。

●2008年12月03日(水)
★今日のワンコ★

チワワのピース君です。2ヶ月目の男の子です。体重はまだ900gです。今日は健康診断で来院しました。飼い主の方の腕の中にスッポリ入っています。新しい生活環境に慣れたらワクチン接種ですね。

●2008年12月02日(火)

★今日のニャンコ★

今日は野良猫の避妊手術と去勢手術が同時にありました。それぞれ別の飼い主の方が外でお世話している猫たちです。1頭は中に入って餌を引っ張ると入口が閉まるタイプのゲージに入って、もう1頭は、飼い主の方が猫のスキをみてゲージに入れて連れて来ました。

網のゲージに入っている猫は、網の隙間から麻酔の注射を打ちます。飼い主の方持参のゲージに入っている猫は、上手に当院ゲージに移して注射を打ちました。

どちらの猫も気合が入っていますから、麻酔がなかなか効きません。普通の飼い猫は、注射だけでほとんど動かなくなりますが、今日の猫たちは大きなビニール袋でゲージを包んで、その中に麻酔ガスを流して完全に眠らせました。手術自体はいつも通りですが、猫を眠らせるまでに通常の倍の時間がかかりました。

手術が終ると猫をゲージに戻しますが、気をつけていないと突然シャキッと醒めてうなり出します。麻酔の導入は倍の時間がかかりますが、覚醒は半分以下の時間で目覚めます。両方の猫共に、今夜は当院の暖かな入院室で過ごして、明日は元の場所に放されます。これでいよいよ人間嫌いになるかもしれませんね。不幸な子猫を増やさないためには、しょうがないですね。

●2008年12月01日(月)
★今日のワンコ★

シーズー犬の親子の真央ちゃん2歳、ハルヒちゃん1歳、ミクルちゃん1歳です。真央ちゃんがお母さんです。左端で笑っているのがお母さんの真央ちゃん、横でにらんでいるのが娘たちです。


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