2008年05月
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●2008年05月31日(土)
★今日のワンコ★

今日は今年最大級の忙しさでした。病気で来院する子は少なくて、ほとんどがフィラリアの予防とワクチン注射ですから、流れ作業の様な診療になりますが、その中で、避妊や去勢手術のご相談、お腹に出来たイボのご相談などを受け、手術の予約が入って行きます。

写真はフレンチ・ブルのあずきちゃんです。4ヶ月目の女の子です。こんな愛らしい子が来院すると、忙しい中で少しホッとしますね。

●2008年05月30日(金)

★今日のワンコ★

乳頭の先に500円玉ほどの大きさのイボをぶら下げた大型犬が来院しました。乳頭の先にチョコンとぶら下がっています。悪い物ではなさそうなので、そのままにして置いてもいいかと思いましたが、飼い主の方は出来れば取って欲しそうです。

麻酔をかけて切除するのが、一番安全で確実なのですが、大型犬の全身麻酔は結構大変なので、イボの根元をギュッと糸で縛って、血行障害を起こさせて、自然に落とそうともくろみました。実は小型犬の小さなイボがこの方法で取れましたから、今回も上手く行くと思っていました。

翌日、飼い主の方からお電話が入りました。イボの先からポタポタと出血しているそうです。とりあえず来院して頂いて、イボを見ると悲惨なことになっていました。血行障害で皮膚は変色していますが、完全に遮断できていなかった様で、壊死した皮膚から血がポタポタと漏れています。

もうこうなると、「縛る」なんて姑息な手段は通用しません。メスで切除しないと、この状況は変わりません。大人しいワンコですから、飼い主の方にワンコを押さえてもらって、メスで一気に切りました。切除は上手くいきましたが、乳頭の一部にメスが入ったので、思いのほか出血します。ワンコは一瞬でも痛い思いをしたので騒ぎ出しました。血はボタボタ出るわ、ワンコは嫌がるわのテンヤワンヤの末、無事に出血を止めることが出来、包帯を巻いて帰って行きました。

引っ付いている部位は小さくても、イボが大きな時は、姑息な手段を使ってはいけませんね。今日は性格が温厚なワンコで助かりました。


●2008年05月29日(木)

★今日のワンコ★

年配の男性の方が13歳のオスのワンコを連れて来院されました。たくさん水を飲んで、大量にオシッコをするのが気になるそうで、こんな状態が3ヶ月ほど続いているそうです。元気や食欲はまあまあです。

「糖尿病じゃないかなぁ」と思いながら血液検査をしました。通常、犬の血糖値は100前後です。これが200を越えると糖尿病を疑いますが、実際、多飲多尿の症状で来院してきた時は、300を越えていることが多いようです。

今日のワンコの血糖値は450<です。当院で使っている器械では上限が450ですから、それ以上の高値になっています。もう一つの器械を使って再測定すると600<です。上限が測れません。

ここまで高いとインシュリンの注射が必要で、飼い主の方に毎日打ってもらうことになります。愛犬に毎日注射を打つことに難色を示す飼い主も多いのですが、細い針の注射器を使いますから、ほとんどの方は何回か打つと、注射に慣れ、問題なく打てるようになります。

今日の飼い主の方にも頑張っていただいて、1週間後の血液検査で、血糖値は正常値に戻っていました。治療成功です。中には、なかなか下がらなくて、苦労することがあります。安定するまでに、3ヶ月位かかることもありますが、今日のワンコは1週間で正常値に戻りましたから、インシュリンはその量で注射してもらうこことにしました。

ところが、ここで問題発生です。6kgほどのワンコですが、注射を嫌がって、打つのに大変苦労するそうです。多分咬まれそうになるのでしょう。インシュリンの注射を痛がることはまずありませんから、ワンコは首の皮を引っ張られて、押さえられることがイヤなんでしょう。

飼い主の方は内服薬での治療を希望していらっします。今日は、インシュリンの注射薬の代わりに血糖降下薬を処方しましたが、糖尿病が進んだワンコの血糖値を内服薬でコントロールするのは、難しいのです。若いワンコを飼っている方は、将来にそなえて、平気で口の中に指を入れたり、首の皮を引っ張ったり出来るように、愛犬をしつけておいて下さいね。

●2008年05月28日(水)
★今日のワンコ★

チワワのソラちゃんです。2ヶ月目の男の子で体重は1kgです。可愛いですね。

●2008年05月27日(火)
★今日のワンコ★

パピヨンのハッピーちゃんです。6歳の男の子です。歯石の処置で来院しました。歯石の処置は、麻酔をかけてから行いますが、1時間程度で終わりますから夕方には帰れます。ハッピーちゃんは、帰る前の待合室のソファーの上で撮りました。カメラ目線で澄ましていますね。カメラ慣れしているのかな?

●2008年05月26日(月)

★今日のワンコ★

3歳の頃から14年間診てきた小型犬が老衰で亡くなりました。今まで大病はしなかったのですが、外耳炎の治療で、月に2〜3回来院してきていましたから、14年間で400回以上診たことになります。2週間前が最後の診療になりました。厚く綴じられたカルテの束を見ると、時の流れを感じます。開業当時は子犬だったワンコ達も今では「長老」になっています。これからも、こういう別れがあると思うと、少し寂しいですね。


●2008年05月24日(土)
★今日のワンコ★

飼い主の方にしっかりと抱かれているのは、ミニピンのビビちゃんです。1歳の女の子で体重は2.0kgですから、チワワよりも少し小さいかもしれませんね。ミニピンは気の強い子が多いのですが、ビビちゃんはどうかな?

●2008年05月23日(金)
★今日のワンコ★

チワワのキングくんです。2ヶ月目の男の子ですが、まだ体重は500gしかありません。今日は、あまり食事を食べなくなったので来院しました。「低血糖」などの心配があるので、高カロリー栄養食にシロップを混ぜて与えてもらうことにしました。名前の様に立派に育って欲しいものですね。元気にしてるかなぁ〜。

●2008年05月22日(木)
★今日のワンコ★

ポメラニアンのポロちゃんです。7歳の女の子です。今日はフロントラインをつけてもらいました。笑っているような表情が可愛いですね。

●2008年05月21日(水)
★今日のワンコ★

ジャック・ラッセル・テリアのラフ君(3歳)とテンダー君(1歳)です。活発なワンコ達です。

●2008年05月20日(火)
★今日のニャンコ★

子猫のココちゃんです。生後約1ヶ月で、体重500gのメスのニャンコです。連れてきた方が保護して育てています。里親を募集中だそうですが、「困った、困った」と言いながら、何となく情が移っているような感じです。ブルーの瞳がきれいでしたよ。

●2008年05月19日(月)

★今日のワンコ★

5月はワクチンやフィラリアの予防で動物病院が忙しい時期ですが、今日の様に雨が降ると来院数がすこし減ります。病気での来院ではないので、濡れながら来院するよりは、天気の良い日に行こうかな?という飼い主心理だと思います。

今日もそんな調子で、夕方には雨脚もひどくなり、今日はこのまま終了かな?なんて思っていると、メスの小型犬が来院しました。私は診察する前にAHTが飼い主の方にお話をお伺いして、カルテにメモしてくれます。この小型犬のカルテを見ると「下痢?血尿?」と?印が入っています。

診察台の上のワンコを見てビックリ、お尻のあたりが血液で汚れています。診察台の上にもボタボタと悪露が落ちています。「子宮蓄膿症」です。

見た目は凄いのですが、ワンコは今朝も食事を食べて元気は良いそうです。悪露は一昨日から出ているそうで、今日帰宅すると、アッチコッチに落ちているので、ビックリして連れてきたようです。

手術を先延ばしてワンコの状態が悪くなってはいけないので、すぐに準備をして、手術で子宮を取り除きました。夕方が忙しいと明日に延ばさないと出来ない手術でした。今日は、このワンコと当院にとって「恵みの雨」でしたね。

●2008年05月17日(土)
★今日のワンコ★

子犬のモコちゃんです。2ヶ月目の男の子です。今日はワクチン接種で来院しました。モコちゃんは、マルチーズとチワワのミックスで、知り合いのお宅で生まれました。可愛いワンコになりそうですね。

●2008年05月16日(金)
★今日のワンコ★

今日は、高齢の大型犬2頭に久しぶりに会いました。

1頭目は、1995年生まれのラブラドル・レトリバーです。13年前にブリーダーさんを紹介し、生まれた子犬(多分10頭くらい居たはず)を当院に連れてきてもらって、その中から1頭選んでもらいました。娘さんとお母さん二人でみえて、かなり迷ってオスの子犬を1頭選びました。子犬はどんどん大きくなって、45kgにもなり、当院で一番大きなラブです。今でも40kg以上あります。足腰は少し弱くなりましたが、まだまだ元気そうでした。

2頭目は1991年生まれのオスのゴールデン・レトリバーです。もう17歳になります。毎年、狂犬病とフィラリアの予防で往診している子です。寝ていることが多いそうですが、トイレに行きたい時は、ワンワンと吠えて知らせるので、外のドアを開けてやると、トコトコと出てゆくそうです。少し痩せましたが、皆に見守られてゆったりと老後を過ごしている感じです。

写真はチワワのチョコちゃんです。8ヶ月目の女の子です。この子が15歳になった時、私はまだ現役で診察出来てるかなぁ?

●2008年05月15日(木)
★今日のワンコ★

チワワのチョコちゃんです。4ヶ月目の女の子です。狂犬病のワクチンで来院しました。不安気な表情が可愛いですね。

●2008年05月14日(水)

★今日のワンコ★

フィラリアの予防やワクチンで来院するワンコが増えてきました。元気な子は1年に1回の来院ですが、その時に病気が見つかることがあります。前から気になっていた病気を、この機会に見てもらおうを思って来院する飼い主の方も居ます。

今日のワンコは、久しぶりの来院で乳腺腫瘍を相談され、手術することになりました。全部で4箇所の腫瘍を切除する手術です。時間がかかることが予想されましたので、少し早めにスタートしました。12時ジャストに始められる様に、麻酔をかけました。ところが、麻酔をかけて手術準備をしていると、急に容態が悪くなったという、大型犬の飼い主の方から電話が入りました。

麻酔中のワンコを放っておくわけにもいかず、手術台には麻酔中のワンコが乗っているので、レントゲンを撮ることも出来ません。本当に申し訳なかったのですが、他の病院を探していただく様にお願いしました。

手術は予想以上に時間がかかって、午後の診療開始時間をかなり過ぎてしまい、最後の診療が終ったのは午後9時でした。長く待っていただいた方や、出直していただいた方には、大変ご迷惑をおかけしました。今日は、複数の獣医師が常在する大きな病院がうらやましかったです。

●2008年05月13日(火)

★今日のニャンコ★

今日は猫の避妊手術が2件ありました。どちらも外で生活している野生の猫です。餌をあげている方から手術を受けさせたいと相談されていました。当院のカゴを貸してあげて、捕まえ方を教えていたところ、上手く捕獲できたので、そのまま連れてこられました。

麻酔の注射を猫が油断しているスキにカゴの隙間から打って、猫がボーとなったところで、猫捕獲器(私の手製です)を使って、アクリルで出来た透明なケースに移して、麻酔ガスを流して眠らせました。

もう1頭は、連れてきた方が持っている捕獲用のワナにうまく入ったので、そのまま連れてこられました。猫がカゴの端っこに寄ったので隙間から注射を打つことが出来ました。この子はカゴごと大きなビニールの袋に入れてガスを流して眠らせました。

注射を打つのを失敗すると、猫が警戒して打てなくなるので、一発必中です。今日は2頭とも上手くいきました。手術が終ったら、まだ眠っている間にカゴに入れて、明日、元の場所に放されます。

●2008年05月12日(月)
★今日のワンコ★

シーズー犬のジョナちゃんです。2ヶ月目の女の子です。顔の毛を少しカットしてあげましたから、可愛いお目が出てきました。一回目のワクチン接種で来院しました。最近は、ミニチュア・ダックスやチワワが人気犬種ですが、シーズーも可愛いですね。

シーズー犬は活発ですが、性格が温厚で、骨格がしっかりしているので丈夫ですし、毛も抜けません。原産地は、今話題のチベットです。

●2008年05月10日(土)
★今日のワンコ★

メス犬のピンちゃんです。妊娠したので、レントゲン検査を受けに来ました。犬の妊娠期間は約2ヶ月で、45日を過ぎた頃から骨格がしっかりとしてきて、胎児がレントゲンに写るようになります。ピンちゃんのお腹には3頭の赤ちゃんが居ることが判りました。後数日で生まれそうですね。

●2008年05月09日(金)
★今日のワンコ★

狂犬病ワクチンの注射やフィラリアの予防で来院される方で、病院が忙しい時期になりました。診療開始の午前9時〜10時、午後4時〜5時が忙しいので、お時間の都合のつく方は、その時間帯を避けて来院された方が、待ち時間が少なくて済みそうです。

写真は、MDのチョコちゃん(5歳)とランちゃん(2歳)です。お母さんと子供のペアです。今日はワクチン接種で来院しました。仲良さそうでしたよ。

●2008年05月08日(木)
★今日のニャンコ★

ロシアンブルー似の猫は、1歳のメス猫のナツちゃんです。避妊手術を受けに来院しました。カゴの中でキョトンとしてます。

●2008年05月07日(水)

★今日のワンコ★

連休明けの午前中に4歳の中型犬が来院しました。太っているし、水を飲む量がとても増えたので、糖尿病ではないか?ということで、オシッコを持って来院されました。尿検査をすると尿糖(++++)です。血液検査をすると血糖値が正常値の倍近くまで上がっていました。

午後には、14歳の中型犬が来院しました。この子は、最近食欲は旺盛でよく食べるのだが痩せてきた。ということです。オシッコも漏らすようになったそうで、水はガバガバと飲むそうです。丁度良いことに、待合室で漏らしましたから、そのオシッコを検査すると、尿糖(++++)で、血液検査では、当院の検査器械で測れる値の上限を超える数値が出ました。このまま様子を見ていたら大変なことになるところでした。糖尿病が原因で、食欲不振や嘔吐、下痢、元気消失などの症状が出ると、治療しても亡くなってしまうことが多いのです。

不思議と病気が重なることが多いのですが、今日は糖尿病のワンコが続けて来院しました。4歳のワンコは、血糖降下剤と食事療法、14歳のワンコはインシュリンの注射で治療する予定です。これから定期的に検査をしていきますが、2頭とも血糖値が上手くコントロールできると良いですね。

●2008年05月02日(金)
★今日のワンコ★

パグ犬のハナコちゃん(茶、8歳)とミミちゃん(黒、4歳)です。ハナコちゃんとミミちゃんは親子です。これから暑くなるので、熱中症には気を付けて下さいね。

パグやブルドックなどの短頭種は気道が狭いので、熱中症になりやすい犬種です。犬は暑いとハーハー言って体温を下げますが、これらの犬種は、生まれつき気道が狭くて空気の通りが悪いので、他の犬種と比べると、上手に体温を下げることが出来ません。春〜夏の暑い日ざしの下や車の中に居ると熱中症の危険があります。

散歩も暑い時間帯は避けて、お家の中の涼しい場所で過ごさせて下さいね。太ると呼吸がいよいよしにくくなるので、太らせないことも大切です。

●2008年05月01日(木)
★今日のワンコ★

アメリカン・コッカ・スパニエルのリュウ君です。2ヶ月目の男の子です。子犬の健康診断で来院しました。もう少ししたらワクチン接種です。ちょっと不安気な表情が可愛いですねぇ。次に逢うときは「ヤンチャ顔」になっているでしょうね。


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